アマゾンで、スマホのケーブルやモバイルバッテリー等の周辺機器を探すと”ANKER”の製品を見かけます。僕もイロイロとこのANKER製品を購入しています!
(ANKER似たようなブランドで、Aukey というブランドも見かけますが、今のところ、こちらの Aukey は試していません)
今回は、この Anker 製の Lightning ケーブルを二種類買ってみましたので、Apple 純正ケーブルと少し比較しながらレビューしていきたいと思います!(写真に写っているスタンドについては、また別途レビューする予定です)
目次
Anker社についてわかった事。(中国企業です)
Ankerは米国でもアマゾン中心に販売をおこなっているようです。
ちょっと気になったのが、Ankerの米国サイト(執筆当時のurlはhttp://www.ianker.com/でしたが、リンク切れのため2021/6/18時点でのリンクに更新しています)を見ても、Ankerの住所について記載が見つからないことです。さまざまなサイト情報から判断した結果、Ankerはブランド名。製造販売しているのは、海翼电子商务有限公司 です。(先頭に”湖南”がつくのかはわかりません) 本社は中国です。中国の本社サイトはこちらです。(←www.oceanwing.com だったのですが、2018/2/27 リンク切れを確認) 社名をカタカナでいうと、オーシャンウイングです。
各種電波系の認証では、「Hunan Ocean Wing E-commerce Technology Co., Ltd.」という社名で規格取得しているようです。そもそも、Amazonへの出品者である Anker direct の情報を見てみると「Business Name: Oceanwing International Co., Limited」という記載があり、これが本当の社名へのヒントでした。Anker製品を販売している販社が米国にもあるはずで、Anker製品を販売している会社として米国に本社があるかもしれませんが、実体は中国のオーシャンウイングです。元々中国の会社かな?と思っていたので、「残念!」でもなんでもないのですが。(ビジネスのスタートは米国だったようですが)
日本法人の社長さんが「中国が本社」と素直に述べているのは、この2014年5月の記事です。→ アンカー・ジャパン、次なる目標は「Powerd by Japan」を世界に広めること:MACお宝鑑定団Blog
一方、こちらの2015年2月の記事では 「Anker(本社米国)」となっています。→ https://netshop.impress.co.jp/node/1240
実際には、この記事のソースは 2014年9月のこちらの記事なのです。→ Amazonマーケットプレイス マンスリーニュースレター Vol. 8
こちらのAppBankのバイヤーさんの本社社長インタビューは、やはり中国です。
最強モバイルバッテリーANKERをつくった社長さんにインタビュー
非常に好感のもてる方です。(さすがに英語が、かなり流暢ですね〜)
Anker であるオーシャンウイングを運営している方たちの写真はこちら(2018/2/27 リンク切れを確認) で見ることができます。
今回の購入品は、二種類のライトニングケーブルです。
今回は、Anker社の Lightning ケーブル を二本 購入しました。Anker のライトニングケーブルには二種類のラインナップがあるので、それらを比較してみたかったのです。
アマゾンでベストセラー1位の
【Apple認証 (MFi取得)】Anker® プレミアムライトニングUSBケーブル ホワイト 63ANMFILTN-3WA
と、
【改善版】【Apple認証 (MFi取得)】 Anker 第2世代 高耐久ナイロン ライトニングUSBケーブル 絡み防止 耐熱アルミコンパクト端子
です。
一方は”プレミアム”でもう一方は、【改善版】であり、どちらが良い商品なのか分かり難いです。
高耐久ナイロンの販売ページ には、比較表等もあるのですが、よくわからない。
PCウォッチの記事では、高耐久の方がベストセラーのケーブルを改良したものだという表現になっているため、プレミアム→高耐久ナイロンというように世代が代わり、高耐久ナイロン側を”第二世代”と読んでいると思われます。
主たる違いは、ケーブルのナイロン巻きになりますが、個人的には気にする必要はないと思います。
Apple純正の Lightning ケーブル 1m が、税込 2,376円、ANKER プレミアムケーブルが 999円、ANKER 高耐久ナイロン が 1,699円 です。
純正価格比 としては
ANKER プレミアムケーブル:42%、
ANKER 高耐久ナイロンケーブル:71.5%
と、プレミアムケーブルであれば純正の半額以下です。
同じ機能、同じ耐久性であれば、安いに超した事はありません。耐久性については、購入したばかりで述べられませんが、何かあれば追記していきたいと思います。
Amazonのレビューを見ていると、このAnker製ケーブルが断線、使用不可となったというコメントが多く、購入に不安を覚えます。しかし、Apple純正ケーブルのレビューも見てみてください。(2018/4/3現在商品が変わった為かページ削除を確認)同じように、ひどいコメントが多数寄せられています。この事実から、これらのケーブルそのものの故障率が高いことがわかるのではないでしょうか。
ユーザーは、購入した商品が普通に動いて当たり前で、異常が合った場合には報告をしたくなるモノです。ライトニングケーブルはある確立で故障は発生するモノだと理解し、その故障が発生した時の対応がどうなのかを確認して、どのケーブルを買うのかを決めましょう。充電ケーブルが一本しか無い場合には、故障が発生した場合には充電できない期間が発生してしまいます。今やスマホは生活必需品ですので、予備は必ず手元に用意しておきましょう!
