「Fire HD 8」と「Fire HD 8 Plus」の第10世代(2020年モデル)がリリースされました。今回は、「Fire HD 8 Plus」について実機レビューしオススメポイントと注意点について紹介していきます。
8インチサイズのタブレットはサイズ感も良く、これで1.2万円となるとかなりコスパの高い商品です。
今回のモデルチェンジでデザイン的にも縦長からやや縦長になり、使いやすいモデルとなりました。
また、基本性能の向上、USB-Cの対応などの進化に加え、「Fire HD 8 Plus」ではメモリー3GB対応、ワイヤレス充電対応、Showモードの自動起動、専用ワイヤレス充電スタンドの販売により魅力的なタブレットに仕上がっています。
僕も購入以来、日常使いしているお気に入りのタブレットです!!
▼ 今回紹介する商品はこちら!
Fire HD 8 Plus タブレット 32GB 【ワイヤレス充電スタンド付き】
目次
「Fire HD 8 Plus 」の仕様について
「Fire HD 8 Plus」仕様概要
「Fire HD 8 Plus 」についての概要は以下の通りです。Fire HD 8 技術仕様のページより引用。
Fire HD 8(2020、第10世代)は、Fire HD 8(2018、第8世代)の後継製品です。
デザインが新しくなり、横向き・縦向きモード対応のフロントカメラを採用。
高速なMT8168 SoC、容量が2倍になったストレージ(16/32GBから32/64GBへ)、USB-C、より明るくなったHDディスプレイが搭載され、Wi-Fiもさらにつながりやすくなっています。
また、本デバイスはFire OS 7(Android Pベース)で動作し、 2GB RAM(HD 8)と3GB RAM(HD 8 Plus)のバージョンがあります。
3GBバージョンでは、メモリを大量に消費するアプリを実行でき、米国、英国、ドイツ、日本のマーケットプレイスでのみ購入可能です。
以下の通り、機能仕様としてはHD 8とHD 8 Plusとの間にはメモリーの違いしかあません。
Fire HD 8(2020、第10世代)機能仕様:
名前 Fire HD 8(2020、第10世代)
世代 第10世代
画面サイズ 8インチ
画面解像度(ピクセル) 1280 x 800 IPS
HDサポート HD解像度
抽象LCD密度 hdpi
RAM 2GB(標準バージョン)、3GB(Plusバージョン)
システムオンチップ(SOC)プラットフォーム MediaTek MT8168(64ビットクアッドコア)
アプリケーションバイナリインターフェイス(ABI) 32ビット
CPU ARM Cortex-A53 x 4(2.0GHz)
GPU Arm Mali-G52 3EE MC1
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド)
外部ストレージ 最大1TBのMicroSD
Bluetooth 5.0 LE
位置情報サービス Wi-Fiベース
初期のFire OSバージョン Fire OS 7
最新のFire OSバージョン Fire OS 7
AndroidのバージョンとAPIレベル Android 9、APIレベル28
ヒープのサイズ(デフォルト) 128MB
ヒープのサイズ(ラージ) 256MB
前面カメラ 2MP
背面カメラ 2MP
カメラのオートフォーカス なし
マイク あり
マルチタッチ 5ポイント
加速度計 あり
コンパス なし
ジャイロスコープ なし
光センサー あり
近接センサー なし
「Fire HD 8」と「Fire HD 8」 の違い
「Fire HD 8」と「Fire HD 8」 の違いだけをピックアップすると以下の通りです。
メモリー容量だけでなく、ワイヤレス充電対応、Showモードの自動起動、付属の電源アダプターの出力、展開されるカラーにも違いがあります。
Fire HD 8 | Fire HD 8 Plus | |
価格(32GB/64GB) | 9,980円/11,980円 | 11,980円/13,980円 |
