JBLの LINK 10は 「オッケー、グーグル」に応えてくれる Google アシスタントを搭載したスマートスピーカー(AIスピーカー)なのに、防水対応、そしてバッテリー駆動可能が超魅力のポータブルスピーカーです!
毎日バスルームにスピーカーを持ち込んで、J-WAVEを聞いている僕にとっては、「JBL LINK 10 は絶対欲しい!これしかない!」と思ってしまうほどの理想的なスマートスピーカーです。
JBL LINK 10の価格は家電量販店で 16,070円にポイント10%、楽天などでは 14,609円程度 です。(2017/12/31時点) 本家 Google Home (家電量販店で 15,120円) よりもわずかに割高なのですが、スピーカーとしての音質、防水対応(IPX7)、バッテリー駆動(5時間再生)、そしてJBLブランドというプラスアルファの魅力を考えるとムッチャお買い得と言えるでしょう!
今回は JBLブランドを取り扱う ハーマンインターナショナル株式会社さんにお願いしてレビュー用機材を貸し出していただきました!
目次
JBL LINK 10 基本仕様
JBL LINK 10 の基本的な仕様について紹介します。
*公式の商品ページから引用
製品名 | JBL LINK 10(リンク10) |
カラー | ブラック、ホワイト |
Bluetooth | バージョン4.2 ※伝送範囲:Class2(通信距離10m、障害がない場合) |
入力接続 | Wi-Fi、Bluetooth |
最大出力 | 8W x 2 |
ユニット | 45mm径フルレンジスピーカー x 2 |
周波数特性 | 65Hz ~ 20kHz |
サイズ(H x W x D) | 169mm x 86mm x 86mm |
重量 | 約710g |
電池※ | リチウムイオン充電池 充電:約4時間、再生:約5時間 |
付属品 | 充電用USBケーブル(オレンジ) |
JBL LINK 10 は、自立したスピーカーである
JBL LINK 10 は、通常のポータブルスピーカーと異なり Bluetooth だけでなく Wi-Fi に対応している所がポイントです。これは、Google アシスタントの為の接続ではあるのですが、radiko で J-WAVE を再生する場合にもスマホと接続しておく必要がない所が、ムッチャ便利なのです。(要 Wi-Fi環境)
JBL LINK 10 は、AIスピーカーなのにバッテリー内蔵
Google Home は常時コンセントに接続しておく必要があるのですが、JBL LINK 10 はバッテリーを内蔵している為、部屋を移動しての利用や、アウトドア、車の中での利用も視野に入ります。
内蔵バッテリーによる再生時間は、5時間なのでちょっと不安。という場合には、上位機種である JBL LINK 20 をチョイスしても良いでしょう。JBL LINK 20は、サイズも大きく、”鳴らせる”スピーカーです。内蔵バッテリーによる再生時間は 10時間なので安心です!
JBL LINK 10 でも再生4時間で足りなければ、モバイルバッテリーからの給電でも再生できるはずです(未確認です)。JBL LINK 10 の入力は 5V 2.3A なので、なるべく大容量に対応したモバイルバッテリーを使った方が良いでしょう。
IPX7対応の防水性能
JBL LINK 10 のポイントは、AIスピーカーなのに 内蔵バッテリー&防水対応である所です!
プールや海、浴室でも使用できるスマートスピーカーである事が最大のアピールポイントです。
ウォータープルーフ(IPX7)に対応し、もしもの水没にも安心の防水性能
水周りでも安心して使えるウォータープルーフ(IPX7)に対応し、万が一の水没にも安心です。屋外でのレジャーを盛り上げるアイテムとしてはもちろん、キッチンや浴室など水しぶきが気になる場所でも音声操作や音楽再生ができ、多様なライフシーンで活躍いたします。
防水対応のスピーカーでも、具体的に浴室での利用をアピールしている企業は少ないのです。
IPX4程度の防滴仕様の場合が多く、水しぶき程度のキッチンならOKで、お風呂などでの水没の可能性がある浴室についてはOKとは書かないのです。(水の中に落とさなければOKかなと思い、こっそり使う事もあるのですが・・)
SONY SBS-XB20 は IPX5 で、お風呂OK という記載があります。IPX5は、「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」というレベルです。
JBL LINK 10 は IPX7 に対応しています。IPX7 は、「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」というレベル!これは安心です!!
