iPhone12を20W PD(Power Delivery)で急速充電できるUSB-C端子を持つコンパクトサイズのチャージャーがANKERやAUKEYより発売されています。Appleからも純正の20WPDチャージャーが発売されおり、どれをチョイスするか悩ましいところ。今回はANKERとAUKEYから10月に新発売されたコンパクトなサイズのチャージャーについて比較しながら紹介していきます!ポイントはチャージャーが9V=2.22A(20W)の出力に対応していること。ANKERから10月20日に発売された世界最小・最軽量 (プラグ部を除く / 2020年9月時点 Anker調べ)をうたう「Anker PowerPort III Nano 20W」とAUKEYから10月下旬に発売された最小・最軽量クラス(2020年9月時点/AUKEY調べ)の「Omnia Mini PA-B1」を比較します!どちらも最小、最軽量!果たしてどちらの充電器がベストバイ!なのでしょう!
スミマセン、iPhone 12 を持っていないため、外観などをメインとしたレビューになります!!
■ 今回比較紹介する商品はこちら!どちらも20W PDに対応したコンパクトなUSB充電器です!
▼ ANKER PowerPort III Nano 20W
目次
「Anker PowerPort III Nano 20W」と「Omnia Mini PA-B1」との仕様比較
まずは冷静に「Anker PowerPort III Nano 20W」と「Omnia Mini PA-B1」について仕様比較してみましょう。
仕様比較としては以下の表の通りです。(AUKEYのサイズはプラグ部を含みません)
ANKER | AUKEY | |
PowerPort III Nano 20W | Omnia Mini PA-B1 | |
サイズ | 約27 × 27× 45 mm (プラグ部を含む) | 28.8 x 28.8 x 30.5mm |
重さ | 約30g | 30g |
入力 | 100-240V 0.6A 50-60Hz | 100-240V~0.5A 50/60Hz |
出力 | 5V=3A、9V=2.22A | (20W Power Delivery3.0)DC 5V 3A/ 9V 2.22A (18W Quick Charge) DC 5V 3A / 9V 2A / 12V 1.5A |
カラー | ホワイト | ホワイト、ブラック |
価格 | 1,780円 | 1,980円 |
保証期間 | 18ヶ月+6カ月(要Anker会員) | 24か月 |
【追記】2021/6/17 AUKEYから サイズ 高さ30×幅30×奥行33mm、本体重量 33.9g の20W PD対応充電器、「Omnia Mini 20W Ⅱ (PA-B1S)」が発売されました!6/17時点で PA-B1 がAmazon上でディスコンになっていることから、新発売の PA-B1S が現在のラインナップと考えてよさそうです。
AUKEY Omnia Mini 20W II ブラック ホワイト PA-B1S 急速充電 高速充電 iPhone Android USB-C タイプC 20W PD 折りたたみ式プラグ
充電器のサイズ
サイズの差は2mm以下です。プラグ部を含めてもほぼ差がありません。わずかにAUKEYの方が大きいですが無視できる範囲です。
デザイン的にANKERの方がわずかに小さく仕上げられた印象ですが、どちらも最小・最軽量クラスです!素晴らしい!
充電器の重さ
重量については仕様上はANKER、AUKEYどちらも30g。差がありません。(実測ではAUKEYの方が1g重い結果となりました)
持ち運びを考えると軽いに越したことはありませんが、どちらも十分軽いです!!素晴らしい!!
充電器からの出力について
Power Delivery において5V=3A、9V=2.22Aをサポートし、最大20Wの出力が可能です。
その他の出力として、AUKEYの方にはQuick Chargeの項目も書かれているため、ANKERよりも優れているように見えます。
しかし、ANKERの「PowerPort III Nano 20W」についてもAnker独自技術PowerIQ 3.0 (Gen2)を搭載しており、Quick Chargeなどの充電規格に対応しています。(商品ページに記載されています)
性能差はないと考えます。
デザイン的にはどう?