メモリー | 2GB | 3GB |
ワイヤレス充電対応 | × | 対応 |
Showモードの自動起動(ワイヤレス充電アダプタ使用時) | × | 対応 |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト | スレート |
付属電源アダプター | 5W | 9W |
なぜ「Fire HD 8 Plus」では9Wの電源アダプターを付属したのかは謎ですが、これによりフル充電まで約4時間となります。(5Wアダプターだとフル充電まで何時間なのかは情報が見つかりません)
一方で、別売りの専用ワイヤレス充電スタンドを使えば、フル充電まで約3時間、80%までの充電なら約2時間で完了します。ワイヤレス充電の方がフル充電までの時間が短くて済むのです。
「Fire HD 8」と「Fire HD 8 Plus」の価格差は2,000円です。
どこまで支払い額を抑えたいか?にもよりますが、「Fire HD 8 Plus」を購入した方が無難です。
Fire タブレット共通の注意点!Google Play には非対応。
Fire タブレット共通の注意点として、重要な情報をお伝えしておきます。
Fire OSはAndroid OS がベースですが、通常のAndroidスマホでアプリをインストールする「Google Play」には非対応です。
Google Play の代わりに、Amazon独自のアプリストアからアプリをダウンロードすることとなります。
ただし、Amazonのアプリストアでは掲載されているアプリが限られます。
例えば、YouTubeはブラウザから視聴可能です。
Twitter、instagramなどの一般的なSNSもAmazonのアプリストアから利用が可能です。
例えば、Amazonのアプリストアに存在しない代表的なアプリとして「LINE」が挙げられます。
その為、FireタブレットをGoogle Playに対応させる裏技を試みる方も多いようです。
セキュリティとしての不安もありますし、僕の用途ではそこまで必要がない状況です。
購入後に使ってみて、やはり使いにくいようであれば、裏技を試してみるのも良いでしょう。(もちろん自己責任で!)
「Fire HD 8 Plus」の実機をチェック
それでは「Fire HD 8 Plus」の実機をチェックしていきましょう。
「Fire HD 8 Plus」のパッケージは、「Fire HD 8」とは異なる専用のバッケージでした。
セット内容は、本体、充電用USBケーブル、9Wのチャージャー、スタートガイドなどのドキュメント です。
「Fire HD 8 Plus」に付属するのは「9Wのチャージャー」。通常版の「Fire HD 8」の場合には5Wのチャージャーが付属します。
9Wのチャージャーで充電した方がフル充電までの時間が短くて済みます。(4時間)
5Wのチャージャーでの充電時間については情報がないのでどの程度速いのかがわかりません。
付属のUSBケーブルは片側が Type C です。コネクターに上下(裏表?)が無いため、ケーブルを挿す時に向きに気を使わなくて済みます。
本体はこれまでと縦横比が異なり安心感がある
本体の画面サイズは8インチ。サイズは202 x 137 x 9.7mm。重量は 355g。
これまでの Fire HD 8 とは縦横比が違うのがポイントです。
Fire HD 8(2018、第8世代)では、214×128×9.7mm でした。
これまでは縦長ボディだったのですが、今回の第10世代では3:2の縦横比になり iPad に近い扱いやすいバランスになりました。
スピーカーはクリアな音質
スピーカーはステレオです。なかなかクリアかつ迫力のある音が鳴るため非常に満足しています。
プライムビデオやNetflixの視聴が非常にはかどります!
Dolby Atmos に対応ということなのですが、これが何に効いているのかは不明です。(スピーカーは関係なく、デコーダーが Dolby Atmos に対応しているだけなのでは?)
