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最高のエンターテイメント映画『すずめの戸締まり』。揺さぶり注意。軽い気持ちで見に行ったら、観るのに勇気のいる映画でした。

2022年11月12日

映画『すずめの戸締まり』を観ました。新海誠監督の作品は好きです。(君の名は。でハマりました!)

注)「感想」であるため「ああ、こんな映画なのか」というネタバレを含みます。

※個人の意見・感想です。

公開初日に観に行った映画『すずめの戸締まり』。
鑑賞しながら涙が止まりませんでした。
しかし、この涙、感動・共感などの気持ちの良い涙ではなく、怖さ・悲しさに対するモノでした。

事前の情報収集はほとんどしておらず、予告編レベルの知識しか持ち合わせていませんでした。
このような内容なら、観ない方がよかった。(ような気がする。でもやっぱり観ちゃうだろうなぁ。。。)
せめて事前に震災に関連する内容である、劇中で複数回緊急地震速報が流れるということを把握していればこちらも覚悟して観られたのかもしれません。(知らされたところで、場内で感情が揺さぶられることには変わりはなさそうです)

自宅のTV画面で観るのとは異なり、画面が大きく、暗い場内、没入感が高く、迫力サウンド。

結果、鑑賞後には気分が沈み、一日たってもまだこの気分を引きずっています。

こんな方は鑑賞注意(個人的な意見です)

  • 緊急地震速報に怖さを感じやすい方
  • 小さな子どもが泣いていると、自分も悲しくなる方
  • 東日本大震災関連に思いの強い方

*観ない方が良い、という意味ではなくこのような内容が含まれる映画だと知った上で観た方が良い。という気持ちで書いています。

エンターテイメントとしての楽しさについては大満足でしたが、
感情の揺さぶりが強烈すぎて…個人的には他の方に手放しでオススメできる作品ではないかなぁ、という感想です。

正直なところ、震災や地震速報を使わずに別の形を使ってエンターテイメントとしての楽しさを追求してほしかったなぁという気がしています。

twitterの感想をみると多くの人は本作を楽しめたようです。何度も観る方・観たい方も多いようです。

個人的には、家で安心して、もう少しライトな環境で、いやなら観ることを中断しやすい状況でなら観られるかも・・・という気持ちです。

冒頭12分の映像の確認がオススメ。

冒頭の子どもが泣きながら歩いているシーン。
ここから即気持ちがえぐられ、涙が出ました。

冒頭12分については、Amazon Prime Video などでプライム会員特典として無料公開されています。
視聴が可能な方は冒頭12分を観てから鑑賞するかどうかを決めるのがおすすめです。

また、この12分を観たからといって、映画の楽しみがスポイルされるモノではないと考えます。
ただし、家庭で観るのと映画館で観るのとは迫力は別物。この点については考慮してご判断を。

1分54秒あたりまで見れば雰囲気を察することができると思います。
8分25秒あたりで初回の緊急地震速報が出現します。

私は、なるべくピュアな状態で映画を観たいと思い、この冒頭12分を観ずに見に行った結果、かなりショックを受けて帰ってきました。
(この12分の映像を観てから映画を観たのだとしても感情の揺さぶられるという事実は変わらなかったでしょうが・・)

配給・上映側としてもある程度の対策はおこなっています。

  • 冒頭12分の公開
  • 会場入場前の張り紙にて注意喚起あり(私は見落としました。劇場によるのかも)
  • Twitter公式アカウント固定ツイートで注意喚起あり
  • 入場時に配布する「新海誠本」でのフォローにより意図を説明

▼ スクリーンへの入り口には注意喚起の張り紙があったようです。(自宅に帰って写真を見直したら気づきました)

座席マップの下に白い紙が貼られています。
はっきりとは読み取れないのですが、地震および緊急地震速報・・というような文字が書かれていたようです。

▼ 公式のtwitterでも言及はありますが・・。

当然、このような反応も想定の上での作品。

海外ではかなり受ける(大絶賛される)可能性は高いですね。(カジュアルなエンターテイメントとして受け入れられそう・・)

他のグルーブの方が上映後に言っていた感想。
「しんどい映画だったなぁ」

激しく同意します。

「キツイ内容はちょっと…」と不安な方には、配信や金曜ロードショーでの放送を待つことをおすすめします。

批判しているわけではなく、感想です。

しかし、声優(?)の起用の仕方、よかったなぁ。
イスもかわいいし。
こういうところもあって、もう一度観てみたいとは思います。
(感情の揺さぶりが怖いのでしばらくは観られないと思います)

ただ、声だけ聞いていると「君の名は。」を観ているのかと錯覚してしまう気も・・。
("息を飲む"の息、「えぇぇぇぇ〜!」の表現など演技の付け方がパターン化されすぎているぅ〜!?)

あぁ、もっと(私にとって)素直に楽しめる作品だったらなぁ…。
次回作、楽しみにしています!



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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