AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」を実際に試用してみて、かなりいいな!と思ったため紹介します!
メールなどを英語で書く場合には、各種翻訳ツールを使うことや送信前にどなたかにチェックしてもらうことで間違いの少ないある程度自然な英語に仕上げた上で相手に届けることができます。
これがリアルタイムでおこなわれる会話となると「自分の実力が全て」になる場合が多いでしょう。もちろんスマートフォンの翻訳機能や翻訳機のポケトークなどにアシストしてもらうことも可能ですが、それ以上に自分の英語での会話力向上を求めるのは自然なこと。
英語での会話を成立させるには➀ 相手が何を言っているか理解すること、② 言いたい事を英語で伝わるように言えること が必要です。
それを実現するには リスニング力、文法の理解、語彙力、スピーキング力を高めておく必要があります。
それぞれ個別に力をつけておく必要がありますが、英語で会話できるパートナーがいれば別ですが、そうでなければ日々生活している中でスピーキング力を高めることはなかなか難しいのが現実です。
今回試用したAI英会話アプリ「Speak(スピーク)」は、そのスピーキングを強化できるツールです!
英会話の教室に通ったり、オンライン英会話レッスンを受講したりしたことがあります。もちろん現実に人と会話でき、直接学べる良い機会になるのですがどうしても費用がかさみます。(過去にどれだけの金額を投じたことか…)
紹介するAI英会話アプリ「Speak(スピーク)」であれば、明るく・米国らしい印象の先生によるテンションの高いビデオ・レッスンを受けながら繰り返し発話でき、さらにAIによる会話機能で疑似的な会話の練習・実践が出来、またロボットによるアドバイス(スピークチューター)も活用できます。
学習コースは、かなりの種類があり、自分が受けたいコースを選ぶことができます。(コースの種類については後述)
特にビデオ・レッスンがうまく出来ており、テンポの良い説明と自分での発話の実践が適度に繰り返されます。しかもこのビデオ・レッスンをはじめとする各レッスンの所要時間は約5分程度と短く、ちょっとした空き時間を使ってレッスンできるのも魅力的!
スピーキング力を伸ばすための英語での発話機会が確実に増加する有効なパートナーになるはずです!!
*記事作成にあたり、ソースネクスト株式会社様よりシリアルを提供していただきました。
目次
「Speak(スピーク)」とは?
「Speak(スピーク)」は、英語スピーキングに特化したAI英会話アプリ。ニュースリリースによると以下の通りです。
Speakeasyが提供する「スピーク」は、「ChatGPT(チャットGPT)」の開発で知られている「OpenAI」とのパートナーシップを活かし、「OpenAI」のAI技術と「Speakeasy」が独自に開発した自動音声認識技術及び、英語学習ノウハウを組み合わせることにより、対人型英会話同様のスピーキング学習をAIを相手に行えることを可能にした英語スピーキング特化型学習アプリです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000116340.html
また、サム・アルトマン氏のベンチャーファンド OpenAI Startup Fund などからも多額の出資を受けている注目のサービスです!
「Speak(スピーク)」の日本語正式版がリリースされたのは 2023年2月9日。リリースされてから約1.5年という新しいアプリ・サービスです。(海外では2019年からスタート)
現在は40カ国以上でユーザー約1,000万人だそうです!
感想:Speak の 超初級ミニコース Day00 のスタートからおもしろい!
人生の中で、それなりに英語学習は経験したつもりですが、この 「Speak(スピーク)」アプリはおもしろいし、実際に発話する時間が確保できるのが嬉しいです。
私は、最も簡単なレッスンである「日本語で学ぶ 超初級ミニコース」の初回レッスン内容(Day00)からびっくり!
ビデオ・レッスンがスタートすると、青年が日本語でさわやかに語りかけてくれます。
超初級のコースなので、簡単なあいさつの仕方から入ります。
「ヘ~イ、ハワーヤ、お元気ですか? 僕にもこの挨拶を返してみてください」というセリフでビデオがスタートします。
まず、生徒にも喋らせるというのがイイな!と思いました。(最初は照れてしまいますが、すぐに慣れます!)
そして、How are you? ではなく How are ya? なのです!(自然ないい方だそうです)
これまでの教材とは違う!と感じました。
これは面白い!
