米国で人気という KEURIG®(キューリグ)ブランドのカプセル式コーヒーメーカーを導入したためレビュー紹介をします!
カプセル式コーヒーメーカーは、カプセルをポンと入れスイッチオンすれば自動でおいしいコーヒーが抽出される便利なシステム。コーヒー豆・粉の計量や抽出作業がいらず、気楽に安定しておいしいコーヒーがいただけます。
この記事では、KEURIGそのものについて、初めてKEURIG を使ってみた感想、KB-01の紹介、おすすめと感じた購入方法を紹介します!
今回導入したマシンは2023年11月1日に発売された、日本の住居スペースにも合うスリムでコンパクトなサイズ設計の「KB-01」。幅わずか 10cmでスペースに余裕のない我が家にもフィットするサイズでした!しかもデザインとカラーリングがかわいいため、かなり気に入っています!
KEURIGでは、20ブランド以上のカフェとコラボし、コーヒーや紅茶・緑茶など様々なドリンクのカプセルが販売されおり、幅広いテイストのコーヒーを楽しめるのが特徴。カプセル選びが非常に楽しいです!
KEURIGがあれば、来客の際に下の写真のツリーを見せて「コーヒー、お茶、どれにします?」と訊けば、好みのお茶を出すことができますね!
目次
KEURIGって米国でホントに人気があるの?
全米No.1の根拠
日本ではまだKEURIGブランドについてあまり浸透していない印象(皆さんご存じですか?)ですが、サイトなどで訴求されている「全米No.1シェア」というは実際のところ、どうなのでしょうか?
「KB-01」のニュースリリースによると、以下の通り全米シェア、世帯導入率についてデータの根拠も併記されています。
KEURIG®は、全米No.1シェア※1のカプセル式コーヒー&ティーマシンで、アメリカの4世帯に1世帯以上※2で使われています。
※1 Euromonitor2021年実績データ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000044801.html
※2 KEURIG Dr Pepper Annual report 2022年データ
4世帯に1世帯以上の普及率はスゴイ!「さすがに少し盛っているのでは!?」と思い KEURIG Dr Pepper Annual report 2022 をチェックしたところ "The Keurig brewing system reached 38 million U.S. households in 2022," との記載がありました。米国の世帯数は1億2993万世帯という報告もあり、3800万世帯が導入しているのであれば確かに「4世帯に1世帯以上」という計算は数字として間違いではありません。
2000年頃に米国で半年生活をしたこともあったのですが、当時 KEURIG の存在についてはごめんなさい、認識していませんでした。
ネットで検索すると現地の日本人の方のブログなどの記述をみると、米国における KEURIG はかなりメジャーな存在で、コストコを始めとしたスーパーなどでも購入できるようです。(安値の時に大量に購入するのだとか。残念ながら日本のコストコでの取り扱いはなさそうです。)
米国でのKEURIG人気なのは間違いなさそうです!
日本では?
日本でのKEURIGについて、わかりやすい記事があったためここで引用紹介します。
「キューリグ」は01年に日本上陸。米国キューリグ社とUCCの合弁会社キューリグFE社で経営開始し、19年にユニカフェにキューリグ事業を移管しUCCグループの完全子会社化。
その後、「キューリグ」の浸透と認知拡大には息の長い投資が必要と判断し、20年に新設したカップスにキューリグ事業をさらに移管した。
https://shokuhin.net/56434/2022/05/21/inryou/inryou-inryou/%E5%97%9C%E5%A5%BD%E9%A3%B2%E6%96%99/ より引用
現在、日本でKEURIG事業を展開しているのは「株式会社カップス」。
カップスは2020年4月の設立で「キューリグマシン及びキューリグ カプセル 等の販売事業」を手掛けるUCCグループの企業です。
設立してまだ4年ですが、長年コーヒー関連の事業を継続しているUCC、ユニカフェ関連の子会社であるため、安心できる企業です。
上にて引用した記事には "現在、スーパー・量販店などの小売店では販売していないが「アメリカのように、25年までにはどの量販店さまの棚にも置かれている状態を目指していく」" というコメントもあり、今後さらに日本で見かける機会も増えていきそうです!
KEURIGは、現在でもメジャーな家電量販店、上島珈琲店、一部の百貨店などでも取り扱われています。(取り扱い店、体験店はこちら)
なお、二子玉川の蔦屋家電ではキューリグのマシンの販売はされていますが、カプセルの販売は行っていませんでした。
KEURIG KB-01 の実機をチェック!
