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ダイキン遠赤外線暖房機「セラムヒート」を購入!これはいい!旧モデルとの違いも紹介!

2023年2月9日

ダイキンの遠赤外線暖房機「セラムヒート」(2023年モデル ERFT11ZS-W)を購入しましたのでレビュー紹介します!量販店の店頭デモでセラムヒートの暖かさを体感して以来、非常に欲しかったヒーターです!上質なデザインと頑丈なつくりが共存したエクステリア。そして風や音がなく、体の内側からポカポカと暖めてくれる。1100Wの出力ですが、近距離であれば300W~400Wでも十分な暖かさを得られ、何気に省エネ。結構気に入っている商品です。

セラムヒートのロゴ
全体的に品の良いデザイン。気に入っています!

この記事では今回購入した2023年モデルのセラムヒート「ERFT11ZS-W」の紹介と使用感、最新モデルと過去機種との違いについて紹介します!

▼今回紹介するダイキン「セラムヒート」ERFT11ZS-W。

ダイキン「セラムヒート」最新モデルと旧モデル(型落ち品)との違い

まず、ダイキン「セラムヒート」最新モデルと旧モデル(型落ち品)との違いについて紹介します。(調べてみたところ、意外な結果でした!)

ダイキン「セラムヒート」の「2023年モデル」は2022年に発売されています。(←家電などでは2023年に発売してこそ「2023年モデル」だと考えていたため、この事実にも驚きました)

モデル年度発売時期家電量販店取扱製品
2023年モデル2022年9月発売ERFT11ZS-T(ブラウン)
ERFT11ZS-W(マットホワイト)
2022年モデル2021年9月発売ERFT11YS-T
ERFT11YS-W
2021年モデル2020年9月発売ERFT11XS-T
ERFT11XS-W
セラムヒートの2021~2023年モデルの発売時期と型番

2021年モデルから2023年モデルまで、仕様・機能・デザインについて差異が見つけられません。どうやら型番は更新されますが、モノとしては同じモノのようでした。
つまり、ダイキン「セラムヒート」の2023年モデル(ERFT11ZS)= 2022年モデル(ERFT11YS)= 2021年モデル(ERFT11XS)といえるのです。
(内部回路や一部の部品などのマイナーチェンジ、製造工程の変更などがなされている可能性はありますが、変わったとしても性能・機能に影響はない範囲)

年度2023年モデル2022年モデル2021年モデル
型番ERFT11ZSERFT11YSERFT11XS
価格オープン
電源単相100V 50/60Hz
消費電力0.25~1.1kW※1
運転電流2.5~11A※2
1時間あたりの電気代のめやす7.75~34.1円(最小~最大)※36.75~29.7円(最小~最大)※36.75~29.7円(最小~最大)※3
ヒーターセラミックコーティングシーズヒーター 2本(φ12×2)
能力制御約23~100%/250~1100W(可変)
人感センサーモード/リズムモード・温度モード/速暖モード
電源コード長さ3m(キャブタイヤコード)※4
質量8kg
外形寸法
(高さ×幅×奥行)
縦向き:652×342×342mm(663×342×342mm突起部含む)
横向き:502×560×342mm(502×577×342mm突起部含む)
その他デジタルワット表示、 首振りスイッチ、 チャイルドロック、 消し忘れ防止6時間タイマー、縦・横兼用スタンド、 二重過熱防止機能、 二重転倒OFF機能(転倒保護スイッチ)、停電時安全装置、 過電流防止機能
角度可変上向き30°、自動首振り70°
ボディカラーブラウン(-T)、マットホワイト(-W)
セラムヒート仕様一覧比較結果(※印の内容については割愛)

仕様表のなかで有意な違いは「1時間あたりの電気代のめやす」だけで、他の項目に差異はありません。「1時間あたりの電気代のめやす」については、2021年モデルと2022年モデルは「電力料金目安単価を27円/kWh(税込)[平成26年4月改定]」でしたが、2023年モデルでは「電力料金目安単価を31円/kWh(税込)[令和4年7月改定]」に見直された影響です。

なお、2021年モデルでは前モデルからの変更点として電源コード長の変更(2m→3mへ延長)、より頑丈なキャブタイヤコードの採用という変更が行われています。(デザイン、性能等に変更なし)

