ジェットウォッシャー「ドルツ EW-DJ55」を購入しました。ハンディタイプのジェットウォッシャーでコードレス。2022年6月1日に発売された製品です。これまで使っていたドルツ EW-DJ61-W から水漏れが発生するようになったため、ドルツ EW-DJ55 にリプレイスしたのです。
約半年「ドルツ EW-DJ55」を使い概ね使用感がまとまったため、私個人の感想を紹介します。
「ドルツ EW-DJ55」の残念な部分は以下の通り。
「ドルツ EW-DJ55」の良かった点は以下の通りです。
上記の残念な部分(特に水のカビくささ)が気になって仕方がないため、ジェットウォッシャーをお風呂で使いたい!という方を除き、私は「ドルツ EW-DJ55」はオススメしません。
同様な価格帯で選ぶとすれば機能が若干落ちたとしても据え置きタイプの「EW-DJ64 」の方が気持ちよく使えたのかなぁ と少し後悔しています。(EW-DJ64 は以前使っていた EW-DJ61-W の系列のため間違いないと推測)
目次
ジェットウォッシャー「ドルツ EW-DJ55」購入の経緯
2016年からジェットウォッシャーを愛用しています。その他にも電動ブラシ(ブラウン→ソニッケアー)、歯間ブラシ、デンタルフロスも使用し、口腔内の健康維持に努めています。
これまで使っていたジェットウォッシャーは「EW-DJ61-W」というタイプです。当時 8,390 円+ポイント10%還元で購入しました。
2023年年末頃、購入から約7.5年が経過し、ホースから水が漏れるようになってきました。
他には、駆動音、設置のための占有面積、タンク内のカルキ、その他 細かな汚れが気になっていたため、新しいモデルを購入することにしました。
ジェットウォッシャーの価格がかなり上がっており、びっくりしました。
その中で、コンパクトで超音波水流。歯間や歯周ポケットの汚れまで洗浄できるという「ドルツ EW-DJ55」を選びました。
(当時キャッシュバックキャンペーンをやっていたのも購入の後押しに)
タンクが一体化されて電源(バッテリー)も内蔵されていることから、水の容量とパワーの面で心配でしたが、これまでの使い方は以下の通りで「ドルツ EW-DJ55」でも十分使えるだろうと考えました。
【今まで使っていた「EW-DJ61-W」での使い方】
- 水の使用量:100ml~200mlを毎回使い切る
- 水の強さ: 切~5の無段階中、3~4の間で使用していた
この水圧や水の量については、実際に「ドルツ EW-DJ55」を使ってみても問題がありませんでした。
ジェットウォッシャー「ドルツ EW-DJ55」の実機をチェック!
ジェットウォッシャー「ドルツ EW-DJ55」の実機について写真で紹介していきます。
下の写真が「ドルツ EW-DJ55」のセット内容です。
ノズルについては、超音波水流ノズル、ポイント磨きノズル、舌磨きノズル が各1本付属しています。
充電台の出来が良い
下の写真が充電台です。幅 9cm、奥行き10cm程度のサイズ。
充電台に対して位置だけ合わせて本体をのせればOK。充電中は赤いLEDが点灯する。
付属するノズル2本を充電台の後方に立てることができ、収納場所に困らない設計になっており、うれしい!
本体はそれなりの大きさ
「ドルツ EW-DJ55」の本体デザインは好き嫌いが分かれそうです。(個人的には「これはちょっとなぁ…」と思っています。安定感があっていいのですがね。)
本体表面には2つのボタンがあります。電源をオンオフする電源スイッチと、水圧調節スイッチです。
裏側には 給水ふた があり、このふたを開けて水道水を給水する。
ネットの書き込みでは、このフタが取れやすいという報告がありましたが、私の使用している範囲では、そこまでひどくはありませんでした。
底面には、充電用の端子があります。充電時には端子部分が十分に乾燥している必要がある。
底ふたは取り外して乾燥させることができる。
付属のノズルを取り付けて使用します。
グリップしやすい形状です。
超音波水流ノズルは古い機種でもつかえるか?
今回購入した「ドルツ EW-DJ55」では 超音波水流 が実現されています。下の写真が超音波水流ノズルの先端。
この超音波水流ノズルをこれまで使っていたジェットウォッシャー「EW-DJ61-W」に取り付ければ古い機種でも超音波水流になるのでは!?と考えましたが、ノズル取り付け部分に互換性がなく取り付けられないことがわかりました。(残念!)
