今回は、5000mAhクラスのモバイルバッテリーを主に外観で比較してみます。対象としたモバイルバッテリーは、EC Technology 5200mAh モバイルバッテリー(B3005201)、Aukey モバイルバッテリー 5000mAh、Anker PowerCore 5000 の三つ。それにプラスして既に持っていた、Anker PowerCore 10000 も含めて比較します。
スペック上で、入出力ともに2Aを確保している商品から選択しています。しかしながら充電時にどの程度電流が流せるか、などの性能については実測していません。
今回3機種+1機種を比較して色々と分かったことがあります。これらについて紹介していきます!
5000mAhクラスのモバイルバッテリーを購入した経緯
僕は Anker の PowerCore 10000 という、Amazon モバイルバッテリー部門 ベストセラー1位をマークしているモバイルバッテリーを使っています!
Anker PowerCore 10000 を購入し、毎日10000mAhを持ち歩いているものの、実はそれほどモバイルバッテリーのヘビーユーザーではなく、持て余している事実に気づきました。(スマホは毎晩充電するため、外で充電する機会が少ない)
それほど外で充電をしないため、Anker PowerCore 10000 の重量(180g)が気になって仕方がありません。
僕のバックパックを重くしているのはコイツに違いない!と思っていたわけです。
↓ Anker PowerCore 10000 購入時のレビューはこちら
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モバイルバッテリーとライトニングケーブルをAnkerで揃えた。
「モバイルバッテリー」と「iPhone充電用のLightningケーブル」とを購入しました。(タイトルを「ポケモンGO向けに揃えるべきスマホアクセサリー!」としたいところですが、すみません、ポケモン用 ...
そこで、半分の容量の5000mAhのモバイルバッテリーを購入すれば重さも軽くなるだろう!と思い、購入する事にしました。
3つも買ったのは、サイバーマンデーが悪い。
そこでタイミングよく、アマゾンのサイバーマンデー というセール期間がやってきました。このサイバーマンデーは基本的にはタイムセールの集まりです。数時間おきに安くなる商品が変わっていきます。
アマゾンが用意した特選品以外はそれほど安くないんだよねぇ・・と思いながらも購入したのは EC Technology という会社の商品でした。
この EC Technology の 5200mAh 品は、モバイルバッテリーにLEDライトが内蔵されているのが魅力です。これがあればライト代わりになるかも!という事で購入しました。
次に購入したのは、Aukey の 5000mAh モバイルバッテリー(AUKEY モバイルバッテリー 5000mAh AiPower 小型 スマホ充電器 急速USB充電器 iPhone 7 / iPhone 7 Plus / iPhone6S / Samsung Galaxy S6など各種他対応 PB-N37 (ピンク) 改善版・・2019/4/30時点で廃番を確認)でした。セールで価格が安かった事もあり、面白くなってしまい、いろいろと購入してみたくなったのです。
サイバーマンデーのタイムセールで購入したのですが、今一度価格を見ると・・え? 1099円!? 今買った方が安くないっすか?
最後に購入したのは、Anker PowerCore 5000 です。一応 Anker も試しておかなきゃね・・、と思い購入しました。
サイバーマンデーで時間差でどんどん商品が出てくるので、ノセられてしまって、同じようなモノを3つも買ってしまいました!
みなさんお忙しいかと思いますので結論。
オススメ No.1 は、Anker PowerCore 10000!
経緯及びこのレビューの趣旨から考えるとおかしな話しになるのですが、買うなら (5000mAhではありませんが) Anker PowerCore 10000 がオススメ。重さは 5000mAhの商品と比較して重くなりますが(およそ130g→約180g)、平べったい形状がいいと思います。また、Panasonic のセルを使っているという安心感もポイントです。価格は 2,299円〜2,699円。ホワイトもあります。
この PowerCore 10000 が重いから容量の少ないモノを買ったはずなのですが、今回いろいろなモバイルバッテリーを試してみて最小最軽量のパッケージングが素晴らしい出来だったことを再認識する結果となりました。
【追記】
価格を気にせず購入するならば、↓こちらの5000mAh のスリムなタイプがいいかもしれません!カッコいい!
5,000mAh で!という事であれば、価格含めたトータルバランスで EC Technology!
スティックタイプにこだわるなら Anker PowerCore 5000 がオススメです。Anker ブランドの安心感と質感がポイントです。僕はテーブルの上を転がりがちなスティックタイプはちょっと使いにくいかな・・と思っています。価格 1,899円です。
スティックタイプにこだわりがなければ、マットな仕上がりが好印象だった EC Technology 5200mAh モバイルバッテリー が今回購入した5000mAhクラスでは最もオススメです。デザイン的にはあまりかっこいいという感じはしませんが・・。気にすることも無いでしょう!5000mAh+200mAhという容量、いざという時に役立つLEDライトも魅力的です。価格は 1,499円で買いやすいです。
EC Technology 5200mAh モバイルバッテリー@アマゾン
今回購入していないのですが、どうやら cheero Power Plus 3 mini 5200mAh がよさそうです!価格も安く、信頼の Panasonic セル搭載です!あー、これ買えばよかった(悔)!
