2012年に購入した三菱ノンフロン冷凍冷蔵庫 MR-RX47T-N の左扉が閉まりにくくなり、部品を購入し交換することで対処ができましたので紹介します。
故障した三菱冷蔵庫は使用開始からすでに13年が経過していますが、気持ちとしてはまだまだ使用したいところ。
現象としては、観音開きの扉(フレンチドア)の向かって左側の扉だけを開けた後、「回転仕切板」というパーツがピタリと扉側面に格納されておらず、閉める時に右扉と接触してしまい閉まらない、というモノ。手で「回転仕切板」を押さえれば閉められます。
「回転仕切板」はドアが開いている時にはドアの側面にピタリと引っ付き、ドアを閉じると展開され右側ドアとのスキマを埋める役割をするパーツです。
ドアが開いている時に「回転仕切板」をドアの側面に引き寄せるためにバネが使われていますが、このバネの取り付け部分が破損してしまい引き寄せできなくなったことが原因です。
検索してみると東芝製冷蔵庫ではバネの破損が多く、数百円のバネパーツの交換で済むケースが多いようですが、私の場合「回転仕切り板」のバネで力がかかる部分が物理的に破損しているため、接着で固定するというようなDIY修理が難しそうです。
【参考】他の方の故障事例
事例➀:三菱冷蔵庫故障 扉の回転仕切板 MR-R47T | マロンいわ-2020のブログ 「回転仕切板」上部のヒンジが故障
事例②:冷蔵庫のセンターピラーを修理 「回転仕切板」バネ部分のパーツが故障(同じ故障です。ゴムや磁石で対応されています)
修理するといくらかかるか?
修理を依頼した際の修理概算費用については三菱冷蔵庫のサイトで確認が可能です。
今回の現象にマッチした症状例はありませんが、修理を依頼すると1万円~2万円はかかりそうです。

同様な機種に買い替えると
軽く20万円はするため、修理したいけど出費が痛い…
自分で直せないかなぁ・・・と調査をすすめました
購入するとなると、2023年モデルのMR-JX47LTJ で17.8万円+リサイクル料などで、やはり20万円コースです。
2012年に購入した MR-RX47T-N は12万円+ポイントだったのですが…
機種名は確認していませんが、家電量販店で三菱電機の冷蔵庫の回転仕切板のヒンジ部分(バネ固定部分)の構造を確認しましたが、設計としては変わっていませんでした。

ひょっとすると強化されているのかもしれませんが、さすがに 13年経過での破損ですので設計ミスとも言えません。
三菱冷凍冷蔵庫の回転仕切板のパーツが買える!
使い始めて13年が経過していることもあり「冷蔵庫としての機能には問題ないのに買い替えかぁ…」と悩んでいましたが、検索をすすめていくと「回転仕切板」のパーツ販売を発見!マジですか!?
楽天市場で送料込み(無料)3,980円 で購入できます!(さらに楽天ポイントが付きます!)
※本商品はスプリング、ヒンジ上下が付属しているセット商品です。
【対応機種】
MR-R47T-F、MR-R47T-S、MR-R47W-F、MR-R47W-S、MR-R47X-F、MR-R47X-S、
MR-R47Y-F、MR-R47Y-W、MR-R47Z-F、MR-R47Z-F1、MR-R47Z-W、MR-R47Z-W1、
MR-R52T-F、MR-R52T-S、MR-R52W-F、MR-R52W-S、MR-RX47T-N、MR-RX47T-RW、
MR-RX47T-W、MR-RX52T-N、MR-RX52T-RW、MR-RX52T-W、MR-RX57T-N、MR-RX57T-RW、MR-RX57T-W、MR-RX62T-N、MR-RX62T-RW、MR-RX62T-W※品番末尾の「-F」や「-W」などは色柄コードです。
なお、三菱電機のサイトによると回転仕切り板(ばねのみの場合を含む)についてはパーツ単品での購入はできず、必ず修理を依頼する必要があるとのことです。
そのため、ここからは自己責任で作業を進めます。
楽天市場やYahoo!ショッピングでの口コミをチェックすると「ドライバー1本で簡単に交換できました」という書き込みが多いため、私でもパーツ交換ができそうです。
冷蔵庫の回転仕切板を購入して自分で交換!
注文から3営業日で購入した部品「三菱 M20YJ2050」が届きました!
届いたパッケージの長さは、約88.5cm。長いですが、軽いです。
三菱電機のシールが貼られており、純正パーツだと推測されます。

部品名:ヒーターバン、ROTATIONAL_HEATER_BO、MRR472W MR-R472-W M20YJ2050 などの文字が書かれています。
「回転仕切板」は、センターピラー、ヒーター板という呼び方もあるようです。
説明書にも「回転仕切板」は結露防止ヒーターが内蔵されているという記載がありました。
▼パッケージに入っていたパーツはビニールに入れられていました。安心感があります。
▼ 上側のヒンジ部分です。結露防止ヒーターの配線も付いています。
▼ 下側のヒンジ部分です。バネも付属しています。
「三菱 M20YJ2050」には説明書などはありません。自分で考えて作業していきます!
またネジ、ビスも付属していませんので、破損したパーツを取り外す際には失くさないように注意が必要です。
破損した回転仕切板を取り外す
まず破損した「回転仕切板」を取り外します。
結露防止ヒーターのコネクターを抜き差しすることもあり、必ず電源プラグを抜いて作業します!
※お手入れの際にどうするべきかを説明書をチェックしましょう。また、電源プラグを挿す際にも注意が必要です。
私の機種の場合「コンセントに再度電源プラグを差し込むときは、 10分以上間をおいてから差し込んでください。 すぐに差し込むと機械が動きません。」という記載がありました。
私の機種では合計 5個のネジを外しました。上側のヒンジに2個、ケーブルカバー部分に1個、下側のヒンジに2個 です。これを外します。


外す順番はあまりこだわる必要もなさそうですが、下から外す方がよさそうな印象です。
結露防止ヒーターのケーブルは少し引っ張るとコネクターがあります。ツメを押して引っ張ると簡単に外れます。
新しい回転仕切板を取り付ける
取り付けは、上側のヒンジを軽く仮止めして、下側のヒンジのネジを固定、上側を固定。配線のコネクターを接続。配線を取り外し前の状況に近い状態に整えて、カバーをネジ留め。という手順で作業しました。正式な作業手順はわかりません。
下側の方がネジのための穴が小さく、上側の方が縦長だったため、微妙な位置調整は上側で行うのだろうということで上側のネジ留めが後なのかな?と思いました。
この交換作業により、手で押さえたりせずに手間なく左扉を開閉できるようになりました!
最後にコンセントに電源プラグを差し込みます。
またある程度の時間経過後に、「回転仕切板」がヒーターによって暖かくなっていることも確認しましょう!
完全に自己責任になりますが、「回転仕切板」のパーツ交換により修理依頼するよりも安価に直すことができました!

さまざまなリスクを伴うためご自身での作業を推奨するものではありませんが、みなさまのご参考になれば幸甚です!
▼ 今回購入したパーツはこちら!
▼ バネ(スプリング)の交換だけでOKな場合はこちら(互換パーツ)