お散歩用、室内作業用にShokz(旧AfterShokz)の最上位機種である Aeropex を購入しました。AfterShokz製品としては、テレワーク用に購入したOpenCommに続いての買い増し。それほどShokzの骨伝導イヤホンが気に入っているということになります!OpenCommはブームマイク付きで的確に声を捉えてくれる存在として手放せない存在ですが。お散歩用としてブームマイクがなく、もう少し音質の良い骨伝導イヤホンが欲しくなり追加購入となりました。(定価ベースで約4万円の出費は痛いのですが…)
*僕は11月に購入しました。しばらくは AfterShokz ブランドでの製品が流通するようですが、今後は以下の写真のように Shokz ブランドに変更されていきます。
また商品名称も Aeropex(AS800) から OpenRun (S803) または OpenRun Pro に変更となるようです。
今回紹介しているソフトケースやケーブル2本付属なども今後構成が変更となる可能性もあります。
(詳細はわかりませんがOpenRunではシリコンのケース→ソフトキャリーケースに、ケーブル2本→1本、耳栓付属→付属なしになりそうです。Bluetoothバージョンも5.0→5.1に、充電時間も2H→1.5Hのクイックチャージ対応になるのかもしれません)
OpenCommに続いて追加購入したAeropexですが、僕としては狙い通りで満足できる商品でした!
▼定価は19,998円と高額ですが、タイムセールなどで価格が下がっていたり、クーポンが出ていれば確実に買いです!
この記事では Aeropexについて詳しく紹介していきたいと思います。
目次
Shokz(旧AfterShokz) Aeropex について
Shokz(旧AfterShokz) Aeropex について基本的な仕様、特徴について紹介します。(ニュースリリースから引用させていただき、コメントを追加しています)
まずは、Shokz(旧AfterShokz)の成り立ちから。
AfterShokzは、Voxtech社が所有する軍事及び警察用に設計された骨伝導ヘッドホンの特許技術を、一般消費者の手に届くリーズナブルな価格帯の製品に導入するために設立されました。独自のオーディオ技術スイートと完全なオープンイヤーデザインにより、ユーザーに最高の音質体験と安全性の両方をもたらします。AfterShokzは2011年の創業以来、利用者の安全性確保を最優先とした製品開発を念頭におき、常に型にとらわれない革新を続けています。
(10周年という節目もあり、AfterShokz は ブランド名を Shokz に変更しました。)
Aeropexの特徴は以下の通りです。
Aeropexの主な特徴は以下の通りです。
●30%コンパクト化された筐体:従来のTrekz Airと比較して30%小型化、13%軽量化しました。顔面から30度チルトしたデザインにより、振動を軽減しています。
●OpenFitデザイン:革新的なオープンイヤーデザインにより、移動の際に周囲の安全に配慮しながら、音楽を楽しんだり電話をかけたりできます。人間工学デザインに基づいており、長時間装着しても疲れにくいデザインです。
●PremiumPitch 2+サウンド:PremiumPitch 2+技術は、これまでの骨伝導ヘッドホンの弱点であった音質面のマイナスイメージを完全に覆し、音漏れや低音の弱さを大きく改善します。
●8時間のバッテリ駆動:Aeropexは180mAhのバッテリを内蔵しています。Qualcommの最新チップ3024を採用し、1回の充電で8時間の音楽再生、または電話が可能です。
●IP67準拠の防水機能:IP67準拠の防水設計ですので、雨天のアウトドアでも利用できます。本体が濡れている際、充電時に注意を促す機能も備えております。
●音漏れの軽減:Leakslayerホールを削除し、従来のTrekz Airと比較して音漏れを50%改善しています。
Aeropexの主な仕様
スピーカータイプ:骨伝導(Bone conduction transducer)
周波数特性:20Hz - 20KHz
感度:105±3dB
マイク特性:-38dB±3dB
Bluetooth® バージョン:Bluetooth® 5.0
対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
充電電圧:5V±5%
スピーカーインピーダンス:8.5Ω ±20%
周波数帯域:2402MHz - 2480MHz
ワイヤレス・レンジ:10m
連続再生時間:最大8時間
待機時間:最大10日間
充電時間:約2時間
重量:26g
保証期間:購入日より2年間
防水防塵性能:IP67
バッテリー容量:145mAh
最大RF出力:4dBm
本体サイズ:約100(W)× 122(H)× 35(D)mm、約340mm(伸長時の長さ)
本体重量:約26g
パッケージサイズ:約135(W)× 198(H)× 70(D)mm(フック込み)
パッケージ重量:約472g
カラーはコズミックブラック、ソーラーレッド、ブルーエクリプス、ルナグレイ の4色展開です。お好きなカラーをチョイスしましょう!
