レビューブログへの掲載用やSNSでの共有用にモノを撮影する機会が多いです。(いわゆる「ブツ撮り」)先般、ピノスタジオの「撮影用背景シート」を購入し使用してみたところ非常に撮影効率が上がりましたので紹介しようと思います!導入にあたり若干のコストはかかりますが、雰囲気のよい写真を効率的に撮影できるようになり、非常に満足しています!
これまでは平面的で単調な写真しか撮れなかったのですが、下の例のような写真を簡単に撮影できるようになりました!
▼ ピノスタジオ背景シートを使用した作例(使用背景シート Pro版 濃木目 Lサイズ)
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▼ ピノスタジオ背景シートを使用した作例(使用背景シート Standard版 白木目 Lサイズ)
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ピノスタジオの「撮影用背景シート」、かなりオススメです!
▼ 今回紹介する商品はこちら!
それなりの価格になりますが、商品撮影にお困りの方にはトライしていただきたい!
ピノスタジオ「撮影用背景シート」使用 ビフォー・アフター
ピノスタジオ「撮影用背景シート」使用のビフォー・アフターについて紹介します。
本来なら同じ被写体で比較するべきなのですが、手を抜いて 手元にある写真 で紹介させていただきます。
ピノスタジオ「撮影用背景シート」を使用する前
家の中がモノであふれて片付いていなかったり、部屋がせまくて撮影する場所もないため、実はほとんどの写真をベッドの上で撮影しています。
▼ ベッドのマットレスの上に大きめの革を敷いて、その上で撮影していました。
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ベッドの表面がでこぼこしているため、板を載せてなるべく平面になるようにしながら撮影していました。
なぜこの革のシートを使っていたか?というと、ほかのサイトと違う色を出したいという意図があったり、革の質感なら高級感が出るのでは?と思ったりしたのです。
確かに他のサイトとは違うことがわかりますが、レビュー用写真としてはやはりセオリー通り無色の方がよかったかな?と反省しています。
通常の商品撮影が効率的に!
▼ ピノスタジオの「撮影用背景シート」を導入することで、このような雰囲気の写真が簡単に撮影できるようになりました。(背景シートのカラーはグレーを好んで使用しています。)
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背景シートの詳細は後述しますが、パッとシートを広げて撮影するだけでキレイな背景の写真が撮れます。
ホワイトのシートも保有していますが、グレーを好んで使用しています。
理由は、グレーの方が露出が安定しやすく、見た目も優しいトーンになるような気がするためです。
(ここは好みかと)
写真はRAWで撮影し、Photoshop で現像、若干の補正をおこない、リサイズしてJPEGにしています。
グレーシートのメリットとして、RAW現像時の色温度の変更を背景シートからピックすることで簡単にホワイトバランスが取れる点もあげられます。
(飽和しているかもしれないホワイト背景よりもグレーの方がホワイトバランスのネタに使いやすいと考えます)
雰囲気のある写真を撮れるようになった
通常のレビュー記事用の写真にはグレーの背景シートを使い、雰囲気を出したい場合には模様が印刷されたシートを使います。
▼ ピノスタジオ「撮影用背景シート」コンクリートを使用した商品撮影例です。かなり雰囲気のある写真が撮れるようになりました。(と、思っています)
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本物の素材があるならば本物を使うのがベストですが、背景シートを使うことでいつもの場所で手軽に背景を変えることができるのは衝撃的でした。
「撮影背景シート 取り付けボード」併用で商品を立てて撮影可能に
これまでは商品を立てた状態の写真が苦手でした。なぜならベッドの横にある壁がどうしても写ってしまうからです。
▼ このように斜め上から撮り、壁が写るようなアングルは避けていました。
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ピノスタジオ「撮影用背景シート」に別売の「撮影背景シート 取り付けボード」を併用することで、簡単な設置で背景シートを立てることができるようになりました。
購入前には「取り付けボードを購入しなくても工夫すれば何とかなるのでは?」とも考え購入に悩んだのですが、実際に購入し使用してみると サッとボードを立ててシートをひっかけるだけで環境が整う 機能性に大満足しました。
▼ 背景シートと同時に購入したピノスタジオ「撮影背景シート 取り付けボード」を使用することで、商品を立てた時に壁が写ってしまう問題もほぼ解決されました。
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1枚のシートであるため、背景シートが床面から壁面までふんわりとした角度でつながっているため、現実の環境とは異なる点が気になる方もいるかもしれません。
多少の不自然さはありますが、全体的な雰囲気を考えるとメリットがデメリットを上回わると考えています。
(どうしても気になる方やこれでは許されないお仕事の場合には、時間・労力などコストをかけてロケをおこなったり、リアルな環境を用意しましょう。
背景シートの利用ですべてのユースケースがカバーできるわけではなく、効率的でコスト対効果が高いのが背景シートの利用だと考えています)
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「撮影背景シート 取り付けボード」自体は、正直なところ若干手作り感のある "工夫グッズ" という雰囲気ではあるのですが、本当に便利。
(同じモノを自分でも作れるのかもしれませんが、強度確保など、かなり大変だと思います)
この「撮影背景シート 取り付けボード」は使わないときにほとんどスペースを取らず薄い状態になる点も魅力です!背景シートの固定方法を持っていない方にはマジでオススメです!
ピノスタジオ「撮影用背景シート」実際の使い方
ピノスタジオ「撮影用背景シート」の使い方をイメージしていただくために、撮影のながれを簡単に説明します。
(普段はベッドの上で撮影していますが、説明用にリビングの床を使っています)
ステップ1ボードを設置する
室内の適当な場所に「撮影背景シート 取り付けボード」を立てます。
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ステップ2 背景シートを広げる
続いて、背景シートを広げます。今回使用する背景シートは Pro版 白無地 サイズL です。
▼ 背景シートには面ファスナーが縫い付けられており巻いた状態で保管することができます。