超音波水流ノズルの他に、ポイント磨きノズル、舌磨きノズルが付属します。試してはみましたが、使用頻度は少ないです。
「ドルツ EW-DJ55」を使ってみた感想
約半年間「ドルツ EW-DJ55」を使ってみた感想を紹介します。
ジェットウォッシャーの本来の機能について
水圧は 最大の5 に設定して使用。大きな不満はありません。
食後に歯の間に挟まった食片などを出すことが出来ています。
タンクを満水にして使用すると少し水が残る程度です。
歯茎のマッサージにもつながっていると推測します。
「気泡が弾ける際の衝撃波で、歯の表面の汚れまで除去」という話ですが、そこまで効果は感じていません。
(初回はつるつるになった気がしたのですが、それ以降は特にキレイになったような気はしません)
歯間や歯周ポケットの汚れを洗浄 という点では十分に機能していると感じています。
また、電池の持ちも十分で、充電回数も非常に少ない状況です。
設置面積について
これまで使用していた「EW-DJ61-W」に対してコンパクトになることで、洗面所がすっきりすることを期待していました。
確かに面積としては半分以下になったと考えます。
しかし、使用後に底ふたをあけて感想させる必要があり、実質的には面積が大きくなったとも考えられます。これは実際に使ってみて初めてわかることだと考えます。
かなり汚れてきた
流水での流し方やふき取りが足りなかったのか、上部の隙間やノズル脱着のボタン付近がかなり汚れてきました。
水が臭くなってきた
使用頻度は日に1~2回です。
それなりの使用頻度で乾燥にも気を使っていたつもりですが、ジェット水流を口に含むと匂いを感じるようになりました。カビくさいのだと思います。
このような状況は 価格.com にもありました。(←1年使用後)
よくよく手入れ方法を見ると「•本体とノズルについた水分をタオルなどでふき取り、風通しのよい日陰で乾燥させる」と書かれていました。
私の場合には手入れが甘かったのかもしれません。
使用後に乾燥は心がけてはいましたが、水分をあまり拭き取らなかったり、ノズルをつけたままにしていました。
以前使用していたモデルでも同じようにカビくさくなる現象はありましたが、しばらく水を出せば直っていました。
一度臭いが出るようになると、今回の「ドルツ EW-DJ55」はタンク部分の形状がいびつで手を入れて洗うこともできません。
形状の問題もあり、タンク内部が汚れていても洗うことも、ふき取りも難しいのです。
以前使用していた EW-DJ61-W は中性洗剤でタンクを洗うことができました。
困ったことに、説明書には「水の臭いが気になるようになったら」のような説明もありません。(クエン酸などで手入れができればいいのに…)
使用前に臭みを軽減させるために洗面ボウルに向かって水をしばらく出そうと思っても、ホースに水が入らなくなり水を出すことができません。
(ノズルを上に向けないと水が出ない構造です)
バスルームで使用するなら壁や鏡などに水を出せばよいのでしょうが、洗面所ではどうにもならず口に入れるしかなく…
より乾燥させるために、使用後にドライヤーで乾燥させることも考えましたが説明書には「ドライヤーやファンヒーターなど熱で乾燥させないでください(部品の変形・故障の原因)」との記載があります。
熱についてはバッテリーも内蔵していますし、注意が必要です。
臭いの元をたどっていくと、ノズルを差し込む場所が臭いました。
説明書には記載されておらず自己責任で綿棒でのふき取り、廃棄前のジェットウォッシャーの水流でクリーニングしました。(これらの行為は故障につながる可能性があります)
今は可能な範囲で内部もしっかりふき取るようにしています。
(リコーダーの穴を掃除するようなツールが必要かしら…)
購入前にメンテナンス方法の確認を!
【追記】Panasonicのホームページにこのようなページがありました。
「ジェットウォッシャーのカビなどの汚れが気になるときは」タンクは中性洗剤で洗ってもよさそうです。
また、購入前には下の動画で手入れお手入れ方法をチェックしておきましょう!
メンテナンス面も考えると、超音波水流ではありませんが、タンクが取り外せて、洗面ボウルにむけた排出も可能な据え置きタイプの EW-DJ64 の方が自分にとってはよかったのかなぁ と思っています。
バスルームで使いたい!歯列矯正器具まわりもキレイにしたい!という方には 今回紹介した 「ドルツ EW-DJ55」がおすすめです。
ただし、使用後のふき取り・乾燥に気をつけましょう!また、バッテリーは3年程度で寿命になるようです。(使い方次第)