衝撃的な完全ワイヤレスイヤホンが登場しました!モバイルバッテリーで有名なアンカーのオーディオブランドである Zolo の Liberty です!価格はなんと 7,999円!2017年12月24日(クリスマスイブ)に発売されたばかりの新商品です!
Amazonのレビューでもかなり満足度が高く、コストパフォーマンスの高さが証明されています。価格を抑えた完全ワイヤレスイヤホンを探しているならば、7,999円の Zolo Liberty はアンダー 1万円の商品の中で最有力候補となるでしょう。(ホントにオススメです!)
ちなみに 米国アマゾンでの Zolo Liberty の価格は 99ドルです。日本での 7,999円という価格は戦略的価格なのかな? と推測しています。(=かなりお買い得です)
今回は、アンカー・ジャパン株式会社さんにお願いしてサンプルを提供していただきました。
僕が試した感想として、Zolo Liberty は価格に対して得られる満足度が非常に高い完全ワイヤレスイヤホンでした!
2万円以上の完全ワイヤレスは既にいくつか使っていて、いずれも満足しているのですが、Zolo Liberty のようなアンダー1万円の価格帯は初体験でした。
この価格帯で満足できるモノがあるのか?という不安があったのですが、Zolo Liberty の出来映えは素晴らしく、大満足の低価格 完全ワイヤレスイヤホンでした!
- 価格が安い・・・ 7.999円!
- 音質が良い・・・5.5mm グラフェンドライバー採用
- 質感が高い・・・パッケージからすごい!Zoloブランドとしての心意気を感じる
- 接続安定性が高い(休日 半日の利用です。より混雑した状況では変わるかも)
- 安心のアンカー製 & 18ヶ月の製品保証
2万円を超える価格を出して現在のメジャーブランドの商品を買うか、7,999円の Zolo Liberty を購入するか悩ましいところではあります。各社出揃ってきたばかりの完全ワイヤレスイヤホンなので、今後しばらくは性能向上が予想されます。とりあえずアンダー1万円の商品を購入し、もう少し様子を見るのがいいかもしれません。
目次
Zolo by Anker Liberty について
「Zolo」とは?
まずは Zolo ブランドについて、プレスリリースから引用します。
「Zolo」が挑むのは【音の世界】。「Anker」で培われたバッテリー技術やオーディオ開発のノウハウに、音声認識AI などの最新テクノロジーを高度に融合させ、今までになかった高音質な音の体験を、スタイリッシュなデザインでお届け致します。
今回の Liberty でもデザインの良さを感じました。
基本仕様
Zolo by Anker Liberty の基本仕様は、以下の通りです。
通信方式: Bluetooth 4.2
対応コーデック: AAC、SBC
防水規格: IPX5
周波数応答: 20Hz - 20KHz
パッケージ内容:
Zolo Liberty イヤホン、Zolo Liberty 充電ケース、イヤーチップ(3 種)、GripFit
™ジャケット(4 種)、Micro USB ケーブル、取扱説明書
イヤホンでの最大再生時間は 3.5時間です。充電ケースを利用すると、最大24時間の再生が可能です。(計算上 充電ケースにて 5.8回のチャージが可能となります)
使うとケースにしまう。ケースにしまうと充電されます。24時間の再生ができるので、ケーブルを挿して充電する回数が大幅に減ります。これが完全ワイヤレスイヤホンの最大のメリットなのかもしれません。
Zolo Liberty のパッケージ
今回驚いた事の一つにパッケージの出来の良さが挙げられます。
Zolo Liberty のパッケージは、落ち着いたトーンの白黒写真をベースにしています。
↓そこに、ブランドカラーの黄色が印象的です。Model:Z2000 Made in China です。
パッケージの背面には、Liberty の特徴が列挙されています。
↓ 少し拡大します。
- 途切れず続く、高音質
- 最大24時間の音楽再生
- 音声アシスト機能
というポイントがアピールされています。
ここで驚いたのは、完全に日本語化されていて、日本向けのパッケージになっている事でした。他の海外メーカーはここまで日本語化していません!いかに Anker が日本市場を大切にしているかをうかがい知る事ができます。
さらに、パッケージは↓下の写真のようにフタで巻かれているようになっていて、フタの端はボックスとマグネットで留まるようになっているという凝った作りです!これが、7,999円の商品だとは信じられません。
イヤホン本体はプラスティックのカバーで覆われています。そこには Liberty Total-Wireless Earphones の文字。確かに True Wireless よりも Total の方が表現として良いかもしれません。
パッケージ内部は、本体、充電ケースのトレーの下に、USBケーブル、説明書、イヤーチップ、GripFitジャケットが入っています。
↓ 付属のUSBケーブルもイエローでカッコイイ!!
