いまさらですがスタジオジブリの「耳をすませば」にハマったようです。
1995年の「耳をすませば」公開当時、劇場で観た記憶はありますが、"ハマる"ほどの印象はなく、どちらかというと しずくそのものの立ち居振る舞い、「バロン」という存在、カントリーロードなど、当時の私には気恥しいシーンが多数あって「どうもなぁ・・」という印象が強かったのだと思います。
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2022年の金曜ロードショーの録画を観た時には、中学生という存在、家族の関係、街 などさまざま要素を楽しむ事ができました。
その後は、劇中に登場する「DENON DR-PC773R」の箱が気になってしまったり、マンガ原作の「耳をすませば」を読んだり、実写版の「耳をすませば」を観たり、さらには今回紹介する絵コンテを購入して読んだり、と(軽い)深堀りが進みました。
スタジオジブリ絵コンテ全集「耳をすませば」について
スタジオジブリ絵コンテ全集「耳をすませば」の基本スペックは以下の通りです。
仕様
著者 宮崎駿 著、近藤喜文 著
出版年月日 2001/12/28
ISBN 9784198614638
判型・ページ数 A5・534ページ
定価 3,190円(税込)
購入して手元に届き、読み始めるまだは認識していなかったのですが、この絵コンテ集はすべてが宮崎駿によるものではなく、一部は近藤喜文監督による清書で収録されています。近藤監督による清書の方が絵も文字も読みやすいのですが、勢いのある宮崎駿のコンテも書いてある内容(そのシーン・カットへの気持ちなど)が面白い。
本書の冒頭には、絵コンテの用語の説明が、ラストには宮崎駿によるアニメーションの画像処理の説明が掲載されており、ある程度の知識を得る事もできます。(読んでも理解できない箇所は多々ありました)
絵コンテに書いてある専門用語などのすべてを理解し、イメージすることはできませんでしたが、絵コンテを読み進めていくことが楽しく、心地よい時間でした。
特に登場人物の心情などがよくわかりました。
Amazonなどの商品ページでは ↓ このような写真が掲載されていますが、これはブックケースです。
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▼ 実際の本としては、↓ こちらのカバーになっています。
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▼ 本上まなみさんの文章などは月報として別紙になっています。
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▼ 月報の画像が本来の絵コンテのサイズ。比較するとかなりサイズが違います。
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▼ 印刷は網点が目立つ。(線数が少ない)
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もっと大判で、解像度の高い印刷で読みたかったなぁ、という気持ちもありますが、このサイズ、印刷、体裁で3,000円強の価格というのは「安い!」とも感じました!
予想以上に絵コンテを読むことが楽しかったため、カリオストロの城やナウシカなどの作品の絵コンテ全集も購入してみたいなぁ~と思いました。
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