今回購入した中で気をつけた方がいいな、と思った商品は、Aukey 5000mAh モバイルバッテリー です。価格が安くて魅力的なのですが、簡単に分解できてしまう作りがちょっと心配です。(分解できるから、といって分解してしまう僕もどうか、と思いますが・・皆さんは分解しないようにしましょうね)
危険性を理解して使う分にはいいでしょうが、子どもに持たせたり小さいお子さんのいる家庭で使ったりする事は避けた方がよさそうです。
Aukeyの商品はアマゾンのレビューでもすぐに故障した!という報告が目に付きます。価格はセール品扱いで 999円〜1,099円です。レビューなどを確認して判断しましょう。
Aukey 5000mAh モバイルバッテリー@アマゾン
各商品をチェックしていきます!
EC Technology 5200mAh モバイルバッテリー
Power Bank という名称のようです。今回購入した3製品の中で唯一箱にビニールがなかったモバイルバッテリーです。そのため汚れがありました。
↓ パッケージ裏側です。
外側はスリーブ状になっているので、スリーブを外して箱を開きます。
本体、ポーチ、ケーブル、説明書が入っています。
本体はマットな仕上げで、触り心地がいいです。
ボタンを押すことで、残量の確認ができます。また、3秒以上長押しするとライトが点灯します。
↓ ポートの部分にライト用のLEDがあります。点灯させてみました。
↓ 明るい中で試したので、ひ弱な印象です。
真っ暗な部屋の中ではそこそこ照らしてくれます。ただし、iPhone 6 のライトと比較すると、iPhone 6 の方が広範囲かつ明るかったです。(電力の消費の多さはわかりませんが・・)
USBケーブルは短いタイプ(14cm程度)が付属しています。
LEDライト機能、5,200mAh というちょっと余裕のある容量、マットな質感 により結構いい印象のモバイルバッテリーです。
写真を見ても分かる通り、ちょっとホコリが付きやすい印象ではあります。
Aukey モバイルバッテリー 5000mAh (PB-N37)
Aukeyのモバイルバッテリーです。箱はビニールで包まれていました。
↓ 裏側です。バーコード部分には[改善版] と記載があります。
商品説明を読んでみると、入力電流の改善、出力電流の改善、残量インジケーターの追加が行われたようです。
改善版
前モデルの性能を大幅改善した第2世代モデルです。
入力電流は1Aを2Aに改善して、本体の充電を大幅に短縮になります。5V/2Aのアダプターと付属のMicro USB ケーブルを使ってバッテリー本体をわずか3時間で充電できます。
出力電流も1.5Aを2Aに改善して、デバイスを充電際に、満充電になる時間も前より短くになります。また、デバイスを充電際に、残量インジケーターを追加しました。
本体への充電の場合:緑灯点灯0-99%、青灯点灯100%
携帯端末への充電の場合:赤灯点灯0-30%、緑灯点灯30%-70%、青灯点灯70%-100%
↓ 箱を開けてみるとおしゃれな印象の本体が見えてきます。
本体とUSBケーブル、説明書、保証の説明が入っています。
入力と出力部分です。充電中等のステータスはこの面にLEDがあり、充電中かどうか、残容量を光の色で表現します。
他のモバイルバッテリーでは残量確認ができるスイッチがあります。この Aukey モバイルバッテリーでもどこかにスイッチがあるはず!スイッチはどこかな? と模索していました。
きっとこのキャップを回すに違いない!と思って回していったところ・・。
ポロリ。「エーーーーーッ!!」
内部がむき出しに!
さらに・・バッテリーが取り出せてしまいました!このモバイルバッテリー・・ちょっと怖いです・・。
Wintonic INR 26650 5000mAh 3.7V 2016.09 ・・・ハッ、無題にメモしてしまった!
気を取り直して・・。ポートの反対側も金属感のあるかっこいい仕上がりになっています。
付属のケーブルは短いタイプ(14cm程度)のUSBケーブルです。
Aukey PB-N37は、質感も悪くありません。アルミ製の外装であるため、冬場はひんやりとします。サイズは 90x30x30mm です。
このモバイルバッテリーについては、とにかく簡単に分解できてしまうことに驚いてしまいました。誤って基板を触ってしまうとショートさせてしまうかもしれません。
残量の確認において、ボタンが無く充電または給電しないとわからない点、1つのLEDで表現するため分かり難い点も残念ポイントです。(青色と緑色とで、どちらの色の方が残容量が多いかなんて僕には判断できません)
Anker PowerCore 5000
Anker PowerCore 5000 です。
Model:A1109 が Anker PowerCore 5000 の型番のようです。
蓋を開けても、さらに蓋があります。
その先には、ビニールに包まれたPowerCore 5000本体とアクセサリーボックスがあります。
内容物としては、PowerCore 5000 本体、USBケーブル、キャリングポーチ、説明書、サポート案内です。
↓ ポート側です。
ボタンと残量のインジケーターが側面にあります。
↓ Anker のロゴの刻印もカッコイイです!
