15.6インチモバイルモニター「AUZAI ME16」はテレワーク、在宅勤務時などにノートPCの外部モニターとしてオススメのモバイルモニターです。HDMI入力もサポートしているためさまざまな機器のディスプレイとして使えます。僕は Fire TV Stick を接続し、チューナー無しTVのようにも使っています!(これオススメ!)ビジネス用途だけでなく、プライベートでも利用しやすいモニターです!これはなかなか使えるモニターです。
本記事では、「AUZAI ME16」について詳しく紹介していきます!
今回、「AUZAI ME16」をレビュー用に提供していただきました。
提供いただいた事を抜きにしても、この「AUZAI ME16」はなかなか良い製品です!(最早手放せない!)
試用で気になった点もコメントしていますので、最後まで目を通していただけると幸甚です。
目次
「AUZAI ME16」の価格、特徴、スペック
15.6インチのモバイルモニター「AUZAI ME16」の価格、特徴、スペック について確認していきます。
「AUZAI ME16」の価格
「AUZAI ME16」の価格は 19,880円。過去にも何度かタイムセールが開催されていて、タイムセール時の価格は 16,898円のようです。
2020/9/29時点では19,880円ですが、3,000円OFFのクーポンが提供されていますので実質16,880円です!(安い!)
特徴とスペック
「AUZAI ME16」の特徴は下記の通りです。(Amazon製品ページよりピックアップ引用)
AUZAI ME16 の特徴
- 優れた視野角のIPSパネル&1080PフルHD対応
IPS液晶パネル採用、フルHD1920*1080Pの解像度対応、水平178度/垂直178度の広視野角でどこから見ても色の変化が少なく、鮮やかな色彩表現とコントラストを実現。 - 広い応用性&USB Type-C/mini HDMI端子搭載
ノートパソコン、デスクトップ、スマホ、PS3/PS4、XBOX ONEまたは任天堂のスイッチと簡単に接続 - 狭額縁デザイン・最薄部4mm・650g超軽量
- 縦型表示も可能&スピーカー二つ内蔵
3.5mmオーディオ端子も付いておりますので、イヤホンをつなぐことも可能 - スマートカバー兼スタンド&保護フィルム付き
「AUZAI ME16」はUSBでの接続だけではなく、HDMIインターフェースとステレオスピーカーを搭載していることがポイントです。
またスマートカバー兼スタンド、保護フィルム、各種ケーブル(三本も!)など付属品も充実しており価格比満足度が高い商品になっています。
注意点としては、バッテリーは搭載されていないこと、HDMIの端子がmini HDMI端子であることです。
mini HDMIについてはアダプターを使うことで通常のケーブルも使えるようになります。
AUZAI ME16 スペック
- サイズ:15.6インチ(16:9)
- 本体重量:650g
- 解像度:1920*1080
- 周波数(H/V):60HZ
- 輝度(標準値):250cd/m²
- コントラスト比(標準値):1000:1
- デジタル映像入力:mini HDMIx1、USB Type-Cx1
型名は「AUZAI ME16」ですが、実際のインチ数は15.6インチです。
本体重量が 650g!!薄くて軽いのが特徴です!
(実測では重さ 600gでした!(保護フィルム未貼り付け))
ところで「AUZAI」ってどこのブランドなの?
僕は今回の「AUZAI ME16」で初めて"AUZAI"というブランド名を耳にしました。
「AUZAI ME16」のメーカーは中国広東省深圳市を所在地とする「Shenzhen Chuangjie Mobile Internet Co., Ltd」です。
輸入者は「Testing Center Technology Japan合同会社」です。
まだ新しい会社なのでしょうか、どちらも具体的な企業情報をみつけることができませんでした。(2020/9/29時点)
「AUZAI」の意味について担当の方に教えていただいたところ、以下の単語の頭文字を取った、とのことです。
Adaptable
Upstanding
Zest
Abundant
Immense
A is for adaptable, for the world is full of unique challenges
U is for upstanding, your inner-self.
Z is for zest, your zeal for life.
