AUKEY(オーキー)のBluetooth ワイヤレス スピーカー SK-M12 をレビューします!Aukeyさんにサンプル提供していただきました。( 2019/4/30追記 AUKEYさん、すでにスピーカーの販売を終了しているようです → AUKEY製品の一覧はこちら)
このAukey の ワイヤレススピーカー SK-M12 は、アマゾンで販売されています。↓
なんというか・・大河原邦夫デザイン!というイメージですか。
漫画に出てくる骨!という意見もあるそうで・・。そう考えるとかなりカワイイデザインに見えてきます。好みが分かれそうなデザインです。
それではAukey SK-M12 Bluetooth スピーカー を紹介していきます!
目次
パッケージチェック&開封
Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカー のパッケージは、外箱をビニールでパックされています。
シンプルでデザインも悪くないです。
↓側面には、「Portable Wireless Speaker Model:SK-M12」という文字がシンプルに書かれています。
↓ 底面には、特徴の記載、認証マーク、Made in Chine である事、そしてシリアル番号と思われるシールが貼られています。
ビリビリとビニールを剥いで・・。スススっと外側のスリーブを外します。
パカッと蓋を開けると、柔らかい乳白色のビニールに入った Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカーが見えます!キター!!
少し残念な点としては、ビニールを留めている↓このテープが今ひとつ美しくない事。どこにテープがあるかは色が付いているとわかり易いのですが、黄ばんでいるように見えてしまい僕は少し残念だと感じました。大きな問題ではありません。(どうせビニールは破いてしまい破棄するだけです)
内容物としては↓この内容です。スピーカー本体、説明書、保証に関するカード、リセット用のピン、AUX接続用のオーディオケーブル、充電用USBケーブル がセットになっています。
説明書は日本語対応
説明書は複数の言語をサポートしています。日本語もあるので非常に助かります。
保証関連のカードの裏側が印象的でした。
ちょっと宗教的な模様にも見えますが、基板のプリント配線模様なのですね。そこに鍵穴と鍵の形状が見えます。Aukey の ”Key” は鍵だからでしょうね!
Aukey の社名・ブランド名の由来を正確に知りたいところです。
ちなみに、この商品の保証期間は24ヶ月です。これは安心ですね!
リセットピン?
iPhone を始めとする多くのスマホに付属してきているSIMトレーを取り出すためのピン、のようなモノが付属していました。
きっとこれは本体をリセットするためのピンだと思われます。
部品コストがかかるかもしれませんが、出先にこのピンは持っていかないと思うので、今度はリセットボタンにしてもらいたい所です。
充電用USBケーブル
充電用のUSBケーブルも付属します。充電器は付属しないため別途購入またはスマホ用のモノを流用する必要があります。
なんとオーディオ接続用ケーブルが付属!
この Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカーのいいところは、オーディオ接続用のケーブルが付属してくるところです。
TVと接続して音を出す場合や、Bluetoothに対応していない機器との接続する時に使うケーブルです。
オーディオケーブルを別に買うとそれなりに値段がするので非常に助かりますね!
Aukey SK-M12 の外観をチェック
Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカーの外観をチェックします。
前面、背面には特徴的なアルミパネル
正面にはアルミのパネルが取り付けられています。パネル中央にはAUKEY(オーキー)の文字。このアルミパネルは六角レンチで取り外せそうです。
ただ、外してしまうと何が起こるかわかりません。防水性能を損ねる可能性もあります。ご注意ください。
正面中央上部にはステータス表示を行うLEDが存在します。接続状況、充電状況を表示します。
背面も同様にアルミパネルが取り付けられています。
操作ボタンの操作性には一部難あり
上面には操作ボタンが並んでいます。
左から「音量−/曲戻し」、「音量+/曲送り」、「通話ボタン」、「電源ボタン」「メニューボタン」です。
Mボタン操作で低音強調のオンオフ可能
Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカーのいいところの一つとして、Mボタンの操作で低音強調のオン、オフが可能な点があります。
夜間など、低音の響きが気になる場合や、サラリとした音で楽しみたい時には低音強調をオフすることができます。
聞いているとどちらの状態かがわからないため、何らかのインジケーターの追加を希望します!
