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【レビュー】FiiO BTR3を購入。かなりオススメのBTレシーバーです!

2018年10月21日

FiiOのポータブルBluetoothヘッドホンアンプBTR3(FIO-BTR3-B)を購入しました!スマホとBluetooth接続して使えるヘッドホンアンプです。「思いつく機能全て載せたった!」という怒涛のスペック。その割には安い価格。スマホに入れたハイレゾ音源も聞きたいし、ストリーミングサービス(のダウロードした)音源も楽しみたい。それを通す経路にはベストを尽くしたい。かと言ってスマホとポタアンをバンドで留めて持ち歩きたくもないし、通勤時メインなのでソコソコでいいや、というカジュアルなユーザーにぴったり。

▼ 基本形としては、スマホ→ (Bluetooth) → BTR3 → (3.5mm ケーブル)→ イヤホン という使い方。

ケーブル自体は必要なので、いまひとつスッキリ感はありません。

FiiO BTR3をストラップで首からかけたり、胸ポケットに入れたりして使う想定です。スマホからケーブルがでているとケーブルの取り回しが面倒だったりしますが、その問題から解放されて、かつ厚みのある音で楽しめます。使ってみましたが、かなりオススメです!

▼ 2020/10/11 現在 BTR3は廃番となり アンプ構成がアップした(AK4376A→AK4377A 2基)BTR3K が販売されています。

BTR3の価格は9,000円代。満足感高い!

FiiO BTR3 の価格は 9,000円代です。(家電量販店ならポイント差引後の脳内価格)

微妙に高いような・・・気がしますよねぇ!

Bluetoothのレシーバーだと、安いモノもありますからねぇ・・。でも、この FiiO BTR3 はオーディオメーカーが作ったポータブルBluetoothヘッドホンアンプです。Bluetoothのレシーバーチップは、Qualcomm製「CSR8675」。旭化成のヘッドホンアンプ内蔵DAC「AK4376A」を採用したりと、結構手が込んだ商品です。

残念ながら、バランス出力は非対応ですが、ライトに手持ちのヘッドホン・イヤホンで高音質を無線で楽しみたい!という方には十分な仕様です。

パッケージに同梱されているのは、本体、ストラップ、USB Type C ケーブル(短い)、ドキュメント類 です。

FiiO BTR3 パッケージ内容

USB C のケーブルは、もう少し長い方がよかったかな・・。

対応コーデックが盛りだくさん!

BTR3のすごい所は、ほとんどのコーデックをサポートしている事。

apt X HD, LDAC そして HWA(LHDC)などなど。とにかくサポートしているコーデックが豊富!ここも男心をくすぐる所です。どのスマホが来ても、最善のコーデックで受信することができます。

僕がコーデック確認用(笑)に購入した、HUAWEI P20 も多数のコーデックをサポートしているので、コーデックを切り替えて比較してみるのも楽しみです。実際に、SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC、HWA(LHDC)に切り替えることができました。まぁ、違いはよくわからないのですが、このあたりは自己満足。

HUAWEI P20。開発者モードでコーデックを切り替えられる。

▼ HUAWEI P20 価格もそこそこで、良いスマホです。

HUAWEI が中心に対応を進めているコーデック HWA での接続もFiiO BTR3であれば可能です!

緑の表示は、HWA(LHDC)のコーデック利用中を表します。

iPhone 7 との組み合わせでは、AACでの接続になっていました。

ちなみに、BTR3表面にイロイロ表示が出そうですが、FiiOの文字が光る機能しかありません。

ムッチャ軽い!ストラップも同梱!

FiiO BTR3 の重量は約26gです。ほとんど重さを感じない程度の重量です。

オーディオテクニカの AT-PHA55BTは、本体に付属のクリップを取り付けて使用しますが、BTR3はクリップ一体型です。シャツの胸ポケットに取り付けたり、結構便利です。

さらに、そのクリップに穴が空いていて、ストラップの取り付けが可能です!自分好みのストラップを使う事もできます!

