Anker Power Conference 2019 summer (APC2019)にてアンカー・ジャパン執行役員である猿渡氏(役職は当時、2020年8月からCOOに就任)が、発表された数ある新製品の中で「本日最も紹介したい商品」として発表したスマートプロジェクター、「Anker Nebula Capsule II」。今回、実機を自宅で実機を試してみたところ、非常に良かったので紹介します!「Anker Nebula Capsule II」は、Android TVを搭載したスマートプロジェクター代表機。「Anker Nebula Capsule II」について詳しく紹介していきます!
TVより小さく、スマートフォンより幅広い事ができる「Anker Nebula Capsule II」。発表会で使われていたライフスタイルを変革する「ライフチェンジャー」という表現は、本当なのかもしれません。いやー、実際に体験してみると、プロジェクターのある生活、楽しいです!!なんせ液晶や有機ELといったTV画面を見るのとは違った良さがあります。壁などに投影して大画面で表示できまることに加え、投影された反射光でスクリーンを眺めるというシアター感のある独特の感覚がたまりません。
【追記】「ポケットシネマというジャンルを切り開いた画期的製品」としてAnker Nebula Capsule II が2020年10月1日発表の2020年度「GOOD DESIGN AWARD」を受賞しました!!ワォ!!
デザイン的にもバッチリなプロダクトです!
▼ 今回紹介するプロジェクターは↓こちらの「Anker Nebula Capsule II」です。
Anker Nebula Capsule II(世界初 Android TV搭載 モバイルプロジェクター)【200 ANSIルーメン / DLP搭載 / 8W スピーカー】
今回、メーカーさまより、レビュー用サンプル機をご提供いただきました。
目次
「Anker Nebula Capsule II」従来機種との違い
今回紹介するニューモデルはコンパクトなサイズが好評なAnkerのプロジェクターである Nebula Capsule シリーズのニューモデル。 Nebula Capsule シリーズには、「Anker Nebula Capsule」(100ANSIルーメン)、「Anker Nebula Capsule Pro」(150ANSIルーメン)、そして今回紹介する「Anker Nebula Capsule II」(200ANSIルーメン) がラインナップ。
従来機種との違いを簡単に紹介します。
Nebula Capsule II のポイント
- 解像度がHDクラスに! ← これスゴく大切!!
- 明るさが倍に! ← これも大切!!
- Android TV に対応! ← 音声検索や各種アプリをインストールが可能!
- オートフォーカス機能搭載! ← これかなり便利!
- スピーカーが5Wから8Wに! ← 映像を楽しむのに音は大切!
解像度は 854 x 480 画素 → 1280 x 720 画素というように、垂直・水平ともに1.5倍になっています。
さらに明るさもアップしており、映像の見栄えはかなり良いです。
実際に使ってみての感想としては、
これなら使える!!
というモノでした。
(実は過去にNebula Capsule Proも使ってみたのですが、僕の場合、正直あまり感動できませんでした)
Anker Nebula Capsule / Pro | Anker Nebula Capsule II | |
解像度 | 854 x 480 画素 | 1280 x 720 画素 |
輝度 | 100/150 ANSI ルーメン | 200 ANSIルーメン |
スピーカー | 5W | 8W |
動画再生時間 | 約4時間(ローカルコンテンツ再生時、 Wi-Fi利用時は3時間) |
約3時間(ローカルコンテンツ再生時、 Wi-Fi利用時は約2.5時間) |
サイズ・重量 | 高さ:約120mm 直径: 約68mm 重さ:約470g |
高さ:約150mm 直径:約80mm 重量:約740g |
価格 | 39,999円/46,800円 | 59,800円 |
気を付けたいのは価格とバッテリー駆動時間(再生時間)とサイズ・重量。
性能・機能も向上していますが、価格もアップしています。
- Anker Nebula Capsule 無印 854x480 100 ANSIルーメン 39,999円 ← 今ならAMAZONで7,000円オフクーポンあり!!
- Anker Nebula Capsule Pro 854x480 150 ANSIルーメン 46,800円
- Anker Nebula Capsule II 1280x720 200 ANSIルーメン 59,800円!!
遊び感覚でCapsule無印を購入した方は、コスパ・新しい楽しみ方の点で満足でき、Amazonのカスタマーレビューでも高評価です。
その一方で新製品の「Anker Nebula Capsule II」は遊びで買うには勇気のいる価格でが、対価を支払った分の性能の良さを堪能できる商品だと考えます。
Amazonのレビューはまだ件数が少ない(執筆時点で 8件)ですが、Anker Nebula Capsule(100ANSIルーメン)ユーザーが「Anker Nebula Capsule II」を購入してみて良かった!という声も(2件)あります。
動画再生時間は短くなっていますが、3時間の確保で許容範囲。
しかしながら屋外で映画を・・という利用シーンを考えた時にこの再生時間ではちょっと不安です。PD対応のモバイルバッテリーから給電できると良いのですが、ここまでは確認できていません。
サイズ感としては、印象的だった350ml缶のサイズからはやや大きくなってしまいました。しかし、大きな問題にはならないと考えます。(直径が12mm増えたところで、どうこうは無いと思いますがどうでしょう?)