反対側の側面には、micro SDカードのスロットがあります。
micro SDカードは 1TB の容量まで対応し、ビデオの保存に役立ちます。
プライムビデオなどをダウンロードしておきたい場合には大きな容量の micro SDを用意しておくと良いでしょう。
短辺側にボタンとインターフェースが集まっています。
ここには、ヘッドホン端子、USB-C端子、マイク、電源ボタン、音量+/-ボタンがあります。
ヘッドホン端子は便利ですし、USB-Cの端子も充電だけでなくキーボード・マウスの接続も可能です。いろいろな事に使えそうなタブレットだと思います。
Bluetoothに対応しているため、ワイヤレスヘッドホンとの接続も可能です。
カメラ搭載によりビデオコミュニケーションも可能!
カメラはインカメラと外側のカメラが2つ搭載されています。2Mピクセルのカメラで、720pのHD動画の撮影が可能です。
ZoomやSkypeでカメラを使ったビデオコミュニケーションも可能です。(Zoomは実際に動作確認済です)
注意していただきたいのは、iPhoneのように高性能なカメラではない点です。
性能・表現力が異なりますのでご注意を。
「Fire HD 8 Plus」は必要十分なディスプレイを搭載
「Fire HD 8 Plus」は必要十分な解像度・明るさ・階調を持つディスプレイを採用しています。派手さはありませんが不満はありません。
「Fire HD 8 Plus」について、外観を中心に紹介してきましたが、コスパが高く、価格に対して満足いく仕上がりです。
「Fire HD 8 Plus」は使い続けられるタブレットだと考えます!(事実、使っていて、非常に便利です!!)
「Fire HD 8」と「Fire HD 8 Plus」との比較
「Fire HD 8」と「Fire HD 8 Plus」の両方を購入しました。
メモリ容量の違いによる性能差は体感できず
「Fire HD 8」と「Fire HD 8 Plus」とではメモリー容量が異なります。
両機の動作の違いをチェックしてはいるのですが、僕の使い方ではメモリの違いによる性能差がわかりませんでした。
「3GBバージョンでは、メモリを大量に消費するアプリを実行でき」るということなので、重いアプリ(リアルなゲーム?)では印象が違うのかもしれません。
「Fire HD 8 Plus」のスレートカラーがカッコイイ!
「Fire HD 8 Plus」のスレートカラーがカッコイイという点について強調しておきます。
ブラックだと少し安っぽい風合いなのですが、「Fire HD 8 Plus」独自のスレートは少し落ち着いたかっこいい雰囲気に仕上がっています。
まぁ、ケースを付けてしまうとわからなくなるのですが(笑)。
ワイヤレス充電対応が「Fire HD 8 Plus」のポイント!
ワイヤレス充電の対応が「Fire HD 8 Plus」の最大のポイントです!
「ワイヤレス充電」は、充電時にケーブルを接続する必要がない事。(ワイヤレスチャージャーが必要です)
また、専用のワイヤレス充電スタンド に立て掛ければ「Showモード」が自動的に起動し、Alexaを搭載したスクリーン付きのスマートスピーカーとして使用可能になります!
「Showモード」とは、Fire タブレットを スクリーン付きスマートスピーカーの Echo Show のようにも使えるモードの事です。
新登場【Fire HD 8 Plus用】ワイヤレス充電スタンド (Made for Amazon認定取得)
以上のことから、「Fire HD 8 Plus」を買うなら「【Fire HD 8 Plus用】ワイヤレス充電スタンド 」をセットで購入するべきです!
「【Fire HD 8 Plus用】ワイヤレス充電スタンド 」をセットで購入するべき3つの理由
- セット購入で 1600円引き
- 「Fire HD 8 Plus」専用デザインで使いやすい
- 縦置きと横置きの両方に対応!
- 10Wの高速ワイヤレス充電。「Fire HD 8 Plus」を2時間以内に80%充電!
- 横向きでセットすれば自動でShowモードに!*1
*1 設定にてShowモードの自動モード切り替えを予めオン時
充電スタンドは「Fire HD 8 Plus」に専用カバーを取り付けていても利用可能です。
カメラが気になる場合などは、カバーしてしまうことも可能です。
純正のカバーは、少し高価で重量もあるのですがしっかりとした作りなのでオススメです。
僕はプラムのカラーのカバーを購入しました。
▼ ワイヤレス充電スタンドについてはこちらで紹介しています!
