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オレンズネロ「まだノックして消耗しているの?」。「自動芯出し」で筆記中はノック不要の画期的なシャープペン!欲しい方は見たら即買が吉!

2017年2月17日

ぺんてる の新製品、『オレンズネロ』の発売直前イベントに参加させていただきました。

精悍な黒いボディ、芯の折れない「オレンズシステム」、そして「自動芯出し機構」!通常の生活に与えるインパクトとしては軽微なテクノロジーですが(失礼!)、このオレンズネロは、携帯電話が普及した時に近しい画期的な商品開発だと僕は感じました!

↓ ブロガーのイケハヤ先生をマネて『オレンズネロ』を表現するならばコレ!

まだノックして消耗しているの?

『オレンズネロ』は3,000円と高価ですが、これからカチカチとノックをし続ける人生のスタートを切ろうとしている新中学生さん、ノックする時間をも惜しむ大学受験に向けて勉強に励む受験生さん、シャープペンでレポートや原稿などの執筆活動を行う方達のパートナーとして購入するには最高の投資効果を発揮するのではないでしょうか!

夜中に書いたラブレターのような熱い出だしになってしまいましたが、『オレンズネロ』新製品発表イベントで聞いた内容などを紹介していきます!

ライトな文具ファンである The そうじろう ですが、オレンズネロの一本の軸の中に収められた小宇宙の魅了に取り憑かれてしまいそうです!

イベントには、文具ソムリエール 菅 未里 さんも来場されていたようです。お会いしたかった!

 

『オレンズネロ』の価格は3,000円!名前は回文!

中高生の諸君は気軽に買えない『オレンズネロ』の値段に驚き、落胆する事だろう。『オレンズネロ』の価格は 3,000円である。お年玉をはたいて買う、高校生ならバイト代で買う事も出来るだろうが、シャープペンに3,000円!購入には勇気が必要です。

これまでのオレンズの価格は、ノーマル 500円、オレンズ ラバーグリップ付きタイプ が 600円、オレンズ メタルグリップが 1,000円 でした。

おっさんサラリーマンの僕でも「さ、3,000円のシャープペン??!買えないわ」と思っていましたが、オレンズネロの新製品発表会でついつい買ってしまいました(笑)。僕の生活の中でシャーペンの出番はほとんど無いのですが・・。これからは積極的に使っていきたい!

僕は、オレンズネロ の 0.2mm を購入しました。理由は、シャープペンで最も細い芯である事、そしてゴールドで書かれた 0.2mm がかっこよかった事の2点。

0.2mmがゴールドで、0.3mmがシルバーなのは、替え芯のパッケージカラーに合わせたそうです。なるほど。

orenznero の「ネロ」は(「フランダースの犬」には関係が無く・・)、イタリア語で”黒”だそうです。なので、『オレンズネロ』。(という事は、カラーモデルの展開はない??)そして、この orenznero は後ろから読んでも orenznero なのです!いわゆる回文になっています!スゲェ!

パーツ数を見よ。「オレンズネロ」の小宇宙感がハンパない!

イベントでは2mの特大 『オレンズネロ』 と 構成パーツの展開展示がされていました。

デカっ!

まずは、一般的なシャープペンシルがこちら。合計 10点の部品で構成。

そして、我らが『オレンズネロ』がこちら!28点!

詳しく見せます!まずは先金構造です。

先金構造(クリックで拡大できます)

続いてチャック構造。

チャック構造(クリックで拡大できます)

中軸構成です。

中軸構造(クリックで拡大できます)

後部構造です。

後部構造(クリックで拡大できます)

シャープペンは基本的に手作りだそうです。これらの細かいパーツを組み立てるのは大変でしょうね!これだけのパーツがこの一本の軸に収められている事を考えながらシミジミとワンノックしましょう!「カチッとな」

オレンズネロについては、製造の月産数も限られているため、当初は全国の大型文具店 600店でしか販売されないそうです。

この600店というのは、かなり少ないそうです。さらに各店舗への初回納入数はかなり限られていそう。(はっきりとは聞けませんでしたが、雰囲気からして多くても1店舗あたり 5本とか数本のレベルと思われます!← ここは推測です)

先ほどの写真で紹介した、大きな『オレンズネロ』は全長2mで、3Dプリンターで作られたモノだそうです!

巨大なオレンズネロ。よく出来ている!

巨大オレンズネロを人が持つと、↓このような感じ。

ボールチャックの技術は昭和57年にすでに存在

オレンズネロの最大の特徴は、0.2mm、0.3mm芯での世界初ノック不要の機構です。このノック不要の機構は「ボールチャック」で実現されています。このボールチャックは、昭和57年(1982年)にPN3015 テクノマティック0.5で実現されていました。

そしてボールチャックの技術は、プロッター用のシャプペン PP103,105 として引き継がれました。(0.3mmと0.5mm)

1988年には、さらに細い 0.2mm PP102 がリリースされました!