今回購入したKEURIG「KB-01」は2023年11月に発売された新製品。日本市場としては4年ぶりの新機種投入だそうです。
新モデル「KB-01」の特徴
KEURIG KB-01の特徴は以下の通りです。(ニュースリリースより引用)
- 日本の住居スペースにも合うスリムでコンパクトなサイズ設計
現行モデルと比較して、重量が約1㎏軽く、幅が10cmと半分程度になり、スリムでコンパクトなデザインを実現しています。 - どんなインテリアにでも合う3色のカラー展開
マシン表面はマットな質感で、カラーはホワイト・ブラック・ベージュの3色展開。どんなお部屋にも馴染むデザインです。KEURIG®は、カプセルも円形のデザインであることから、マシンも丸を基調としたデザインを採用してきており、今回のマシンも前面をはじめとした各所に丸みを帯びた柔らかいデザインに仕上げています。 - 電源立ち上げから約15秒で抽出可能
現行モデルは電源立ち上げから抽出までに約30秒の時間を要しますが、新モデルは約15秒で抽出可能となります。約15秒の時短を実現したことで、忙しい朝や仕事の合間などにも時間をかけずにコーヒーやお茶が楽しめます。 - 濃い味わいにも対応するストロングモード搭載
通常抽出に加え、ゆっくり抽出することで濃いコーヒーが味わえるストロングモードが選択可能です。コンパクトなデザイン、シンプルな機能性の新モデルですが、現行モデルと同じくお好みに合わせた抽出ができます。 - 抽出湯量は4段階設定可能/水タンクは500mlで約3杯分に対応
エントリーモデルとしてシンプルな機能に絞っている新モデルは、約3杯分(140ml抽出の場合)が楽しめる500mlの水タンクを搭載。湯量は4段階(70ml、140ml、200ml、240ml)に調整可能です。
個人的には 幅10xmと非常にスリムで、バランスの取れたキレイなデザインとカラーがお気に入りです。
さらにストロングモードによる味わいのバリエーションにも可能性を感じました。
▼ 購入したのはこちらのマシン!
カラーはブラック、ホワイト、ベージュがあります。私は落ち着きがあり、かわいい印象のベージュをチョイスしました。
KEURIG KB-01 のセット内容
早速 KEURIG 「KB-01」をチェックしていきましょう。
セット内容は、本体(Kカップホルダーセット、水タンク装着)、脱着式ドリップトレー、取扱説明書、クイックスタートガイド です。
電源コードの長さは1mです。キッチンなどに用意されている高い場所にあるコンセントで利用するならコードの長さは十分ですが、例えばデスクに置き、床のコンセントなどにつなぐには若干物足りない長さではあります。
(必要に応じて延長コードを使いましょう)
KEURIG KB-01 を細かくチェック
KEURIG「KB-01」の底面には滑り止め・安定のためのゴム足が各所に取り付けられています。
背面下側から電源コードが出ており、その上に銘版ステッカーとシリアル番号のステッカーが貼られています。本体は中国製です。
上面には操作部材が集まっています。電源ボタン、抽出量選択ボタン、スタートボタンが並んでおり、その上に抽出量(70ml、140ml、200ml、240ml)のインジケーターがあります。
操作はいたってシンプル。
電源ボタンで電源をオンし、真ん中の抽出量選択ボタンをプッシュして抽出量を選択。
水、K-Cup、カップがセットされていれば右端のKマークのスタートボタンを押せば抽出がスタートします。
また、以下の特殊操作をおこなうことで機能設定が可能です。
機能設定 | 操作・説明 |
ストロングモード | 抽出スタートの際にスタートボタンを3秒押し |
抽出量固定 | 設定したい抽出量を選択し、電源ボタンとスタートボタンを同時に3秒以上長押し |
オートオフ時間の切り替え | 2時間モード:電源オフの状態で、電源ボタンと抽出量選択ボタンを5秒以上押す 10分モード:電源オフの状態で、電源ボタンを5秒以上押す |
本体内部乾燥、水あか洗浄 | 各種準備が必要なため、安全を配慮しここでは紹介しません。説明書をご確認ください |
K-Cupのセット・取り出しの際に操作するハンドルの質感の高さとその剛性感もお気に入りポイントの一つ。
操作していて気持ちの良い操作部材です。
▼ ハンドルを上げると「Kカップホルダー(セット)」が現れます。コーヒー抽出の際は、ここに好みの K-Cup をセットします。
▼ Kカップホルダーの内部にはK-Cupの底面に穴をあけるための針が内蔵されています。取り扱いの際にはケガをしないように注意しましょう。(安全には配慮されており、押し込まなければ針は露出しません)
▼ ハンドルをあげた時に持ち上がる「抽出ヘッド」にもK-Cupの上側に穴をあけるための針がついています。通常は奥まったところに位置しますが、誤って触ったりしないように注意が必要です。
本体の後ろ側には「水タンク」があり、取り外して給水することができます。500mlの容量であるため、140mlの抽出量であれば、満水時に3杯分までは追加が不要な計算です。
▼ カップを置くための「ドリップトレー」は脱着式で3段階の高さに調整が可能です。カップの高さに応じて調整しましょう。
タブをクリックすると写真が切り替わります。
KEURIG KB-01 でコーヒーを入れてみる!
