テレワークが楽になるスピーカーフォン「eMeet Luna」を実際に使ってみました。非常に好印象です。この記事では「eMeet Luna」を実際のテレワークで1週間使ってみての感想と商品のポイントを紹介します。
リモートワーク・在宅勤務を続く中、つくづく思う事。それはオンラインミーティングの場合にはヘッドセットを使うよりも耳をふさがないスピーカーフォンの方が非常に楽であることです。
在宅勤務中にそばに家族がいる方はヘッドセットを使わざるを得ないのですが、一人で作業ができる居室がある方、一人暮らしの方などはスピーカーフォンを購入した方が良いです。
これからも在宅勤務の機会は多い状況が続きます。会社経費で落ちず、自腹での購入となっても多少の出費で勤務が快適になるためスピーカーフォンの購入はオススメです。(在宅勤務が多いので良い椅子を購入するのと同じですね)
今後は学生さんのリモートで授業を受ける機会が増加します。ノートPCのカメラは使ったとしても、音声系はイヤホン、ヘッドホンと違い、圧迫感から解放されるスピーカーフォンの利用がオススメです。
今回紹介する「eMeet Luna」は価格が1万円前後のスピーカーフォン。僕が以前レビューした「Anker PowerConf」とアマゾンで人気を争っています。
*アマゾンのPC用マイクのカテゴリーで Anker PowerConf が1位、eMeet Luna は3位です!(2位は普通のマイクです。2020/10/19現在の順位です)
*アマゾンのPC用マイクのカテゴリーで eMeet Luna Lite が1位、Anker PowerConf S3が3位, Anker PowerConf 5位です!(2位は普通のマイクです。2021/2/28 現在の順位です)
ただし「Anker PowerConf」よりも「eMeet Luna」の方が相対的に価格が2割程度安く、個人用としてはもちろん会社用としての購入でも手ごろな価格であり購入しやすい商品です。
今回はメーカーさんからレビュー用サンプルを提供していただき1週間使ってみました。eMeet Lunaは購入する価値ありの商品です!*以来8ヶ月以上使っています!
▼ 今回紹介する商品はこちら!
スピーカーフォン eMeet Luna 会議用マイクスピーカー@Amazon
目次
【追記】さらに購入しやすい「eMeet Luna Lite」が登場!
2021年2月25日、「eMeet Luna」の低価格版の「eMeet Luna Lite」が登場しました!「eMeet Luna Lite」は「eMeet Luna」から USBドングルを取り除くことでさらに価格を抑えたバージョンです!
【「eMeet Luna」と「eMeet Luna Lite」との違い】
- eMeet Luna は、USBドングル付属するのに対して、Luna Lite は USBドングルが付属しない
- eMeet Luna はカラーがグレー なのに対して、Luna Lite カラーがブルー
既に8ヶ月以上「eMeet Luna」を愛用していますが、僕の場合には信頼性の高いUSB接続で常に使っています。(Luna LiteでもBluetoothドングルが省略されているだけであり、本体のBluetooth機能はあるため、ノートPC等とのBluetooth接続が可能です。僕の場合、Bluetooth接続では途切れの心配があるためUSB接続で利用しています)
これから購入される方で、PCとの接続についてワイヤレス接続にこだわらない方は「eMeet Luna Lite」の購入がオススメです!
eMeet Luna Lite スピーカーフォン 会議用マイクスピーカー Bluetooth対応 Skype Zoom など対応 ノイズキャンセリング VoiceIA技術 ブルー
商品ページにて割引クーポンが表示される場合があります。(2021/5/11 30%オフクーポンを確認)価格については、商品ページをご確認ください。
ズバリ「eMeet Luna」ってどうなの?
