2024年4月に発売されたマートウォッチ「HUAWEI Band 9」をレビュー紹介します!ファーウェイのスマートウォッチの中で「HUAWEI Band 9」はエントリーという部類ですが、かなり機能が充実。スリムでコンパクト、そしてバッテリーも長持ちする使いやすいモデルです。
これまでは 昨年(2023年)春に自腹購入した「HUAEWI Band 8」を愛用していました。 理由は、健康管理と通知の取り逃し防止です。
そして、この2024年春、ニューモデル、HUAEWI Band 9 が新登場したタイミングでメーカー様にサンプル品をご提供いただきました!
Band 9 の進化に非常に興味を持っていたため、ありがたい!
実は「大きさも変わっていないし、ははぁん、外装カラーやバンドの変更、ファームウェアのちょっとしたアップデートだけのマイナーチェンジモデルやろ~」とタカをくくっていましたが、ごめんなさい。
よくよく調べてみると大きく変化していることがわかりました!
この記事では、HUAWEI Band 9 の進化点、実機の紹介、実際に使ってみた感想を紹介します!
▼ 今回紹介する商品はこちら!
目次
スマートウォッチを使う目的
私自身、健康管理(特に歩数を管理)のためにスマートウォッチを導入しています。
大昔には万歩計を使っていましたが、今は価格が安く、そしてバッテリーの持ちも良くなり扱いやすくなったためスマートウォッチに完全にシフトしました。
私がスマートウォッチをしている理由を今一度整理すると以下の通りです。
- 時間がわかる
- スマホを持っていない状態でも歩数を計測してくれる
- 通知を取りこぼさない
- ペースや心拍数による運動強度を確認しながら効果的なウォーキングができる
- 睡眠状態の確認
- 座りっぱなしの状態継続の回避(リマインダー)
- コロナ禍では、参考目安として血中酸素濃度の測定も。
私の場合、ランニングや水泳などの運動は行わないため、スポーツアクティビティとしてはウォーキングがメインです。
ランニングなどをされる方にとっては、より役立つ存在だと考えます。
歩数だけであれば、スマホでも計測は可能なのですが、スマホを持たなくても歩数の計測が可能な点がスマートウォッチのメリットです。
それ以上に便利なのが、スマートウォッチを装着していると、スマホの通知をウォッチで確認できること。
日頃はスマホをサイレントにしていますし、ポケットにもあまり入れないため、通知に気づかない場合が多いのですが、スマートウォッチを身につけていれば通知が発生したときにウォッチが振動するため必ず通知に気づきます!
これによってラインなどのなるべくリアルタイムで反応したい通知の取りこぼしがほぼなくなる効果があります。
ウォーキング開始時に、スマートウォッチから[屋外ウォーキング]をスタートさせれば、心拍数や歩行ペースの確認が出来、またアプリではGPS情報を元にした移動も確認できます。これらの見える化によってモチベーションが維持できるのもメリットです。
「HUAWEI Band 9」はスマートウォッチとしてはミニマルなサイズ感、重量であるため、身につけていても全く気にならないためオススメです。
もし、健康管理にスマートウォッチなんてどうなのかなぁ?とお考えの場合には、今回紹介している 「HUAWEI Band 9」も是非候補の一つに入れてみてください。
HUAWEI Band 9 の進化点
HUAWEI Band 9 が発売されたことにより、旧モデルの価格が下がっています。ひと世代前の「HUAWEI Band 8」も優れた製品ですが、ニューモデルでの進化点も把握した上でどちらを購入するのかを判断しましょう。
公式情報やプレス向け資料から総合すると、HUAWEI Band 8 に対して HUAWEI Band 9 では以下の進化点があります。
- ストラップの素材とデザイン
フルオロエラストマー素材を採用。(Band 8 はシリコン、TPU)
快適な着け心地と抗アレルギー性を実現。
2つのバックルにより、ぴったりとフィットし、見た目もすっきり。 - TruSleep 3.0 → TruSleep 4.0
