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使う時のイライラが激減!特許取得の梱包用テープカッターがムッチャよかった!

2024年4月27日

透明テープを使おうと思った時にいつもプラスチックテープの端がテープ本体に貼り付いていて端を探してはがす作業に苦労し、イライラしていました。何か対策されたテープカッターはないのかと探したところ「巻き付き防止機能」「特許品」とアピールされた「セキスイ STSテープカッター OPPテープ用(STC50B)」に出会いました!

この記事でレビュー紹介するテープカッター STC50B のパッケージ外観

このテープカッター STC50B が最高だったため、レビュー紹介します!(4か月間メルカリ等の出荷梱包に使用)

テープカッター STC50B のパッケージにはイライラ解消と訴求されている
テープの端が見つからない イライラ解消!! と書いてあります。

商品を購入する前に、外観写真などを見ても「はて?これで巻き付きが防げるのか?」と不安だったのですが、実際に「セキスイ STSテープカッター OPPテープ用(STC50B)」を購入して使ってみたところ確かに巻き付き防止に効果がありました!

あのイライラが解消され、幸せな梱包ライフを送っています

▼ 今回紹介する商品はこちらの「セキスイ STSテープカッター OPPテープ用(STC50B)」です!

STSテープカッター STC50B は、使用しない時に粘着テープの空回りを防ぎ、空回りによりテープの端が粘着テープ本体に巻き付いてしまう現象を防ぐ機構を備えたOPPテープ用のテープカッターです。

コレ、ただのテープカッターにしか見えないのですが?

それでは早速 STSテープカッター STC50B の実物を見てみましょう。

購入する前に見た商品写真の通り、STSテープカッター STC50B は、普通のテープカッターにしか見えません
違う部分は、テープ固定部分の後端に何やら突起があるくらいです。

STSテープカッター STC50B の外観
写真右上に突起がある

確かにパッケージ説明にも、巻き付き防止機構 特許品!! ココがポイント! と書いてありました。

パッケージに書かれた商品の訴求ポイント
この部分が「巻き付き防止機構」なのだ!

これまで使っていたテープカッターと比較してみよう。

正面から見た、これまでのテープカッターと巻き付き防止機構付きのテープカッターとの比較写真
刃の下側にあるテープを保持しておくための部材(ツメ)はSTSテープカッター STC50Bの方がやや大きく、貼り付けが安定しそうだ
これまでのテープカッターと巻き付き防止機構付きのテープカッターとの比較写真
ココの部分が 巻き付き防止機構。説明では バネ と表現されています。

これまでのおまけのテープカッターはテープを半円でホールドする形だが、STSテープカッター STC50B は円周でホールドし、かつ「巻き付き防止機構」が飛び出ている。

もう少しわかりやすい角度から見てみるとこの通り。(下の写真)

巻き付き防止機構の写真

「巻き付き防止機構」がバネのように作用しそうなことがわかる。

こんなモノで「巻き付き防止機構」とはよく言ったものだ!
と、この時は思いました。

早速、このために購入していた新しいテープを装着してみましょう!

購入したプロ仕様の梱包用テープ。
合わせて使うのは Scotch 透明梱包用テープ プロ仕様だ!

今回購入したのは「3M スコッチ ガムテープ 透明梱包用テープ 強力梱包 3850AS」。値段は少し高いが、非常にしっかりしたテープで厚みもある。ちょっとしたことでテープがされてしまったりすることはなさそうだ。

テープのセット方法については、パッケージに説明が書かれています。

テープのセット方法

巻き付き防止機構のバネ部分を押しながらテープをセットします。

テープカッターのホルダー部の円と外側に開こうとする巻き付き防止機構によってテープを保持する。

テープカッターにテープを装着する時には「巻き付き防止機構」もテープ芯の内側に入れる。
この「巻き付き防止機構」の外側への押し付けによって、テープは実にはめにくかった。

このままでは、テープの芯が「巻き付き防止機構」のテンションによって回転しにくいのではないかと心配したが、テープを引っ張り出す際には「適度な反発」になりピシっとテープが伸びることに気づく。

この STSテープカッター STC50B を使用し始めて 約4ヶ月。これまでは毎度テープが貼り付いて端を探す作業に苦労していましたが、STSテープカッター STC50B を使用し始めてからの巻き付き現象はゼロ件 です!
今のところ巻き付きはうまく防止されています!(組み合わせて使用しているテープは 3M スコッチ ガムテープ 強力梱包 3850AS です)

マジで神!