お忙しい方も多いと思いますので「eMeet Luna」のオススメポイントとマイナスポイントをお伝えします。
「eMeet Luna」のオススメポイント
ポイント
- 相手の音声が聞き取りやすいスピーカー音質 ← これ超大切
- 多数の接続方法がある(USB、Bluetooth、専用USBドングル、アナログ音声)
- USBドングル付属で簡単に無線接続できる ← これ手軽さで大切
- USBドングルを本体に格納できる ← これ紛失防止に大切
- 充電式内蔵バッテリーにより最大15時間の連続通話が可能
- 3つの高性能マイクを内蔵し360°全方位をカバー
- Voice IAモードで、周囲の雑音を抑制
- 2台を連結し8~12人の中大会議にも利用可能 ← 社用として大切
- ケンジントンロック用の穴があるため会議室据え置き時に盗難防止も可能 ← 社用として大切
上記の通り自宅用としても会社用としての購入もオススメできます。
会社用としてポイントが高いのが、2台の連結機能とケンジントンロック用のホール。
少し広い会議室での利用では「eMeet Luna」を2台連結して範囲を広めることができます。(人数や部屋のスケールに対して機材をケチると会議運営のスムーズさを失います)
連結ケーブルは別売です。→ 「eMeet Luna/M2/M220用 連結ケーブル」
ケンジントンロック用の穴についてはわかりにくいと思いますが、PCなどにもついている盗難防止用のケーブルを取り付けるための穴です。セキュリティロックケーブルを使って会議室などに設置すれば簡単には持ち出せなくなり盗難防止の効果があります。
▼ このようなロックを取り付けます。
ケンジントン セキュリティロック Combination Laptop Lock MC64673
このKensingtonロック対応と連結機能による大人数会議対応は「eMeet Luna」が企業(プロフェッショナル)ユースを意識して設計されている証拠です。
「eMeet Luna」のマイナスポイント
僕が気づいた限りの「eMeet Luna」のマイナスポイントは以下の通りです。
注意ポイント
- ボタンが物理スイッチで操作音が入る ← 操作機会は少なく実用上問題にはならない
- ケースが付属しない ← あれば使わないときにしまえるのですが
操作音の入るボタンが致命的という方もおられます。ミュートはPCのアプリ側でも操作可能ですし、音量調整もPC側から操作可能です。確かに操作音は入りますが、僕の場合には操作回数が多くないこともあり、それが致命的な音かというと、そこまでではない という印象です。
ケースについてはさほど重要性は高くなく、これまでにもeMeet Lunaを会社に持って行って使う事数回。バッグにそのままポイっと入れて持ち歩いています。
裸でバッグに入れても頑丈そうな外観でもあり特に問題はなさそうです。必要であればなにか巾着袋など小さな入れ物に入れればOKでしょう。
「eMeet Luna」を1週間使ってみた感想
「eMeet Luna」を1週間ほど実際にテレワークで使用しました。(USB有線接続で使用)
- 音声が聞き取りやすい
- 音質がキンキンしておらず耳が疲れにくかった
- 相手方からも聞き取りにくいと言われることも特になかった
- 発言した内容を相手方から聞き返されることもなかった
- 会話に割り込んで無視される事もなかった
以上の状況からも「eMeet Luna」は実践で十分に使えるスピーカーフォンだと実感しました。
個人的にも非常に気に入っており、今は「eMeet Luna」をメインで使っています!
スピーカーフォン eMeet Luna 会議用マイクスピーカー@Amazon
eMeet社とは?安心できるの?
「いやちょっと待ってよ、そもそも "eMeet" って何?」「どこの誰??」という情報が少ないので購入にあたり、少し不安かと思います。
eMeet社は、現在、スピーカーフォン、Webカメラを中心にリリースしておりWebミーティング関連商品をメインに販売している会社です。
ホームページはこちらです。→ eMeet.ai
深圳壹秘科技有限会社
深圳壹秘科技有限会社は知能音声、知能画像、自然言語処理を基礎とするハイテク革新創業会社である,
自主的に開発したAI音声/画像アルゴリズム、革新製品、AIサービスを通じて、ビジネスインテリジェンス記録を構築し、ユーザーおよび企業のために価値を創造する。
eMeetは深圳壹秘科技有限会社、Shenzhen eMeet intelligent technology Co. Ltd. という企業名称です。
中国、深圳をベースとする企業です。
eMeet社 スピーカーフォンのラインナップ
eMeet社のスピーカーフォンのラインナップは以下の通りです。(2020/8/9現在 価格の高いモノ順)
Luna含めて4台のラインナップ。20,000円を超える製品~アンダー10,000円のラインナップがあります。
今回紹介する 「eMeet Luna」 が最新でミドルレンジの製品です。
既にスピーカーフォンの開発経験が多数あるため技術的にも安心感のある企業です。
また、1年間の製品保証もあります。
「eMeet Luna」の実機をチェック!!
