Anker SoundBuds Slimに続いて、Anker SoundBuds Tag が発売されました!早速、SoundBuds Tag を購入しましたので、レビューしていきます!結論を簡単に紹介すると、ちょっと見た目の印象は悪いのですが、SoundBuds Slim よりも音質がよかったです!SoundBuds Tag の方がオススメです!
ただし注意事項がありますので、最後まで読んでいただきたいと思います!
目次
前モデル Anker SoundBuds Sports IE20 との違い
形状などから考えると、Anker SoundBuds Tagは、Anker の以前のモデル(SoundBuds Sport IE20)のリニューアルです。(以下細かい話なので、興味のある方意外は読み飛ばしていただいて結構です)
↓ ↓ ↓ こちらが旧モデルです。
Apt-X, CVC6.0 などの基本機能は共通です。
以前の SoundBuds Sport IE20 は、イヤホンの周囲をイヤーフックが覆う形状でした。そして、充電端子がイヤホン部分のイヤーフックに隠れる部分にあったため、日々の充電の為にイヤーフックをめくらなければならないという仕様だったのです。(かなりレビューも荒れていました・・今回の Anker SoundBuds Tag ではそのイヤーフックをAirWingイヤーフックで改善し、さらに充電端子の位置もインラインリモコンに移動しています。
インラインリモコンの形状が大きくなり、ボタンも含めて質感が向上しています。
また、防汗機能も追加されています。
悪い方向になったのは、Anker SoundBuds Sports IE20 では、8時間の再生だったのですが、今回の Tag では、6時間再生にスペックダウンとなりました。
推測ですが、以前はイヤホン側にバッテリーを配置していたのをリモコン側に移動したため容量が小さくなったのではないでしょうか。
それでも、十分な見た目、スペックを維持しており、価格で考えてもパフォーマンスは高いです。
Anker SoundBuds Tag のパッケージと内容物
Anker SoundBuds Tag のパッケージは、Ankerカラーの外箱でした。
パッケージ裏側に商品名や認証マークなどが書かれたステッカーが貼られています。
Anker SoundBuds Tag は Model A3231 です。Made In China。技適マークもしっかりと印刷されています。総務省の検索でもしっかりとA3231が表示されました。
パッケージを開けると、ケーブルやキャリングポーチ、説明書が見えます。
内容物としては、Tag本体、ポーチ、イヤーピース、イヤーフック、充電ケーブル、説明書、サポート案内です。
ポーチは、Anker SoundBuds Slim と同じ、黒いタイプです。
カバーにはなりますが、押しつぶされた際の保護にはなりません。(少し残念)
充電用USBケーブルは、フラットタイプのホワイトケーブルでした。ちょっと違和感があったのは、ケーブルの樹脂部分にANKERのロゴ・マークが入っていない事でした。
ブラックモデルだとケーブルもブラックなのかもしれません。ケーブル長は22cmでした。
説明書はページが別れておらず、日本語が混じっているタイプ。少し読みにくいです。
アクションを文章で書かず図で表現しています。そのため、少しわかりにくい印象です。(翻訳コスト圧縮かとは思いますが・・)
イヤーピースの開口部分は楕円です。あらかじめ本体に取り付けられていたイヤーピースも含めて4種類です。(写真は片側分だけを写しています)説明書では、本体取り付け分含めて3種類なのですが、実際には4種類入っていました。
AirWingイヤーフックは、あらかじめ本体に取り付けられていた分も含めて4種類です。
AirWingイヤーフックのサイズ比較。デフォルトでは、Mが取り付けられています。
僕の耳にはデフォルトでついていたイヤーピース、イヤーフックである程度フィットし、かつ十分な低音が出ていました。これ、結構いいですよ!
Anker SoundBuds Tag 本体をチェック
SoundBuds Tag 本体をチェックしていきます。(写真撮影時にホコリが付着してしまい汚い印象になってしまい申し訳ありません)
左右のイヤホンはマグネットで一つになります。マグネットを離すとパワーオン、マグネットでつけるとパワーオフになります。
便利といえば便利なのですが、ちょっと慣れなくて戸惑う時があります。
↓ マグネットで引っ付く部分にはピンとその受けが有り、位置決めできるようになっています。商品出荷時には、↓写真の通りロゴ面にフィルムがついています。
↓フィルムは剥がして使いましょう!
開口部が楕円のイヤーピースとAirWingイヤーフックです。Boseのイヤホンも開口部が楕円なので、楕円にすることでよくなる事があるのかもしれません。
↓ イヤーピースを外したところです。ポート自体が楕円である事がわかります。
↓ さらにAirWingイヤーフックを外しました。
↓ AirWingイヤーフックには、三つの穴が空いています。
イヤホン側の突起と合わせて、イヤーフックの角度調整ができます。耳の形状にフィットするように、イヤーフックのサイズと角度を選びましょう!
SoundBuds Tagのケーブルにはタグが付いています。モデル名や入力電圧、電流の記載が有ります。
タグの裏側には、各種認証マーク、技適マークがあります。
使用時には、このタグは取り外すのだと思います。(僕は外しています)
リモコンは、しっかりとした作りです。
リモコンの側面にUSBの充電端子があります。
端子カバーを開けるとMicroUSBの受けがあります。
ケーブルには、長さ調節用のフィットクリップが取り付けられていました。
僕の場合には、ケーブル全開でいいので、このクリップは取り外してしまいたいのですが、外すのが難しそうなのでそのままにして使っています。
SoundBuds Tagは、イヤホンの形状が四角であるところが好き嫌いありそうですが、全体的に作りとしてよく出来ている印象を受けます。
Anker SoundBuds Slim との外観比較
ここでは、Anker SoundBuds Slim と Anker SoundBuds Tag との比較を行います。なお、価格情報として、Slim は 2,499円ですが、Tag は 2,999円で 500円高いです。
↓ Slim も Tag もマグネットで引っ付ける事が出来ます。ただし、マグネットによるパワーオン機能は Tag の方だけです。Slimの場合は二つを一つにまとめられるだけです。
サイズとしては、Tagの方が大きいです。Slimの方はさすがにスリムというだけあって、スリムです!