プロッター用のシャプーペンは機械が線を引く為のモノなので、そのままでは書き味が悪い。ぺんてるでは「筆記感」を非常に大切にしている。「筆記感」は数値ができず感応的な部分。『オレンズネロ』では「筆記感」の良い設計にしているそうです!

↓ ずらりと取り揃えられた、歴代のシャープペン。このケースいいなぁ!

飽きのこないデザイン

オレンズネロのデザインのお話の中でのキーワードとしては、「技術の結晶を織り込みたかった」「単純な加工をイメージしてデザインした」「丸と角のシンプルな組み合わせ」「黒い」「12角」。

PG1000、スマッシュ等で見られる”マットブラック”が ぺんてる のアイデンティティだそうで、『オレンズネロ』はそれを継承しているそうです。

オレンズ自体は、先金、ローレットに特徴。ペン先をえぐる事で見えやすくしている。ペン先に視線がいくようなイメージでデザインされています。

オレンズネロを実際に手に取ってみると、モノとしての質感、質量がスゲェ。素材は樹脂と金属のハイブリッドで、単純な金属やプラスティックとは異なる素材感です。

重すぎず、軽すぎずの適度な重さがすごく心地いいです。(スペックとしては、18g)

カタログ記載の素材を確認すると、先金・ノックは真鍮、前軸はナイロン+鉄、後軸はABS、クリップは鉄です。

前軸と後軸とでは素材が違うのですね。確かに冷えた状態だとグリップ部はひんやりとしていますが、後ろ側はそれほど冷えていません。この組み合わせで低重心を実現しているようです。(どのように接続しているかが知りたい!)

↓ 先端のえぐったデザイン。パイプを収納してもチョコっとパイプが覗いているのがカワイイ。

↓ グリップ部のローレットがカッコイイ! 2本からスタートし、9本まで増えていきます!

Pentel の刻印もカッケーんす!

「なぜ ボディには orenznero と書かないで orenz と書いたのですか?」については、オレンズシリーズの一つとして捉えて欲しい との事。決して文字数分のスペースが無いからでは無い。

オレンズネロへの名入れサービスについても質問が出ましたが、考えていないとの事でした。

クリップは(多分)スマッシュと共通

プレゼントで贈りたいシャープペンなので、名入れはできてもいいな、と思います。

↓ 射出成型なのでしょうか。ゲートのようなものが見えます。(丸いところ)

クリップの金具は外れにくい構造

0.3mmの方はクリーナーピンが付いていない

0.2mmを買ってしまいましたが、今にして考えると、0.3mmのシルバーなロゴもかっこよかったかも・・。(さすがに両方は買えませんでした・・)

ちょっと分解したら、すげー芯が出てしまった・・。ネジの溝が細かい!

芯はこの後、パッキパキに折れてしまいました。スミマセン。

実際に書いてみた!

『オレンズネロ』は、ノック1回で芯が出つづけるのが特徴です。1角書いて紙面から先端のパイプを離すとパイプとともに芯が出てくる構造です!

”小諸なる”は・・別のメーカーさんで使われていた文字ですね。

ノックをしなくても、残り芯が短くなるまで書き続けられる!不思議な感じです!

さすがに”残心”まで書き続ける事は出来ませんでした。

実際にオレンズネロのワンノックでどこまで書けるのか? を確かめるために、ぺんてる の イイヅカさん がワンノックで書いた約1万字の「走れメロス」が展示されていました。「走れメロス」を書き終えても、まだまだ書けそうだったとの事です。

これだけの文字を始めのワンノックだけで書けるのが『オレンズネロ』のすごいところです。途中で カチカチ しなくていいのです!

グリップには溝が多数あり滑りにくく書き味も良好でした!

ただ、0.2mm のHBでは若干硬い印象でした。僕は 0.2mm の『オレンズネロ』を購入したのですが、 B で使ってみる予定です。

質問コーナーでは、「書いていたら芯が折れた!」という方が2名おられました。僕も以前文具店でオレンズを試した時にパッキパキに折れました。ファーストノックをカチカチっといつものシープペンの感覚でノックしてしまうと芯が出てしまって折れます。オレンズでは使い始めなどワンノックが基本なことをその時に知りました。

オレンズは「ノックは1回だけ」に注意する必要があります!

まとめ

今回、『オレンズネロ』の発売直前イベントに参加する事で、開発者さんからシャープペンについて詳しくお話しを聞くことができました。ぺんてる の歴史・こだわりに触れる事が出来、とても楽しい時が過ごせました!

『オレンズネロ』は3,000円という価格からして中高生を狙った商品ではありません。しかし、自動芯送りの機能がある事、手が届かないようで届いてしまう価格、販売店の少なさ、入手性の面からも中高生にもかなり注目を浴びる存在となるでしょう!

当面は入手し難い状況が続くと予想されます!とにかく『オレンズネロ』は見かけたら即買いです。そして使い倒しましょう!

おまけ:

0.2mmにだけ付属のクリーナーピンはクローバーの形状。NHKの朝ドラ 「べっぴんさん」を見ている僕は「キアリスみたい!」と連想してしまいました!