AEROPEXは最新の(執筆している2022年1月1日時点で)「第8代骨伝導技術」が採用されています。「第8代骨伝導技術」は、"第7代と比べて、第8代は振動と漏れが少なく、より良い音質が確保されます。"といいます。OpenCommやOpenMoveは1世代前の骨伝導技術であり、AEROPEXが最小でありながら、最高音質だと考えられます。
防水防塵性能についてもOpenComm、OpenMoveのIP55よりもすぐれているIP67です。
対応している音声コーデックはSBCのみとなっており、SBCより高音質・低遅延とされるコーデック(apt-XやAAC、LDACなど)は採用されていません。(Aeropex、OpenComm、OpenMove共通)それでも一般用途での音楽鑑賞やビデオ視聴には問題がない認識です。
Shokz(旧AfterShokz)の特徴である骨伝導技術による外音も聞こえる状態でスマホなどからの音を楽しめるところが最大の特徴でしょうか。耳穴を塞がないこともあり、インイヤーイヤホンやオーバーイヤーヘッドホンと比較して、長時間の装着でも不快感はほぼないのが嬉しいところです!
Aeropexは2019年度のグッドデザイン賞を受賞、さらに日本最大級のオーディオビジュアルアワードVGP 2020「骨伝導ヘッドホン」部門において金賞を受賞しています。各業界において認められた製品です。
Shokz(旧AfterShokz) Aeropex の実機をチェック!
それでは早速Shokz(旧AfterShokz) Aeropex の実機をチェックしていきましょう。
今回購入したカラーは、コズミックブラック です。
また、今回はアマゾンのマーケットプレースに出店している Aftershokオフィシャルストア で購入しました。そのためランニングなどで使うウエストベルトが付属しており、パッケージとして二段構成になっています。
*ウエストベルトについては後程紹介します。
↓ パッケージを開いていくと、このようにスポーツ用途を訴求する写真が展開されます。
Shokz(旧AfterShokz) Aeropexのセット内容は以下の通り。
Aeropex、イヤープラグ(耳栓)、マグネット充電ケーブル(2本)、シリコン製オリジナルポーチ、ユーザガイド(日本語を含む12言語対応)、保証書(2年間)などのドキュメントが付属します。
ユニークなのは、充電ケーブルが2本付属(同じモノ)することと、耳栓が付属すること。
充電ケーブルは独自の端子を持つため予備が付属するのかもしれません。(アマゾンで予備のケーブルは購入可能です。価格は968円!)
耳栓は外音の状況に応じて単純に耳の穴をふさぎたい時に使うモノでしょう。耳栓をした場合に音の聞こえ方が変わるのが面白いです!(良い音になる)
付属のシリコンソフトケースをチェックしてみましょう。
このケースの重量は67gとAeropexのケースとして使うには重く、また、ケースに入れても押しつぶしに対してガードはしてくれないためバック内に入れた場合にAeropexがつぶれてしまう可能性もあり使えるシーンはなさそうだと感じました。
バックに入れて持ち歩く場合などはサードパーティー製のハードケースを購入するとよいでしょう。
Aeropexの重量実測は25gでした。軽いです!
↓ 本体の左耳側に再生・停止・曲送り・曲戻しなどが行えるマルチボタンが配置されています。
OpenCommでは右耳側に配置され、かつボタンも押しやすいように大型化されていますが、Aeropexは薄型ボタンなのでボタン位置、押し方に慣れるのに少し時間がかかりました。
↓ 右耳側にマイク穴(2つ)があります。(デュアルノイズキャンセリングマイク)
右耳側サイドにはLED表示があります。
LED表示は赤・青のカラーを持ち、点滅や点灯、交互点滅によってさまざまなステータスを表現します。
↓ 右耳側には電源ボタンを兼ねる音量プラス、音量マイナスボタンとマグネット充電端子が配置されています。
この音量ボタンも OpenCommよりも小さめ・突起が少ないようで、若干操作に慣れが必要でした。
充電の際には、充電ケーブルを本体に這わせるようなイメージでパチリとマグネットで接続します。
このマグネット端子の位置についても、OpenCommとは異なりました。
どちらもマグネットで固定するので、使い勝手に大きな差はありません。
ボタンを長押しして電源を入れると「アフターショックスへ、ようこそ」という音声案内がながれます。(英語への変更も可能です)
音声言語変更方法
Aeropexは、日本語、英語、中国語、韓国語の4つの言語に対応しています。言語の変更は以下の手順で行うことができます。
1. Aeropexがオフの状態で開始します。
2. 「音量+」を押し続けてください。音声ガイダンスから「ペアリングモードです」とアナウンスされ、LEDインジケータが赤と青に点滅されます。
3.マルチファンクションボタンをダブルクリックすると、ビープ音が聞こえます。
4.「音量+」または「音量-」ボタンで言語を確認します。
バッテリーの状態についても、”充電されています”、”およそ半分です”、”残りわずかです”、”充電してください” という形で音声案内してくれます。
また、iOSではステータスバー部分のアイコンで充電状況の確認も可能です。
Aeropexの装着感
Aeropexの装着感は良いです。チタンバンドによる側圧も最小限ですが、頭部左右にバランスよく接して音楽を楽しむことができます。
首を振ってもズレることはありません。
そして、なによりも軽量であるため長時間の装着が苦ではありません!
