目次
Soundcore AeroFit を実際に使用してみた感想
Soundcore AeroFit シリーズを実際に使用してみた感想について紹介します。お気に入りのイヤホンになりました!
これまでは Shokz の骨伝導イヤホン OpenRun Pro を愛用。今後はどうする?
私の場合には、ワイヤレスイヤホンを長年愛用してきましたが、在宅勤務での長時間使用による耳穴のかゆみの悩み、Shokzの骨伝導イヤホンの魅力のとりこになり脱ワイヤレスイヤホンの状態です。外出時にメインとして使用しているイヤホンは Shokzの上位モデルである OpenRun Pro、室内ではオーバーイヤーヘッドホンを使用し Bose の QuietComfort 45(QC45)を愛用している状態。
OpenRun Pro は骨伝導イヤホンの中でも比較的厚みのある良い音を出していたため、これで良しとしていました。また、装着感が軽快だったこと、充電の手軽さも魅力でした。
最近の悩みは、街中で骨伝導イヤホンを装着している方の年齢層が比較的高い事。(私もその年齢なのですが)
ちょっとカッコ悪いかな?と思っていたところに登場したのが Soundcore AeroFit シリーズでした。
Shokzは自腹購入、一方 Soundcore AeroFit はいただきモノという違いはあるのですが AeroFitシリーズはこれまで OpenRun Pro がカバーしていた外出時のイヤホン候補になります。
結論を先に書くと「もう Shokz の骨伝導イヤホン OpenRun Pro には戻らない。」です。
イヤホンが左右分かれており装着にやや手間がかかる点を除くと、Soundcore AeroFitシリーズ の方が魅力的なのです。
骨伝導で売っていたShokz自身が Soundcore AeroFit と同様な オープンイヤー Shokz OpenFit を先んじてリリースしていることからも、骨伝導よりも耳掛け式によい部分が多いのでしょう。
特に Soundcore AeroFit Pro の音質、操作性は抜群です。これを体験してしまうと 骨伝導イヤホンには戻れません。
より安定性が欲しい場合には、多少の手間はかかりますが着脱式ネックバンドを取り付ければスポーツ時にも安心して使えます。
唯一のデメリットは、周囲の環境がうるさい場合に、骨伝導イヤホンでは耳穴をふさげば音が聞こえるのですが、Soundcore AeroFitのようなオープンイヤータイプではそれができないことくらいでしょうか。
実際に使ってみた感想をもう少し
今回、Soundcore AeroFit シリーズの2製品をじっくりと使ってみました。おかげで両者(スタンダードモデルとPro)を試すことができました。
オープンイヤータイプとして
Soundcore AeroFit の両モデル共通しての感想について紹介します。
今回、Soundcore AeroFit シリーズを使用してみた感想は以下のポイントとしてまとめられます。これまで使っていた Shokz OpenRun Pro を基準としています。
骨伝導イヤホンよりも音質が良い
Soundcore AeroFit シリーズはモデルによって音質が異なりますが、どちらのモデルも 骨伝導イヤホン の Shokz OpenRun Pro よりも音質がクリアでした。
「AeroFit」ではやや高音の伸びに物足りなさを感じましたが、このモデル単独で考えると満足して使える音質です。
「AeroFit Pro」については高音も低音もしっかり出ており、音漏れ配慮や指向性を持たせた制約のある機器としては最大限のパフォーマンスを発揮していそうな印象です。
間違いなく Shokz の骨伝導イヤホンである OpenRun Pro よりも音質は良いです。
この音質を体験してからは、Shokz OpenRun Pro を使っていません!
メガネでも利用可能だった
Soundcore AeroFitシリーズの商品ページを見てもメガネをかけた人物が使用している写真がありませんでした。実際に使用してみるまで、メガネユーザーでも使用できるのかが不安でした。
実際に試してみた結果、私が使用しているメガネ+私の耳の場合には問題なく使用できました。
ただし、つる(テンプル)に厚みのあるメガネを使っている場合、メガネの厚みにより、メガネの装着・非装着により角度・位置がわずかに異なるため音量(音の聴こえ方)がわずかに変わりますが、個人的にはこれが問題とは考えていません。
(メガネ使用時よりもメガネ不使用時の方がイヤホン本来の性能が出ていそうな気はしますが、音の大きさがほんのわずかに変わるレベルです。耳の形状による違いや装着位置のばらつきと同レベルだと考えます)
装着にやや手間取る(メガネの影響あり)
これまでは、左右が一体になった骨伝導イヤホンを耳にかけて少し位置を調整する程度でしたが、Soundcore AeroFitシリーズの場合には、ケースから取り出し、右耳、左耳 とつけていく必要があり若干手間になりました。(左右独立したイヤホンとしては当たり前なのですが)
私の場合には Soundcore AeroFit をかける部分にメガネという障害物があることも、位置の調整に気を遣う要因になってはいます。
イヤホン、メガネ、マスク が耳にかかるとカオス(笑)
Soundcore AeroFitシリーズは、あまりにも装着感が軽く、耳をふさがず聴こえ方も自然であるため存在を忘れがち。
そのため、マスクを外すときに存在を忘れてしまい、イヤホンが耳紐に絡まっているとマスクと一緒に外れてしまい、ポロリと落としそうになることがありました。
さすがに耳から外れる瞬間には気づくので今のところ事故はありません。
バッテリーが長持ち
Shokz OpenRun Pro のバッテリー持ちは 10時間ですが、Soundcore AeroFit はイヤホン本体で 11時間、AeroFit Pro は 14時間とかなり長持ち。
使用後にはケースに戻すため、無茶苦茶バッテリーが持ちます。(ケース併用時 Proモデル 46時間)
もちろん通常のSoundcoreワイヤレスイヤホンと同等ではあるのですが、骨伝導イヤホンの使用感とはかなり違いがあり感動しました!