レッスンを受けるこちらも、気づけば米国人になりきっています!
ビデオ・レッスンの講師も複数おられ、それぞれが良い個性を持っておられ、気楽なセッションでは非常にテンションも高く、楽しくレッスンを受けられます!
これなら着実にスピーキングとリスニング時間が蓄積されていき、英語力がついていくでしょう!
AI英会話アプリ Speak での学習イメージ
特徴としては「日本語で学ぶ」コースと「英語で学ぶ」コース、そして「特別コース」が用意されています。
「日本語で学ぶ」があるため、英語の聞き取りが苦手…という方でも安心して学習できます。
各コースにはトピックス(レッスン)が複数あります。例えば特別コースの「海外旅行英語」では 20日分のトピックスがあります。
各トピックスは、ビデオ・レッスン(4分)、スピーキング・ドリル(5分)、文法強化(5分)、ロールプレイ(3分)で構成されており、1レッスンあたり 約17分 です。(一例です)
ビデオ・レッスン
説明を聞いて、実際に自分の口でアウトプットすることを繰り返します。
「自撮りしましょう」からスタートし、単純な写真撮影の依頼、そして「背景に○○を入れて撮影撮ってもらえますか?」に進みます。
さらに縦横画角での撮影依頼、感謝の表現までカバーします。(4分間で!スゴイ濃度です)
このレッスンは英語ですが、画面下に日本語字幕も表示されており聞き取りが苦手でもOK。
小刻みに自分が口にするターンがやってきます。そのタイミングも絶妙で飽きずに楽しくレッスンを進められます。
スピーキング・ドリル
スピーキング・ドリルでは、ビデオ・レッスンで学んだ内容をさらに自分の口でアウトプットし、自分のモノにしていきます。
文法強化
文法強化では、応用的な内容の学習と復習をおこないます。
説明表示、アプリが発話を聞いて自分で発話、また穴あきの状態で自分での発音を繰り返すイメージです。
私の場合、この段階ですでに学習内容を忘れかけており、落ち込みました。
ロールプレイ
ロールプレイはAI会話との会話でおこないます。
会話内容によって、バリエーションがどんどん変わっていくため非常に面白いところです。
標準的な回答内容も表示されるため、その通り発話しても当然OKです。
[フレーズの確認]をタップすると、このレッスンで学習してきたフレーズが表示されます。
自信がない場合には、さっと目を通してもよいでしょう。
AI会話によるロールプレイについては、残念ながら感情のこもった音声ではなかったり、こちらの発声の前後にボタンを押す必要があるためテンポが悪いという弱点はありますが、AIとはいえ会話形式で練習ができるのはありがたいです!
以上の内容が一つのトピックスについての学習例になります。
数分での学習が便利だったり、テキストや動画でのレッスンとは異なりこちらの発話も必要なため飽きません。「Speak」なら英語を楽しく学べそうです!
AI英会話アプリ Speak 学習コースについて
AI英会話アプリ Speak の学習コースには、私が確認できた範囲で15ものコース(Part1、2も別カウント)が存在します。
自分のレベルに合わせてコース選択が可能です。また、特別コースでは海外旅行の際の会話や訪日客との会話のコースもあり幅広く学ぶことが可能です。
(コースについては今後も新しいコースが追加されるようです。ここで紹介しているコースも今後変化していく可能性が高いため"参考レベル内容"としてください)
▼ コース選択の画面 英語で学ぶ、日本語で学ぶ、特別コースのカテゴリーの中から初級や中級などのコースを選ぶことができます!
どのようなコースが存在するのかについては次項にて紹介しています。
Speak コース一覧と学習日数
AI英会話アプリ Speak の学習コースの一覧とアプリに表示されている各コースの学習日数は以下の通りです。(2024/7/20時点)
カテゴリー | コース名 | 日数 |
日本語で学ぶ | 超初級ミニコース | 11日 |
初級 | 27日 | |
中級 | 31日 | |
中上級 | 31日 | |
英語で学ぶ | 初級 Part 1 | 35日 |
初級 Part 2 | 31日 | |
中級 Part 1 | 33日 | |
中級 Part 2 | 32日 | |
中上級 Part 1 | 34日 | |
中上級 Part 2 | 32日 | |
特別コース | 海外旅行英語 | 20日 |
訪日客との英会話 | 24日 | |
おもてなし英語 | 24日 | |
基礎ビジネス英語 | 24日 | |
外資系ビジネス英語 | 32日 |
全コースを受講した場合には合計で 421日 かかります!