MFi取得は本当か?
MFiとは、Made For iPhone, iPad, iPod の事です。ケーブルに独自のICか何かが埋め込まれていて、iPhone本体とうまく通信できなければ対応していない旨メッセージが出て、使う事ができなくなります。あまりにも安いケーブルの場合、初めは使えていても、OSのバージョンアップで使えなくなるケースがあります。これは、独自のICか何かがコピー品であるため、パターンか何かが変わると正常な反応ができずにOSにはねられてしまうのです。(この PCウォッチの記事で概要がわかります)
僕の SIMフリー iPhone 6 iOS 8.4(12H143)で接続確認したところ、このAnker のライトニングケーブル 二種類は、どちらも特に問題なく充電、データ通信することができました。特に今のところ互換性に問題はなさそうです。
しっかりとパッケージにも、Made for iPhone の印刷もあります。Amazonでこれだけ売っていて、さすがにニセモノということはないでしょう。
2016年6月13日 追記:
先日、二子玉川の蔦屋家電に行ったら、Ankerのケーブルなどが大量に陳列されていました。Ankerブルーが綺麗で印象的でした。キャリアでも充電器が取り扱われていたり、掃除機のような家電にも進出したり、と台風のような存在になっていますね。
ブランドとして、どんどん箔がついていきそうで今後も楽しみです!
追記ここまで//
ケーブルそのものの違いを比較する!
ケーブル自体のコシの強さはどちらも大きな違いはありませんが、Anker プレミアム版とAnker 高耐久ナイロン版とで比較した場合には、どちらかといえば、Anker 高耐久ナイロンケーブルの方が若干コシが強いイメージです。
今回は購入したケーブルのケーブル長が異なるため重さの違いを比較できませんが、ナイロンを巻いている分、確実にAnker 高耐久ナイロンの方が重くなりそうです。純正ケーブルが最もケーブルとしては細く、やわらかく、軽いです。
ケーブルのやわらかさ順位としては、
Apple純正 > Ankerプレミアム > Anker高耐久ナイロン の順でやわらかいと判断します。(APPLE純正が最も柔らかい)
ケーブルの太さとしても、同じ順で細いようです。(Apple純正が最も細い)
Anker プレミアム ライトニングケーブルについては、ケーブルを巻いておくためのベルクロのような部材がついていてちょっとおトク感があります。
また、シリアル番号の記載が、Anker プレミアム ライトニングケーブルはケーブルに印字されていますが、Anker 高耐久ナイロンライトニングケーブルはケーブルにタグが付いています。どちらかと言うと、プレミアムライトニングケーブルの方が印象はいいですよね・・。(ナイロンで巻いているため、高耐久ナイロンライトニングケーブルにはケーブルに印字できないという理由がありますが)
ナイロンが巻かれていた方が、挟み込みなどによるケーブルへのダメージは軽減されるはずです。このナイロン自体が購入時からほつれていたというアマゾンレビューも見かけますが、届いたケーブルには特にほつれは見当たりませんでした。Anker製品全般に言えることですが、何かトラブルがあった場合にはサポートに連絡を取りましょう。満足行く対応が得られると思います。(基本的に交換してもらえるはずです)
Apple 純正の Lightningケーブルは長さ1.0m であり、Anker製のケーブルでこの1.0mに最も近い長さは、0.9mです。当然、10cm の差が出ます。(Ankerの方が短い)ちょっとした長さが気になるようであれば、注意してください。
Lightningコネクター部分の違い。
iPhone側のコネクターに差し込む部材そのものは、Anker プレミアム版とAnker 高耐久ナイロン版とでの違いはなさそうです。接点の部分についてもしっかりとしていそうです。Apple純正のケーブルと比較しても大きな違いはありません。