A is for abundant, your cheer knows no bounds.
I is for immense, are your great qualities
ごめんなさい、英語がちょっとよくわからなくて・・(汗)。
「AUZAI」は、思いが込められたブランド名なのだと理解しました!!
「AUZAI ME16」の実機をチェック!
それでは「AUZAI ME16」の実機をチェックしていきましょう。
まずはパッケージ。ホワイトのパッケージの中央にAUZAIのロゴがグレーでプリントされているシンプルなデザインです。
パッケージ裏側には、メーカー情報や基本仕様が記載されています。
セット内容は非常に充実しています。
「AUZAI ME16」のセット内容は以下の通りです。
セット内容
- AUZAI ME16モニター本体
- スマートカバー兼スタンド
- 保護フィルム
- クリーニングクロス
- USB-C=USB-Cケーブル
- USB-C=USB-Aケーブル
- mini HDMI=HDMIケーブル
- 説明書
電源アダプターは別途必要ですが、必要なモノが揃ったオールインワンパッケージになっています。
いつ画面に傷をつけてしまうかわかないため、画面のキレイなうちに保護フィルムをはりつけた方がよさそうです。(僕はタイミングを逸してしまい、フィルムを貼らずに裸運用中です。)
付属している電源供給用のUSBケーブルは、USB-A=USB-Cのケーブルです。
このケーブルのUSB A側にチャージャーなどを接続し、「AUZAI ME16」に電源供給します。
USB-C同士でPCやスマホと接続するためのUSB-C=USB-Cケーブルも付属しています。
USB-C同士で接続して映像を流すには「USB3.1 Gen2 Type-Cケーブル」が必要です。(付属ケーブルを使えば大丈夫です)
ダメなケーブルの例として、充電用をメインとして過去に購入した「Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」を使ってPCと接続した場合には「信号がありません」と表示され、映像を映すことができませんでした。
HDMIも付属しています。
HDMIケーブルは片側がmini HDMI(ややこしいですが Type C と呼ばれています)のタイプ。
↓ 「AUZAI ME16」本体はマジで薄いです。
右側面下側には各種端子が配置されています。mini HDMI(映像)、USB-C(映像&給電)、給電用のUSB-Cです。
左側面の下側にはスイッチとイヤホン端子が配置されています。
電源ボタン兼戻るボタン、ダイヤル(セレクター)、3.5mmオーディオ端子です。
上の写真ではボタンが見えにくいので写真をもう1枚。
ダイヤル付近の内部にLEDが配置されており、電源オン時はグリーン、スリープ時にはレッドに点灯します。(この表示が少し控えめな為、見えにくいのですが、大きな問題ではありません)
ダイヤル操作で簡単に音量と明るさの調整が可能です。
メニューに入ると一般的なモニターに装備されているような詳細な設定が可能です。
底面には滑り止めのゴム足とスピーカーのスリットがあります。
1Wのスピーカーなので、「大迫力!!」というイメージではありませんがセリフなどもよく聞こえ、音に不満はありません。(スピーカー付きであるということで、ムチャクチャ便利で感謝です!!)
スマートカバー兼スタンドはマグネットで背面に取り付けるイメージです。iPadの純正カバーなどのマグネットのイメージとは少し異なり、磁力弱めで外れやすい印象です。
このカバーのおかげで、収納時や持ち運び時にパネル表面を保護することができます。
カバー単体での重量が 482g(!)で「AUZAI ME16」本体(実測600g)と合計で 1082g になります。なんとか持ち運びできる重さです。
スタンドとして使う場合、2段階の角度を使うことができます。
スタンド使用時には設置安定感があり、倒れてしまうなどの心配はありませんでした。
スマートカバーはカバーの磁力が弱めの印象です。外れやすいので注意が必要。
これは本当にこまったのですが、説明書のスマートカバーの図が実物とあっておらず、本体からカバーが外れてしまった後にどのように付けるのかがわからなくなりました。
(考えてみると取り付け方の説明もないです)
ここは説明書を改善して欲しいところです。
「AUZAI ME16」画面が想像以上にキレイな印象!!