今回比較している2つの製品どちらもポート数は1つ、コンセントの電源端子も折りたたみ出来ずほぼ同じ形状です。
パッケージデザインについては両社小ささをアピールすべく努力しているようです。
「Anker PowerPort III Nano 20W」はパッケージに実物大の写真を掲載し、サイズ感をアピール。
一方「AUKEY Omnia Mini PA-B1」ではブリスターパックのイメージでチャージャーの実物が見えるデザイン。直観的にサイズがわかるため店頭で見た時にはAUKEYの方に分がありそうです。
「Anker PowerPort III Nano 20W」はホワイトにアンカーブルーのPowerIQ 3.0 ロゴ、端子内部のカラーがワンポイント。側面のANKERロゴのプリントがやや大きめです。
「AUKEY Omnia Mini PA-B1」はUSB-C端子の内部がオレンジです。側面のAUKEYロゴは刻印でやや小ぶり。ブラックだとほとんどロゴが見えません。
個人的にはAUKEYのデザインの方がシックでカッコイイかな、と思っています。(ほとんど変わらないのですが!)
付属品は?
ANKERもAUKEYも今回の機種についてはケーブルなどの付属品はありませんでした。説明書と保証の説明のドキュメントが付属するだけでした。
「Anker PowerPort III Nano 20W」と「Omnia Mini PA-B1」とどちらがオススメか?
「Anker PowerPort III Nano 20W」と「Omnia Mini PA-B1」について紹介してきました。
スマホを持ち歩く時に一緒に持ち歩いてカフェやオフィスなどで充電したい、という用途に向くコンパクトなUSB-C PDチャージャーです。
性能、サイズにほぼ差が無い商品ですが、他の選択肢も含めてどれがオススメなのかを考えてみましょう。
Apple純正のApple 20W USB-C電源アダプタはどう?
Apple純正の「Apple 20W USB-C電源アダプタ(MHJA3AM/A)」も当然選択肢に入ると思います。
純正品なので安心感はありますが、価格が少し高い上にサイズが大きいです。
サイズは (4.2cm(5.7cm)×4.2cm×2.2cm 約58g という情報になっていますが、厚みについはもう少し厚いハズです。
▼サイズ感の違いとしてはこのイメージです。(写真は20Wと同一サイズとされている Apple 18W USB-C電源アダプタ(iPhone 11 Pro 付属品)を使っています)
デザイン的にはApple純正も良いのですが、世の中に小さい製品もある中でサイズの大きな商品を選ぶ気持ちにはなれず、ANKERまたはAUKEYから選ぶことになると考えます。
ANKERとAUKEYどちらを選ぶ?
ANKERもAUKEYもサイズ、重量、性能的に差はないため、デザイン、カラー、セール・割引の有無など購入時の価格で安い方を選択すればよいです。
▼ ANKER PowerPort III Nano 20W
▼ AUKEY Omnia Mini PA-B1
僕個人の好みでは、AUKEYのデザインの方が好きです。AUKEYの方が側面のロゴが小ぶりで目立たないのも良いです。
また、AUKEY Omnia Mini PA-B1 の正面の表面が光沢ではなくマットな感触なのも好印象でした。(完全にデザインでオススメを選んでいます!)
今回僕はブラックを購入し、これはこれでカッコいいなぁと思っています。しかし、実用上はホワイトの方がバッグの中や落とした時に見つかりやすいかなと思います。
価格の差がなければベストチョイスは AUKEY Omnia Mini PA-B1 のホワイトでしょう。
「AUKEY Omnia Mini PA-B1」は通常価格が200円ほどANKERより高いので値引きされていなければ「Anker PowerPort III Nano 20W」が価格面でオススメです!!
【追記 2021/6/17】
PA-B1 がAmazon上でディスコンになっていることから、新発売の PA-B1S が現在のラインナップと考えてよさそうです。(わずかにサイズが大きいです。)価格も1,700円で、ANKERと対抗できます。
AUKEY Omnia Mini 20W II ブラック ホワイト PA-B1S 急速充電 高速充電 iPhone Android USB-C タイプC 20W PD 折りたたみ式プラグ
1.8mケーブルの追加購入がオススメです!
どちらのチャージャーもケーブルは付属しません。基本的には、iPhone11 Pro や iPhone 12 等に付属のLightning=USB-Cのケーブルを使用すればよいです。
ケーブルに長さが欲しい場合には、1.8m等の Lightning=USB-C のケーブルを購入しましょう。
1.8mのケーブルがあると、カフェなどでコンセントが離れている場合やベッドで自由に姿勢や向きを変えられる余裕が生まれるので便利です!