全コースは受講しないとしても、日本語で学ぶ が 100日、英語で学ぶ が 197日、となります。
どちらか1コースを受講したとして、どれだけ集中して学習するか?にもよりますが、毎日欠かさず学習したとして、3ヶ月~7ヶ月かかる計算になります。
2日に1回などのペースになると、単純計算で 6ヶ月~14ヶ月になります。
さらに特別コースでビジネス英語や海外旅行英語を学んだり、他に用意されているミニコースも学習するとなると期間が延びる計算になります。
AI英会話アプリ Speak の料金体系
Speak のプラン
2つの有料プラン
AI英会話アプリ「Speak」は、以下の2つの有料プランがあります
個人的な印象ではありますが、ほとんどの方は プレミアムプランで十分です。
なぜなら、プレミアムプランではすべてのレッスンへのアクセス、無制限のAI会話タブでの会話、スピークチューター機能、一部の新しいカスタムレッスンと以前に作成されたカスタムレッスンが利用可能なためです。プレミアムプラスプランにした場合には、プレミアムプランの機能にプラスしてスピークチューターの高度な機能など、すべての機能を制限なしで利用可能になるだけです。→ 詳細は公式のFAQ参照
まずはプレミアムプランでスタート
特に初心者の方や、まずはコースに従ってレッスンを積み上げていきたい方にとってはプレミアムプランが費用も安くオススメです。
私もプレミアムプランで試していますが、今のところレッスンを進めるのが楽しく、スピークチューターはほぼ利用していません。
「Speak(スピーク)」の価格に対する個人的な感想
料金に対する個人的な感想にはなりますが、これだけ英語を口に出す機会が増えて 年間 12,800円 は安い!と感じました。
なお、AppStoreまたはPlayストアから契約した場合には月間プランの利用が可能です。
この場合、プレミアムプランが月額1,800円、プレミアムプラスプランが月額4,000円になります。
非常に高額なため月払いはオススメしません。プレミアムプランで月額支払いした場合、7.1ヶ月後に1年契約の 12,800円に到達する計算です。
私の感触では、この Speak については長い期間付き合うタイプのソフト。
先のコース内容と日数でも紹介しましたが、契約期間は長くなると考えます。
(その点から考えると、Speak が年額プランをメインとしているのもうなずけます)
私自身の勉強ペースでは、1年を超え、2年は契約してしまいそうです。
性格の問題で毎日の学習は難しいですし、一度で覚えられるわけではないので、やはり例えば半年後などにもう一度同じコース・レッスンを勉強すると思います。
なぜか「Speak Premium 3年版」が ソースネクストで安い!
例えば、プレミアムプランを2年契約した場合には 12,800円×2年となり 合計 25,600円 を支払うことになります。
3年契約した場合には、12,800円×3年となり 合計 38,400円 になります。
3年契約を視野に入れた場合には、ソースネクストが販売する「Speak Premium 3年版」がおすすめです。
この3年版の定常価格は 34,560円。月額換算で 960円です!
定常価格でも1年契約より安くなるのですが、さらに時期によってはセールが存在します。
セール開催時には、私の観測できた範囲では Speak Premium 3年版が 25,600円 になることを何度か目にしています!
この価格で購入できた場合には、1年版が 12,800円なので2年分の金額で 3年使えるのです!
Speakと長く付き合いたい場合には、ソースネクスト公式ストア、 Amazon.co.jp(販売元 ソースネクスト公式)、楽天市場のソースネクスト公式ストア をチェックしましょう!
セール期間はそれぞれ違う可能性が高いため、購入時には、3つのストアを巡回して安くなっているストアにて購入することをオススメします!
個人的なこれまでの英語学習の経験からすると、3年版で長く学習すれば上達するはずですし、しかも英語を口にすること自体がかなり楽しくなってくるはずです!