ご参考 明るさの表記について
明るさの表記として、Nebula は200ANSIルーメンと記載されています。一方、アマゾンのホームプロジェクター の 売れ筋ランキングページなどで表示される、その他メーカーの製品では、1500ルーメンなどと桁違いの数字が書かれています。(単位がANSIルーメンではなく、ルーメン)
これについては、サンワサプライさんのページで詳しく書かれています。ANSIルーメンでないと、数値だけでの単純な比較が難しいようです。
このあたり、Anker・Nebulaのメーカーとしての生真面目さが出ていて好感が持てます。
「Anker Nebula Capsule II」実際の使用感
それでは「Anker Nebula Capsule II」の実機をチェックしていきましょう。
同梱品の紹介
同梱品は以下の写真の通りです。本体、リモコン、リモコン用電池、USB Type-Cケーブル、USBチャージャー、説明書。
Power Delivery対応USB充電器として、Anker PowerPort Speed 1 PD 30 が付属しています。
15V-2A USB PD(30W)で充電ができれば他の充電器でも問題ないようにも思いますが、指定の充電器でないとメッセージが表示されるケースもありました。電源周りには、安全のためにも必ず純正品を使いましょう。
画面の指示に従えばOK!のセットアップ
セットアップは画面の指示に従えばOKで簡単です。googleのアカウントの入力やWi-Fiのパスワード入力が若干面倒なのですが、Androidスマホがあると簡単にできるそうです。
電源オフから起動するまでの時間はおおよそ40秒。耐えられる時間です。
リモコンは赤外線とBluetoothのハイブリッドのようです。
何もせずにリモコンが使えているのに「リモコンとペアリングするのには・・」という説明が出てきていて何??と思っていたのですが、BluetoothのペアリングをすればBluetoothで使えるようです。
動作は軽快。マジでオススメ!
リモコン動作による画面遷移はサクサクでした。ストレスがありません!
Abema TVのチャンネルもスパスパ切り替わります。
もう一度言いますが、
ノーストレスです!
AFがうれしい!
「Anker Nebula Capsule II」には、AF(オートフォーカス、自動焦点合わせ)機能が付いています。
画角を合わせると、自動でAFが動きます。
手動でピント調整するプロジェクターがほとんどだと思いますが、このAFはムッチャ便利でカッコいいです。
これも「Anker Nebula Capsule II」をオススメするポイントの1つです。
ファンの音は少し気になる。スピーカーの音は十分良い。
ファンの音は気になるが抑えられていると思うし、映像の音声を鳴らしていればほとんど気にならなくなります。
どうしてもファンノイズが気になるようであれば、音声はヘッドホンを接続して楽しむのもオススメ!です。迫力が増します。
スピーカーからの音も悪くなく、こもる事もなく十分使える音です。
このスピーカーはスキャンスピーク社設計の8Wドライバーということで、かなり力が入っているようです。
どのプロジェクターでも同じですが、TVと違って画面側ではなく近くに設置している「Anker Nebula Capsule II」から音が鳴るので若干の違和感があります(画面方向から聞こえない)。
Bluetooth接続でワイヤレススピーカー、ワイヤレスヘッドホンと接続でる!
Bluetoothでワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホンと接続することができます!(当初はうまくできませんでしたが、2021年5月現在、スピーカー、ヘッドホンともに接続して利用が可能です)
アマゾンPrime Video と Netflix の対応。
Androidのストアを検索しても僕が使っている アマゾン Prime Videoのアプリが見つかりませんでした。そのため、当初は仕方なく「Anker Nebula Capsule II」のHDMIポートに Fire TV stick を接続して使っていました(笑)。
(追記:2021年5月現在、最新の状態ではPrime Videoをインストールして問題なく使えます)
HDMI経由で Prime Video を楽しんでいた時には、音量を最小にしても音が小さくならず困っていましたが、インストールしたアプリを使えばOKでした。
「Anker Nebula Capsule II」でNetflix Netflixを利用するには、製品本体のGoogle PlayストアからNebula Managerを検索し、アプリをダウンロードすればOKです。
- Google PlayストアからNebula Managerを検索しインストール
- Nebula Manager を起動してNetflix を見つけインストール
これでOKです。ただし途中の過程で「不明なアプリのインストールを許可」しなければなりませんでした。
▼ Netflixアプリの導入方法については、公式説明動画が用意されています。問題なくインストール可能です。
その他、Netflixアプリ起動しログインする前に表示されるメッセージなどの対処も必要であるため、最新の対応情報を公式製品ページにてご確認ください。
ワイヤレススピーカーとしても結構良い音を出す。
「Anker Nebula Capsule II」をBluetoothスピーカーとして使う場合の印象も結構良い。
Bluetoothコーデックの対応はSBCだけですが、スキャンスピーク社設計の8Wドライバー+デュアルパッシブラジエーターでカリッとした気持ちの良い音を出します!筐体の剛性も音質に寄与しているのだと考えます。
パワーオフ状態からワイヤレススピーカーモードで起動させるには、背面の矢印ボタンを3秒程度長押しすればOK。
「Anker Nebula Capsule II」の画質はどうだ!?