▼ 面ファスナーをべりっと外してシートを広げます。

▼ 背景シートの片端には「取り付けボード」に引っ掛けるための折り返しがあります。ボードに引っ掛けます。
セッティング完了!あとは撮影するだけ!
これで背景シートのセッティングは完了です!あとはライティングなどを調整して撮影するだけです!
▼ このような周辺環境でも…
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▼ キレイに撮れます!(良い写真かどうかは別として)
短時間・簡単セッティングで効率のよい撮影ができます!
背景シートを別の柄の背景シートに変えるだけで、イメージの違う写真も撮影できます!
少しの場所さえあれば、さっくりセッティングができ、効率アップ、見た目の雰囲気アップが可能です!
ピノスタジオ「撮影用背景シート」ではなく、紙のシートでも代用は可能ですが汚れ、しわが付きやすく保管にも手間がかかります。多少コストがかかってもピノスタジオ「撮影用背景シート」の方がハンドリングしやすく使いやすいと考えています。
▼ 上記の撮影に使用した商品はこちら!
ピノスタジオ「撮影用背景シート」購入時のポイント
ここで、ピノスタジオ「撮影用背景シート」購入時のポイントについて紹介します!
ここまで紹介してきたピノスタジオ「撮影用背景シート」ですが、導入するにあたり、それなりの費用がかかります。
私の場合には、十分元が取れていると感じているのですが、ご自身の予算によって導入をご検討ください。
(室内がキレイで、背景シートを使用せずにいろいろな場所で撮影できるのが最もコストがかからなくて良いのですが…)
▼ ピノスタジオの商品については以下のような価格になります。
商品 | Standard版 | Pro版 |
背景シート Mサイズ 横65cm×縦120cm | 4,900円 | 5,900円 |
背景シート Lサイズ 横90cm×縦120cm | 6,900円 | 7,900円 |
専用ボード(M、L両対応) | 6,000円 | |
シートホルダー | 2,400円 |
この他に、A3サイズやXLサイズ(Pro版は非対応)も用意されています。(サイズのオーダーも可能なようです!)
スタートで使ってみるならば、シート1枚と専用ボードを購入するとよいでしょう。
ジュエリーなど小物を上から撮るだけであれば A3サイズでも十分かもしれません。
Pro版にするかStandard版にするか?
ピノスタジオ「撮影用背景シート」には、Standard版 と Pro版 が存在します。
Pro版の方が価格が高いのですが、シワ・接写に強いです!
Standard版 | Pro版 | |
素材 | ターポリン | 厚手ロールアップメディア |
シワ | 〇 | ◎ |
ハリ | 〇 | ◎ |
接写 | △ | ◎ |
反射 | マット(微光沢) | マット(微光沢) |
セットしやすさ | ◎ | ◎ |
価格差は 1,000円。よほど予算がシビアな場合を除き、必ず使いやすい「Pro版」を購入してください!もちろん Standard版でも十分使えるのですが、どうせなら Pro版を購入した方が満足度が高いです。
▼ わかりやすい違いは裏地にあります。左側がPro版で反射するグレーです。その隣の白いものがStandard版の裏側です。
Pro版は広げたときにピンとなりますし、シワになりにくく保管も楽です。
また、Pro版は面ファスナーテープが製品に縫い付けられており留め具がどこかに行ってしまうこともありません。(スタンダード版は、面ファスナーテープが付属しますが、縫われていません)
Pro版はハリがあるため、丸めても広がろうとします。この力があるため箱などに入れて立てている際に安定しやすいです。(伝わるかしら…)
▼ 箱に入れて立てている背景シートです。中心付近にある白いシートがStandard版で、周辺に大きく広がっているのが Pro版です。Pro版はブワッと自身で広がろうとするため、箱やシートホルダーのサイズに合わせて広がってくれます。ある程度のサイズに広がるため安定性が高いです。
▼ Pro版とStandard版の表面を、比較しても私の場合、今一つ違いが分かりにくいです。(左がスタンダード版、右がPro版)
Pro版では「シート表面の糸目模様が無い素材を採用することで接写に対応」とのことです。
そもそも印刷の解像感が低いように感じています。
▼ スタンダード版を使用して撮影した小物の例。(解像度が低くて申し訳ありません)
当然使えます。しかし使い勝手なども考えると、多少金額が高くなっても Pro版 がおすすめです。
サイズはMにするかLにするか?
ピノスタジオ「撮影用背景シート」には複数のサイズがあり、用途によって選ぶことができます。
Mサイズよりも大きいLサイズがおすすめです。
▼ 例えば Lサイズでカメラを iPhone 11 Pro の標準レンズ(広角)で撮影します。
▼ 若干画角や背景の角度が変わってしまっていますが、Mサイズの場合にはシートでは画角をカバーできない場合が多いのです。
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このあたりは使用するレンズの焦点距離や撮影距離にもよりますが、余裕のあるLサイズがおすすめです。
(購入前に新聞紙などでシミュレーションしてみるとよいかもしれません)
専用ボードは必要?
当然背景シートだけでも使用はできるのですが、せっかくピノスタジオ「撮影用背景シート」を購入するのであれば、専用ボードの購入は必須だと考えた方がよいです。
背景シートを簡単に固定できて、被写体を立てた時に背景として使えるのです!
▼ 専用ボードは、横幅 65cm、縦幅 50cm、厚さ 1.5cmです。
▼ 専用ボードの裏側には可動式のスタンドを備えます。
▼ 設置面には滑り止めが取り付けられています。