「どうせ中華モニターだし」(←失礼!)、
「価格も安いし期待できない」
「どうせ斜めから見たら色が反転しちゃったりするんでしょ?」
という感覚でこのモニターを体験するとちょっと驚くことになります。
(僕がそうでした!)
いや、画面が予想外にキレイなのです!
「マジかよ~!!」と思いました。良い意味で。
この感覚は他の「AUZAI ME16」関連の多くのレビューでも同じ感想が述べられており、間違いありません。
逆にこのようなレビューを読んで「画質がムッチャ良いらしい」と思って購入すると、期待値があがってしまい、実物をみると「大したこと無いな・・」と感じるかもしれません。
高価なモニターよりも画質が良いなんて話ではありませんのでご注意を。
15.6インチでフルHD(1920x1080)という解像度であり、十分高精細です。
(我が家のTVなんて55インチでフルHDなのですから(泣)!)
色もくすみを感じず、鮮明に見えています。
鑑賞ポイントを中心からズラしても色の変化は少なく(さすがIPS!)、使い勝手のよいモニターです。
「水平178度/垂直178度の広視野角」をうたうだけあります。
パネルの表面は反射が目立つグレア(光沢)です。好みの分かれるところだと思いますが、僕は好きです。
光の映り込みは気になりますが、クリアでコントラストも高く見える傾向にあり、映像を見るには適している印象です。
画質面で気になったポイントがあります。
階調については、なだらかなグラデーションにおいて階調段差が強調されて見える場合があります。
ソニーのTVでは注意してみなければ気づかない段差が強調されて表示される印象です。
空や壁などのグラデーションで、かつ、やや暗めに撮影された場合に発生します。
何か設定で改善しないかチャレンジしてみましたが、うまい設定はみつかりませんでした。
推測ではありますが、明るい部分の再現性を優先し、シャドー側は1bitの差が大きくなるようなチューニングになっているのではないかと考えます。
一部で階調段差が目立つこと。これがNGかというと、そんなことはなく、個人的には気にはなりましたが商品性を損なうほどの問題ではない、と考えます。
そのため、写真のRAW現像などクリエイティブな領域向きには不向きだとは考えます。
また、最高にキレイな映像で映画を観たい!というこだわり派の方にもおすすめはしません。
(どこでも気軽に映像を楽しむ用途にはオススメ!です)
「AUZAI ME16」は、webを閲覧したり、ドキュメントを作成するというPC作業は当然として、カジュアルにゲームやドラマ、そして映画を楽しむ用途に向いており、持ち運びでき、解像感もあり、発色もキレイなモニターだと考えます。
(しかも価格が手ごろ!)
「AUZAI ME16」の幅広い使い道!
「AUZAI ME16」は、USB-Cだけでなく mini HDMI 端子を装備し、軽量・薄型、さらに電源がUSB-C経由です。これにより、場所、インターフェースによらずさまざまな使い方が考えられます。
接続できる機器は多種多様です。
パソコン、ノートPC、Mac、スマホ など(要HDMI端子 or USB-C映像出力機能サポート)
PS4、Xbox、Nitendo Switch などのゲーム機。
Fire Stick TV、ハードディスクレコーダーなどの再生デバイス。(要変換アダプター)
などなど。
↓ 「AUZAI ME16」との接続簡易確認結果
HUAWEI P20 とUSB-Cケーブルでの接続ができました。
Pixel 4a とはUSB-Cケーブルでの接続で映像が出ませんでした。
Surface Go 2 との組み合わせにて、USB-Cケーブルでの接続ができました。
Lenovo X280 のUSB-C端子との接続では映像が出ませんでした。(電源供給専用の端子なのでしょうか)
Nintendo Switch のUSB-C端子との接続で映像・音声が出ました。
Fire TV StickとのHDMI接続で映像・音声が出ました。(要変換アダプター)
Nikon Z6 とのHDMI接続で映像表示を確認。(要変換アダプター)
ASUSのモニターとはキャラクターが違う
テレワーク用のセカンドモニターとして人気のASUS製モバイルモニターは、USB-Cでの接続がメインでHDMIをサポートしていません。
例えば、ASUS MB168Bは15.6インチでAUZAIと同じ画面サイズで価格帯も近い存在ですが、IPSではなくTN液晶。解像度もWXGA(1366×768)。HDMIはサポートしておらずUSB接続のみです。また、スピーカーも搭載されていません。
もうワンランク上のASUS MB16ACE は「AUZAI ME16」と同じIPS、フルHDです。こちらもHDMIをサポートしておらずUSB接続のみ。また、スピーカーも搭載されていません。
ASUSはまさにビジネスよりの思想ですが、「AUZAI ME16」はIPS フルHDという性能を持ちながら、さらにHDMIのサポート、スピーカーの搭載により仕事だけでなくプライベートでも幅広く使えるモバイルモニターに仕上がっているのです!
