HUAWEI初！オープン型耳掛け式イヤホン「HUAWEI FreeArc」が2025年3月25日から一般発売されます！
（クラウドファンディングの GREENFUNDING では先行して販売されていました）
オープン型耳掛け式イヤホン自体は「目新しいモノ」とは言えなくなってきていますが、「HUAWEI FreeArc」は大人気のイヤーカフ型イヤホン「HUAWEI FreeClip」（←私も超絶愛用）やオーディオグラスの「HUAWEI Eyewearシリーズ」を手掛けるファーウェイが開発した製品です。注目せざるを得ません！
GREENFUNDING のプロジェクトタイトルは
【HUAWEI史上初】運動用耳掛け型イヤホンHUAWEI FreeArc
オープンイヤーだからこそ長時間快適な着け心地
【形状記憶合金 / 液状シリコーン / IP57】
となっており「スポーツシーンでの利用」が訴求されています。
確かに耳を塞がないため周囲の音が聞こえ、付け心地も軽く 防塵防滴規格 IP57 に対応した「HUAWEI FreeArc」はスポーツ用途に適しているのでしょう。
今回は、"運動しないマン"の筆者（メガネ使用）がスポーツ用途以外での「HUAWEI FreeArc」のレビューを中心としてお届けします！
「HUAWEI FreeArc」、なかなかいいですよぉ～！！
今回レビューにあたりレビュー用サンプルを提供していただきました。
目次
HUAWEI FreeArc の特徴と仕様
HUAWEI FreeArc の仕様
「HUAWEI FreeArc」の仕様は以下通りです。
| 製品名 | HUAWEI FreeArc |
| ドライバー | 17x12mm 高感度ドライバーユニット |
| コーデック | SBC/AAC |
| 通信規格 | Bluetooth 5.2 |
| イコライザー機能 | 多様な音質エフェクト、10段階のEQ調整 |
| 通話ノイズリダクション | AI通話ノイズリダクション （片側2マイク+風ノイズ低減設計+DNNノイズキャンセリング） |
| タッチコントロール | スワイプ、ダブルタップ、トリプルタップ、長押し |
| 防塵防滴 | IP57 |
| 再生可能時間 (イヤホン / 充電ケース) | 7時間 /28時間 |
| 満充電時間(イヤホン / 充電ケース) | 40分 / 60分（有線充電） |
| 重量(イヤホン / 充電ケース) | 約 8.9 / 67g |
| イヤホンのサイズ | 約45.4×18.35×47.5mm |
| 充電ケースのサイズ | 約67.8×67.8×26.5mm |
表では気づきにくいのですが「HUAWEI FreeArc」はケースのワイヤレス充電に非対応です。
またセット内容はイヤホンと充電ケース、そしてドキュメントのみであり充電ケーブルやチャージャーは付属しません。
(レビュー用サンプルのため実際のセット内容と異なる可能性があります)
個人的にはイヤホン等に付属しているケーブルは使わないため、ケーブルレスでの販売は歓迎です。
なお 競合製品の一つだと考えられる Shokz OpenFit Air もワイヤレス充電非対応、ただし USBケーブルは付属します。
イヤホンが音を奏でるパーツであるドライバーには 17mm×12mm の横長タイプの高感度ドライバーユニットが採用されています。PENチタンコーティング、高性能ネオジム磁石、PUチタンプレーティング複合振動板が採用され低域～高域まで再現してくれます。（実際の音の感想は後述します）
イヤホン本体についてはIEC規格60529のIP57の認証を取得。「IP57等級とは、一定の管理されたテスト条件下で、水とデバイスの温度差が5℃以下の場合に、デバイスが最大30分間、最大1mで静水の浸入から保護されることを意味します。」とのこと（ GREENFUNDING FreeArc プロジェクトページの注釈より引用）イヤホンとしての防塵・防水性能としてはかなり高水準ですが「汗や雨に濡れる場面でも使える高い防水性がありますが、温泉やプール、海などでのご利用は避けください。」(前述と同じ引用元）とされています。
カラー展開についは グリーン、ブラック、グレー の３色です。
スポーツ用途ならグリーン。
スポーツ以外のシーンでも使うならブラックまたはグレーが合いそうです。
今回試用したのはグレーです。
個人的な感覚では"グレー"というには明るめの印象です。（グレーチャートのカラーパッチで10%グレーが近い印象です）
★カラーチェッカーとの写真★
耳掛けタイプのイヤホンの場合、装着時に見える面積も大き目です。
肌や髪色に自然に溶け込むグレーはなかなかよいチョイスだと感じました！
★装着した写真★
このグレーカラーについては、リアル店舗では販売されず ECショップ（通販）でのみ購入可能な商品である事にご注意ください。
