テレワークでの会議参加でつかうヘッドセットとして骨伝導イヤホンで有名な Shokz(旧Aftershokz) の 「OpenComm」を購入しました。多少の不満はあるものの、これまでスピーカーホン派だった僕が完全にヘッドセットに乗り換えることになりました。価格は高いのですが、圧迫感のほぼ無い状態でテレコミュニケーションを行いたい方にオススメです!もう手放せない存在です。
迷っているなら購入するのが吉です。ほとんどの方が幸せになれるヘッドセットだと考えます。
目次
"Shokz(旧Aftershokz)"ってどこの会社なの?
我々一般人からすると急に現れた感のある骨伝導イヤホン、そして Shokz(旧Aftershokz) という会社です。
Shokz(旧Aftershokz)はどのような会社なのでしょうか?
プレスリリースの内容としては・・
AfterShokzについて
AfterShokzは、Voxtech社が所有する軍事及び警察用に設計された骨伝導ヘッドホンの特許技術を、一般消費者の手に届くリーズナブルな価格帯の製品に導入するために設立されました。
独自のオーディオ技術スイートと完全なオープンイヤーデザインにより、ユーザーに最高の音質体験と安全性の両方をもたらします。
AfterShokzは2011年の創業以来、利用者の安全性確保を最優先とした製品開発を念頭におき、常にイノベーティブ・デザインを続けています。
骨伝導イヤホンのパイオニア的存在。2011年に創業した比較的新しい企業です。
「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」によると「本社は2011年にニューヨークで創業、2019年にテキサス州オースティンに本社移転」とのこと。
米国企業なのですね。
ただし、Shenzhen Voxtech Co.,Ltd は中国企業です。(グッドデザイン賞のOpenComm受賞企業としてはShenzhen Voxtech Co.,Ltd (China)と書かれています。)
Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」のこれまでの歴史
Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」について発売日や新色が追加された時期などをまとめました。
2020年6月1日
国内最大級のオーディオ&ビジュアル機器の総合アワード「VGP 2021 SUMMER」において、AfterShokzの骨伝導ヘッドセット「OpenComm」が特別賞「テレワーク大賞」を受賞。またテレワークデバイス(オーディオ関連機器) 金賞も同時受賞。
2020年10月1日
日本国内での発売に先駆け、国内外で高い評価と大きな影響力を持つ GOOD DESIGN 2020 を受賞
2020年10月22日
GREEN FUNDING にてクラウドファンディングを開始。
カラーは スレートグレー(SLATE GREY)のみ。
超早割 1個 18% OFF 16,398円(300個)~
2020年11月09日 早期出荷を開始
2020年12月14日
「OpenComm」の一般販売開始。新色「LightGrey(ライトグレー)」を追加
2021年3月25日
「OpenComm」に新色 オールブラックモデル を追加
2021年7月4日
事故・災害・事件の現場へと駆けつけて、患者を救命するために発足した“TOKYO MER”の日常を描くフィクションTBS日曜劇場『TOKYO MER』に美術協力し、OpenComm ブラック モデルが使われる。
TOKYO MERで使われたモデルはこのモデル
2021年9月7日
TBSテレビ「マツコの知らない世界」にて、AfterShokz「Aeropex」が紹介され骨伝導イヤホンが話題に。
Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」って他のモデルとどう違うの?
購入時に最も気になったのが、おなじAftershokzの他の製品との違いです。Aftershokz「OpenComm」は「Aeropex」や「OpneMove」とどのように違うのでしょうか?
概要としては、「既存のAeropexをベースに通話に特化したモデルです。ノイズキャンセリング機能を備えたブームマイクを装備し、口により近い位置となったことで、通話先にクリアな音声を届けられるようになりました。」というモノです。
ただし「OpenComm」の骨伝導技術としては「第7世代 PremiumPitch 2.0」であり「Aeropex」の「第8世代 PremiumPitch 2.0+」とは異なります。OpenCommの紹介において「AfterShokzブランドの骨伝導ヘッドホン史上、最高音質」と表現されるケースもありますが、さてどうなのでしょうか?