なぜこの単純な機構で巻き付き防止になるのか!?

STSテープカッター STC50B の「(テープ)巻き付き防止機構」についてはパッケージに説明が書かれている。しかし、私は何度読んでも、何故これが巻き付き防止になるのかが理解できませんでした。

「ガッチリキャッチ!でも引き出しスムーズ」と書かれても理屈が良くわからないのです。

パッケージに書かれた巻き付き防止機構の説明
(再掲)

そこでパッケージに書かれている特許番号 第4226640号 発明の名称「空転防止機構を具えたテープカッター」の内容をチェックすることにしました。

筆者は、こう見えてもメーカーに何年も勤務していた経験があり、何件もの特許を出願しているのだ!(企業や世の役に立ったかは別の話)
過去、特許を見るには公報などをお金を払って複写したり PATOLIS で検索する必要がありましたが、最近は簡単に内容の確認ができて助かります。
気になる方はこちらから検索してみて欲しい。

詳細な請求項よりも、まずは【発明が解決しようとする課題】をチェックしましょう。

(略) 切断後のテープ端がホルダ部のテープ本体に戻って張り付いてしまうのは、ホルダ部に保持した粘着テープが回転自在であることが大きな要因と考え、極めてシンプルな構造の下に非繰出時におけるテープ本体の回転(空転)を阻止するとともに、梱包作業等を行うためにテープ端を繰り出す場合のみ、この阻止状態を自然に解除し、繰り出しに支障が生じないようにした新規なテープカッターの開発を試みたものである。

特許番号 第4226640号 発明の名称「空転防止機構を具えたテープカッター」 【発明が解決しようとする課題】 より

私はこれまで、テープ端が貼り付くのは、ツメにかけていたテープ端がヒラリと離れてテープ本体に戻っているためだと想像していました。
どうやらそのヒラリと離れてしまう原因が、非使用時のテープ本体の空転によるものだ と考えたそうなのです。
いや、確かに!

このような目的で、簡単な機構でテープの空転を抑え、かつテープ使用時(引き出し時)には空転防止を解除できるシンプルな機構が編み出されたのです。

このテープの巻き付きの原因が空転によるものだとわかっていないと、パッケージに書かれていることは理屈として理解ができないのです。
(私の場合は、空転が原因という認識がなかったため「ガッチリキャッチ!」でなぜ巻き付きが防止できるかが理解できませんでした)

これまでテープに付属していた簡易的なテープカッターは確かにテープがくるくる回ります。

簡易的なテープカッター
簡易的なテープカッター

一方、巻き付き防止機構を持つ STSテープカッター STC50B はテープが片寄せされて動かなくなっています。

STSテープカッター STC50B

しかもテープを引き出す時には、ばねが押し込まれてスムーズにテープが引き出せるのです。(しかもスルスルではなく適度な抵抗あり)

巻き付き防止機構部分

空転を防止する機構については特許明細書内の参考文献の通り、いくつかの機構は考えられています。

しかし、この STSテープカッター STC50B は極めてシンプルな構成で問題を解決。
しかもカッター部分を除き一体成型(多分)されており製造・組み立てコストも抑えられていそうです。
結果、十分有効な効果もありながら購入しやすい価格が実現されています!

これはもう、社長賞でしょう!

欠点があるとすれば、テープの引き出しに若干力が必要な点とテープの芯とテープカッターのホルダが擦れて少し芯のカスが生じるところでしょうか。(私は非常にマイナーな問題だと考えていますが、Amazon商品レビューで評価を低くしている方は気にされているようです)

テープが知らない間に巻き付いて困っているという方は是非、この セキスイ STSテープカッター STC50B を購入してみましょう!

テープは厚みのある強力梱包タイプを使っています!



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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