防水に関する内容については、日経トレンディ「3分で分かる、「防水機能」の基礎知識」から引用させていただきました。
JBL LINK10 は、ポータブルスピーカーとしての基本機能の他に、水没OKな防水性能、内蔵バッテリーによるワイヤレスでの再生、そして Googleアシスタント対応 がポイントです!
JBL LINK 10 のパッケージ
今回、ハーマンインターナショナル株式会社さんからお借りしたのは、JBL LINK 10 ホワイトです。
↓ Google アシスタントを内蔵しています!
↓ 注意点としては、ケーブルしか付属していないのでチャージャーが必要なところです。(LINK 20にはチャージャーが付属しています)
↓ 最近の傾向なのでしょうか? 扉式のパッケージでした。
USBケーブル(オレンジがカッコイイ)、 JBL LINK 10 本体、説明書等のドキュメント類が付属しています。
JBL LINK 10 の美しさ
JBL LINK 10 を見た時には「ちょっとデザインがなぁ・・」という第一印象でした。しかし、実物を手にして見ていると印象が変わってきました。
「ひょっとして、このデザイン、美しいのでは!?」と思うようになってきたのです。
プロポーションが美しい
円柱でも、角柱でもないデザイン!
ディテールを見れば見るほど微妙な曲線が美しいと感じてきてしまうのです。
上面にはボタンとマイクを配置
上面には操作ボタンとマイクが配置されています。
上面に配置されているボタンは以下の通りです。
- Googleアシスタントボタン
- Bluetoothボタン
- 音量+、- ボタン
- 再生・一時停止ボタン
中央が Googleアシスタントボタンなので、「オッケー、グーグル」と呼びかける事が苦手な方は、中央ボタンを一度押せばOKです!
JBL LINK 10 の前面
↓ 表には、JBLのバッジとWi-Fiの表示。
正面上側には4連のLEDインジケーター(ステータスLED)があります。このステータスLEDは、Googleアシスタントとしての反応時や、音量の状態のインジケーターとして使われます。
↓ 下側の JBLロゴバッチがちょっと嬉しいですね。
↓ Wi-Fi部分は、Wi-Fi接続されていれば点灯します。
JBL LINK 10 の背面
背面には、電源ボタン、マイクミュートボタン、下側に充電用のUSB端子が配置されています。また、電源ボタン上には充電状態などを表すバッテリーインジケーターが配されています。
↓ 電源オン時にバッテリー状態LEDが点灯した例です。5段階で表示されます。
この背面のボタンについては、スピーカーを握った場合などに意図せず触れてしまいガチです。電源オフしてしまうと、再度電源オンまでに時間がかかるのでちょっと困ります。
↓ 下側のUSB端子はロゴ入りのフタでカバーされています。
↓ 充電時には、このカバーを開いてケーブルを接続します。
USB端子の隣には、再起動用の穴が配置されています。
こだわりの隠しプリント
驚いたのは、技適マークやFCC IDなどの認証系マークなどが”透かし”のようにプリントされている点です。光をうまく当てて注意すれば見えるのですが、普通は気づかないでしょう。これもデザインへのこだわりだと推測します!
底面の「!」マークが嬉しい!
