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骨伝導イヤホンShokz(旧Aftershokz)「OpenComm」レビュー。購入の際にはここに気をつけてください!

2021年9月28日

テレワークでの会議参加でつかうヘッドセットとして骨伝導イヤホンで有名な Shokz(旧Aftershokz) の 「OpenComm」を購入しました。多少の不満はあるものの、これまでスピーカーホン派だった僕が完全にヘッドセットに乗り換えることになりました。価格は高いのですが、圧迫感のほぼ無い状態でテレコミュニケーションを行いたい方にオススメです!もう手放せない存在です。

Aftershokz OpenComm

迷っているなら購入するのが吉です。ほとんどの方が幸せになれるヘッドセットだと考えます。

"Shokz(旧Aftershokz)"ってどこの会社なの?

我々一般人からすると急に現れた感のある骨伝導イヤホン、そして Shokz(旧Aftershokz) という会社です。

Shokz(旧Aftershokz)はどのような会社なのでしょうか?

プレスリリースの内容としては・・

AfterShokzについて
AfterShokzは、Voxtech社が所有する軍事及び警察用に設計された骨伝導ヘッドホンの特許技術を、一般消費者の手に届くリーズナブルな価格帯の製品に導入するために設立されました。
独自のオーディオ技術スイートと完全なオープンイヤーデザインにより、ユーザーに最高の音質体験と安全性の両方をもたらします。
AfterShokzは2011年の創業以来、利用者の安全性確保を最優先とした製品開発を念頭におき、常にイノベーティブ・デザインを続けています。

骨伝導イヤホンのパイオニア的存在。2011年に創業した比較的新しい企業です。

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」によると「本社は2011年にニューヨークで創業、2019年にテキサス州オースティンに本社移転」とのこと。

米国企業なのですね。

ただし、Shenzhen Voxtech Co.,Ltd は中国企業です。(グッドデザイン賞のOpenComm受賞企業としてはShenzhen Voxtech Co.,Ltd (China)と書かれています。)

Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」のこれまでの歴史

Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」について発売日や新色が追加された時期などをまとめました。

2020年6月1日

国内最大級のオーディオ&ビジュアル機器の総合アワード「VGP 2021 SUMMER」において、AfterShokzの骨伝導ヘッドセット「OpenComm」が特別賞「テレワーク大賞」を受賞。またテレワークデバイス(オーディオ関連機器) 金賞も同時受賞。

2020年10月1日

日本国内での発売に先駆け、国内外で高い評価と大きな影響力を持つ GOOD DESIGN 2020 を受賞

2020年10月22日

GREEN FUNDING にてクラウドファンディングを開始。
カラーは スレートグレー(SLATE GREY)のみ。
超早割 1個 18% OFF 16,398円(300個)~

2020年11月09日 早期出荷を開始

2020年12月14日

「OpenComm」の一般販売開始。新色「LightGrey(ライトグレー)」を追加

2021年3月25日

「OpenComm」に新色 オールブラックモデル を追加

2021年7月4日

事故・災害・事件の現場へと駆けつけて、患者を救命するために発足した“TOKYO MER”の日常を描くフィクションTBS日曜劇場『TOKYO MER』に美術協力し、OpenComm ブラック モデルが使われる。
TOKYO MERで使われたモデルはこのモデル

2021年9月7日

TBSテレビ「マツコの知らない世界」にて、AfterShokz「Aeropex」が紹介され骨伝導イヤホンが話題に。

Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」って他のモデルとどう違うの?

購入時に最も気になったのが、おなじAftershokzの他の製品との違いです。Aftershokz「OpenComm」は「Aeropex」や「OpneMove」とどのように違うのでしょうか?

概要としては、「既存のAeropexをベースに通話に特化したモデルです。ノイズキャンセリング機能を備えたブームマイクを装備し、口により近い位置となったことで、通話先にクリアな音声を届けられるようになりました。」というモノです。

ただし「OpenComm」の骨伝導技術としては「第7世代 PremiumPitch 2.0」であり「Aeropex」の「第8世代 PremiumPitch 2.0+」とは異なります。OpenCommの紹介において「AfterShokzブランドの骨伝導ヘッドホン史上、最高音質」と表現されるケースもありますが、さてどうなのでしょうか?

