Google の完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」(Pixel Buds 第2世代、2020年モデル)を購入しました。最近では、AirPods、AirPods Pro、Surface Earbuds などの完全ワイヤレスイヤホンも試してきました。その中でも「Pixel Buds」はなかなかお気に入りの完全ワイヤレスイヤホンです!非常に気に入っている「Pixel Buds」ですが、不具合のような音飛びが発生しており購入には注意が必要です。
「Google Pixel Buds」は、装着感、音、プロダクトとしての完成度を総合して考えるとなかなか良くできた完全ワイヤレスイヤホンです。しかし、現時点では音が途切れる現象が発生しており、手放しで「オススメ!」とはいいにくい商品です。(不具合がありましたが最新のファームで改善されました)
「Pixel Buds」はAndroidとの組み合わせで最も魅力を発揮するイヤホンであり、Androidと合わせての利用がベスト。
iPhoneなどのApple製品でも普通の完全ワイヤレスイヤホンとして使えますが、わざわざAndroid以外の製品と組み合わせて使う必要性はないでしょう。
(アプリが用意されていないのが理由です)
目次
改善済→「Pixel Buds」の不具合?音の途切れが気になる!
「Pixel Buds」の気になる点は、twitterなどでも多くのユーザーが言及している音の途切れ。
比較的スッと片側が一瞬抜けるだけであり、大きなダメージとまでは言わないのですが、発生回数も多く、非常に気になります。
混雑した場所などでの音の途切れは当然、理解できるのですが、「Pixel Buds」では電波が安定していそうな場所や体を動かしていなくても途切れが発生しており、製品本来の素性が悪い可能性も考えられます。
どうやら発生し始めると、一定間隔で途切れが発生するようです。スマホのストップウォッチ機能でラップ計測したところ、僕の場合には1分45~50秒程度の間隔で音が途切れていました。マジかよ!?
今どきの完全ワイヤレスイヤホンではこのような現象は発生しないので、今後のアップデートでの改善に期待しています!
人によっては、このままの状態が続くのであれば返品も考える必要がある。という印象です。
当初 Huawei P20 と組み合わせて使用していたので、スマホのせいかも知れない・・と考え、急遽 「Pixel 4a」 を購入し、試してみたのですが途切れの状況に変わりはありませんでした。
(デバイスのファームウェアは 2020/9/5時点で最新で、左イヤホン、右イヤホン、ケースのすべてが 「550」の状態です)
30秒長押しによるリセットも試しましたが、やはり音飛びは発生しています。
Googleのサポートさんも不具合のある方のツイートを見かけると反応されている模様ですが、その後の状況がはたからは見えずちょっと気になります。(もう少しオープンにしてもいいのでは?)
差し支えなければサポートをさせていただきたいと思いますので、ご返信いただければ幸いです。
この音飛びの現象は、iPhone 11 Pro(iOS) との接続でも発生しています。
他にも、突然接続が切れ、しばらくしたら片側(右側)だけが再接続されたケースもあります。(with Pixel 4a)
この点が解決すれば、ホントオススメの完全ワイヤレスイヤホンになります!
↓ 音の途切れについてはファーム 552にて改善されました!
「Google Pixel Buds」(第2世代)の主な仕様
以下の情報は、Google Pixel Buds ヘルプより引用しています。
防水仕様1 | IPX4 防水性能 |
無線 | Bluetooth® 5.0 |
オーディオ | カスタム設計の 12 mm ダイナミック スピーカー ドライバ パッシブ ノイズ リダクション 空気孔(耳への圧力を軽減しつつ、周囲の音も聞こえやすい) |
音声 | デュアル ビームフォーミング マイク 音声検出用の加速度センサー |
センサー | 静電容量式タッチセンサー(音楽再生、通話、Google アシスタントの操作が可能) デュアル IR 近接センサー(装着検知機能により、自動で再生 / 一時停止) モーション検出用の加速度センサーおよびジャイロスコープ |
ワイヤレス充電ケース | USB-C® 充電ポート Qi 規格対応 ケース開閉検出用のホール効果センサー |
電池2 | イヤフォン: 最長使用時間 - 音楽再生時 5 時間、通話時 2.5 時間 ワイヤレス充電ケース付きイヤフォン: 最長使用時間 - 音楽再生時 24 時間、通話時 12 時間 ワイヤレス充電ケースにイヤフォンを入れて 10 分間充電すると、最長 2 時間の音楽再生または最長 1 時間の通話が可能 |
カラー3 | Clearly White Almost Black Quite Mint |
サイズ | イヤフォン(左右の各イヤフォン): 20.5 x 19.5 x 18.2 mm(イヤーチップおよび固定用アーチを除く) ワイヤレス充電ケース: 63 x 47 x 25 mm |
重量 | イヤフォン(左右の各イヤフォン): 5.3 g ワイヤレス充電ケース: 56.1 g(イヤフォンを除く)、66.7 g(イヤフォンを含む) |
内容物 | イヤフォン ワイヤレス充電ケース イヤーチップ(S / M / L の 3 サイズ。M サイズはイヤフォンに装着済み) USB-C® to USB-A® 充電ケーブル クイック スタートガイド |
1 Pixel Buds の防水性能は IEC 60529 規格の IPX4 に準拠しています。防水性能は、永久的に持続するものではなく、通常の使用による摩耗、修理、分解、損傷によって低下する場合があります。
2 電池寿命は、他の機能を無効にした状態で音楽再生や通話を行ったときの結果を基に概算したものです。充電時間は概算値です。他の機能を使用すると電池寿命は短くなります。テストは試作段階のハードウェアおよびソフトウェアを用いて実施されました。電池寿命は、デバイス、有効にした機能、使用状況、環境など、さまざまな要因に左右されます。実際の結果は使用状況によって異なります。
3 カラーは時間の経過とともに変化する可能性があります。国や地域によっては、販売されないカラーがあります。
ざっくりまとめると
- 12mmというダイナミックドライバー。
- 周囲の音を打ち消すアクティブノイズキャンセリング機能はなく、イヤーピースのフィットによるパッシブノイズリダクションのみ。
- イヤホン表面のタッチセンサーによる操作が可能。
- ワイヤレス充電ケースはQi 規格対応(無線充電可能)
- 対応音声コーデックはSBCとAACのみ(表には未記載)
注目の機能としては、音声翻訳があります。
イメージについては以下の動画を参照方。
まぁ、イヤホンなしでもいいのでは・・とも感じますが・・・。
今回のレビューでは、翻訳機能についてはレビュー対象外とします。
「Google Pixel Buds」を写真で紹介。モノとして非常に良い!