底面には微小な突起が用意されています。(インシュレーター的な役割を期待します)
底面にはパターンが掘られているのですが、その中央は JBL のロゴマークに入っている” !”(感嘆符)が型取られています。
JBLのロゴには、常に感嘆符が使われているようです。↓ 「JBL 70周年ロゴについて」より引用。
初期のJBLロゴから現在に至るまで使用されている感嘆符のデザインには、JBLサウンドに出会った驚きと、それを所有する喜びをユーザーに提供したいという願いが込められています。
スピーカー本体に、この「!」が刻まれているのもちょっといい話ですね!(惚れます!)
サイズは良いが、少し太い
JBL LINK 10 のサイズは、 169mm x 86mm x 86mm です。数値以上に大きいような印象もあります。
握った時に、周囲の半分+アルファに指が届く程度です。もう少し太さが細いと握ったときに安心できそうなのですが・・。でも、すぐに慣れます!
↓ Bose SoundLink Revolve と JBL LINK 10 とのサイズ比較した写真です。
圧倒的に、SoundLink Revolve の方が小さいですね。
音質はそつなくまとめられ、不満なし!
JBL LINK 10 の音質は、「そつなくまとめられている」という印象です。
低音もそこそこ聞こえ、十分な音です。価格相応の音質だと感じました。
何よりも Google Home よりも音楽を楽しみやすいサウンドだと考えます。(Google Home は、癖があって聞き難いのです)
360度のスピーカーではあるのですが、Bose SoundLink Revolve とは異なる設計で、45mmのフルレンジスピーカーが本体の左右下側に配置されています。
このスピーカー配置と、角を落とした丸味のある筐体によって 360度からまんべんなく音楽を楽しめるサウンドが出力されます。
LINK 10 の動画音声遅延は”あり”です。YouTube では大いに遅延し、その他のアプリでは若干の遅延があります。(Bluetooth接続、スマホで映像を再生しての確認です)
JBL LINK 10 を動画再生時に使いたい!という方は要注意です。
浴室で J-WAVE を聞くまでが超楽に!
JBL LINK 10 がムッチャ役立つ事例を紹介します。
僕は、毎朝シャワーをしてから出勤しています。浴室まで、スマホとスピーカーを持って行って・・・
--- 今までは---
- スピーカーをオンしてスマホと接続
- スマホで radiko アプリを起動(起動までに時間がかかる)
- radiko アプリで J-WAVE を再生
- J-WAVE「グゥゥゥ〜 モーニン、トキオ〜!!!」(GOOD MORNING TOKYO です)
これが結構、面倒なのです。(ここまで最速で 20秒程度。朝の20秒は大切)
このradiko で J-WAVE を鳴らすまでの所作を JBL LINK 10 に置き換えると・・・
---これからは(JBL LINK 10 利用時)---
- 僕「オッケーグーグル!J-WAVEをかけて」
- LINK10「radiko から、J-WAVE をストリーミングします」
- J-WAVE「グゥゥゥ〜トモーニン、トキオ〜!!!」
ここまでで 10秒程度。しかも自分がやるのは、1. だけです!(スゲェ楽!)
「オッケーグーグル」ではなくボタンでのコマンドトリガーも可能です。 Google アシスタント ボタンをプッシュして「J-WAVE をかけて」というだけでラジオが流れます!
他にも・・・
外の天気が気になる朝。シャンプーをしながら
僕「オッケーグーグル、今日の天気は?」
JBL LINK 10 「○○区の今日の予報です。5度で曇りです」(傘いらないな・・)
時間が気になる時も、
僕「オッケーグーグル、今何時?」
JBL LINK 10「時刻は、7時12分です」
今日の予定が気になる時も、
僕「オッケーグーグル、今日の予定は?」
JBL LINK 10「カレンダーには1件予定があります。15時から客先打ち合わせです」
などと教えてもらえます!(Googleアシスタントもエスパーではないので、スケジュールをカレンダーに入力しておく必要があります)
これ、ムッチャ便利!やばいくらい便利です!
朝シャワーしてから出勤・登校する人には JBL LINK 10 を猛烈プッシュしたい!
セットアップはアプリに従えばOK!