それでは「eMeet Luna」の実機をチェックしていきましょう。
付属品のドングルの本体格納が嬉しい。
セット内容は「eMeet Luna」本体、USBドングル、USBケーブル、アナログケーブル、各種ドキュメント類。
付属のUSBケーブルは片側がUSB-Cです。
チャージおよびUSB接続時に使用します。
本体充電用のチャージャーは同梱されていません。
スマホのチャージャーやPCから充電を。
3.5mmのアナログケーブルを同梱。USBポートがふさがっている場合や無線を使いたくない場合に便利です。
こちらが付属のUSB音声ドングル。正式名称は 「eMeet Audio Adapter A200」。しっかり技適の番号についても端子部分に刻印されていました。(安心感あります)
USBドングルを使わないときには本体の裏側に確認可能なのがポイント高いです!
正直、ドングルが付属する製品だとドングルたけ無くしてしまわないか不安で不安で・・。
なので、このような格納機能は必須です!
「eMeet Luna」本体。物理ボタンで迷わず操作可能。
それでは「eMeet Luna」スピーカーフォンの本体をチェックします。
サイズは直径120mm、厚みが36.5mmです。重量は実測で291gでした。
スマホが少し重くなった程度。350ms缶のソーダ類よりも軽いので持ち運びが苦ではありません。
キャリングケースなどは付属していないため、別途、巾着類を用意するか商品のパッケージを取っておいて持ち歩くのが良いでしょう。
表面上部には5連のLEDが内蔵されており、バッテリー残量や音量、ミュート状態を表示します。
操作ボタンは表面下部の周囲に配置されています。
ボタン左から 「Voice IA オン/オフ」「電話出る/切る」「ボイスアップ」「ボイスダウン」「ミュート/アンミュート」「Bluetoothボタン」「電源オン/オフ」の機能に対応したボタンです。
ボタンが単機能で並び、しっかり印字もされている為、操作に迷うことがありません。頻繁に使うであろうボタンほど地中央に配置してある設計にも好感が持てます。
少し残念なのが、電源ボタンによる電源オン・オフが長押しであること。短押しではバッテリー残量表示に使われているし、電源ボタンを表面に並べている事もあり、誤操作も発生しがち。会議中に誤操作で電源オフしてしまう事は避ける必要があります。そう考えると電源オフは長押しにする必要があるのですが、せめて起動だけは短押しにしては・・。(分り辛いですかね・・)
側面には各種接続のインターフェースが並んでいます。
左から USB-C端子、AUX OUT/LINK端子、AUX 端子、ケンジントンLOCK穴です。
底面には3つのマイクが120度間隔で配置されています。これで360度全方位からの音声を拾います。
まぁ、モノ的には「洗練された」とは言い難く「微妙なデザインだなぁ」という印象。
しかし、eMeet Luna はケンジントンロック穴があることからもわかるように本格仕様のスピーカーフォンなのです。
「eMeet Luna」デザインの秘密
さて、「eMeet Luna」の本体を見て気づかれたでしょうか??
「eMeet Luna」は、何気に三日月モチーフのデザインなのです!!
はじめは、少し武骨なデザインだなぁ・・と思っていたのですが、月がモチーフだと思うとステキなデザインという認識に変わりますね!
接続方法が豊富。スマホでもデスクトップでもノートPCでも。
「eMeet Luna」では、USBケーブルによる接続、USBドングルによる接続、Bluetooth、アナログケーブル接続の4種類の接続方法が可能です。
個人的に信頼していて多用しているのはUSBケーブルでの接続です。(今回のレビューはUSBケーブル接続での内容がメインです)
USBドングルはUSBポートに挿せば簡単に使い始めることができるので非常に便利です。ただし音質が若干落ちる印象でした。
Bluetooth接続も通常のワイヤレスイヤホンのようにペアリングすればOKです。
スマホを使って、電話で問い合わせたりするときに使いました。(ハンズフリーになるので便利です)
アナログケーブルについて、僕のデスクトップPCではうまく利用できませんでした。(ヘッドセットが使える端子に接続しましたが、マイクが認識されない模様。ケーブルをセパレートすれば使えるのかも)
USBケーブルが確実でもありイチオシの接続方法ですが、設置の自由度などはやはりワイヤレスが便利ですよね!