↓ 底面側です。スペックや各種認証マークが記載されています。Made in China です。
USBケーブルは少し長めです。(54cm程度)ANKERの刻印がしっかりと入っています。
似通った形状の Aukey PB-N37 と ANKER PowerCore 5000 とを比較すると、Anker PowerCore 5000 の方がサイズが大きいです。(太く、長い)
Anker PowerCore 5000 の外装はプラスティックだと思われますが、チープ感は一切ありません。Aukey PB-N37 はアルミ外装であるため金属感がいいのですが、冬場はひんやり感の少ない Anker の方がいいかな、と思います。また、ボタンを押せば、残容量を3段階のLEDで確認できるのも嬉しいです。
重量を比較!
EC Technology 5200mAh モバイルバッテリー は、126g。(今回の比較の中で最も軽い)
Aukey モバイルバッテリー 5000mAh PB-N37 は、129g。
Anker PowerCore 5000 は、135g。(今回の5000mAh比較で最も重い)
Anker PowerCore 10000 は、 182g。
EC Technology < Aukey PB-N37 < Anker PowerCore 5000 < Anker PowerCore 10000 の順です。5000mAhクラス内での重量差は10g程度。
サイズ・使用感を比較!
まずは、現在使用中の Anker PowerCore 10000 の状況から紹介します。最近は短いケーブルで使っています。
充電中はこのケーブルで、↓ このように裏側に回してホールドしています。
モバイルバッテリーが平面なので、結構フィットします。
↓ EC Technology 5200 モバイルバッテリーの場合、PowerCore 10000と比較してかなり小ぶりな印象になりました。
↓ Aukey モバイルバッテリー 5000mAh。 見た目として、EC Technologyよりもスリムなので好印象です。
↓ Anker PowerCore 5000 の場合、(被写体が小さくなって小さく見えちゃっています)やはりスティックタイプなのでスマートに見えます。
↓ 僕の使い方の場合・・やはりスティックタイプだとスマホの背面で安定せず、ちょっと使いにくいです。この中では、EC Technology が一番いいと思いました。
こうして比較してみると、「重い」という不満はあるものの、Anker PowerCore 10000 が一番いいなぁ・・と思ってしまいました。
↓ Anker PowerCore 10000 が非常にうまくパッケージングされているような印象になってきます。
取り立てて「こいつがが大きい!」というイメージもありません。(個人的には・・です)
まとめ
僕が実際に手にしてみた商品だけを比較しているので、もっといい商品があるのかもしれません。その部分は置いておいて、今回比較した製品をまとめてみます。
項目 | EC technology | Aukey | Anker 5000 | Anker 10000 |
---|---|---|---|---|
容量 | 5200mAh | 5000mAh | 5000mAh | 10000mAh |
重さ(実測) | 126g | 129g | 135g | 182g |
ホールド感 | ◯ | × | × | ◯ |
特徴1 | LEDライト | スティック | スティック | Panasonic |
特徴2 | 5200mAh | 分解可能 | 10000mAh | |
価格 | 1499円 | 1099円 | 1899円 | 2699円 |
ホールド感は、僕流の使い方(スマホの裏にバッテリーを回して持つ)の場合です。
いろいろ比較した結果、Anker PowerCore 10000 は、かなりいいバランスだと再認識しました。重さ、価格に問題がなければこれがオススメです!
重さ、価格で考えると、EC Technology の 5200mAh がいいと思います。
スティックタイプにこだわるなら、Anker PowerCore 5000 がモノとしての質感含めてオススメです。
以上、僕が実際に購入した範囲での比較となりますが、参考になれば幸いです!
この他にも魅力的な商品があります。
以下の商品も存在します。
入力 1A、出力 2A。モバイルバッテリー本体への充電には少し時間(5時間程度)がかかりますが 119g で魅力的な商品!
入力出力ともに 1A。モバイルバッテリー本体の充電、スマホへの充電ともにゆっくり目。容量が 3350mAh 85g でライトな用途にはベストバランスかも!Anker PowerCore+ mini!
安心の Panasonic セル採用。入力 2.0A 出力 2.1A。128g。cheero Power Plus 3 mini。価格が 1,480円で安い!あぁ、5000mAhクラスではこれがベストなのかも知れないな・・。
僕は iPhone ユーザーなので考えていないのですが、より高速な充電が可能な QC 対応で考えるとまた別のラインナップになるかと思います。(僕の場合、出力2Aの商品のiPhone 6 への充電で結構早いな!と思っているくらいです)