↓ Zolo Liberty の内容物は、本体、充電ケース、イヤーチップ、GripFitジャケット、USBケーブル、サポート案内、クイックスタートガイド、使用上の注意点 です。
本体と充電ケース
Zolo Liberty 本体と充電ケースをチェックしていきます。
Zolo Liberty 本体
Libertの本体は IPX5に対応した防汗仕様です。ちょっとした汗、雨でもOKな仕様はやはり安心です。
本体の側面のZOLOと書いてある部分がボタンになっています。タッチ操作ではなく、物理的なボタンを押し込んで操作します。
マイクは右側にのみ搭載されており、通話時には片耳でしか音声が聞こえないそうです。(自分では確認していません)両耳で会話出来るようにすると、どうしても遅延が発生してしまう為だと推測します。これは多くの完全ワイヤレスイヤホンでも同様の仕様です。
イヤホンの内側にはゴールドの電気接点があります。
開口部は、ゴールドのメッシュになっています。イヤーチップは高さが低いタイプです。
↓ イヤーチップを外してみたところ、この形状だと純正以外のイヤーチップは装着できないかもしれません。
↓ イヤーチップは、S, M, L の3サイズ分が付属しています。(購入時はMサイズが装着されています)
イヤホン本体は 薄い GripFitジャケット で覆われています。GripFitジャケットは、上部についた突起サイズが4種類用意されており、耳のサイズに合わせて付け替えが可能です。購入時には下の写真 左端のフックのないGripFitジャケットが装着されていました。
僕の場合、購入時に装着されていたGripFitジャケットで特に問題ありませんでした。
GripFitジャケットの付け替え時には接点部分をジャケットが覆わないように注意が必要です。(付け替え時に少し手間取りました)
Zolo Liberty 充電ケース
Liberty の充電ケースは、表面のZoloのロゴも良い感じです。(プラスティック素材です)
3連のLEDによって、充電ケースの残容量または充電中のステータスが表示されます。
このLEDが不思議で、ケースを振るとLEDが点灯するようになっています。(LEDなので消費電流はわずかだとは思いますが、歩行時に常時点灯になってしまいバッテリーを消耗しないか少し心配・・)
底面には、各種認証番号などがプリントされています。MODEL: Z2000 です。技適マークもしっかりと掲載されています。
充電ケースのサイドには”POWER”と刻印された端子カバーが存在します。
このカバーを開けると、Micro USB 端子が現れます。
ここに 付属のUSBケーブルを接続して充電を行います。
端子挿入時に、端子カバーが少し邪魔になります。もう少しスペースに余裕のある設計だといいのですが・・。
ところで、この充電USBケーブルがとても素敵なのです!カラーが Zolo カラーのイエローで、端子にはブランドの刻印入りです!
ケーブルは布巻で、ケーブルをまとめるためのベルクロテープ付きです!ケーブルの長さは、約83cmです。(コード部分の長さです)
Zolo Liberty の充電ケースのフタを開けると、イヤホンを載せて充電するためのくぼみがあります。フタは若干開けにくい印象があります。もう少し指が入るようなくぼみが設けられている方が良いと思いました。
トレーにはゴールドに光る端子が配置されています。
中央の大きめの金属は、イヤホンを固定するためのマグネットになっています。
完全ワイヤレスイヤホンのケースで、マグネットを使ってイヤホン本体を固定するタイプは多いのですが、Zolo Libertyの場合、マグネットの引きが若干弱く、無造作にイヤホンを置くと接点が接触せず、チャージされない場合が発生しそうです。
チャージが開始されると、イヤホン本体のLEDが点灯するので、ケースへ収納した場合にはLEDの点灯を確認しましょう。
本体からイヤホンを取り出すとイヤホンがパワーオンし、前回接続していたデバイスと再接続され、音楽を楽しむ事ができます。
たまに左側のイヤホンから音が聞こえないケースがありました。その時には、左側イヤホンのボタンをプッシュすると接続されました。
気をつけたいのが、ケースの背面(ヒンジ側)のマグネットが結構強力な事です。
iPadなどでも結構マグネットが使われているのですが、磁気によって銀行のカードやクレジットカードの磁気がダメになるケースもあると思います。少し注意した方が良いかもしれません。(最近は、イロイロなモノにマグネットが使われていて少し怖いです)
Zolo Liberty の本体操作で出来る事
Zolo Liberty 本体にはボタンがついていて、ボタンを押す事で基本操作が可能です。
耳に装着している場合には、耳に向かって力が加わる事になるので、指で支えながらボタンを押す方が良いでしょう。
ボタン操作で出来る事:
1度押し・・・音楽の一時停止・再生(左右)/ 通話の応答・終了
2度押し・・・音声アシスタント(Siriなど)の起動(右)
1秒の長押し・・・曲送り(右)、曲戻し(左)/ 電話の拒否、スマホ本体での通話への切り替えなど
5秒の長押し・・・電源オン・オフ
左右同時の2度押し・・・本体のリセット
音量の変更ができない
音量の変更はイヤホン本体の操作ではできない仕様です。(ソニーWF-1000Xも同じ)
スマホ等の端末本体での音量操作か音声アシスタントでの音量操作で対応しましょう。
音声アシスタントの操作例「音量を50%にして」
僕が試したところ、「下げて」と言っても上がったケースもあったので、音量を あげて、下げて の指示(一字違い)よりもパーセンテージで明確に指示した方が安全な印象です。
周辺音の取り込み機能はない
Zolo Liberty には、周辺音の取り込み機能がありません。(Sony WF-1000XやBeoplay E8には機能あり)
完全ワイヤレスのため、コンビニなどで会話が発生した場合に耳から外すと手にイヤーピースを持っておく必要があります。(ケーブルがあれば肩にかけておけていた)
これを回避するために、トランスパレンシー(トランスペアレンシー)という機能を持つイヤホンも多いです。
残念ながら、Zolo Liberty にはトランスパレンシー機能はなく、コンビニではイヤーピースを外す必要があります。(礼儀的にも取り外した方が好ましいでしょう。ただし落下・紛失に注意!)