音漏れの心配はあるが日常使いやウォーキングなどでは問題なさそう
最後に紹介するのは、オープンイヤータイプを使用する際に最も気になるであろう音漏れ。
Soundcoreとしても「サウンドに指向性を持たせる技術を搭載。耳を塞がないのに音漏れしにくいので、オフィスや公共の場でもご利用いただけます。」と表現しています。
結論から言うと「本人が気にするほど周囲からは音漏れとして認識されなさそう」です。(もちろん音量や周囲の方の聴力にもよります)
室内や電車内で私自身がうるさくないレベルの音量調整し音楽を聴きましたが、パーソナルゾーンにいる妻に確認しても聞こえませんでした。(お互い加齢の影響があるため注意)
大音量で鳴らした場合には周囲にも聞こえますが、それは自身の耳にも影響がありそうなレベル。常識範囲のレベルであればほぼ周囲の方から聴こえない(わずかに聴こえていても認識されない)というイメージです。
シン…としているエレベーターや、走行音のある電車でも隣席に長く座る方がおられたら音は控えめにした方がよいでしょう。
また、映画やドラマのようにセリフを聞き取る必要のあるコンテンツを楽しむ場合には、無音部分、セリフ、効果音、BGMという変化や、周囲から見える画面の映像とわずかにもれ聞こえる音がリンクするため、音漏れとして認識されやすくなりそうです。
AeroFitを購入したら、使用前に友人などに音漏れの確認しておくと安心です。
Soundcore AeroFit シリーズ。選ぶなら スタンダードモデル?それとも Pro?
アンカー(Soundcore)のオープンイヤータイプが欲しい場合にはスタンダード版かPro版のどちらを購入するか悩ましいところです。
今回は Soundcore AeroFit(スタンダードモデル)と Soundcore AeroFit Pro(Pro版)の両方を試すことができたため、両者の「仕様上の違い」と「使ってみて感じたこと」をまとめて紹介します。
AeroFit | AeroFit Pro | |
価格 | ¥16,990(税込) | ¥22,990(税込) |
位置づけ | 日常使いに最適なオープンイヤー | スポーツにも最適なProモデル |
アプリ対応 | ◯ | ◯ |
防水性能 | IPX7 (浸水に対する保護等級) | IPX5 (噴流に対する保護等級) |
イヤホン本体のコントロール | タッチコントロール | ボタンコントロール |
3Dオーディオ | ◯ | ◯ ヘッドトラッキングモード搭載 |
着脱式ネックバンド | - | ◯ |
バッテリー持ち | イヤホン本体:11時間 ケース:42時間 | ヤホン本体:14時間 ケース:46時間 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
イヤホン重量 | 片耳約8.5g | 片耳約12.2g |
音質 | 14mmドライバー Proモデルと比較するとやや臨場感が落ちるが、日常使いに問題なし。十分楽しめる! | 16.2mm大口径ドライバー クリアかつ低音もGood、正直、かなり気に入っている。 |
イヤホンサイズ | 小さめ、軸も細め | やや大きめ、軸も太め |
ケース | サイズ 小さめ、軽量(イヤホン・ケース合わせて約64.6g) 質感 やや劣る バッテリー残量は3つのLEDで表現。 | サイズ 大きめ、重め(イヤホン・ケース合わせて約88.7g) 質感 良い!低下時には赤く光るが、ケースだけでバッテリー残量の目安を知る手段がない。 |
選択のポイント | オープンイヤーを気軽に楽しめるモデル。ケースやイヤホン本体のサイズも小さく取り回ししやすい。 | スポーツでも使用するなら迷わずPro。音質重視ならPro。ボタンによる確実なコントロールも良い。 |
防水性能については、IPX7とIPX5であり違いがあります。IPX7は水中に落とした場合などの浸水に関する規格等級(水深1mの位置で30分間水没させるテストにも耐えうる)ですが、IPX5はシャワーのような噴流に対する等級(汗や突然の大雨でも安心)です。(括弧内の表現はアンカーの商品ページの説明文より引用)
どちらも生活防水よりも上のレベルだと考えおけばOKでしょう。
両モデルに共通して意外なことに、ワイヤレス充電には対応していませんでした。ワイヤレス充電の環境も整ってきているため、今後のモデルでは対応していただきたいところです。
また、Soundcoreのイコライザーは通常プリセットEQの種類が多いのですが、AeroFitシリーズの場合、アプリで設定できるイコライザー(EQ)の種類が非常に少ないのも残念でした。(デフォルト、Podcast、トレブルブースター、カスタムEQ のみ。カスタムEQで自由に設定ができるはずですが、デフォルトの低音の響きは特殊らしくカスタムEQでは再現ができない…)
通常モデルとProモデルのどちらを選ぶか!?については非常に難しいところ。
価格の高い AeroFit Pro を選んでおけば安心!と言ってしまいところですが、スタンダードな AeroFit はコンパクトですし、価格も安いというメリットもあります。
スポーツ用途ではない、音質をさほど追求しない という場合には AeroFit 通常モデルで十分ですし持ち運びも楽です。
何を求めているかで判断すると良いでしょう。不安で予算もある場合には、Proモデルをチョイスしておきましょう。
判断がつかない場合には、大手家電量販店や最近増えてきているアンカーストア等で実機を使ってみましょう。
Soundcore AeroFit シリーズはオープンイヤーで魅力的な商品でした。安心のアンカー製品という点もポイントが高いと考えます!
なお、一部のカラーバリエーションについては2024年春ごろ発売予定です!
2024年春ごろ発売予定のカラーバリエーション
- AeroFit → ピンク、グレイッシュブルー
- AeroFit Pro → ミントブルー、ディープパープル
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