AUKEYの4K対応4入力HDMIセレクターをレビューします。
HDMIの入力端子が不足していませんか?レコーダー、PS4、PS3、任天堂 スイッチ、Amazon Fire TV Stick、Google Chromecast、Stick PC 等・・HDMIの入力端子はいくつあっても足りない状況です。今回紹介する AUKEY HA-H14 は、4K(30Hz)に対応した4入力1出力のHDMIセレクターです。
手頃な価格、コンパクトな筐体で、さらにデザインが非常に良いHDMIセレクターでした。また、選択していないHDMI入力の映像をサムネイルで表示する機能があり、目的の入力端子を確実に見つけて切り替える事ができる PIP(Picture in Picture)機能を持っているのが特徴です。
今回は、AUKEYさんにサンプルを提供いただいてのレビューです。
目次
AUKEY HA-H14 仕様概要
製品仕様としては以下の通りです。注意点としては、HDMI 1.4 対応なので、60Hz の 4K 信号フォーマットや今流行りのHDRには対応していません。現状の多くのユーザーにとっては問題のないスペックだと考えますが、映像こだわり派で最先端の環境をそろえている方向けの商品ではありません。(The そうじろう は、まだ4K環境が揃っていないためこのHA-H14で十分です)
入力用:HDMI タイプA(19PIN)メス×4
出力用:HDMI タイプA(19PIN)メス×1
HDMIバージョン:HDMI Ver1.4
HDCPプロトコルバージョン:HDCP 1.4
対応カラーフォーマット:Deep Color 最大48bit
対応解像度:4K@30Hz, 1080p@120Hz, 1080p 3D@60Hz
データ転送スピード:2.97Gbps
消費電力:最大5W
デジタル・オーディオ・フォーマット:DTS-HD, Dolby TrueHD, LPCM 7.1, DTS, Dolby Digital (AC-3), DSD
入力電圧:AC 100-240V 50/60Hz
稼動温度/湿度:温度0~40℃ 湿度10%~80%(結露なきこと)
保存温度/湿度:温度-10~80℃ 湿度5%~90%(結露なきこと)
材質:スチール
サイズ:116 x 65 x 20mm
4K 60Hz対応のセレクターになると、価格が高く、↓ デザインもちょっと・・。
逆に最近のTVであれば、HDMIの端子数も多いためこのようなセレクターも不要なのではないでしょうか。今回の AUKEY のHDMIセレクターは、少し古い機種などでのHDMI端子増強にちょうど良い製品だと考えます。
AUKEY HA-H14 パッケージ内容を紹介
AUKEY HDMIセレクターについてパッケージから紹介していきます。
外箱はAUKEYらしいボール紙調のシンプルなボックスです。
↓ ボックスの裏側です。Model:HA-H14 と記載されています。
ボックスを開けると、AUKEY HDMIセレクター HA-H14 本体が見えます。
ボックスの中に収められていたのは、以下の内容です。HA-H14本体、ACアダプター、リモコン、説明書、サポートの紙です。
HDMIケーブルについては同梱されていません。HDMI端子が足りない!という時には各機器からの出力用のケーブルは揃っているケースが多いのですが、セレクターからの出力用のケーブルは手元にない可能性が高いです。セレクターからの出力用のHDMIケーブルは忘れずに購入しましょう!
↓HDMIケーブルはホーリックのモノを好んで使っています。何本か買っていますが問題ありませんし、金デザインが結構いいです。(TVの裏側だと暗くてモノが見えにくいのですが、ゴールドやシルバーが入っているとわかりやすいです)
ACアダプターは非常に小型
ACアダプターは結構小さい印象です。
↓ ACアダプターの出力は、5V 1Aです。
リモコンは電池付属
カード型の赤外線リモコンが付属しています。ボタン数がそれなりにあり、好印象です。
上側には、HDMI入力端子をダイレクトに選択するためのボタン(1〜4)と Backボタン があります。
下側のボタンは、PIP機能をオン、オフするためのPIPボタン、PIPサムネイルの選択ボタン(Selectボタン)、そして選択したサムネイルの決定ボタンであるEnterボタンが配置されています。
リモコンの表面がどうもテカテカするなぁ・・と思っていたのですが、よくよく確認すると保護シートが貼られた状態でした。
↓ このように保護シートを剥がせばキレイです!