睡眠スコアシステムを改善し、睡眠の解釈と推奨を最適化。
睡眠中呼吸乱れ検知の追加 - TruSeen 5.0 → TruSeen5.5
測定技術ハードとソフトの両方がアップグレード。 心拍数と血中酸素レベルの測定がより精確に。 ランニング中の心拍数の精度も向上。 - 9 軸センサーの改良
高精度な水泳姿勢測定を実現し、ストローク数 、距離などのデータの精度が Band 8 に対して向上 - カレンダーに対応
従来はHuaweiのスマホとの組み合わせでしか使えなかったカレンダーをiOS、Androidでも使えるように対応 - 新たな活動リング2.0 (lite) の採用
「歩数」→「消費カロリー」に変更、「中高強度の運動」→「エクササイズ時間」に変更 - 画面輝度の自動調整機能追加
- 天気2.0 に更新され、24 時間天気表示を追加
- 懐中電灯機能に 光の色変更、点滅を追加
- 月経表示を改良し、見やすさを 大幅に向上
上記以外にも、QRコード決済(MCash)に対応(日本では使えるお店がない?)、家電量販店限定販売でナイロンバンドのラインナップなどもありますが、ここでは紹介を省略します。
ウォッチ本体の形状や寸法は変わらないことから、HUAWEI Band 9 は HUAWEI Band 8 のマイナーアップデート製品という印象が強くありましたが、センサーなどのハードウェアの変更をはじめとして想像以上に改善点があり驚きました!
HUAWEI Band 9 を製品化するにあたって「できることはすべてやった」という印象です。
旧モデルになったことで「HUAWEI Band 8」が若干安くなっているかもしれませんが、どうせ買うなら最新の機能・性能改善がされ、ベルトも気持ちのよい「HUAWEI Band 9」を選んだ方がよさそうです!
HUAWEI Band 9 を写真でチェック!
「HUAWEI Band 9」の実機を詳しくみていきましょう。
▼ こちらがパッケージです。キレイにまとまったパッケージです。
▼ セットに含まれる内容です。本体、充電クレードル付きUSBケーブル 、クイックスタートガイド&保証とアフターサービスのご案内。スタートガイドは「安全に関する注意事項」と記載された冊子内に含まれています。
充電用のケーブルは「充電クレードル付きUSBケーブル」と呼ばれます。マグネットでウォッチの裏に固定して充電するタイプ。
約45分間の充電でフル充電ができ、最大2週間使用可能です!
今回試したのは HUAWEI Band 9 のホワイトモデル。ホワイトはECサイト限定販売のモデル です。
10層のスプレーコーティングとレーザー彫刻で丁寧に作られているという外観が非常に良い印象。
ホワイトは見た目にもかなり美しい。
ボタンは一つのみでシンプルで理解しやすい操作体系になっています。(ボタンの他に画面のスワイプ、タップで操作していきます)
▼ 実際に装着してみたところ。
男性でもホワイトはアリだと考えています。なんというか女性がネイルで気分が上がるという話を聞きますが、それに近い感覚で ホワイトのスマートウォッチを身につけていることが嬉しい と感じています。
ただし、ホワイト・ピンクの対応手首サイズは 120-190 mm、ブラック・イエロー・ブルー 130-210 mm です。購入前に自身の手首にマッチするかご確認ください。
▼ 短いサイズのベルトであるため若干短いが、私の場合には十分な長さでした。
今回の「HUAWEI Band 9」ではベルトの素材変更によりソフトになっています。それ以上にうれしいのが余ったベルトの端をバックルで固定できること。
これまでのスリーブでばらつかないようにするタイプの場合、気づくとバラけていることが多く、イマイチだと感じていましたが、その弱点がバックル固定になり、解消されています。
また、ベルトは本体裏のボタンを押せば簡単に取り外せます。別のカラー、サイズのベルトに交換するのもよいでしょう。(交換ベルトも比較的安価です)
ベルトを取り外した本体側は一見すると汚れのように見えますが、10層のスプレーコーティングの跡のようです。