（HUAWEI FreeArc グレーの購入可能場所→ HUAWEI公式サイト、HUAWEI 公式楽天市場店、HUAWEI 公式 Yahoo!店）
『HUAWEI FreeArc』 の主な特長
「HUAWEI FreeArc」の特徴は以下の通りです。（特徴の項目についてはプレスリリースより引用）
- 航空宇宙産業で使われる形状記憶合金と医療分野で使われる液状シリコーンを使用
- オープン型イヤホンで蓄積したノウハウを生かした「C-bridge Design」
- 安定した装着感と快適なリスニング体験
- オープン型だから、より安全
- こだわりの音質をもたらす高感度ドライバーユニット
- 音漏れを抑える逆音波システム
- オンラインミーティングにも便利な通話ノイズリダクション
- 通信と接続の安定性を実現
- 高い防塵防滴性能とロングバッテリーで、どんなときもあなたのそばに
実際に使用してみて個人的にいいなぁ～と感じたのは接続の安定性でした。「HUAWEI FreeArc」では Lingxiアンテナ が使用され複数の壁がある100㎡のオフィス内の範囲ではスマホを置いたまま移動しても接続が切れずに安定して使用できるという部分。70数㎡の我が家（マンション）内であれば確かにスマホをデスクに置いたままでどこに行っても音楽を楽しむことができました！Wow！
フル充電した状態で最大7時間の連続音楽再生、充電ケースを併用することで最大28時間の音楽再生が可能なため、バッテリー持ちにも安心感があります。また約10分の充電で最大3時間の音楽再生が可能です！
イヤホンの表面の大部分には液状シリコーンが使われています。この液状シリコーンは 生体適合性が高く、肌に優しいため、医療用カテーテルや乳児のおしゃぶりなどでも使用される素材。この液状シリコーンと形状記憶合金（ニッケルチタン合金）を使用したワイヤーにより快適な装着感が実現されています。
ウォーキング（散歩）の機会が多いことと耳を塞ぐタイプのイヤホンの利用によって耳穴がかゆくなることもあり、オープン型イヤホンをメインに使っています。（カナル型イヤホン使用時には耳がかゆくなることから、ムヒERを使っています）
歩行時の安全性、家庭内でのスムーズなコミュニケーション、耳のかゆみ防止を考えると今の私にはオープンタイプのイヤホン一択です。音漏れについても逆音波システムで配慮されている「HUAWEI FreeArc」はまさに使いたい一台です！
HUAWEI FreeArc を使ってみた感想
ここからは「HUAWEI FreeArc」を実際に使ってみた感想を紹介します。
「HUAWEI FreeArc」の音質に満足！
オープン型耳掛け式イヤホンの「HUAWEI FreeArc」の音質には大変満足しました！
日頃愛用している「HUAWEI FreeClip」と比較すると低音に厚みがあり豊かな音で楽曲を楽しめます。
価格帯の低い Anker Soundcore の 「AeroFit」 よりも音は良く、「HUAWEI FreeArc」よりも価格がやや高価な「AeroFit Pro」に近い音質でした。（個人の感想です）
イヤホンの音質は採用されているドライバーユニットのクオリティやサイズ、そして価格（部品コスト）に比例する傾向にあります。
音についてはアプリにプリセットされている音響エフェクおよびカスタムEQ（イコライザー）で変更することができます。
カスタムEQである程度好みの音色に調整ができるのは安心感があります。
オープンイヤーでこの音質で楽しめるなら今後は「HUAWEI FreeClip」から「HUAWEI FreeArc」に移行する見込みです。
（外出時にはケースがコンパクトな「HUAWEI FreeClip」を継続使用するなど使い分けするかもしれません)
充電ケースのサイズ・デザイン
耳にかけるタイプのイヤホンの場合にはカナル型などのイヤホンに対してイヤホン本体のサイズが大きくなリ、それにあわせて充電ケースのサイズも大きくなる傾向にあります。(これは仕方のないところ）
ケースの開閉については、ややマグネットが強く若干開けづらい印象です。
カバーを開ける際は「AeroFit Pro」のようなボタン式の方が使いやすいと思いました。
また、慣れれば問題はないのですが、左右のイヤホンを一部重ねて格納することから、格納・取り出しの順番によっては取り出す際に片側のイヤホンが引っ掛かる場合があります。
引っ掛かってもイヤホン自体がやわらかいため大きな問題にはなりませんが個人的に気になった部分です。
このあたりは「HUAWEI FreeClip」の出来が良すぎるひとから厳しい目で見てしまっているのかもしれません。
装着は慣れれば簡単！メガネでも基本OK
当初は「少し面倒だなぁ...」と感じていた「HUAWEI FreeArc」の装着ですが、数日経過すると装着がかなり楽になり全く面倒ではなくなりました！