問題は音量操作
個人的に使いにくいのは、「音量−/曲戻し」、「音量+/曲送り」のボタンです。
一回の操作だと曲の送り・戻しが機能し、長押しの場合に音量の操作になります。
曲を鳴らし始めて、「あ、音が大きい!」と思った時にとっさに操作すると次の曲に進むケースが多々あります。
これは困った。
他のスピーカーの操作と違うため、購入された方は皆さん戸惑われていると思います。
僕の場合には、iPhoneは浴室の外に置いたままで、スピーカーだけを浴室に持ち込むのですが、間違って曲送りしてしまい状態がよく分からなくなるケースがあります。(特に Radiko でラジオを聴いていた場合)
やはり短押しで音量を変えられる仕様の方がいいです。
サイドには特徴的な色のフックホール、端子カバー
サイドにはぶら下げるためのホールがあります。
逆サイドには、端子カバーがあります。
カバーを開くと、充電用の端子、AUX端子、リセットボタンがあります。
実際にケーブルを挿してみます。
付属のケーブルであれば、充電用USBケーブルとオーディオケーブルの同時挿しが可能です。別のケーブルの組み合わせでは同時挿しができないかもしれません。
底面には取り付け穴あり!これが最大の特徴!
底面には標準的なサイズの取り付け穴があります。
しっかりとした金属の受けになっています。
Aukeyとしては、自転車に取り付ける事を想定しています。自転車やバイクに取り付けて音を鳴らしながら走ると気持ち良いのでしょうね!(騒音注意です)
室内でもカメラ用の三脚などに取り付けて、比較的高いところから音を鳴らす事もできます。
取り付け穴の存在は実にユニークだと思います!
音質について
Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカーの音質について書きます。
比較したのは、Anypro Q1(5,999円)、Anker SoundCore Sport XL (5,999円)です。
Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカーは、4,399円 なので商品のランクとしては少し不利です。(1,600円安い!・・・同じ音を出すならメリットです)
Aukey以外の2製品は、大容量のバッテリーを持ち、スマホへの充電も可能です。
外観で大きく違うのは、厚みです。
Aukey SK-M12 が最も厚いです。他のスピーカーは何かが本体に当たるとパッタン、パッタンと倒れやすいのです。Aukeyのように厚いと設置面積が多く必要にはなりますが、Aukey SK-M12 は倒れ知らず。Aukeyのデザイナーさんは、倒れないようにしたい!とかなり真面目に設計したのではないでしょうか。
音質をこの3機種で比較した時に強く感じたのは、Anker SoundCore Sport XL と Aukey SK-M12 のサウンドが似通っている事でした。この2台の音の印象は、ほぼイコールです。ひょっとするとプラットフォームが共通なのかもしれません。(推測です)
僕好みの音を出すのは、Anypro Q1 でした。ここは好みかもしれません。Anypro は低音が強調されていて、低音の強調が気になる方には受けが良くない味付けです。ただし、「スコン!」と抜けた僕には気持ちの良いサウンドを叩き出します。
本当にAnypro Q1がいい音なのか?というと、きっとそうではありません。静かな場所で聞くと Anypro Q1のサウンドにはホワイトノイズが乗っている事に気づくでしょう。(無音部分でサーッとなり、高音に若干乗り続けている印象です)
一方、Aukey SK-M12、Anker SoundCore Sport XL の両者はホワイトノイズが目立ちません。(アマゾンのレビューでは、ホワイトノイズが気になる、という意見もありましたので僕には聞こえないノイズがあるのかもしれません)
音の傾向としては、Anypro Q1 は低音強調寄りに味付けがなされていて、フラットではない印象があります。これに対して、Aukey SK-M12、Anker SoundCore Sport XLはバランスよく音を鳴らしている印象です。バランスの良い方が聞きやすい方も多いかと思います。
Aukey SK-M12 の場合には、Mボタンで低音強調が可能です。全体的に音が厚くなるような印象です。曲によっては音が割れるケースもありました。
5,000円前後のワイヤレススピーカー選択について
オーディオ機器は、お金を出せば出すだけ、より良いパーツ、回路となり、さらにサイズ、重量が変わり音質が優れていきます。
5,000円前後、防水という縛りでワイヤレススピーカーを選ぶ場合には、前の項で紹介した3機種がメインストリームかと考えます。(非防水ですが同価格帯の Anker プレミアムステレオスピーカーを試した事がないのが残念)
低音強調寄りの音が好みの方は、Anypro Q1 がオススメです。
低音強調ではなくフラットな傾向が好みの方には、Aukey SK-M12やAnker SoundCore Sport XL がオススメです!