スペックの比較表を作成しました。中央がOpenCommです。

 AeropexOpenCommOpneMove
発売2019年2020年2020年
価格19,998円19,998円9,999円
骨伝導技術第8世代第7世代第7世代
バッテリー駆動時間8時間16時間通話
音楽再生8時間
6時間
充電時間2時間1時間2時間
待機時間最大10日最大14日最大10日
バッテリー容量145 mAh170 mAh135 mAh
最大充電電圧5 V5.25 V5.25 V
充電ポート磁気誘導磁気誘導USB-C
水分検出器搭載搭載未搭載
BluetoothV5.0V5.0V5.0
マルチペアリング搭載搭載搭載
対応プロファイルA2DP, AVRCP, HSP, HFPA2DP, AVRCP, HSP, HFPA2DP, AVRCP, HSP, HFP
ワイヤレス範囲10m10m10m
互換コーデックSBC対応SBC対応SBC対応
防水&防塵規格IP67防水規格(水泳除き)IP55防水IP55防水
重量26g33g29g
材料フルチタンフルチタンチタンヘッドバンド
ポリカーボネートイヤーフック
コマンドコントロール多機能ボタン、ボリュームボタン多機能ボタン、ボリュームボタン多機能ボタン、ボリュームボタン
周波数帯域20Hz~20KHz20Hz~20KHz20Hz~20KHz
感度105 ± 3dB96 ± 3dB96 ± 3dB
EQ機能2+2+3+
マイクタイプデュアルノイズキャンセリングマイクノイズキャンセリングブームマイクデュアルノイズキャンセリングマイク
マイク感度-38dB ± 3dB-38dB ± 3dB-40dB ± 2dB
NFC××
チップQCC3024QCC3024QCC3024

OpenCommは Aeropex と似通った筐体ですが、骨伝導技術の世代は1世代前のモノになります。最新の2020年モデルが1世代前というのも少しわかりにくい印象があります。
OpnenCommは、Aeropexの外観素材をベースに、骨伝導技術は一つ前の7世代を使い、ブームマイクを取り付け、バッテリー強化、急速充電に対応、NFCを追加したモデルだと考えられます。

価格としては約半額のOpenMoveと同じ第7世代というのはちょっと納得しにくい印象はあります。
ちなみに最新の第8世代 PremiumPitch 2.0+ の特徴は「振動や音漏れを少なくし、優れた音質を実現」というモノ。音質については「Aeropex」の方が一段上だと推測します。

しかしそれでも OpenCommは、テレコミュニケーションのツールとしては最高なモノに仕上がっているので、仕方ないところ!

Shokz(旧Aftershokz) 「OpenComm」の良い所と今一つな所

みなさんお忙しいと思います。まずは Shokz 「OpenComm」を実際に使ってみて良かったところと今一つだったところを紹介します。

Shokz 「OpenComm」のよかったところ

  • メガネユーザーでも全く問題なし。(マスクしても問題なし)
  • 密閉型ヘッドホンと違い、自分の声が耳から入ってくるため発話しやすい
  • 圧迫感や耳のムレに悩まされない。
  • 非常に軽く、装着感も良い!
  • ノイズキャンセリングに対応したブームマイクで確実なコミュニケーションが取れる
  • 会話相手の声が聞き取りやすい
  • 会議の合間などヘッドセットを付けたまま移動し、そのまま会話ができる
  • ハードケースが付属し持ち運びも安心(出社時にも持って行ける)
  • 充電時間が1時間!
  • 一度の満充電で18時間の通話可能。
  • 骨伝導の特徴として、周囲の音が聞き取りやすい(ピンポンの音、ノック、子どもの声)
  • 2年間の製品保証!