Aeropex のBluetooth接続
Aeropex のBluetooth接続はスムーズに完了しました。(スマホ等のBluetooth設定から「Aeropex by AfterShokz」を選択しペアリングするだけです)
iOS、Android、Chromebook、デスクトップPC+Bluetoothアダプター、Fire TV Stik 4K Max などに接続し使用できました。
デスクトップPCに取り付けている Bluetoothアダプターは↓こちらの商品です。
Aeropexは2台の端末と接続する「マルチペアリング」にも対応しています。2台に同時接続できる設定にしてしまうと、何に接続しているのかわからなくなることが多いため、マルチペアリングを有効にすることはオススメしません。
マルチペアリング設定方法
Aeropexは、2台の機器を同時に接続できるマルチポイントペアリングを採用しています。2台の機器から同時に音声を受信することはできませんが、1台の機器からもう1台の機器へとシームレスに移行することができます。
1. Aeropexがオフの状態で開始します。
2. 「音量+」を押し続けてください。音声ガイダンスから「ペアリングモードです」とアナウンスされ、LEDインジケータが赤と青に点滅されます。
3. マルチファンクションボタンと「音量+」ボタンを3秒間長押しすると、「マルチポイント接続を開始します」とアナウンスされます。
4. 最初に接続したいデバイスのBluetooth®メニューを開き、「Aeropex by AfterShokz」を選択します。「接続しました」とアナウンスされます。
5. Aeropexをオフにします。
6. 再び、「音量+」を押し続けてください。音声ガイダンスから「ペアリングモードです」とアナウンスされ、LEDインジケータが赤と青に点滅されます。
7. 2台目に接続したいデバイスのBluetooth®メニューを開き、「Aeropex by AfterShokz」を選択します。「接続しました」とアナウンスされます。
8. Aeropexの電源を切ります。
9. Aeropexをオンにします。これであなたのAeropexは2台のデバイスに接続されました。
Aeropex のサウンドについて
Aeropexのサウンドについて感想を紹介します。
Aeropexの音質はクリアで広がりがあると感じました。
一方で、OpenComm の方が音が太い印象がしました。(OpenCommは中低域よりなのかも)
やはり、音楽を聴いて楽しいのは、AEROPEX!
買い増ししてよかった!と思いました。
骨伝導イヤホンで音楽を楽しみたい方は AEROPEXの購入がオススメです!
Shokz(旧AfterShokz) Aeropex 購入時のご注意
Shokz(旧AfterShokz) Aeropex を購入する場合に注意していただきたい点があります。それは、Amazon の AfterShokz Official Store JP (公式ストアが出品) のAEROPEXには、ウエストベルトが付属しているためオトク感がある点です。
↓ 実物はこのように袋に入っていました。
実際にこのベルトを使うのか?というと使わないのですが、どうせならゲットしておきたいかなと思いますのですのでアマゾンの公式ストアでの購入がおすすめです!(他のECサイトでも付属する可能性がありますが、商品ページからは読み取ることができませんでした)
AfterShokz Aeropex 骨伝導イヤホン 防水bluetooth5.0 コズミックブラック
Shokz(旧AfterShokz) Aeropex のまとめ
Aeropexは、すでに保有していたビジネス向けのOpenCommとは違った、スタイル・音質という良さを持った製品でした。
安心の2年保証もポイントです。
僕はメガネを常用しているのですが、通常のヘッドホンよりもメガネとの相性もよく気に入っています。
Aeropex のようなツールの購入が生活様式の変化のきっかけになる場合もあります。僕の場合には、運動不足解消のためのウォーキングにつながりました。(少しだけ(笑))
Aeropexの「いまいちポイント」としては、OpenCommと比較して、ボタン関連の押し難さがあげられます。僕の場合には、ボタンが押しやすく改良されている OpenComm を使っていたこともあり、操作性については少し気になりました。(その分 OpenComm の見た目はエレガントとは言えないモノなのですが)
Aeropexに搭載されている操作部材は音量ボタンとマルチファンクションボタン。このボタンが OpenComm と比較して非常に浅く、操作が難しい。とくにマルチファンクションボタンの位置を探し当てる事が僕には難しかった。
ただ、再生・一時停止や曲送り、音量調整などはスマホから操作する事が多く、Aeropex本体のボタン操作回数は少ない。そのため、さほど大きな影響はないとは言えますが、イヤホン側の操作性にこだわる方は注意が必要です。
カラーはコズミックブラック、ソーラーレッド、ブルーエクリプス、ルナグレイ の4色展開です。メインの使用シーンによってカラーをチョイスすると良いでしょう!
目立たせたくない方、お仕事に使いたい方はコズミックブラック、ルナグレイ。
スポーツジムやランニングなどアクティブなシーンではソーラーレッド、ブルーエクリプス。
というイメージでしょうか!?
Shokz(旧AfterShokz) Aeropex を実際に購入してみて、骨伝導とは思えない音質、Aeropexの軽さ、防水性能、そしてオープンな新感覚な骨伝導体験に大変満足しました!
▼定価は19,998円と高額。商品ページにてクーポンが出ていたりポイント還元のある可能性もあるので商品販売ページは要チェックです!