四つ葉のクローバーの小葉はそれぞれ「希望」「誠実」「愛情」「幸運」を象徴しています。0.2mm の軸の中に四つ葉のクローバーがあるだけで毎日が幸せになりそうです!

ぺんてる の”べっぴんさん”(特別によい品物)『オレンズネロ』には四つ葉のクローバーが付いています!0.2mmを買わずにはいられないでしょう!(500円のオレンズ 0.2mm にもクローバーは付属しています)

【追記】オレンズネロ 購入情報

当初品薄が予測されていたのですが、価格とのバランスがちょうどよかったのか店頭での在庫はそこそこあるようです。(3/15頃までの実感)

近隣の文具店で見当たらない!という方は、下で紹介しているロフトは入荷お知らせの登録が可能ですので是非登録してみてください。

主要なネットショップの状況は・・・

アマゾン、Yahoo!ショッピング・・・プレミア価格 8,000円以上!

楽天市場・・・見当たらず!

現状だと、やはりロフトネットストで入荷お知らせを登録しておくのが良さそうです。

ロフトでの販売情報

ロフトネットストアでオレンズネロを検索する場合の注意点をおしらせします。

「オレンズネロ」では検索せずに、「オレンズ ネロ」で検索してください。(オレンズとネロの間に空白を挿入)

ロフト ネットストア

↓ ロフトネットストアの商品ページへのリンクです。
(入荷お知らせ登録が可能な場合に登録しておくと、入荷次第メールが届きます!)
オレンズ ネロ 0.3mm@ロフトネットストアicon

オレンズ ネロ 0.2mm@ロフトネットストアicon

2/17に登録していた入荷案内が2/18の夕方に届きました。以下の内容です。(0.2mmも同じです)

いつもご利用ありがとうございます。ロフトです。
入荷お知らせリストにご登録いただいた商品が入荷しましたのでお知らせいたします。

商品名:オレンズ ネロ 0.3m
入荷数:30

ご注文はこちら
商品詳細URL:http://loft.omni7.jp/detail/4902506335715-4902506335715icon

※入荷次第ご連絡のメールをお送りしていますが、人気商品は注文が集中して
品切れになってしまう場合があります。

入荷しても売り切れてしまうようです。入荷したらすぐに購入しましょう!

ロフト店舗の在庫状況。データベースを参考に!(現在利用不可)

↓ ロフト各店舗の在庫状況確認へのリンクも紹介します。(リアルタイム在庫情報ではありません。かなりタイムラグがありますのでご注意を。イメージとしては一晩前のデータという感じです)
ロフト各店舗の在庫確認へのリンク ←(2017/5/6 現在、オレンズ ネロは検索できなくなっています)

【ご参考情報】

2/17 23:56 時点でロフト下記店舗での オレンズ ネロ 0.3mm の在庫状況は ◯ でした。その後土日を挟んでも在庫が残っているようです。やはり 3,000円という価格に二の足を踏む方が多いのかもしれません。

<関東>
渋谷ロフト
池袋ロフト
池袋サンシャインシティロフト
丸の内ロフト
有楽町ロフト
大井町ロフト
ロフト大森店
二子玉川ロフト
経堂ロフト
上野ロフト
東京ソラマチロフト
ロフト木場店
北砂ロフト
亀有ロフト
吉祥寺ロフト
国分寺ロフト
立川ロフト
ルミネ立川ロフト
八王子ロフト
SELF&SHELF LOFT 東京ドームシティラクーア店
大塚ロフト
ロフト南大沢店
武蔵境ロフト
町田ロフト
辻堂ロフト
相模大野ロフト
小田原ロフト
橋本ロフト
ロフト大和鶴間店
横浜ロフト
新横浜ロフト
横浜港北ロフト
東戸塚ロフト
川崎ロフト
武蔵小杉ロフト
ロフト古淵店
海老名ロフト
ロフト大宮宮原店
大宮ロフト
さいたま新都心ロフト
浦和ロフト
川口ロフト
新三郷ロフト
鷲宮ロフト
上尾ロフト
川越ロフト
所沢ロフト
<千葉・茨城・栃木>
千葉ロフト
船橋ロフト
流山ロフト
市原ロフト
水戸ロフト
つくばロフト
宇都宮インターパークロフト
宇都宮ロフト
柏沼南ロフト
<北海道・東北>
札幌ロフト
秋田ロフト
盛岡ロフト
仙台ロフト
仙台長町ロフト
仙台泉ロフト
<東海・甲信越・北陸>
松本ロフト
上田ロフト
新潟ロフト
福井ロフト
静岡パルコロフト
浜松ロフト
ロフト名古屋
岡崎ロフト
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名駅ロフト
金沢ロフト
ロフト三島店
<近畿>
あべのロフト
西宮ロフト
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大阪和泉ロフト
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<中国・四国・九州>
広島ロフト
天神ロフト
徳島ロフト
松山ロフト
岡山ロフト
米子ロフト
高松ロフト
倉敷ロフト
ロフトアリオ倉敷ショップ
廿日市ロフト
福山ポートプラザロフト

ロフトネットストア



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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