いずれも僕が保有しているスピーカーでの比較です。世の中には同じ価格帯で、もっと良いスピーカーがあるのかもしれません。(情報下さい!)
僕は、お風呂スピーカーとして、Anypro Q1 をメインに使っています。お風呂以外では、Bose のSoundLink mini を使っています。このようなレビューで各機種を比較した後に、Bose で聞くと、やはり一皮、二皮むけたサウンドだな、と感じます。
Bose のSoundLink mini は価格的に 4〜5倍の差があります。差が出るのは仕方がない部分です。
音には差があるものの、それぞれのスピーカーを1台購入してそれだけを聞いている分には差は見えてこない場合がほとんだと思います。レビューのように複数のスピーカーを比較しなければ、音質についてはほとんど気にならないのが現実です。
僕は「住めば都」という言葉はヘッドホン、スピーカーの世界でも当てはまるのではないかな、と思います。(「絶対音感」を持つように「絶対いい音感」を持ってしまった人は別です)
「絶対いい音感」が無くても、音の好みはあると思います。この部分は各種レビューを総合的に見て判断していくのが良いかと思います!
価格帯を決めて、各レビューを複数見る。そして自分と感覚の合いそうな方の意見を参考にして購入してみるのが良いと思います。(もし、それがこのブログであったとすれば非常に嬉しいです)
Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカーはこんな方にオススメ
今回紹介した Aukey SK-M12 ワイヤレススピーカーは、次の項目にいくつか当てはまる方にオススメです。
- ある程度の防水性能が欲しい方(防水の方が絶対に便利です)
- 低音強調よりもフラットな音質が好みの方(低音強調もできる方が良い)
- 長時間再生を求めている方(Aukey SK-M12 は、30時間再生)
- スピーカーの設置に安定を求める方(ちょっとした事で倒れない方がいい)
- 比較的低価格の方がいい(Aukey SK-M12 は 4,399円です!)
- 保証期間は長い方がいい(Aukey SK-M12 は 24ヶ月保証です!)
- TV等とケーブルで接続して楽しみたい(Aukey SK-M12 はオーディオケーブル付属です!)
- 自転車で使うので取り付け穴が欲しい(Aukey以外であまり見かけません)
Aukey SK-M12は、価格を考えると、かなりメリットが多いスピーカーです!
それほど音量が取れなくてもいい、防水も不要という場合には別のブランドになりますが、Anker SoundCore ポータブル(3,999円)という選択肢もあります。
スピーカー選びは難しいですが、選択の参考となれば幸いです!
最近の傾向として、各社品質が拮抗していて ”外れの製品” はほとんどありません。(外れ情報があれば、コメント等に書いていただけると助かります)
そのため、価格帯、防水の有無(用途)、音のイメージ、必要となる再生時間、保証の期間、企業としての評判、そしてデザインから選べば良いと思います。
Bluetooth対応のスピーカーは、スマホユーザー一人に付き一つ必要な存在です。スピーカーで音を鳴らして音楽を楽しみましょう!