『レオナルド×ミケランジェロ展』に行ってきました。取り急ぎ伝えたい事を伝えます。見学を先に伸ばせるのであれば、7月11日以降に訪問した方がいいです。
展覧会としては、二人の作者を対比させる形で企画されており、面白い内容でした!
目次
ミケランジェロ彫刻展示について
ミケランジェロ・ブオナローティ(未完作品、17世紀の彫刻家の手で完成)の《十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)》が、会期途中の 7月11日(火)から展示されます。
この件については、公式ページに記載されています。これが発表されたが 6月17日のようです。
作品が設置されるまでの間にご来館を予定されているお客様には、作品の不在をお詫び申し上げますとともに、彫刻設置後改めて作品をご覧頂けるよう、当該展示室に再入場頂けるチケットを配布させて頂く予定です。何とぞ、ご理解とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
The そうじろう は、早とちりなので「何!?もう一度展示に入れるのか!? それなら今行って、チケットをもらって合計二回観た方が得じゃないか!」と思いました。
この理解は間違っていました。
「当該展示室」というのは、『レオナルド×ミケランジェロ展』を展示している部屋ではなく、「遅れて届く彫刻だけを展示している部屋」の事なのです。
文章を書いた人は情景を理解して書いているのでしょうが、より限定的な展示になる事を明確に記すべきでしょう。
ミケランジェロの大理石彫刻が展示されるのは、一階の物販スペースの隣です。(=展示出口)
この部屋だけに入れるチケットがもらえるワケで、もう一度展示全体を鑑賞できるような「うまい話」ではありませんでした。
急に展示できるように決まったワケでもなく、なぜこのような展開なのか理解に苦しむところです。(音声ガイドにもトラックがありましたし・・)
一連の素描作品を観た流れで彫刻を観た方がいいと思います。『レオナルド×ミケランジェロ展』は、7月11日以降に行きましょう! (逆に彫刻が展示される前の方た空いていてイイ!という話も・・全体的に作品が小さいので人が多いとアウトです)
【追記】
↓ 後日、彫刻だけ見に行きました。
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続報:レオナルド×ミケランジェロ展@三菱一号館美術館 の歩き方。彫刻だけ見学!必見です! #レオミケ展
三菱一号館美術館で開催中の レオナルド×ミケランジェロ展で7月11日から展示開始された、ミケランジェロ・ブオナローティ(未完作品、17世紀の彫刻家の手で完成)の《十字架を持つキリスト(ジュスティニアー ...
開催概要
以下は、『レオナルド×ミケランジェロ展』公式ページの開催概要からの引用です。
会期:2017年6月17日(土)~9月24日(日)
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜休館(但し、祝日は開館)
主催:三菱一号館美術館、日本経済新聞社、テレビ朝日
後援:駐日イタリア大使館
協賛:損保ジャパン日本興亜、大日本印刷
協力:アリタリア-イタリア航空
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会サイト:http://mimt.jp/lemi 美術館サイト:http://mimt.jp
毎度の事ですが、展覧会の終了が近くにつれ会場が混雑します。早めの訪問を検討してください。
チケットは二人で行くならチケットぴあのペア券がお得?
チケットは、当日大人 1700円です。
有楽町イトシアのチケット大黒屋さんでは、1,550円でした。(少し早めに期限が設定されているチケット(期限付き鑑賞券)でした)
2名のペアであれば、チケットぴあで 3,000円のチケットがあるようです。
女性であれば、アフター5女子割がお得ですね!(羨ましい!)
アフター5女子割:毎月第2水曜日17:00以降/当日券・一般(女性のみ)1,000円
障がい者割引:障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名まで当日料金の半額
三菱一号館美術館に着くも入り口が・・
僕は有楽町の方から三菱一号館美術館に向かいました。
あるのは出口ばかりで、どこに入り口があるのか・・迷いました。
実際の内部構造は、↓下図の通りですので、裏技的にはストア 1894 経由で入ることもできそうです。
ただし、↓この様な建物や中庭も味わって・・・そして入り口も見てから中に入りたいものですよね!
↓中庭にはブロンズ像の展示も。エミリオ・グレコ作 「うずくまる女 No.3」です。
中に入ると、傘置き場があります。僕が行った日は雨だったので傘を傘立てに預けました。↓傘立ての鍵のシールが素敵だったのでパチリと撮影。
↓ この美術館中庭口を入ります!
会場の入り口は3階ですので、3階までエレベーターで上がります。
三階には、音声ガイドの貸し出しがあります。
音声ガイドは利用推奨
音声ガイドの価格は 520円。解説時間は約35分です。ナレーションは、玉川砂記子さん。語りとして ”あの” 池田秀一さんが、一人四役で登場します!池田さんといえば・・ガンダムに出てくるシャア役で有名な方です。聴いているとどうしてもシャアの姿が浮かぶのですが、人物によって声を変えているところが楽しめます。(カッコイイです!)