つまり、セラムヒート2021年モデル、2022年モデル、2023年モデルのいずれのモデルを購入しても性能・機能は同じ!ということです。

セラムヒートには、住宅設備店取扱製品として「CER11YS-W」というモデルも存在します。「CER11YS-W」は2021年9月に発売されたモデル。こちらも家電量販店取り扱い製品との機能・性能に違いはありません。(「CER11YS-W」はカラーがマットホワイトのみです)

機能・性能が変わらず型番の変更が中心であり、オフシーズンでの切替であるため、在庫を最小限にして新モデルへの移行が可能であるため、旧モデルの安売りはなさそうです。
セラムヒートが安くなるとすれば、2月~3月というような冬シーズンの終わりでしょう!

すでに2021年モデルの「ERFT11XS」はネット販売でも見つかりません。(中古なら存在)

▼ 2022年モデル「ERFT11YS」 旧モデルではあるため、若干安い可能性はあります。

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製品としての完成度が高く、機能向上などが必要ない状態だと考えます。

ダイキン「セラムヒート」2023年モデルの実機をチェック

セラムヒート2023年モデル「ERFT11ZS-W」について紹介します。購入・使用から1ヶ月以上が経過した状態です。

セラムヒート「ERFT11ZS-W」(2023年モデル)

電源コードはキャブタイヤコードで長さは3m。この長さは大切で、ありがたい。

セラムヒート「ERFT11ZS-W」のコンセント部分。
電源コードは太く腰がある。またコンセントも頑丈そう!

電源コードは本体裏側のフックにかけることができます。

セラムヒートの裏にあるコードフック。意外に便利。
本体裏側にはコードフックがあります。

本体裏側には持ち運び用の取っ手があります。

セラムヒートの取っ手。持ち運びに使えます。
本体裏側の取っ手を使って持ち上げて運ぶことができます。

セラムヒートはヒータープを回転させることができ、この取っ手付近の作りが非常にしっかりとしています。

セラムヒートの背面。ヒンジ部分。

▼ こちらの写真のように本体ヒーター部分を横に向けることができ、幅広く暖めることができます。

セラムヒートを回転させ、横に向けた状態。
ヒーターを横にむけた状態

▼ 更に角度を上に向けることも可能。

セラムヒートは上に向けることも可能。
角度調整も可能

扇風機のように、電動での首振りにも対応しています。向き・角度・首振りを組み合わせることで状況にあわせて柔軟に対応が可能です。

▼ 操作パネルは非常に上品なデザインです。チャイルドロック、切タイマー、首振り、人感センサー、節電、速暖のボタン、電源+出力調整のダイヤルで構成されており、非常にわかりやすい。

セラムヒートの操作パネル。
操作パネル

▼ 正面のガードは開くことができます。

我が家はホコリが多く、結構ホコリがたまってしまうため定期的にガードを開けて清掃する予定です。(エアーで吹き飛べば良いのですが、エアーでは飛び切りませんでした…)

セラムヒートの反射板に溜まったホコリ。
すでにかなりホコリがたまっています。ガードをあけて清掃します。(こすって傷が付かないように注意!)

パワー出力は300W~1100Wの間を約100W単位で設定が可能です。(軽いクリックあり)

セラムヒートのダイヤル。「運転/パワー調整ツマミ」
運転/パワー調整ツマミ で出力を調整します。

なかなか使いやすいです。

一人で暖まる分には300~600W程度で十分な印象です。パワー設定が小さい場合にはヒーター部分は赤くなりませんが、例えば1100Wで運転すると下の写真のように少し赤くなります。

1100Wの出力パワーで赤

セラムヒートの赤い光は大人しく、目立ちません。就寝時にベットサイドで運転させても明るさで眠れないということもなさそうです。(使用する出力や個人の感覚によるでしょうが…)

また、本体の保証は1年ですが、セラミックヒーターは3年保証なので安心です!