それでは KEURIG「KB-01」を使ってコーヒーを入れてみましょう!
お水を入れて、K-Cupを入れてボタンを押すだけ
どのカプセル式のコーヒーメーカーでも同様だとは思いますが、基本的にお水とK-Cupを入れてボタンを押すだけで簡単においしいコーヒーが出来上がります!
▼ まずはお水を「水タンク」に入れます。ブリタで浄水した水を入れました。水タンクを取り外して水を入れて来ても良いですし、マシンにつけたたままフタを開けて給水してもOKです。
▼ 今回チョイスしたのは、KEURIGのベーシックローストです。一つのパッケージに12個のK-Cupが入っています。
▼ パッケージには各ブランドについてや、コーヒーそのものの説明が書かれています。特に右下の4軸チャートでは 横軸が 酸味-苦み、縦軸が ライト-ストロング のチャートになっており、ドット位置でそのコーヒーの味わいを把握できます。(これが便利)
3/20頃に届いた商品で、短めのモノで12月12日の賞味期限でした。他のモノは1月までの賞味期限でした。K-Cupの製造は国内の工場でユニカフェが行っています。1カップあたりの抽出量は 140mlが標準です。
▼ K-Cupを観察してみると、うっすらと内部の紙フィルターの折り目の縦縞が確認できます。K-CUPは紙フィルターでのドリップ式です!
▼ マシンにK-Cupをセットします。ハンドルで抽出ヘッドを上に上げてK-CUPをポンと入れてハンドルを下げるだけです。
▼ ドリップトレーの高さを使用するカップの高さに合わせます。3段階ありますが、中段にしておけばほぼOKという印象です。トリップトレーの模様である放射線の中心にカップをセットしましょう。
電源を入れて湯量を設定して、スタートボタンを押せばコーヒーの抽出が開始されます。
各作業にかかる時間は以下の表の通りです。
操作内容 | 時間 |
電源オンから準備完了まで | 約15秒(実測) |
スタートボタンオンから抽出完了まで | 通常:約55 秒(実測) ストロング:約1 分26秒(実測) |
コーヒーが出来上がりました!
抽出中は若干の音がしますが、コーヒーがカップに落ちる音もあるため(そして ふわりと香りもしてくる!)気になるほどではありません。
(音のイメージとしては、ブーン…という感じ)
今回チョイスしたベーシックローストはほどよい苦みでバランスのよいコーヒーでした!
ベーシックローストは、コーヒーショップブランドではなかったため油断(?)していましたが、かなりおいしくお気に入りのK-Cupになりそうです!
使用後のK-Cupをチェック
一度抽出に使ったK-Cupをチェックしました。
K-Cupの上面、底面に穴が空いていました。この穴の大きさの違いもうまく抽出できるポイントなのかもしれません。
K-Cupのフタを破ってみると、しっかり膨らんだコーヒー粉が出てきました。おいしいコーヒーができあがるわけです。
内部には紙フィルターがあり、適度にろ過されたコーヒーが楽しめます!
紙フィルターの奥には小さな穴が開いたプラスチックプレートがあり、コーヒーの抽出スピードが調整されているようです。
稼働させてから約1週間経っていないのですが、9種類のコーヒー+2つのお茶を楽しんでいます。
KEURIGは、さまざまなブランドのコーヒーを一杯ずつ楽しめるのが良いですね!
下の紹介動画を見てから飲んだためか、丸山珈琲のブレンドがかなりお気に入りです!