ボリューム調整はBTR3側とスマホの両方で。

BTR3の側面には、電源ボタン、マルチファンクションボタン、音量ボタンが配置されています。

曲送りが音量- ボタンの2秒押しなのが、今ひとつしっくり来ないのですが、FiiO RC-BT も同じ仕様でした。

BTR3側での音量調整は、あくまでもBTR3としての音量調整であり、スマホ側の音量とは別になっています。(BTR3側で32段階程度の音量ステップがありました)

マルチファクションボタンのダブルクリックで音声アシスタントが起動します。何気に便利かもしれません。

ケーブルが少なくなる訳ではありません。

ポータブルBluetoothヘッドホンアンプのFiiO BTR3を導入したところでワイヤレスになってケーブルが少なくなる訳ではありません。

ソニーのMDR-1AM2との組み合わせ。

スマホとレシーバー間がBluetoothになるので、動きの自由度が高まります。また、家の中でもスマホはテーブルの上においたままで家事をしたり、ちょっとモノを取りに行ったりすることができるのでかなり便利になります。

FiiO のイヤホン FH1 との組み合わせ。かなりグッとくる音で鳴ります!ケーブルのごっちゃり感はちょっとアレですが。

実際に通勤などで使うと、イヤホンのケーブルだけでごちゃごちゃしてしまうので、ストラップ無しで運用することになりそうです。

 簡単に接続できるFast Pair機能にも対応(らしい)

簡単に接続できるFast Pair機能にも対応しており、ペアリング時にAndroidデバイス上の通知をタップするだけでペアリングできるそうです。僕の Huawei P20(無印)では、通知は出ませんでした。Pixel とかならOKなのかな・・。

NFCも何度か試していますが、うまく検出できていません。(そもそもHUAWEI P20側のNFC位置がよくわからないのも原因の1つ)

普通にBluetoothの設定からペアリングができるので問題ありません。

USB DACとしても使える!

再生可能周波数上限値は48kHz/16bit となるものの、PCと接続してUSB DACとしても使うことができます。

僕は、HUAWEI P20(無印) と Type C ケーブルで接続してみました。一応、動作しました。

HF Player を入れているとうまく動作しないので、一旦削除して試しました。P20に付属していた HUAWEIのハイレゾ対応のイヤホンの場合には「Hi-Resアイコン」が表示されるのですが、BTR3では表示されませんでした。まぁ、48kHz/16bitならハイレゾではないので仕方がないのですね。

PC、Mac と接続可能ならば、PS4にも接続できる可能性が高いですね。(←未確認)

バッテリーの持続時間は11時間!

仕様上の連続再生時間は「 約11時間(AAC再生時)」です。これだけの再生できれば、十分です!

LDACやAptX HD利用時にどの程度時間が短くなるのかは、ちょっと気になりますが僕の通勤用途での利用スタイルであれば大きな問題にならないはず。しかも充電時間は1.5時間なので、すぐに100%に復活。

バッテリー残量はスマホの通知領域に表示されるので、インジケーターを参考に前もって充電するようにしましょう。

また、充電しながらの再生も可能ですので、ホント心配いらずです。

ただ、常時点灯の電源LEDがないため電源の切り忘れには注意です。

技適シールは控えめデザイン!

同じFiiOのRC-BTのBluetoothケーブルの技適シールがひどかったので、今回のBTR3も同じかと思っていましたが、かなり改善されていました。

RC-BTは本体カラーがブラックなのに白の技適シールで、しかも若干斜めに貼られていました。(コレ、人に見らるとホント恥ずかしいです)

今回のBTR3は、シールが透明なのか黒地なのか本体に溶け込むデザイン。よかった〜。

BTR3の音質。

FiiO BTR3 を使うと、Bluetoothで接続していることを忘れてしまうようなシッカリとした音を鳴らしてくれます。

クリアなハイハット、キレのあるギターサウンド、適度に締まりのあるベースサウンド。

利便性を考えるとこれで十分、と思っていた FiiO RC-BT with FH1 にはもう戻れません。もちろんヘッドホンによって印象はことなるのでしょうが、BTR3は無線化のメリットを受けつつ、結構いい音で鳴らせるポータブルBluetoothヘッドホンアンプです。