コネクターのハウジングのサイズについては Apple純正が最も小さく、Anker の二種類はほぼ同じサイズです。ただし、Ankerの 高耐久ナイロンのライトニングケーブルのハウジングは周囲は金属のような部材になっており、指でつまんだ時にひんやりとします。(=質感がいい)ANKERの刻印が、Anker プレミアムライトニングケーブルは彫られていますが、Anker 高耐久ナイロン版はシルク印刷です。全般的に、価格が高い、Anker 高耐久ナイロン版の方が質感がいいのは確かです。コネクターのハウジングサイズについては、iPhone 本体に装着しているケースによっては何らかの影響を受ける可能性はありそうです。(ケースとの干渉については、特段目立ったレビューはありませんでした)
実際に、iPhone に接続した時の感触については、Apple純正とAnker製とで若干の違いがあります。Anker製は、「パス」と、若干軽い感触ですが、Apple純正の場合は「パスン」としっかり入った感じがします。ここも本当に小さな違いであり、今一度比較しみても違いがあるかどうかわからないようなレベルです。
USBコネクター部分の違い。
USBコネクター側は、大きさが結構違います。一番大きいのが、やはりAnker プレミアムライトニングケーブルです。Anker 高耐久ナイロン ライトニングケーブルとApple純正ケーブルはほぼサイズが同じです。Ankerの高耐久ナイロン版のUSBコネクターハウジング部がやはり金属のようなひんやりとした質感でサイズも小さいこともあり高級感があります。
結論:Anker製ライトニングケーブル 二種は好みで買い分け。18ヶ月の保証はあるが、予備のケーブルは準備しよう!
以上、Anker製のライトニングケーブルは、Apple純正ケーブルと比較して安価であるにもかかわらず、モノのそれほどのイメージダウンもなく、十分使えるライトニングケーブルです。Anker製ケーブルには二種類ありますが、値段に差があります。オススメの買い方としては、Anker プレミアムケーブル とAnker 高耐久ナイロンケーブルとをそれぞれ1本づつ購入することです。予算によっては、プレミアムケーブル2本でもいいでしょう。
Apple純正だったとしてもケーブルとしては、常に故障の恐れがあるため予備のケーブルは準備しておいた方が良いです。
このAnker製の Anker® プレミアムライトニングUSBケーブル ホワイト 63ANMFILTN-3WA 0.9m であれば 1本 999円であり、二本買ってもApple純正よりも安いので、予備とあわせて二本購入しましょう!
リスクに備えるという観点から、このように二本のケーブルを純正ケーブル以下の価格で備えておくのがオススメです。
Ankerであれば、18ヶ月の保証がついています。何かトラブルがあれば是非アンカーへ問い合わせてみましょう!
<注意> お使いの iPhone 等が、Apple Care に入っているのであれば、ケーブル故障が自然故障であれば交換してもらえるようです!アップルのサポートに相談してみましょう!そういえば僕も Apple Care に入っているので確認してみようかな・・・?
【追記】2018年 現在の Anker社
本記事は、2015年の9月に執筆しました。2.5年前の当時は、Anker社が現在の姿に成長するとは想像していませんでした。価格は安いが、パッケージはしっかりとブランディングされていましたし、不具合があればとにかく交換してくれるという姿勢もあり、過去からの積み重ねで得た信頼とアグレッシブな商品展開で成長できたのかと思います。
既に家電量販店などでも取り扱われています。目的に応じてブランドも eufy、Zolo など分離するようになりました。
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2018年1月10日には、以下のようなプレスリリースを発表するほどです。
日本でのさらなる事業拡大に向けた財政基盤の強化を図るため、アンカー・ジャパンは2017年12月22日付で資本金等を現在の20倍となる3億2,000万円(うち資本準備金1億6,000万円)に増資致しました。
このブログも、Anker社の成長に支えられてきたかなぁ・・と思うところもあります。
現在、Anker社のライトニングケーブルには以下のラインナップが存在します。(価格順)
プレミアムライトニング
PowerLine+
PowerLineⅡ
PowerLine+ Ⅱ
PowerLine Ⅱ