スペックによると本体重量は 14gですがベルト込みの重さは公開されていません。ベルト込みの重さを 実測してみたところ 29gでした。長時間装着していても疲れないですし、就寝中にも装着していられます。
横のボタンを押すと電源がオンする。HUAWEIのロゴ表示の後には、Harmony OS のロゴが表示されました。
HUAWEI Health アプリ でペアリング
「HUAWEI Band 9」を使うには HUAWEI Health アプリ をインストールしたスマートフォンが必要です。
このHealthアプリは AndroidのGoogle Play や iOS App からはダウンロードできず、QRコードやファーウェイのサイトからダウンロードの上インストールする必要があります。
インストールさえできれば、あとはペアリングをすればOKです。
▼ Health アプリ からデバイスの追加を選びます。
アプリが接続できるウォッチを探してくれるので、画面の指示に従って操作していけばOKです。
Healthアプリにおける HUAWEI Band 9 の画面。各種設定が可能です。
測定された各種数値は別の画面で確認ができます。
必要に応じてファームウェアの更新も行いましょう。
HUAWEI Band 9 で「いいなぁ!」と思ったところ
「HUAWEI Band 9」を実際に使ってみて「いいなぁ!」と感じた部分は、ベルトの質感とデザイン。そしてホワイトのカラーと質感でした。
ここでいうベルトのデザインとは、これまではベルトのあまりを固定する部材(遊革)が存在していましたが、それを廃止し2つのバックルに変更されています。
ベルトはフルオロエラストマーベルト素材となり、これまでよりも柔軟性に優れています。
そして、気づくと位置が移動してベルトを固定しなくなってしまう傾向にあった遊革が、常に固定されるバックル式になっているのが実にうれしい!
機能面では細かくなりますが…
これまで「なぜ無いの?」と思っていた自動輝度調整も実装され、うれしく思いました。
また、利用頻度は低いのですが、カレンダーのiOS、Androidへの対応もポイントが高いです!
今回、この記事を書く上で 「HUAWEI Band 9」と「HUAWEI Band 8」との違いを調査しましたが、前述の通り、かなり改善されています。
さすが毎年のように新モデルを出すだけあり、開発力、対応力が違います。
HUAWEIではさらに高性能な上位機種もラインナップされているだけあり、そこからのフィードバックも入っているようです。
比較的低い価格帯であっても健康管理を念頭に身につけるなら、しっかりと開発された製品が良いですよね。この点でHUAWEIの存在はありがたい!
最後に「HUAWEI Band 9」のイマイチなポイント(デメリット)も紹介しておきます。
「HUAWEI Band 9」に対して感じている「もう少しこうだったら…」という不満点については、このサイズを考えると対策の難しい内容ばかり。どうしても気になるのであれば、さらにサイズの大きなウォッチなどを検討してもよいでしょう。
さまざまなブランドで安価なスマートウォッチがリリースされています。その中でも、デザインも質感も良好で、しっかり精度向上・機能向上が考えられているスマートウォッチを選ぶならHUAWEIは是非候補に入れたいメーカーです。
なお、購入においてはAmazon.co.jp等だけではなく、ファーウェイ公式ストアも是非ご確認ください。
タイミングにもよりますが、レジでの値引き、割引クーポン、エアなわとびのプレゼント、同時購入時の交換用ベルトの割引など特典が多数あります。(2024/5/2時点では、GW中の発送遅延クーポン(5/7まで)を併用して エア縄跳び付きで 7,308円!でした!マジですか…)
今回魅力的だと感じた「HUAWEI Band 9」のベルトは、「HUAWEI Band 8」にも取り付けが可能です。(互換性あり)
Band 9 のオプションベルトを購入して「HUAWEI Band 8」に取り付けて継続使用するのもおすすめです!