最後に「Anker Nebula Capsule II」の画質についてですが、画素数アップ、輝度のアップにより従来の「Anker Nebula Capsule」よりも画質はかなり良くなっています。
もちろん FHD や 4K の方が解像度が高くて良いわけですが、個人的にはHD(ハイビジョン)で十分です!
明るい部屋での大画面利用は厳しいですが、就寝前に天井に投影して映像を楽しむには十分すぎます。
Anker Nebula Capsule II は「使いたい!」と思わせる画質です。
Nebula Capsule Ⅱと合わせて購入したいのはスタンドとスクリーン。
「Anker Nebula Capsule II」に追加して購入したいモノはスタンド(三脚)とスクリーンです。
三脚について
「Anker Nebula Capsule II」のそこ面にはカメラ用三脚が取り付けられるネジ穴があります。これに高さ・角度調整可能なカメラ用三脚などを取り付けて設置します。
取り急ぎ、家にカメラ用の三脚があればそれを使うと良いでしょう。もし三脚が無い!という場合にはアマゾンで購入しても良いでしょう。
純正の三脚として、アンカーより「Nebula Capsule Tripod」が販売されています。価格も手ごろなのでこちらを購入してもよいでしょう。
↓よくあるマンフロットのミニ三脚も一応使えます。ただし高さ調整ができないので今ひとつかもしれません。(正面に向けて使うだけならOKですが、角度や脚の開き方によっては倒れやすいのでご注意を)
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▼ Anker Nebula Capsule Tripod という純正三脚も販売されています。高さは40cmまで対応です。
純正上向き設置用ホルダー?
製品発表会の展示では、↓このように素敵なホルダーでベッドサイドに置くようなディスプレイがなされていました。
これを見た時には「うぉーーー!この素敵純正アクセサリー欲しいぜ!!」と思っていました。
実際に商品が手元に来て気づいたのですが、コレ実は「Anker Nebula Capsule II」の梱包材でした(笑)。
このような梱包材をフォルダーとして使って良いかは判断が必要です。排気口もほとんど塞がず熱問題はなさそうなのですが・・、最大の問題はケーブルが挿さらないところ(笑)。
ご利用は自己責任でお願いします。
スクリーンが欲しい!
壁に投射する方がほとんどだと思うのですが、壁紙に小さな凹凸があるため今ひとつ映像がくっきりしない点が不満ではあります。
ここでスクリーンを購入するか!?という話になります。
今のところ天井に貼り付けられるタイプは見つかっていないのですが、壁に設置する用であれば少ない出費で購入できそうです。
僕の部屋であれば60インチ程度でOKそうなので↓NIEBROの60インチスクリーンの購入を検討中。(壁への固定方法について検討中です)
追記:実際にこのスクリーンを購入しました、かなり満足行く映りになりました!
「Anker Nebula Capsule II」のオススメ度
「Anker Nebula Capsule II」のオススメ度はMax!です。欲しいと思ったら買った方が良いです。
製品としてのクオリティも高いので後悔することは無いと思います。
また、Ankerの製品なので、18ヶ月の製品保証なのもオススメポイントの1つです。
オススメポイント
- HD解像度、200ANSIルーメンで"使える"画質
- スピーカーの音質が良い
- サクサク操作の Android TV
- AF搭載で自動ピント合わせ
- YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Hulu、Disney Theatre、TVer、Abema TV、DAZN 等主要サービスに対応
- 内蔵バッテリーで駆動可能
- ワイヤレススピーカーとしても利用可能
- 1年半(18ヶ月)の製品保証
「Anker Nebula Capsule II」は本当に出会えてよかったと思える製品でした!
*AmazonのAnkerDirectから購入した場合、30日間の返品返金保証もあり、送料元払いによる返品により全額返金される制度もあるようです。(販売者がAnkerDirectの場合に限る。最新の条件、条件の詳細についてはこちらをご確認ください)
ライフチェンジャーなデバイスの「Anker Nebula Capsule II」。アマゾンでのレビュー評価も高く(2021/5/19現在 ★4.5!)、安心して購入できる商品です!
Anker Nebula Capsule II(世界初 Android TV搭載 モバイルプロジェクター)【200 ANSIルーメン / DLP搭載 / 8W スピーカー】
*クーポンが提供されている場合があるので、最終価格については必ず商品ページにてご確認を!
▼「Anker Nebula Capsule II」を購入した方向けの情報も紹介しています。
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