↓ リモコンの裏側は、若干質感が落ちる印象です。(まぁ裏側ですからね)リモコンはコイン電池で駆動するようです。
リモコンには CR2025 を使用します。予めセットされていたボタン電池はノーブランドでした。
説明書は日本語対応
AUKEY HA-H14の説明書は日本語に対応しています。
日本語も特に問題なさそうです。
AUKEY HA-H14 本体について
AUKEY のHDMIセレクター HA-H14 の本体については、質感が良く、かなりカッコいいです。
↓ 本体裏側の四隅には、ゴムが付いており滑らないように配慮されています。
↓ 正面左側に Switch ボタンが配置されています。(これはNintendo Switch用のボタンではありません(笑))リモコンが無くても入力端子の切り替えが可能で、この Switch ボタンを押す度に入力ポートが切り替わります。
スイッチの押した感触も硬質なイメージで悪くありません。
↓ 正面の右側にAUKEYのロゴプリントと、ステータスLED、そして赤外線リモコンの受光部が配置されています。
↓ この赤外線受光部が結構傷ついていて、「あらら・・」と思っていたのですが・・
↓ 傷ついていたのは保護フィルムで、フィルムを剥がせばキレイな状態になります。
↓ 本体の背面に4つのHDMI入力端子があります。
↑それぞれのHDMI入力端子の金属部分がゴールドなのも好印象です。
↓本体の側面にディスプレイへのHDMI出力端子と、電源入力端子が配置されています。
小さな筐体にぎっしりと詰まっているイメージで、非常に良い印象です。
↓ デザインのアクセントとして、AUKEYの得意技である金属の削り落とし処理が施されています。このちょっとしたキラリとした所が高級感を醸し出します。
実際にセレクターとして使ってみる
実際にHDMIセレクターをケーブル接続状態にしてみます。
HDMI入力1 に New Fire Stick TV、HDMI入力2に旧型のChromecast、HDMI入力3に旧型のFire Stick TV、HDMI入力4にPS4を接続します。
正面のインジケーターは、↓このような表示になります。
ブルーに見えている所がアクティブなアイテムです。左からセレクターの電源がオンなので青、出力ポートはTVが接続されていないため赤、HDMI入力1がセレクトされているので青、HDMI入力2,3は選択されていないので赤、HDMI入力4はPS4から信号が出ていないため消灯です。
↓ このように見てみると、各端子に対してミニマムな筐体サイズ設計です。
PIP機能はとても便利!
リモコンのPIPボタンを押すと、↓下の画面のように左側に3つのサムネイル画像が表示されます。表示は、ボタンを押した瞬間に シャッ!と表示されるイメージではなく、少し待ってからパラパラと表示されるイメージです。
主画面として表示しているのが入力4のPS4です。
サムネイルは、上から入力1のNew Fire TV Stick、入力2の Chromecast、入力3の旧Fire TV Stick の画像が表示されています。このサムネイル表示は、部分的に動きます。イメージとしては、入力1のサムネイルが300ms(←イメージです)ほど動き、次に入力2のサムネイルが少し動き、その後入力3のサムネイルが動く・・というように時分割で少しずつ表示されるイメージです。(うまくメモリーを使いまわしているのでしょう)
そして、リモコンのSelectボタンを押すと、候補となる入力のサムネイルが右にシフトします。(わかりやすい!)↓ これは入力1のNew Fire Stick TVが選ばれている状態。ここで Enterボタンを押すと入力1に切り替わります。
入力の切り替えの瞬間には、若干のノイズが走ります。(一部に一瞬だけ少し帯が出るようなイメージです)画面全体がビカビカするわけではなく大きな問題はありません。
*今回のレビューでは、○○リンクのようなCEC機能については、確認しておりません。
AUKEY HDMIセレクター HA-H14 まとめ
AUKEYの4K30Hzに対応し、PIP機能も持つHDMIセレクター HA-H14 は、非常に質感も良く、価格も手ごろ、かつPIP機能が結構便利なHDMIセレクターでした。
動作確認に使ったTVは、「液晶TVを買うならHDMI入力のあるモノを買え!」と言われていた時代(HDMI?何それ?という時代)のTVで、解像度はHD(1280x720)、HDMIの入力はなんと1本しかありません。
子どものPS4用に使っているのですが(それはそれで可哀相ですね)、例えば古い機種であるPS3もあるのですが接続できていないわけです。(使うか?というと微妙ですが)
今回紹介したような HDMIセレクターがあれば、解像度は低いモノの、まだまだ使えそうです!HDMI入力の少ないTVには手ごろな価格のセレクターの追加で便利に使いって行きましょう!