Shokz 「OpenComm」で今一つだったところ

  • 音声ガイダンスの声が今一つよくない
  • 操作等のビープ音の音量が大きいため小さくしたいが音量調整ができない
  • 音量ボタンが電源ボタンであるため、電源オフ時にかならず音量が1つ上がる
  • マルチポイント接続の使い方が今一つわかりにくく、使いづらい
  • Bluetoothの接続先変更が面倒(よくわからないので毎回ペアリングモードにしています)
  • ノートPC内蔵のBluetoothの場合に通知音などが聞こえないことがある
  • ファームアップデートができない
  • できれば散歩にも使いたいがマイク部分が取り外せない

今一つな部分は致命的ではない内容です。今後の製品にて、改善していって欲しいなと思います。(アップデートされたら購入しますから!と思うほど気に入っています)

繰り返してしまい、うるさいかもしれませんが、価格は高いのですが、OpenCommは"買い"です。

Aftershokz「OpenComm」の実機を紹介!

それでは Aftershokz「OpenComm」の実機について紹介していきましょう!
*購入時のブランドは Aftershokzです。その後、Shokzとなりましたが、同一商品です。

Aftershokz OpenCommのパッケージ表
Aftershokz「OpenComm」のバッケージ。
Aftershokz OpenCommは二年保証付き
二年保証なので安心して購入できます!
Aftershokz OpenCommのパッケージ裏
パッケージ裏側には機能の説明が書かれています。日本語の表記はありません。
Aftershokz OpenCommのパッケージの正規代理店証
日本ではFocal Pointが正規代理店です。正規取扱品である旨シールが貼られています。ちなみに Made in Chinaです。
Aftershokz OpenCommのセット内容
開封すると簡単な説明とハードケースが出てきます。
Aftershokz OpenCommのケース
オーバーイヤータイプのヘッドホンと比較すると、かなりコンパクトなハードケース。これなら気軽にバッグに入れて持ち運べます!

▼ 本体込のケース重量は179g。かなり軽いです!

Aftershokz OpenCommのケース込み重量

▼ ケースを開くと OpenCommが登場します!

Aftershokz OpenCommのケース内部

▼ 中には本体、充電ケーブル、製品保証書が入っています。

Aftershokz OpenCommのセット内容

OpenCommの重量
イヤホン本体の重量は 33.8g。エアーな感じです。

▼ ケーブルは片側が通常のType Aで、もう一方がマグネットによる特殊な充電端子になっています。

OpenComm付属ケーブルの端子部分
充電ケーブルの端子部分

▼ この端子をOpenComm本体の充電端子と接続します!

OpenCommの充電端子
右耳側の後端に充電用端子があります。

▼ 合体し充電が開始されるとLEDが点灯します!この端子部分はエヴァンゲリオンっぽくて好きです。

OpenComm付属ケーブルを接続し充電する

▼ 右耳側の下側には音量ボタンがあります。このプラスボタンに電源オン、オフ機能とBluetoothペアリングモードに入る機能も含まれています。

OpenCommの音量ボタン

電源オフの際に必ず音量がアップする仕様はどうにかして欲しいところです。

▼ 右耳側側面にはマルチファンクションボタンが付いています。なお、マイクをミュートにする機能は持っていません。

OpenCommの間にル地ファンクションボタン

▼ 骨伝導のために接触する部分は平面で特に特徴はありません。

OpenCommの接触部分

▼ 左側には Aftershokz OpenComm として特徴的なブームマイクが組み込まれています。

OpenCommのマイク調整角度
マイクを一番下げた状態。
OpenCommのマイク調整角度
マイクを最も後ろにした状態。

ブームマイクにはマイク穴が二か所あるようです。

OpenCommのブームマイク
マイク穴①
OpenCommのブームマイク
マイク穴②

装着感が非常によく、かつ、しっかり声を拾ってくれる傾向にあり、満足しています!

Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」を購入する際に注意したいこと。

Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」を購入する際に注意したいことをいくつか紹介しておきます。

ボタンなどの配色に注意!

Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」の Slate Gray のマルチファンクションボタンや音量ボタンはオレンジです。少し目立つので注意しましょう。当初 Slate Gray で考えていましたが、この配色に気づいてブラックをチョイスしました。

2023/4/7現在、Shokz「OpenComm」のカラーはブラック一色になっています。

購入するなら安いお店で!

Shokz(旧Aftershokz)「OpenComm」 はテレワーク用として満足度の高いヘッドセットです。

なるべく価格の安いショップで購入しましょう!

▼ 今回紹介した商品はこちら!

通話専用骨伝導イヤホン OpenComm Shokz(旧称 AfterShokz)@Amazon



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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