会議において不安定になる可能性や音質の許容性なども考慮しながら使い分けてはどうでしょうか。
「eMeet Luna」の動作を確認したアプリケーション
「eMeet Luna」を以下のアプリケーション(?)で確認しました。
- Skype for Business
- Teams
- Zoon
- iPhoneでの通話
Skypeの場合には、Skype側でマイクをミュートすると「eMeet Luna」のLEDもミュート表示になりました。
(「eMeet Luna」でミュートした場合には、Skype側のアプリがミュートになるわけではありません)
ご参考まで。
注目の「Voice IA」の効果はいかに!?
「eMeet Luna」の Voice IA について試してみましょう。
新しい音声信号処理技術を搭載した“Voice IAモード” を利用すれば、Luna スピーカーフォンから1m以上離れた音を大きく減衰して収音するため、周囲の話し声や電話の呼び出し音、コピー機やエアコンのノイズ、キーボード音など、会議を妨げる雑音を抑制して相手側に発話者の声を明瞭に届けることができます。
Voice IA ではタイピング音や各種ノイズを減衰できるようです。
例えばバックに音楽を流していた場合には、以下のイメージです。
- 「Voice IA」オフでも比較的、音楽の音は小さめです。(この時点で良くできていると思いました)
- そして「Voice IA」をオンにした場合、しゃべっていない間はほぼ楽曲が聞こえなくなります。
ただし発言中にはどうしも楽曲が聞こえます。 - 正直、夢のような機能!とまでは言えませんが、あるなら使った方がよさそうです。
騒がしい雑音を聴き続ける相手方の心象を考えると、周囲が騒がしい場合には積極的に「Voice IA」をオンにするという使い方。
起動時には必ず「Voice IA」がオフになるようですので、状況に応じてオンしてみましょう。
また、ボタン操作で「Voice IAオン」「Voice IAオフ」という形でアナウンスしてくれるのですが、最後の発音だけでオン、オフを聞き分けるのが少し難しいなぁ・・とも思いました。
音質について
以下、Windows PCとのUSBケーブルによる接続で確認しています。
スピーカー出力
スピーカーの音質は温かみのある音で、結構好みです。(キンキンしていない)
若干のホワイトノイズを認識できますが、通常の使用状態の距離であれば認識できないレベルです。
音量ボタンではWindows側の音量が10ずつアップしていきます。微調整はWindowsなどのOS側で。
声が聞き取りやすく、非常に好印象です。
マイク音声
マイクは三方向で360度をカバー。
実際の自分の声をZoomで録画・録音して再生してみました。
ヘッドセットによるマイクには劣りますが、不快な印象もなく十分に使える音質でした!
今一度「eMeet Luna」ってどうなの?
正直、「eMeet Luna」のデザインを見た時には「んんんん??」と思っていたのです。
しかし、実際に使ってみるとなかなか良かったです。
今後は在宅勤務での打ち合わせには「eMeet Luna」を中心に使っていくことになるでしょう。
一番良かったのはスピーカーを通して聴く際の、相手方の声の聞き取りやすさです。
キンキンせずに耳に優しい音です。
また、相手の声が小さくても比較的沈み込まずに聞こえる印象もありました。
本体ボタン操作時のスイッチ音は確かにマイクが拾うのですが、小さく短い音であり実使用上は問題ないと考えます。
エアコンやデスクトップPCのファンの音などもほとんど拾わないようで、なかなか優秀です。
実はこの商品、アマゾンカスタマーレビュー評価で★、★★の評価がなく「星5つ中の4.7」と高評価なのです!(2020/10/19時点)
価格も手ごろでもある事から、個人用、会社用としてオススメできる商品です!
▼ クーポンが配布されている事もあるので、実際の価格は商品ページにてご確認ください。
スピーカーフォン eMeet Luna 会議用マイクスピーカー@Amazon
今回レビューしたモデルカラーはブラックですが、グレーもラインナップされています!
eMeet Lunaスピーカーフォン 会議用マイクスピーカーグレー@Amazon
▼ USBドングルを省いた購入しやすいモデル「eMeet Luna Lite」!カラーはブルーです!