Type-Cコネクターを持つスマホとMicro-USBコネクターを持つポータブルアンプとを接続するためのUSB OTGケーブルとType-Cの変換アダプターでいろいろと悩んだので、最終的にうまく動作したOTGケーブルとType-C変換アダプターを紹介します!(結構お金を使っちゃいました)僕が保有するスマホ HUAWEI P20 と ポタアン FiiO Q1 MarkII との組み合わせでの動作結果です。バージョンや環境、製品によって結果が異なる可能性があります。ご留意を。
目次
USB Type-C でうまく動作した組み合わせはコレ
片側がType-C、もう一方が Micro B の動きそうなOTG(?)ケーブルが見当たらず、両端がMicro BのケーブルにMicro B=Type-Cの変換アダプターを使うことにしました。
ケーブルは、スマホからポタアン側に給電してしまうかどうか?をポイントとしました。
変換アダプターは、スマホ側がアンプを認識するかどうか?(=OTG対応かどうか)をポイントとしました。
ケーブルはアイネックス USBホストケーブル
エレコム製ケーブルは給電する
エレコム製のOTGケーブルでは動作はしますが、ポタアンがスマホから充電してしまう事を確認しました。
↓今回確認したエレコム製ケーブル
「エレコム USBケーブル オーディオ用 変換ケーブル (microB to microB) 金メッキコネクター採用 0.1m DH-MBMB01」
USBホストから電源が供給されるのは当たり前では?とも思うのですが、スマホからポタアンに電源供給されると、スマホのバッテリーの減りが加速しそうですし、ちょっと気持ちの悪いものです。
エレコムのOTGケーブルは金メッキもされていてかっこよかったのですが、残念です。(でも、これがOTGケーブルとしては正しいと思います)
アイネックス USB-139A は給電しない!
HUAWEI P20 から FiiO Q1 MarkII への充電がなかったケーブルは「アイネックス USBホストケーブル Micro-B - Micro-B 左右L型 16cm USB-139A」です。対応ケーブルの中でもスマホからポタアンに対して給電されない点で噂通りでした。
FiiO Q1 MarkII との組み合わせでは、アイネックスのケーブルの利用が安心できます。
Type-C=Micro B 変換アダプターは、UGREEN製がGood!
ダメだったのはアンカー製
はじめに購入したのは、ANKER製の Type C 変換アダプター(Anker USB-C & Micro USB アダプタ)でした。これが見事に動作しませんでした。購入前にAmazonのレビューでOTG検索すればよかったのですが、届いて接続してみたら動かないので、後からレビューを確認したら、複数の方がOTG非対応だと書いてくれていました。商品説明にも「本製品はUSB On-The-Goには対応していません。」という記載がありました。ポタアン接続用などの場合には、みなさまもANKERのアダプターにはご注意を。
OKだったのはUGREEN製
HUAWEI P20 と FiiO Q1 MarkII との接続で、うまく動作したType-C=Micro B 変換アダプターは「UGREEN Type C Micro USB アダプタ2個入り」でした。他にもOTG対応と書いてあってうまくいく Type C 変換アダプターもあると思いますが、僕が試してうまくいったのはこの UGREEN 製のアダプターです。
UGREENブランドの日本での知名度はまだまだですが、以前に製品を試してみたことがあって非常に好印象のメーカーです。パッケージもキレイなので好きです。
「UGREEN Type C Micro USB アダプタ2個入り」と「アイネックス USBホストケーブル Micro-B - Micro-B 左右L型 16cm USB-139A」との組み合わせで、HUAWEI P20 と FiiO Q1 MarkII とを接続し、ポタアンを充電することなく、音楽を楽しむことができるようになりました!
その他の動作OK、給電された組み合わせ
実は一番はじめに試したのは、Type-CからType-Aに変換するアダプターでした。軽く動作確認するだけのつもりだったので、安くあげたいと思って購入したモノです。Type-C=Type-Aの変換アダプターの先にいつも使っている充電用Micro B のケーブルを接続すればよいと考えたのです。
この時購入したのは「UGREEN OTG ケーブル Type C USB 3.0-USB A変換ケーブル」です。
結果、動きはしましたが FiiO Q1 Mark II は充電を示すランプ色が・・・。
ここから今回のケーブルアダプターの購入がスタートしましたのでした。(結構お金を使ってしまいました)
ONKYO HF Player が入っていると他のアプリの音が鳴らせない?
個人的に未解決の問題も紹介しておきます。
HUAWEI P20 と FiiO Q1 MarkII とが接続できても、プリインのアプリやSpotifyなどの音が鳴らない現象が発生しました。現象としては「Onkyo HF Player からの音は鳴るが、その他のアプリの音が鳴らない」というものです。
僕は、HUAWEI P20へのポタアン接続を試す前に Onkyo HF Player をインストールしていました。
Onkyo HF Player の入った HUAWEI P20 にポタアンを接続すると、下のスクリーンショットのようなメッセージが出てきていました。「アプリ「HF Player」にUSBデバイスへのアクセスを許可しますか?」
OKを押して進めます。(OKを押さなくても現象は同じです)
すると、Onkyo HF Player からの音は鳴るのですが、その他のアプリからの音が鳴らないのです。
解決策は Onkyo HF Player の削除?
ポタアン初体験でもあったので、アンプってそういうモノなのかな?と思っていましたが、Onkyo HF Player の入っていない別のスマホを接続した場合には、Google Music や Spotify から音がなりました。
うまく音がでたスマホに Onkyo HF Player をインストールするとGoogle Music や Spotify から音が出なくなります。
HUAWEI P20から Onkyo HF Player を削除すれば、Google Music や Spotify から音がなるようになります。
Onkyo HF Player の影響で他のアプリからは音が出せなくなってしまうのでしょうか。(実際には、「キャンセル」をタップしても音がなりません)
この辺りの解決方法があればいいのですが・・・。(現在は、仕方がないので Google Music アプリでハイレゾ音源をプレイしています。FiiO Q1 MarkIIに対してどのようなサンプリング周波数で出ているかはわかりません)
最後に
以上、僕の環境下で HUAWEI P20 と FiiO Q1 MarkII とを接続した経験について紹介させてもらいました。
ケーブルだけの問題でなく色々とあるようで、FiiO としても Androidのサポートについては「弊社はAndroidスマートフォンとの互換性に起因する保証については責任を負いません。」と明言しています(FAQで)。
HUAWEI P20 と FiiO Q1 MarkII は、僕の環境下では動作しましたが、性能を出し切れているのかはわかりません。それでも音質は向上し、力強い音に変化します。
今回のようなどのケーブル・アダプターなら動くのか、充電しないで済むのかなどを探求するのは面白かったです!
繰り返しになりますが、僕の方でうまくいったケーブルとアダプターは以下の商品でした。↓ ご参考まで!(もう少し良いケーブルがありましたら、コメント頂けると助かります)
【追記】FiiO純正 CL06 が安心か!?
FiiO から CL06 という microB-Type Cタイプ の USB OTGケーブル が販売されていました。これ、確実に動くのではないでしょうか!?(未確認です)
両端L字でケーブル長は約7cmです。価格も1,420円で高くないのでいいですね!(いつ発売したのでしょう!?)