AirPods Pro を発売日に購入しました。僕は第二世代 AirPods ユーザーで、AirPods(無印)のスッキリしたサウンドと軽快な使用感は良かったのですが、やはり雑踏の中では周囲の音で楽曲が聞こえ難いのが不満点でした。この周囲の雑音をキャンセルするノイズキャンセリング機能を搭載したのが「AirPods Pro」。デザインも悪くない。既に各所でのレビューも好評。僕は少し不満な部分を持っています。しかし、オススメできるノイキャン完全ワイヤレスイヤホンであることは確か。こんなにも小さな筐体で確かなノイキャン性能を発揮しているのは驚きです。
ソニーのノイキャン完全ワイヤレスイヤホンとの比較がメインとなったレビューが多いです。その多くはWF-1000XM3との比較。とにかくケース・イヤホン本体の大きさが違いますよね。僕はWF-1000Xのユーザーでしたが、ノイズキャンセリングされている印象はほぼなかった。うっすらとしかノイキャンされていないように感じていました。(これは僕の耳とのフィットの問題かもしれません)完全ワイヤレスではないもののボーズのQC30も使っていました。ボーズはしっかりノイキャンしてくれましたが、AirPods Pro と比較するものではありません。ボーズのノイキャンワイヤレスは2020年に発売予定です。それまで待たずしてほぼ最高のノイキャン搭載完全ワイヤレスイヤホンが出てしまった印象です。
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目次
AirPods Pro のスタイル。
僕は AirPods Pro のスタイルを非常に気に入っています。
長くないうどん。美しい曲線を持つ丸み。
ケースからの取り出しについては難あり。イヤホン本体のどこをつまむのか?という疑問はあります。
AirPods Pro。スタイルとして、ミニマルでありながらノイズキャンセリング。これは価値がある存在です。ホント。
AirPods Pro の装着感。
AirPods Pro の装着感は非常に良いです。カナル型が苦手なのですが、全く問題ないです。「通気孔が圧力を均一にする」とのことですが、これがかなり効いているのだと思います。
ウイングが付いていませんが、ズレ落ちそうな感覚もありません。
僕は、左側のイヤーチップのみLに交換しました。
しっかり装着(密閉)できているのかをiPhoneで確認できるところも安心感があります。
AirPods Pro の音質。
まず初めに AirPods Pro の音について。これは感動するようなモノではありませんでした。そうだと言って、悪いわけではありません。
「(僕にとっては)エモくない。」それだけです。
ノイキャン機能もあり、かなりのシチュエーションである程度の音質で音楽を楽しむことができます。これスゴイことなのです。
AirPods Pro の音は悪くないです。
「この子は普通の子なんです。でもノイキャンなんです!」というのがスゴイのです。
AirPods Pro の操作性。
AirPods Pro には感圧センサーがあり、押すと再生/一時停止、通話が可能。長く押すとノイズキャンセリングと外音取り込みとの切り替えに使えます。
物理ボタンでの操作性が可能というだけでポイントが高い。
僕が一番よく使うノイズキャンセリングと外音取り込みとの切り替えが、長く押さなければならないという仕様はいただけない。
先日購入したボーズのNC700のほうがその点では優れていますが、まぁ筐体のサイズが全く違いますからね。
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AirPods Pro の接続安定性。
スマホ(iPhone)との接続は簡単。ケースを開いて「接続」をタップするだけ。(iPhoneならね)
AirPods Pro の接続安定性はスゴイです。いつもの品川港南口へ向かう通路でも全く問題ありませんでした。ホント涙が出ます。
混雑した状況でもほぼ途切れない接続安定性。これは AirPods, AirPods Pro の特徴の一つです。
AirPods Pro のノイズキャンセリング
AirPods Pro のノイズキャンセリング機能は結構効きます。ノイキャン効果を確実に認識できます。
これにはノイズキャンセルの強度と音質のバランス、マイク、ロジックが優れている必要があるはず(設計者じゃないので推測)。これらが高度にバランスされている印象。
非常に良い!
しかも、鼓膜にやさしい!
このサイズで、このノイズキャンセリングが実現されたことはホント驚きです!
オーバーイヤーのヘッドホンなら「ヘッドホンしているな」とわかるのですが、完全ワイヤレスだと周囲の方がヘッドホン装着していると気づかず、イロイロとトラブルはありそう。また、夜道をノイズキャンセリング状態で使っていると周囲の状況に気づかずイロイロと心配です。
AirPods Pro の不満点
各メディアがこぞって絶賛するのも非常によくわかる AirPods Pro でした。僕もかなり気に入っていて常用しています。
優等生な AirPods Pro における僕が持った不満点について紹介します。
AirPods Pro のケースのフタがグラグラする?
AirPods(第二世代)では購入時にケースの完成度の高さに驚き、モノとしての素晴らしさを感じました。
しかし、AirPods Pro ではフタに"がたつき"があり、Appleさんコレ不良品なのでは??と思ってしまうほど。
これが全数傾向かどうかはわかりませんが、アップルストアで触らしてもらったチャージングケースも同様でした。
多分、このような製品レベルなのだと思います。
イヤホンパーツのつなぎ目が気になる。
基本的に AirPods と同様なのですが、イヤホン本体の外装には接合箇所があります。
イヤホンの大型化によって、その接合部分(合わせ)が目立ち、ちょっとした段差や色づきが僕には気になります。
これもこのような製品品質なのでしょう。
左側からホワイトノイズが鳴っている感じがする。
どうも左側から「サーーーーーッ」というホワイトノイズが鳴っている気がします。
左耳がフィットしていない可能性もあるので、密閉度も確認しています。(設定>Bluetooth>AirPods Pro(自分で付けた名称)からチェック可能)
ここは個体不良の可能性もあり、少し気になっています。
AirPods Pro の設定までの階層が深い。
AirPods Pro の設定にたどり着くまでが手間です。
設定>Bluetooth>AirPods Pro(自分で付けた名称) と進まなければなりません。頻繁にアクセスする必要はありませんが少し面倒。
これは今後OSレベルでの改善を期待します。
→ コントロールセンターを開くことで設定変更できました。
注意点 ケーブルは片側 Type C 。
実質的には誰も困らないとは思いますが、AirPods Pro に付属するケーブルは Lightning = USB-C です。
ワイヤレスチャージにも対応していますし、iPhoneのケーブルも利用できるので懸念はないはず。USB-Cのケーブルを持っていなかったユーザーは、これでiPhoneを有線での高速チャージできるのかも。
今後の完全ワイヤレスイヤホンの流れを変える。
AirPods Pro の価格は税込で30,000円。さすがにイヤホンとしては高い部類。
しかし、ノイズキャンセルがあるなら・・と多くの人を覚醒させてしまう可能性は高い。
次はいよいよ低価格の商品が各メーカーからリリースされてくるはず。この流れは止められない。
低価格と言っても、まずは1.5万円程度からでしょうか。
個人的に気になるのは、ボーズが予告している新製品。
AirPods Proと比較すると大型なモノになるのか!?接続安定性はどうか!?ノイズキャンセリングはどうか?・・楽しみです。
いずれにせよ、AirPods Pro は満足度の高い製品。オススメです。
僕はすぐに欲しかったので Apple Store オンラインで購入しました。
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