ダイキン「セラムヒート」を使ってみた感想

ダイキン「セラムヒート」ERFT11ZSを使い始めてから約1ヶ月が経過しました。実際に使ってみた感想を紹介します。

大きい・重い(許容可能)

セラムヒートの重量は約8Kg。我が家での運用では、使わない時に邪魔にならないように壁に寄せていて、使う時には体の近くに移動させて使うスタイルです。そのため、1m以内のわずかな距離ではあるのですが、セラムヒートを持って移動することが日常的に発生しています。

大人であれば問題なく移動はできますが「少し重いし、お店で見た時よりも大きいなぁ」という印象です。

要望としてはキャスターを付けて欲しいとは思いますが、安定性を考えると難しそう。
重さについては、仕方がないかな、と思っています。

ケーブルが少し邪魔(許容可能)

セラムヒートの電源コードにはキャプタイヤケーブルが使われています。キャプタイヤケーブルは丈夫なシース(外被膜)が使われているケーブルです。

そのためコード自体が太く、やや曲がり難い傾向にあります。

我が家のように移動を頻繁に行う場合、ケーブル外装の劣化の心配が少なくなり安心ですが、もう少しやわらかいケーブルの方が・・・。

やはり暖かい!そして風がない!

実際に使ってみて実感したのは、セラムヒート独特の暖かさでした。
エアコンのように部屋の空気が暖かくなるのではなく、体が暖かくなるのが特徴的です。

しかも体の近くに設置すれば弱い出力(400W程度)でも十分暖かく、セラミックファンヒーター(1200W)などと比較すると結果的に省エネになりそうです。

風が出ないため静か。エアコンやファンヒーターの場合にはファンの音が気になりますが、セラムヒートからは風がでないため静かです。マイクを使う在宅ワークや、TV視聴時にも空調ノイズがしないため非常に助かっています。

わが家の猫ちゃんもセラムヒートの暖かさがお気に入りです。セラムヒートを使っていると猫がセラムヒートの前に居座ることも多いです!

700W以下の場合には、セラミックヒーターが赤くなりません。気分的には赤く光る方が暖かい印象もあるのですが、ヒーター部が黒のままでも暖かいのがセラムヒートの特徴です。

操作がシンプル。

ダイヤルを中心とした操作部材・表示の出来が非常によく気にいっています。

使い初めには適度でやわらかなクリック感のダイヤルを回すだけ。LEDライトによる出力表示と数値による出力数値表示がわかりやすく上質なイメージ。使いやすいと思います。

個人的には、リモコンもあると便利なのになぁ・・とは思いますが、実際にリモコンがあったとしてもあまり使わないと思います。

可動部の信頼性が高い!

ダイキン「セラムヒート」ERFT11ZSは、その重量からもわかる通り、非常に信頼性の高い筐体に仕上がっています。
特に、ヒーター部の回転機構(スイベル)については、かなり安全・安定性を配慮し設計がなされている印象です。

そのため、実際の回転動作でも不安はなく信頼できる存在です。

安定性確保の目的もあり、ペース部(土台)のサイズも大きいのですが、倒れてしまう心配も少なく安心して使えます。

このあたりは「さすがダイキン!」という印象です。

セラムヒートの感想まとめ

ダイキン「セラムヒート」ERFT11ZS-Wを購入しました。憧れの機種だったこともあり、非常に満足しています!

しっかりとした作り、上質なデザイン、そして低出力でも感じる暖かさに満足。予算とサイズ感が許容できれば「買い!」です。

ダイキン「セラムヒート」のライバル機は!?

ダイキン「セラムヒート」はモデルチェンジも少なく完成されたモデルです。ライバル機種としては比較的価格が安いコロナの「遠赤外線暖房機 コアヒート」、立ち上がりの早いアラジンの「遠赤グラファイトヒーター(2灯管)」でしょうか。

▼ コロナ 遠赤外線暖房機 コアヒート。デザイン面ではコロナよりもダイキンの方が好きです。価格は2割程度安いです。重量はダイキン8kgに対して6.3 kgと軽量。ブラックセラミックコーティングシーズヒーター使用ということで、ヒーター管自体はダイキンセラムヒートと同等だと推測。電源コードの長さは2.4mでセラムヒートの3mよりも短いです。

また、コロナにはスリムなパーソナル用途の一灯モデルがあるのがうらやましい。(我が家は狭いので・・)

立ち上がりの早さ(0.5秒)がポイントのアラジンの「遠赤グラファイトヒーター(2灯管)」。
アラジンの遠赤グラファイトヒーターのトースターを使用しており、その実力はよく知っているつもり。
レトロ感のあるデザインが好み!という方にはアラジンが魅力的なのかもしれません。(個人的にはダイキン推しです!)

▼今回紹介したダイキン「セラムヒート」ERFT11ZS-W。おすすめです!



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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