お気に入りの使い方は 「AUZAI ME16」に Fire TV Stick を接続して動画を楽しむ!
僕がオススメする「AUZAI ME16」の使い方は、「AUZAI ME16」に Fire TV Stick を接続して動画を楽しむ事です。
「AUZAI ME16」はスピーカーも付いていますし、 Fire TV Stick は プライムビデオだけでなく、Netflix、Hulu、YouTubeなどもサポートしており万能です。Abema TVやTverをインストールし「AUZAI ME16」に接続すればほぼTVに近い存在になります。
Fire TV Stick は本体にフルサイズのHDMIの端子があり、直接TVなどのHDMI端子に接続する使い方ですが、「AUZAI ME16」のHDMI端子はminiです。
そこでHDMIの端子変換アダプター・ケーブルを別途購入し「AUZAI ME16」に接続するのです。
僕のオススメはUGREEN製のアダプターケーブルです。ケーブル式のアダプターの方が自由度が高いのでオススメです。
↓このような形状です。
実際に Fire TV Stick を接続すると ↓ このようなイメージです。
新登場 Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン付属 | ストリーミングメディアプレーヤー
僕はベッドの枕元にスペースを確保して、寝転びながら映画などを鑑賞しています!!
スマホやタブレットよりも画面が大きく、設置の自由度も高いのでムチャクチャ便利です!
「AUZAI ME16」ってどうなの?
「AUZAI ME16」のオススメポイントは以下の通りです。
ポイント
- 高視野角・高精細 FHD IPSパネル搭載
- 軽量・薄型・狭額縁
- 万能のHDMI端子搭載でゲーム機やFire TVなどの機器の映像を映し出せる!
- USB-C 接続でPCやスマホと接続可能!
- スピーカー内蔵!
- スマートカバー、フィルム、各種ケーブルが付属!
- お手頃価格!
「AUZAI ME16」は、リモートワーク・在宅勤務におけるディスプレイの拡張用途として十分に役立つ存在です。
「AUZAI ME16」を接続すれば、13インチクラスのノートPCで仕事をするよりもはるかに生産性があがります。
「AUZAI ME16」にはHDMI端子とスピーカーが装備されていて、ゲーム機(PS4、XBOX、Nintendo Switch など)や Fire TV Stick などの装置のディスプレイとして便利に使う事ができます。
個人的にはFire TV Stick を接続し、枕元に置きNetflixでドラマを観ています。(なぜかこれで驚くほど入眠が早くなってしまうという・・!ドラマ進まねぇ・・!)
5V/2Aで駆動できるので、モバイルバッテリーからの電源供給でも「AUZAI ME16」を使うことができるのもGoodなポイントです。(キャンプなどのアウトドアでも楽しめそう!)
仕事にも遊びにも使える幅広さが「AUZAI ME16」の魅力です。
収納スペースの薄さも魅力で、スタンド付きのモニターよりもはるかにスペースセイバーです。
「AUZAI ME16」は2万円弱の価格ですが、持っていて損のないオススメのモバイルモニターです!
モバイルモニター AUZAI 15.6インチ IPSパネル 1080P 4mm 650g ME16