▼ スタンドは蝶番により可動します。

▼ Lサイズの背景シートの幅と比較するとボードの幅は狭いです。この幅の違いはシートのハリもあり大きな問題にはなりません。
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▼ 背景シート側に用意されたスリットに専用ボードの上部を差し込むだけで背景シートが固定できます。
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【専用ボードのポイント】
- 専用ボードは、使用していなときには薄いためちょっとした隙間に保管が可能です。
- 簡単に背景シートを設置可能です。
- 横方向でも高さの高い縦方向でも使用が可能です。
専用ボードで撮影効率がアップすることは間違いありません!おすすめです!
オススメの柄は何か?
ピノスタジオ「撮影用背景シート」には多くの柄があり、用途によって選ぶことができます。
お気に入り ➀:商品説明用にグレー
私の場合は、商品説明用のメインの背景にグレーを使用しています。
▼ 購入の場合、こちらからグレーをチョイスしてください。
グレーでは「暗い雰囲気だなぁ」と感じる方は白無地を使用するとよいでしょう。
お気に入り ②:かっこいいイメージの「コンクリート」
個人的に気に入っているのは、写真がクールなイメージになる「コンクリート」が気に入っています。
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お気に入り ➂:「濃木目」など
何気にポイントを押さえて使いたくなるのが、「濃木目」です。
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落ち着いた雰囲気を出せます。
▼ 注意点として、暗い背景シートの場合にはフラッシュ光が当たったりすると反射が目立ちます。光に注意しながら使いましょう!

▼ かわいい雰囲気やあかるい雰囲気を出したい時には「白木目」を使用します。
使っているのはスタンダード版ですが、Pro版がおすすめです。
▼ キレイな雰囲気を出したいときには「大理石」を使用しています。(写真があまりキレイではないのですが)
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背景シートの柄は、種類があればあるほど撮影のバリエーションが広がります!!
シートホルダーは必要か?
ピノスタジオ「撮影用背景シート」には保管用の専用スリーブが用意され、販売されています。
▼ シートホルダーは、背景シートを使用して筒状に仕上げた商品です。
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Pro版を立てて保管する際に非常に役立つのですが、底が抜けているためホルダーごと移動することができないのが難点です。
私は縦長の段ボールを使用していますが、別途傘立てなどを購入して使用した方がよいかもしれません。
▼ 傘立てをチョイスする際は縦にまっすぐな(直線的な)傘立てをチョイスしましょう。
お得な購入方法はあるか?
ピノスタジオ「撮影用背景シート」の購入先としては、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピング、自社公式販売サイト があります。
購入しやすいサイトで購入すればよいと考えますが、ポイントの付く 楽天市場、Yahoo!ショッピング での購入がお得感があります。
また、楽天市場と自社公式サイトでは、以下のシート収納ホルダーのプレゼントが開催されています!
(2023年10月6日時点でキャンペーン継続を確認)
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プレゼント品ホルダーの柄はスタッフによるセレクトとなります。
※予告なく終了する可能性があるため、お早めにキャンペーンへご参加ください。
*楽天市場、自社公式サイトにてキャンペーンが行われています
何度か購入したのですが、いつもピノスタジオさんはしっかりとした梱包で発送してくれます。
LINEでの問い合わせでも回答が早いですし、安心して購入できます。
ピノスタジオさんの Instagramは作例や使い方の紹介もあり、参考になります!
長々とした説明・紹介となりましたが、ピノスタジオ「撮影用背景シート」は私の撮影・写真を大きく変えてくれた存在です!
ぜひ皆様にも試していただきたく!
▼ シートとボードが一度に購入できるセットもあります!(お好きな柄が選択できます。アマゾンだけかもしれません)