今後発売される、プレミアムモデルの Zolo Liberty+ には、トランスパレンシー機能が搭載されるようです。(その分価格が高くなります)
Zolo Liberty の音質について
カナル型のイヤホンの場合、音質を引き出すにはフィット感が重要です。
Zolo Liberty の場合、僕の耳にはフィット感が良く、ノイズキャンセリング機能がなくてもある程度の遮音性が確保されていました。また、耳への接触面が多く装着は非常に安定します。(密着している部分に汗をかくかもしれません)
Zolo Liberty のデザインは、耳からの飛び出しが少ないのも特徴です。
Zolo Liberty の音質。音質は良好!
いつもの聞き慣れた楽曲を試したところ、僕の耳では、Zolo Liberty の音は十分満足できるレベルでした。
グラフェン素材によるドライバーのおかげなのか、優れたフィッティングのおかげなのか・・。ベースラインも追えるし、ドラムのキックもしっかりと感じる事ができます。細やかなハイハットも再現されていて、Zolo Liberty はオールラウンドに楽しめるイヤホンです。
動画での音ズレ
動画再生時の音の遅延は、YouTubeで盛大に発生します。
しかし、Abema TV や、Amazon Prime ビデオ、ソニーのアプリ Video & TV SideView では気にならないレベルでした。
Bose と同じ傾向です。YouTubeをほとんど使わない僕にとってはOKなレベルです。
イヤホン自体の収まりも良い事から、就寝前のビデオ鑑賞に使えそうです!
(ただ、寝落ちしてしまうとバッテリー切れのまま出かける事になります(笑))
実再生時間は 4時間をマーク!
実際に音楽再生を試したところ、約4時間でバッテリー切れとなりパワーオフされました。
3.5時間というスペックは十分満たしていそうです。環境や音量にもよるのでしょうが、日常使いで十分な再生時間です。
(ソニー WF-1000X はスペック上3時間なのですが、実質2.5時間でした@僕の環境)
バッテリー切れが近くなると、右耳から「ポロロン」という「バッテリーがもう直ぐ切れそう!」の警告が発せられます。(ソニーのWF-1000Xはいきなりパワーオフ)
イヤホンは、1.5時間で充電されます。午前中フルに使って、長めのお昼休みの間にチャージして、午後も頑張る!という使い方もできそうです。(常に音楽をならしたい!という方には有線ヘッドホンでの環境をお勧めします)
Zolo Liberty まとめ
The そうじろう としては、衝撃的な価格で発売された Zolo Liberty です。
良い点と注意点をまとめます。
注意点:
注意点としては、本質的な内容はほとんどなく、細かい内容ばかりです。(または他の機種同等)
- 本体では音量調整ができない(Siriでも調整可能です)
- 周辺音取り込み機能がない(必要性は・・?)
- 充電ケースのフタが”若干”開け難い(若干ですよ・・)
- 再生時間は3.5時間(4時間持ちました)
- 通話時は片側からしか音声が聞こえない(他の機種も同傾向)
- YouTubeでの音声の遅延がひどい(他の機種も同傾向)
- 2018年に上位モデル Liberty+ が発売される(上位機種なのでその分価格は高いはず・・)
- 今現在 接続安定性に関する情報が少ない(僕の環境ではかなり良いです!)
【接続安定性について追記】東京都心部の通勤ラッシュのような状態では、左側の途切れの発生を確認しました。1秒程度左側から音が聞こえず、再び音が流れました。(かなり混雑した状態です)通常時の安定性は非常に高く、特筆すべき所がありますが、Zolo Liberty 以外の完全ワイヤレスイヤホン機種と同様に、混雑した場所では途切れが発生する事があります。
良い点:
- 価格が安い・・・ 7.999円!
- 音質が良い・・・5.5mm グラフェンドライバー採用
- 充電ケース併用で24時間再生!
- IPX5の防汗・防水仕様!
- 質感が高い・・・パッケージからすごい!Zoloブランドとしての心意気を感じる
- フィット感がよく遮音性が高い
- 接続安定性が高い(休日 半日の利用です。より混雑した状況では変わるかも)
- 音声の遅延はYouTube以外の動画アプリであれば実用範囲
- 安心のアンカー製 & 18ヶ月の製品保証
正直、7,999円でここまでのモノが出てくるとは思っていませんでした。ホント、衝撃的です。これはアリ!です。
ZOLO by ANKER の Liberty は、コスパ最高!ベストバイ!な逸品です!←本音です。
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