「スマートスピーカー」というと、「セットアップが難しそう・・」「どうすれば使えるようになるのか想像がつかない」という方が多いかもしれません。
JBL LINK 10に付属しているスタートガイドに従ってセットアップすれば OK です。
スピーカーの電源を入れて、Google アシスタントアプリ(当然iOS版もあって、iPhone でも使えます)をスマホにインストールして、アプリから JBL LINK 10 を見つけて アプリ経由で Wi-Fi ネットワークの接続設定などアプリに表示される通り進んで行くだけです。
注意点としてはスマホ、Wi-Fiネットワークが必要な点でしょうか。
↓こちらにわかりやすい動画が準備されています!
JBL LINK 10 LINK 20 の説明書は、こちら から参照できます。(製品付属のモノと異なります)
JBL LINK 10 のちょっとした注意点
電源ボタンの誤操作に注意
スマートスピーカーの宿命なのですが、電源オフ後の再度起動するには時間がかかります。
JBL LINK 10 の場合、意外と背面の電源ボタンに指がかかってしまい、意図しない電源オフが発生しがちです。(ボタン長押しではなく、ポチっと電源ボタンを押すだけで電源オフします)
一度電源オフした後、再起動にかかる時間は50秒程度。意図しない電源オフに注意しましょう!
USB充電端子カバーの閉め忘れ、水気に注意
JBL LINK 10 は、通常は充電器と接続したままで使い、バスタイムなどによるものではケーブルを抜いて移動する使い方が考えらます。USBケーブルを抜いた後には、しっかりとカバーを閉めるようにしましょう!(水気が入って故障してしまいます)
水がかかった後などにUSBケーブルを差す場合も注意が必要です。水分が端子に入り込むと内部回路がショートし、故障や火災につながる可能性があります。
十分に乾いてからケーブルを接続するようにしましょう。
浴室では水がマイクを塞ぎ音声認識しづらくなる傾向
防水のスピーカーではあるのですが、水場で使う場合に水が敵になる場合があります。
水がかかってしまうと、上面のマイク穴を水がふさいでしまう場合があるのです。マイク穴が水で塞がれてしまうと、当然音声コマンドを認識し難くなります。
万一認識し難い場合には、中央の Google アシスタントボタンを押せばいいだけなので大きく困ることはありません。
「ねぇ、グーグル」には反応しない
Google Home では、「OK グーグル」の他に「ねぇ、グーグル」でも反応してくれます。
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Google Home を購入!「ねぇ、グーグル」でいろいろ教えてくれてすごい。
Google Home を購入しました。同様なAiスピーカーである Line の Clova Wave も購入済みなのですが、Googleの製品も使ってみたくて購入しました!10月いっぱいなら ビック ...
一方、JBL LINK 10 では「ねぇ、グーグル」には反応しません。
この仕様は、Googleアシスタントアプリでも同様なので問題はないのですが、個人的には「ねぇ、グーグル」を多用していたため、ちょっと残念です!
JBL LINK 10 は、今買うべきスマートスピーカーの一つ
レビュー用にお借りしている JBL LINK 10 ですが、The そうじろう としては「うぁ〜 欲しいなぁ、欲しいなぁ」と思っています。
スマートスピーカーは、Google Home、Google Home mini、Clova WAVE、 Clova Friends と、たくさん保有しているのでもういらないのです。
それでも欲しくなる理由は、前述の通り 防水、Wi-Fi対応によるお風呂スピーカーでラジオを聞く為のツールとしての存在価値です。
↓ JBL LINK 10 は、このような方にオススメです。
- 予算が1.5万円以下!
- AIスピーカー(スマートスピーカー)を試したい!
- お風呂やアウトドアでも使いたい!
- JBLブランドにちょっと憧れる!
JBL LINK 10 は、これからポータブルタイプのスピーカーを購入しよう!という方には確実にオススメできるスマートスピーカーです!
個人的には、見た目がキレイなホワイトがオススメです!