耳にはめ込むように装着すると面倒なのですが、耳の上から落とすように装着すると楽なことがわかったのです！
これなら「HUAWEI FreeClip」に近い簡単さです。
またメガネを使用している場合、メガネのテンプル（つる）との接触は当然ありますが「HUAWEI FreeArc」を使うことができます。
耳とメガネのテンプルとの間に「HUAWEI FreeArc」を挟む形になるため わずかに耳に負担があると考えます。
メガネと「HUAWEI FreeArc」の併用する場合には長時間の装着では耳が痛くなる可能性があります。（このあたりは個人差があるかと存じます）
落下の心配があるかというと、私が使った範囲では不安に思うことはありませんでした。
タッチ操作が快適！
「HUAWEI FreeArc」で「コレはいいぞ！」と感心したのがタッチ操作でした。
ジェスチャーとしてタッチ（ダブルタップ・トリプルタップ）、長押し、スワイプが可能です。
| デフォルトの機能 | 選べる機能 | |
| スワイプ | 音量+/音量- | 曲の切り替え (次の曲/前の曲) |
| ダブルタップ | 再生/一時停止 電話に出る/電話を切る | 音声アシスタントを起動 次の曲 前の曲 |
| トリプルタップ | 次の曲 | 前の曲 |
| 長押し | 着信拒否 | 音声アシスタントを起動 |
オープンイヤーであるため周囲の環境に応じて音量を調整する頻度が高くなりますが、この音量調整が前方・後方へのスワイプで音量のプラス・マイナス可能なのです！
他のイヤホンではスワイプが認識されにくい場合があるのですが、「HUAWEI FreeArc」ではあまり失敗せずに操作することができました。
タッチ操作部分が長方形のため、スワイプ操作がとてもやりやすい印象です。
これは快適！
コンパニオンアプリは AI Life アプリ
「HUAWEI FreeArc」を最新の状態に保つためのファームウェアの更新や各種設定変更を行うために Huawei AI Life アプリが必要です。
Androidの場合には Play Storeからのダウンロードができず、パッケージなどに記載のQRコードからダウンロードします。
また、インストール時に警告が出ることもあり手間がかかります。
iOSについては App Store からインストールが可能です。
2025/3/22時点では「HUAWEI FreeArc」との接続でまだあまりうまく動作していません。
・iOS版(14.2.0.307) の場合、更新は可能ですが、ジェスチャーやイコライザーの設定不可
・Android版(14.2.0.315)の場合、表記が英語になる場合がある（更新、ジェスチャー、イコライザー設定可能）
*ともにログインしていない状態で確認
デバイの選択も可能でかなり使いやすいと思いました。
どれを使う？今後のオープンイヤーイヤホンメイン機はコレ！
耳に挿入するタイプのイヤホンは使う予定がなく、基本的にはオープンイヤータイプのイヤホンを使います。
（カフェでの作業や飛行機内などノイズをカットしたい際には、カナルタイプ・オーバーイヤータイプのノイズキャンセリング機を使います）
使いやすく・小型・軽量な点から「HUAWEI FreeClip」を愛用していました。
今回「HUAWEI FreeArc」を使ってみましたが、FreeArc の音の厚みは魅力的です！（「FreeClip」 のキレのよいカリッとした音も好きなのですが..）
また、「HUAWEI FreeArc」のタップ・スワイプ操作もしやすく音量コントロールもしやすい点がうれしい！
デザインとしてはイヤーカフタイプの 「HUAWEI FreeClip」が好きですが、「HUAWEI FreeArc」のキレイな見た目もお気に入りです。（悩ましい）
充電ケースのサイズや軽さとしては「HUAWEI FreeClip」が小さくて軽いです。
持ち運びを考えると「HUAWEI FreeClip」を使いたいところです。
これらの状況から、以下の方針で運用する予定です！
- 宅内・追加充電不要な外出でケース格納不要な場合 → 「HUAWEI FreeArc」を使用
- ケース格納が必要な外出 → 「HUAWEI FreeClip」を使用
- 飛行機など環境ノイズを軽減したい場合 → ノイズキャンセリング機を使用
「HUAWEI FreeArc」はかなりお気に入りのイヤホンになりました！しばらくは「HUAWEI FreeClip」と「HUAWEI FreeArc」での併用が続きそうです！！
「HUAWEI FreeArc」はスポーツする方に適していますが、スポーツを全くしない私でもほぼメイン機になる存在です！
▼ 「HUAWEI FreeClip」については下の記事にて紹介しています！