「Pixel Buds」の実機について紹介していきます。
セット内容は、イヤフォン、ワイヤレス充電ケース、イヤーチップ(スミマセン写真に写っていません)、USB-C® to USB-A® 充電ケーブル、クイック スタートガイドです。
とにかく、この充電ケースの出来はこれまで体験してきた完全ワイヤレスイヤホンの中でもピカイチの出来!是非実物を触ってみて欲しい。
ケースのフタをあけると、「Pixel Buds」のイヤホンが見えます。
イヤホンの間のLEDではイヤホンの充電状態を表示し、ケース下側のLEDではケースの充電状態を表示します。
充電状態についてはAndroidであれば、端末でも確認可能です。
イヤホンはコンパクトなサイズです。
イヤホンとケースとは3つの端子でコンタクトします。
また、端子の他に黒い〇がありますが、ここが装着検出のセンサーになっています。
このイヤホン本体の作り込みも非常に好印象です。
装着時に下側になる場所にも装着検出センサー(大きめの〇)、小さな穴がマイク、メッシュの穴が空気穴でしょう。(マイクと空気穴は逆かもしれません)
さらに装着時上側になる箇所にもマイクと空気穴と思われる穴があります。
これら細かな作り込みがカチッと剛性感ももって完成されているのが「Pixel Buds」のスゴイところです。
正直、AirPods Pro なんて素人が作ったプラモデルみたいな出来栄えという印象でした。(これは僕の個体だけかもしれません)
モノとして、激推しの「Pixel Buds」なのです!!
Bluetooth接続は簡単。
「Pixel Buds」の Bluetooth接続は簡単です。通常のBluetoothデバイスの接続と同様にペアリングするか、Androidのスマートフォンの場合にはケースのフタを開けるとスマホが検出して接続のナビゲーションがスタートします。
装着感はどう?
「Pixel Buds」の装着感は良好です。
比較的軽い付け心地で、耳穴に差し込むタイプ(カナル形)ではあるのですが、耳への圧迫感が少なく、カナル形が苦手な僕でも常用できます。
特に歩行時に発生しがちな「ドスドス音」の発生がほとんどないのが良いです。
装着安定性も問題ありませんでした。
オープンエアなAirPodsよりも密着感がありつつも、AirPods Proのようなノイズキャンセルほどの圧迫感はなく日常使いに適していると思いました。
タッチセンサーによる操作性も良好
「Pixel Buds」はタッチセンサーによる操作が可能です。イヤホンでは音量の調整ができないデバイスも多いのですが、「Pixel Buds」では音量調整が可能です。
触ればほぼ確実に操作が可能ですが、イヤホンを耳から取り外す際に操作してしますケースが多々あります。
個人的には、なかなか使えるタッチ操作だという印象を持っています。
「Pixel Buds」の音質はどう?
音質の考え方は人それぞれですが、僕は「Pixel Buds」の音は好きです。
高音はカリカリせず、適度な低音もある。
音楽を楽しめ、手ごろにボディ感のある音で楽曲が楽しめるイヤホンです。
周囲の音も適度に遮蔽され、車が通る道の近くでもある程度音楽を楽しみ続けることが可能です。
もっと低音を!という方には「バスブースト」の機能を利用可能です。(Android OSのみ)
EDMなどを聴く際にバスブーストすると、「かなり気分!」です!!
「Pixel Buds」の音、好きです!
「Pixel Buds」はオススメか?
個人的には複数所有している完全ワイヤレスイヤホンの中で一番「Pixel Buds」を使っています。
一番使う理由は以下の通りです。
- 装着感が良い事
- 適度な低音で好みの音である事
- プロダクトとして質が高い事
Google Pixel Buds マジでオススメです!!