↓デザインとしての美しさも、どちらかといえばSlimの方が良いイメージです。
Slim の開口部は丸ですが、Tagの方は楕円です。
イヤホン部分の長さでみれば、Slimの方が長いです。結果、Slimの方が耳から少し飛び出たように見えます。しかし全体的な面積で考えると、Tagの方が大きいので目立つかと思います。
リモコンの作りとしては、Tagの方が品良く仕上がっています。
ボタンを押した時の感触も、Tagの方が若干優しくて好印象です。ボタンの面積も大きくて良いです。
USB充電端子のカバーについても、Tagの方は写真のように後ろ側まで回す事が出来ますが、Slimの方はカバーの根元が浮かないため、カバーがやや閉じ気味になります。
ケーブルの長さとしては、SoundBuds Tagの方が少し長く、僕としてはちょうど良い長さです。
↓ ケーブルの太さは、Anker SoundBuds Tagの方が太いです。Slimの方は細すぎてYシャツの襟に入り込みガチですが、Tagの方はそれが軽減されている印象です。
イヤホン部の大きさでは、Tagの方が大きく目立ちやすいのですが、全体的な出来栄えとしては SoundBuds Tag の方が良い印象です。
Anker SoundBuds Tag の音質は大満足!
ほんの一週間前に、Anker SoundBuds Slim をコスパ最強!とべた褒めしてしまった The そうじろう です!ごめんなさい! SoundBuds Tag の方がいい音です!
正直、ここまで違うとは思っていませんでした。
SoundBuds Slim も購入当時は価格から考えて結構いい音だな!と思っていたのですが、使っているうちにフィッティングがうまく行っていないのか音が薄っぺらく感じてきていたのです。
そのタイミングで購入した、この Tag は厚みのあるサウンドを鳴らしてくれます!
アジカンのギターサウンドなども気持ち良く、カッコよく再現してくれます。
Slimが若干鼓膜から離れたところで鳴っている感覚なのに対して、Tag はかなり鼓膜に近い印象で、ダイレクトな感じがします!
このSlim と Tag との印象の違いは僕の耳へのフィッティングの違いかもしれませんが、スペック上のドライバーのサイズの違いによるモノかもしれません。Slimは 6mmサイズのドライバーであるのに対して、Tag のドライバーは 9.2mm なのです。ドライバーサイズの大きい方が高い表現力を持っていそうです!
欲をいえばもう少し低音が欲しいところです。特に雑踏では低音付近がかき消されガチなので、若干強調してもらった方がいいです。
Anker SoundBuds Tag の注意点とまとめ
低価格で音質も良い Anker SoundBuds Tag ですが、幾つかの気になる点があります。このイヤホンはオススメなのですが、以下の点を知った上で購入して欲しいと思います。
スタイルが独特。好みが分かれる
厚みのある四角い物体が耳にはまっているというスタイルになります。ここは好みが分かれそうです。僕はついついホワイトを購入してしまったのですが、白だと余計に目立つ印象です。
僕はブラックの方がいいかなぁと思います。(アマゾンの商品ページでは、ブラックを選択すれば写真もブラック着用に、ホワイトを選択すればホワイト着用のモデルさんに変わります。イメージはつかめるかと思います)
マグネットでの電源オンオフには慣れが必要!
その他の機種で良くあるのは、リモコン中央のマルチファンクションボタンの長押しにより電源をオフ、オンします。
この SoundBuds Tag では、左右のイヤホンをマグネットでくっつけることでオフ、離すとオンします。意外と意図せずオンしてしまうケースもあります。
慣れでカバーできると思っていますが、少し時間がかかりそうです。
Bluetooth接続が若干弱い印象あり
その他の機種と比較して、少しBluetoothでの接続が”ほんの少しだけ”弱い印象があります。これは、歩いている時に発生して、ほんの一瞬途切れる現象です。この現象は他の機種でもあるのですが、その頻度が少しだけ多いように感じます。(感じるという程度です)
最低音量でも音が大きい(裏技あり)
これも低価格なBluetoothイヤホンにありがちな現象です。ボリュームを最も小さくすると無音(ミュート)になります。その後音量をプラスすると最低音量(音が鳴っている中で最も小さい音)になりますが、その音が大きいのです。
その最低音量の状態が外ではちょうどいい音量だったりするのですが、静かな室内などでは大きめの音なのです。
これについては、リモコンで無音→音量+1(最低音量)を6回繰り返した時に何故か小さな音になります。(実験で確認)この状態であれば小さい音になるので室内で使う場合にも良いと思います。
まとめ:注意事項はありますが、買うに値する低価格ワイヤレスイヤホン!
以上のように、幾つかの注意事項はありますが、Anker SoundBuds Tagはトータルで考えて”買い”のワイヤレスイヤホンです。
予算が潤沢にあるのであれば、Bose SoundSport や ノイズキャンセルのついた Bose QC30 をオススメするのですが、3,000円程度での選択肢であれば Anker SoundBuds Tag は僕の試した中では一押しのイヤホンです!オススメ!
どうしても Anker SoundBuds Tag のスタイルが気に入らない場合には、Anker SoundBuds Slim でしょう!