【レビュー】「Fire HD 8 Plus」用ワイヤレス充電スタンドが便利!Plus買うなら本体にプラスして購入を!
-
【レビュー】「Fire HD 8 Plus」用ワイヤレス充電スタンドが便利!Plus買うなら本体にプラスして購入を!
ワイヤレス充電が可能なFireタブレット「Fire HD 8 Plus」を購入する際に、「ワイヤレス充電スタンド」をセットで購入しました。 本投稿ではANGREAT製「Fire HD 8 Plus」用 ...
続きを見る
「Fire HD 8 Plus」を使ってみた感想
実際に使ってみたところ、これまでの Fireタブレットはイマイチと思える部分が何らかの形で存在していたのですが、「Fire HD 8 Plus」は本当に「使える!」と思える存在でした。
これは本体の縦横比が変わった点も大きいと思います。
縦長から、バランスのよいiPad風の縦横比になったので非常に安心感があります。
(Fire HD 10 も非常に良いタブレットなのですが、縦長過ぎて使いにくいのです)
注意ポイントとしては、
・画面を見た時に光の反射が強く見づらい場合がある点(フィルムで軽減)
・HD解像度なので超至近距離では解像度不足を感じる場合がある点
・Google Play に対応していないため、アプリが限られる点(必要ならGoogle Playをインストールするなど自己責任で)
というところ。
ディスプレイについては、至近距離での視聴ではもう少し解像度が欲しい、と思う事もありますが問題ないレベルです。
良い部分は多々あります。
スピーカーはクリアで広がりのある音を楽しめます。
CPU性能の向上が効いているのでしょうか、画面のスクロールもスムーズで不満がありません。
ヘッドホン端子あり、USB-C端子の採用もうれしいところ。
そして、ワイヤレス充電とShowモードの自動切換えに対応。
これは専用のワイヤレス充電スタンドとのセットで本領を発揮します。
必ずスタンドとセットでの購入がオススメです。
逆に「ワイヤレス充電スタンドは不要」という判断ができるなら、通常の「Fire HD 8 」を購入したほうが良いでしょう。
僕は「Fire HD 8 Plus」を枕元での、プライムビデオ鑑賞、Netflix鑑賞をメインに使用しています。
Kindle本を観る場合にも非常に便利です。
スタンドに立てて充電しながらビデオ鑑賞したり、Showモードでスマートスピーカー的に使ったりしています。
基本性能も高く、価格比満足度の高い「Fire HD 8 Plus」はかなりオススメです!
▼「Fire HD 8 Plus」 32GB単品
【Newモデル】Fire HD 8 Plus タブレット スレート (8インチHDディスプレイ) 32GB
▼ 「Fire HD 8 Plus」の製品保証は90日間(!)。
長く使うなら、延長保証・事故保証プラン (2年・落下・水濡れ等の保証付き) を追加しましょう。
【Fire HD 8, Fire HD 8 Plus用】 延長保証・事故保証プラン (2年・落下・水濡れ等の保証付き)
▼ ディスプレイの反射防止のために反射防止のフィルムを購入しましょう。
【Fire HD 8, Fire HD 8 Plus用】 Digio2 液晶保護フィルム 高精細 反射防止 気泡レス加工 2枚入り
▼ 少し高いのですが、スタンドにもなる専用カバーは便利です。可能であれば購入を。
【Fire HD 8, Fire HD 8 Plus用】 Amazon純正 カバー (2020年発売 第10世代) トワイライトブルー
▼ micro SDカードは購入後に必要に応じて購入すればよいと思います。
Fire HD 8 動作確認済の商品、正規品が安心です。
▼「Fire HD 8 Plus」を購入するならスタンドとのセットがオトクです!!