上島珈琲店のブレンドも好きです。
KEURIG KB-01 と KEURIG システムの感想
私自身は、これまでKEURIGブランドを認識していませんでしたが、今回初めてKEURIGを試してみた感想を紹介します。
さまざまブランドのコーヒーを自宅で簡単に楽しめるKEURIGシステム
KEURIGの魅力は、やはりコーヒーの種類が多いというところ。いろいろなカフェの味を1台のマシンで家庭で楽しめるのは大きな魅力です!
KEURIGの YouTubeチャンネル をチェックするとわかるのですが、各ショップ・ブランドで KEURIGのシステムでいかに自分の味を引き出すかを工夫されており、単に挽いたコーヒーを詰めているだけではないことがわかります。
これはネスプレッソやドルチェグストにはない楽しみです。
(ドルチェグストにはスターバックスのコーヒーがありますが…)
KEURIGがきっかけで知るカフェもあり、次はリアル店舗に足を運んでコーヒーを飲んでみる、という流れもかなり楽しそう。
(家で飲むKEURIGの味と実際の店舗での味を比較して答え合わせするのも楽しみの一つ!)
K-Cup が近所で購入できると嬉しいのですが…
カプセル(K-Cup)については、ドルチェグストとは異なり近隣のスーパーなどではみかけず、KEURIG はメーカー直送がメイン。
KEURIG公式サイト
KEURIGオンライン楽天市場店
*ポイントがついたり、クーポンのある楽天市場での購入が個人的にはオススメ。
余裕をもって自分で在庫管理ができていれば問題ないのですが、万一 K-Cupが切れた時にスーパーなどで購入できない点は少し困るかもなぁ、とは思います。
(どうしても今!という場合には、ビックカメラやヨドバシカメラの店舗在庫を調べて買いに行くか、上島珈琲店に買いに行く、または翌日配送のオンラインECショップでという手段もあります
取り扱い店については、KEURIG公式サイトを参照方)
また、1杯あたりのコストは他社と比較してやや高めの設定かな?と感じますが、楽天市場のクーポンやセールをチェックしたり定期購入をうまく使いながらコストを若干下げる方法はありそうです。
普段飲み用で安い価格帯のコーヒーが出ると嬉しいのですが、ブランドとしての味のこだわりもあり難しいのかもしれません。
K-Cupのゴミが気になる!リサイクル(メーカー返送)も可能
使用済みにゴミとして廃棄することになる K-Cup。
どうしてもゴミが増えてしまうのが少し気になります。
このK-Cup、実はリサイクルするために自身で集めてメーカーへ送ることできるリサイクルプログラムも用意されています。
(120個集める必要あり。送料はお客様負担。キューリグオンラインストアで利用可能な送料相当のクーポンが配布されます。詳しくはこちら)
このようなことを実施しているKEURIG。好感度アップ!です。
コーヒーマシン KEURIG KB-01 に満足!
今回購入したコーヒーマシン「KB-01」はスタイルも非常によく、お気に入りです。
シンプルで簡単な操作でコーヒーを入れることができます。
また、ストロングモード、オートオフ機能、本体内部乾燥機能、抽出量固定機能、水あか洗浄機能などもあり、機能も豊富です。
マシンそのものに不満点はないのですが、KB-01の取扱説明書がWebで見つけることができませんでした。
(説明書はメーカーのサイトのサポートなどのページで見つかることが多いのですが…見つけることができず)
例えば「抽出量の固定方法はどうだったけ?」という場合にすぐにWebで見つかると助かります!
カフェ感のあるスタイル、より多くのタンク容量、ケトル代わりとしても使える「お湯だけ抽出機能」が欲しい場合には「BS300」をチョイスしましょう!
手軽にKEURIGを楽しみたいなら、まずはこの組み合わせ!
手軽にKEURIGを楽しむなら、今回紹介した最も低価格なマシンの「KB-01」を購入し、まずはアソートセットで試してみるのがオススメです。
(お得にスタートできるマシン代込みの定期購入という手もあるのですが、12カ月間以上の支払い継続が必要なためよほどの覚悟がないと厳しいかと)
▼ 今回紹介したマシンの「KB-01」
▼ お店の味が楽しめるアソートセット(コレ絶対楽しいです!)
二人で楽しむなら、アソートセット2箱セットがおすすめ。
そしてKEURIGが気に入ったら、定期購入を検討するとよいとでしょう!(浅煎りセット、深煎りのセットもあり)
KEURIGのKカップをまとめて沢山購入してしまうと、かなりかさばるため定期的に送ってもらう購入方法がおすすめなのです!(価格も安くなりますし!)
皆さまも、KEURIGでおいしいカフェタイムを楽しみましょう!