展示では各コーナーの説明や作品の説明も書かれていますが、声で聞いた方が理解しやすいです。The そうじろう の独断では、『レオナルド×ミケランジェロ展』音声ガイドの利用を推奨します。
ヘッドホンを交換できるタイプですので、自分のヘッドホンを持っていって交換して使う裏技もあります。
ボーナストラックとされている、三菱一号館美術館の高橋館長の解説が二つ入っています。これらは面白い為、聞くようにしましょう。(関係あるかはわかりませんが、このトラックが出現する箇所にベンチが用意されているんですよね)
以下の音楽が使われています。
- ガブリエリ:金管のための作品集 第1集 Track12
- 芸術と音楽:ラファエル・その時代の音楽 Track7
- 初期ヴェネツィアのリュート曲集(ウィルソン)Track5
- 芸術と音楽:ダ・ヴィンチ・その時代の音楽 Track10
この辺りの楽曲を準備しておいて会場で聴きながら鑑賞するのもイイですね!
*一枚目を除き、アマゾンPrime会員であれば無料で楽しめるリンクになっています。
所用時間 僕は1.5時間でした
比較的混雑していなかった事もあり、ゆっくり、じっくり観てしまったのでしょう。約1時間半をかけて展示を周りました。
会場内の混雑具合としては、冒頭の展示が混雑していたくらいです。他の展示は1〜2人分を待てば正面に立てるようなイメージです。
他の方も同じようなスピードだったようなので、平均的なスピードだと考えます。
みなさん、味わうように鑑賞していたのだと思います。
単眼鏡など拡大するツールが準推奨(あった方がよいでしょう)
展示されている作品のサイズが小さい為、鑑賞するのに苦労します。
拡大して観られるような単眼鏡などを準備していった方が楽しめます。
ただし、作品を近くで鑑賞できるように配慮されている為、食い入るように観る事もできますのであった方が安心、というレベルです。
作品保護の方針をチェックするのも面白い
作品(収蔵されている美術館の方針?)によって、作品の保護方法が異なるのが面白いです。足元に何も無い、足元にテープが引かれている、足元に柵が置かれている、足元に台がある、作品にガラスがかかっているモノと無いものの両方があります。
なるべく足元を見て確認しながら鑑賞しましょう。
室温は21度。半袖では寒いです。
三菱一号館美術館では、室温を21度にキープしているそうです。
ストール(結構かわいい)の貸し出しもありますが、自身で用意されていった方がいいかな、と思います。
無料のコインロッカーあります
コインロッカーは、100円硬貨を使ったリターン式です。(無料)
ロッカーはA、B、Cの三箇所にあります。帰りの出口を考えてロッカー位置を決めるとイイでしょう。(有楽町方面なら、B,Cを使うなど)
ロッカーに入らない大型荷物はお願いすれば預かってもらえます。
再入場は不可、途中トイレあり
基本的には再入場できません。
途中にお手洗いがありますので、トイレの心配は不要です。
フォトスポットあります!・・が
展示の途中に「PHOTO OK 撮影可」の文字が・・
↓ なるほど・・・メインビジュアルとなっている作品のパネルが置かれています。
まぁ・・こんなモノかな・・とも思いますが・・。
↓ 個人的にフォトスポットというと、こういうのとか
↓ こういうのとか
レオミケ展としては、もう少し工夫が欲しかったな・・。
このフォトスポットのあるお部屋の天井はガラスになっていて、屋根裏の構造がよく見える様になっています。この構造は、旧三菱一号館の屋根裏を忠実に再現しているそうです。
【追記】
《十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)》の展示室では撮影可能です!
物販について
個人的な物販の注目は、フィレンツェペーパーです。
↓ 手帳も用意されていました。
↓ 定番グッズのポストカード(価格 150円)、マグネット(600円)、一筆箋(600円)などが並びます。
バンダナや、Tシャツも販売されています。Tシャツのプリントが結構リアルです。
↓ Tシャツ、キーホルダー、マグカップなど。
ちょっと面白かったのがお菓子です。「レオナルドのテンペラ ボーロ」。460円で安い
↓ミケランジェロは大理石をイメージして「ミケランジェロのマーブルレーズン」!こちらは 720円。
レオミケ展感想
The そうじろう のレオミケ展の感想です。
僕の場合、ダ・ヴィンチについても、ミケランジェロについても知識がほとんどないため、よく知っている方ほどは楽しめていないと思います。このあたりは事前にもう少し勉強しておくべきでした。(↓ 漫画でも読んでおけば違いますかね・・?)
しかし、音声ガイドを聞きながら、ダ・ヴィンチのミケランジェロに対する気持ちなどを想像しながら楽しみました。
場内にも説明がたくさん書いてあるのですが、文字が多すぎて読みにくく、全く頭に入りませんでした。もう少し文字の隙間を空けて欲しいと思います。
やはり作者やその時代の周辺知識をもっと勉強しないと、楽しめるモノも楽しめないなぁ、と感じました。
素描自体は想像よりも作品が小さく、実物を見てもそれほど感動というモノは感じませんでした。
逆に途中で何度か出てくる(本人のモノではない)油絵の美しさが際立って、「ふゎ〜〜〜!キレイやなぁ・・」と感動しました。
展示だけでなく、三菱一号館美術館そのものも楽しみました。ゆっくりと観られた事もあり、満足度が高い展覧会でした。ドラマ「人は見た目が100パーセント」のロケ地でもあったそうですので、ドラマを見ていた方にとっては聖地巡礼も兼ねることになります!
個人的には、エレベーターのボタンの形状が三菱一号館美術館のマークだったのがツボです。