スペックの比較表を作成しました。中央がOpenCommです。
Aeropex | OpenComm | OpneMove | |
発売 | 2019年 | 2020年 | 2020年 |
価格 | 19,998円 | 19,998円 | 9,999円 |
骨伝導技術 | 第8世代 | 第7世代 | 第7世代 |
バッテリー駆動時間 | 8時間 | 16時間通話 音楽再生8時間 | 6時間 |
充電時間 | 2時間 | 1時間 | 2時間 |
待機時間 | 最大10日 | 最大14日 | 最大10日 |
バッテリー容量 | 145 mAh | 170 mAh | 135 mAh |
最大充電電圧 | 5 V | 5.25 V | 5.25 V |
充電ポート | 磁気誘導 | 磁気誘導 | USB-C |
水分検出器 | 搭載 | 搭載 | 未搭載 |
Bluetooth | V5.0 | V5.0 | V5.0 |
マルチペアリング | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HSP, HFP | A2DP, AVRCP, HSP, HFP | A2DP, AVRCP, HSP, HFP |
ワイヤレス範囲 | 10m | 10m | 10m |
互換コーデック | SBC対応 | SBC対応 | SBC対応 |
防水&防塵規格 | IP67防水規格(水泳除き) | IP55防水 | IP55防水 |
重量 | 26g | 33g | 29g |
材料 | フルチタン | フルチタン | チタンヘッドバンド ポリカーボネートイヤーフック |
コマンドコントロール | 多機能ボタン、ボリュームボタン | 多機能ボタン、ボリュームボタン | 多機能ボタン、ボリュームボタン |
周波数帯域 | 20Hz~20KHz | 20Hz~20KHz | 20Hz~20KHz |
感度 | 105 ± 3dB | 96 ± 3dB | 96 ± 3dB |
EQ機能 | 2+ | 2+ | 3+ |
マイクタイプ | デュアルノイズキャンセリングマイク | ノイズキャンセリングブームマイク | デュアルノイズキャンセリングマイク |
マイク感度 | -38dB ± 3dB | -38dB ± 3dB | -40dB ± 2dB |
NFC | × | ○ | × |
チップ | QCC3024 | QCC3024 | QCC3024 |
OpenCommは Aeropex と似通った筐体ですが、骨伝導技術の世代は1世代前のモノになります。最新の2020年モデルが1世代前というのも少しわかりにくい印象があります。
OpnenCommは、Aeropexの外観素材をベースに、骨伝導技術は一つ前の7世代を使い、ブームマイクを取り付け、バッテリー強化、急速充電に対応、NFCを追加したモデルだと考えられます。
価格としては約半額のOpenMoveと同じ第7世代というのはちょっと納得しにくい印象はあります。
ちなみに最新の第8世代 PremiumPitch 2.0+ の特徴は「振動や音漏れを少なくし、優れた音質を実現」というモノ。音質については「Aeropex」の方が一段上だと推測します。
しかしそれでも OpenCommは、テレコミュニケーションのツールとしては最高なモノに仕上がっているので、仕方ないところ!
Shokz(旧Aftershokz) 「OpenComm」の良い所と今一つな所
みなさんお忙しいと思います。まずは Shokz 「OpenComm」を実際に使ってみて良かったところと今一つだったところを紹介します。
Shokz 「OpenComm」のよかったところ
- メガネユーザーでも全く問題なし。(マスクしても問題なし)
- 密閉型ヘッドホンと違い、自分の声が耳から入ってくるため発話しやすい
- 圧迫感や耳のムレに悩まされない。
- 非常に軽く、装着感も良い!
- ノイズキャンセリングに対応したブームマイクで確実なコミュニケーションが取れる
- 会話相手の声が聞き取りやすい
- 会議の合間などヘッドセットを付けたまま移動し、そのまま会話ができる
- ハードケースが付属し持ち運びも安心(出社時にも持って行ける)
- 充電時間が1時間!
- 一度の満充電で18時間の通話可能。
- 骨伝導の特徴として、周囲の音が聞き取りやすい(ピンポンの音、ノック、子どもの声)
- 2年間の製品保証!
Shokz 「OpenComm」で今一つだったところ
- 音声ガイダンスの声が今一つよくない
- 操作等のビープ音の音量が大きいため小さくしたいが音量調整ができない
- 音量ボタンが電源ボタンであるため、電源オフ時にかならず音量が1つ上がる
- マルチポイント接続の使い方が今一つわかりにくく、使いづらい
- Bluetoothの接続先変更が面倒(よくわからないので毎回ペアリングモードにしています)
- ノートPC内蔵のBluetoothの場合に通知音などが聞こえないことがある
- ファームアップデートができない
- できれば散歩にも使いたいがマイク部分が取り外せない
今一つな部分は致命的ではない内容です。今後の製品にて、改善していって欲しいなと思います。(アップデートされたら購入しますから!と思うほど気に入っています)
繰り返してしまい、うるさいかもしれませんが、価格は高いのですが、OpenCommは"買い"です。
Aftershokz「OpenComm」の実機を紹介!
それでは Aftershokz「OpenComm」の実機について紹介していきましょう!
*購入時のブランドは Aftershokzです。その後、Shokzとなりましたが、同一商品です。
▼ 本体込のケース重量は179g。かなり軽いです!
▼ ケースを開くと OpenCommが登場します!
▼ 中には本体、充電ケーブル、製品保証書が入っています。
▼ ケーブルは片側が通常のType Aで、もう一方がマグネットによる特殊な充電端子になっています。
▼ この端子をOpenComm本体の充電端子と接続します!
▼ 合体し充電が開始されるとLEDが点灯します!この端子部分はエヴァンゲリオンっぽくて好きです。
▼ 右耳側の下側には音量ボタンがあります。このプラスボタンに電源オン、オフ機能とBluetoothペアリングモードに入る機能も含まれています。
電源オフの際に必ず音量がアップする仕様はどうにかして欲しいところです。
▼ 右耳側側面にはマルチファンクションボタンが付いています。なお、マイクをミュートにする機能は持っていません。
▼ 骨伝導のために接触する部分は平面で特に特徴はありません。
▼ 左側には Aftershokz OpenComm として特徴的なブームマイクが組み込まれています。
ブームマイクにはマイク穴が二か所あるようです。
装着感が非常によく、かつ、しっかり声を拾ってくれる傾向にあり、満足しています!
Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」を購入する際に注意したいこと。
Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」を購入する際に注意したいことをいくつか紹介しておきます。
ボタンなどの配色に注意!
Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」の Slate Gray のマルチファンクションボタンや音量ボタンはオレンジです。少し目立つので注意しましょう。当初 Slate Gray で考えていましたが、この配色に気づいてブラックをチョイスしました。
2023/4/7現在、Shokz「OpenComm」のカラーはブラック一色になっています。
購入するなら安いお店で!
Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」 はテレワーク用として満足度の高いヘッドセットです。
なるべく価格の安いショップで購入しましょう!
▼ 今回紹介した商品はこちら!