【ご参考】基本スペック

  • スマートフォンとBluetooth接続することができるBluetoothヘッドホンアンプ
  • AAC/apt X/apt X HD/LDAC/HWA(LHDC)といった主要高音質ワイヤレスオーディオコーデック全てに対応
  • BluetoothレシーバーにQualcomm製「CSR8675」を採用し、高い接続安定性を実現
  • 旭化成エレクトロニクス製高性能DACチップ「AK4376A」を採用
  • 1.5時間の充電で11時間の連続再生が可能
  • Qualcomm cVc noise cancelling technology対応マイクを内蔵し、BTR3経由での通話が可能
  • USB Type-Cコネクタ採用で、USB DACとしても利用可能
  • スマートフォンと「もっと簡単、便利に」を実現する各種機能
  • シンプルかつ優れた筐体デザイン

音声性能関連 スペック

  • ドライブ能力 16~100 Ω (推奨)
  • 出力
    約25mW (32Ω 負荷時)
    約33mW (16Ω 負荷時)
  • 周波数特性
    20~20kHz(aptX 接続時)
    20~40kHz(LDAC 接続時)
  • THD+N 0.003%以下(LHDC 1kHz)
  • 出力インピーダンス <0.3 Ω(32Ω 負荷時)
  • SN比 120dB (A-weighted)
  • クロストーク ≥ 75 dB(32Ω 負荷時)
  • Bluetooth チップ CSR8675
  • アンプ・DAC AK4376A

ファームウェアの v1030 更新あり。

最新ファームウェア v1030 が公開されました。(日本での公式アナウンスは11月13日の模様)

僕はBTR3のファームアップデートに失敗してしまって、修理に出しているところです。

FiiOは、修理なら店舗に持っていけというので面倒です。

最近のウォークマンもBluetoothできるじゃん?

ウォークマン(NW-A50など)が「Bluetooth(R)レシーバー機能」を搭載してきました。

手持ちのNW-ZX300をアップデートして試してみたのですが、ウォークマンの場合にはレシーバー機能をオンする手順が必要で、BTR3のようなBluetoothレシーバー専用機には手軽さでは絶対に勝てません。

ウォークマンは、ハイレゾや手持ちの音源はウォークマンから直接聴いて、スマホからSpotifyなどのストリーミングサービスを聞きたい時だけウォークマン経由に切り替えるという使い方を提案しているので、BTR3とは違う役割ですね。

FiiO BTR3 まとめ

FiiO BTR3 は、手頃な価格で手持ちのBluetooth非対応のイヤホン、ヘッドホンを無線化できるポータブルBluetoothヘッドホンアンプです。BTR3は、サイズや端子の仕様(バランス出力無し)等を見てもわかる通り、カジュアルに良い音で楽しみたい方向けの製品でしょう。(僕にはちょうど良い!)

ポイント

  • 対応コーデック多数!しかもどのコーデックかを表示色で判別可能!
  • 旭化成のヘッドホンアンプ内蔵DAC「AK4376A」搭載で音質良好!
  • BluetoothレシーバーにQualcomm製「CSR8675」を採用!接続安定性に期待!
  • 連続再生時間 約11時間(AAC再生時)!
  • 軽量、コンパクト、ストラップ付属!
  • カーオーディオ用途にも!

FiiO BTR3 がなかなかよかったので、しばらくは HUAWEI P20 + FiiO BTR3 + FiiO FH1 の組み合わせが僕の定番になりそうです!

▼ FiiO ポータブルBluetoothヘッドホンアンプ BTR3
* 2020/10/11 現在 BTR3は廃番となり アンプ構成がアップした(AK4376A→AK4377A 2基)BTR3K が販売されています。

FiiO RC-BT with FH1 MMCXのBluetoothケーブルと2.5mm バランス接続用ケーブル、3.5mm シングルエンド接続用ケーブルがセットになったお買い得モデル!

▼ HUAWEI P20(無印) コーデックの種類が豊富です。SIMフリーです。

▼ BTR3の対抗馬 オーディオテクニカの AT-PHA55BT。
BTR3より若干価格が高いのですが、こちらの方がVGP2018で賞を取っていたり、凝っていそう・・(汗)

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  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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