家にあるカセットテープを聴きたくなったので、ドウシシャによるサンスイブランドのBluetooth機能搭載ステレオラジオカセット SCR-B2 を購入しました。Bluetoothにも対応したハイブリッドなラジカセで80年代を彷彿させるレトロなデザインが魅力です!かなり気に入っているので紹介します。価格は8,000円代です。
このラジカセ SCR-B2は、2017年10月に発売されました。当時、各種メディアでも取り上げられていたので記憶している方も多いのではないでしょうか。
僕が使ってみて感じた点を中心に紹介します。
目次
まとめ
おすすめポイント
まずはSANSUI SCR-B2のオススメのポイントです。
- とにかくデザインがカワイイ!(やっぱりカラーはレッドがいい)
- とにかく軽い!(軽すぎて安定し難いという側面も)
- カセットが聞けて、録音もできる!
- Bluetoothスピーカーとして使える!
- ラジオが聞ける!
- 乾電池で長時間駆動が可能で、災害時に役立ちそう。
機能てんこ盛りのSCR-B2ですので、まぁホントにオススメポイントが多いです。とにかくデザインを気に入ったら買いです。
音質について
SANSUI SCR-B2の音質はすげぇいい!さすがサンスイ!という商品ではない、と僕は思いましたが、クリア感があり十分な実力は持っています。ラジオもクリアによく聞こえます。(感度も高そう)
久々にカセットテープをかけてみたわけですが、音質よりもカセットープの走行音が気になったり・・。
また、スピーカーとしてはホワイトノイズもあります。
なぜか、本体を触ると「プチっ」と小さなノイズが発せられる時があります。電源が弱いのかもしれません。
BASSの調整も可能ですが、MAXで使ってちょうど良いイメージです。(MAXで普通、という印象)
なんだかんだ言っても、結構好印象。というか、好きかも。
気になる点
SANSUI SCR-B2を使ってみて感じた気になる点も紹介しておきます。
- 間違えてRECボタンを押して上書きしてしまいそう・・。(カセットの仕様です)
- 曲のスキップができない。(カセットの仕様です)
- 早送りが今ひとつ早くない。(カセットの仕様です)
- オートリバース機能がない
お子様のいる家庭では、お子様が操作を理解せずに録音ボタンを押してしまう心配があります。しっかりとテープの爪を折って保護しておきましょう(笑)。
結論、結構おすすめです!
SANSUI SCR-B2は、ひさびさにカセットを聞きたいな!ラジオを聞きたいな!かわいいスピーカーが欲しいなぁ・・。という方におすすめです。
1万円を超えていると購入しにくい商品ですが、8,000円前後なので「気軽に楽しめるグッズだなぁ」と感じました。正直、このラジカセに1日遊んでもらっただけで代金の元を取ったような気になっています。(←おっさん的感覚)
Amazonのマーケットプレイスや楽天市場のショップで安いところがあるのですが、僕が購入したのはなんとロフトネットストア(追記←販売終了しました)です。
なぜかロフトネットストアでは「レトロデザインラジカセ」という名称で販売していて、SCR-B2 という型名を明記していません。ひょっとすると型番を明示しない、ネットストアだけでしか販売しない、というのが他社よりもディスカウントプライスで提供してもらう為の条件だったのかもしれません。
購入するならメジャーで安心感のあるショップのロフトネットストア(追記←販売終了しました)がおすすめです!
【追記】購入するなら アマゾンが安いです!(微妙にブルーの方がさらに安い!)
ラジカセ購入の経緯
いくつかのきっかけが重なって、ラジカセの購入に至りました。これまで引っ越す事が多く、テープは残してもカセットデッキは処分してしまったようです。
購入のきっかけの一つは、みうらじゅんフェス!に行って、自分の過去の所持物を懐かしく思ったり、展示されていたカセットをみて懐かしいと思った事がひとつ。
-
みうらじゅんフェス!@川崎に行ってきた。 #みうらじゅんフェス
『MJ’s FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958』に行ってきました。感想やグッズ情報もお伝えしますが、行く前に知っておいて欲しいことを中心にお伝えします!「みうらじゅん ...
もう一つは、スマホに入れているロフトアプリが「コトキジ」の更新を通知してきて、その内容が「レトロデザインラジカセ」の紹介だった事がひとつ。
さらにロフトアプリのスタンプが貯まっていて、10%オフのクーポンがあるので使いたかった、という理由もありました。(この時、店舗での商品取り扱いがない事に気づいていなかった)
これらが重なって、「うわーレトロデザインラジカセ欲しい!昔のカセットを聞きたいよぉ〜」という状態になってしまったのです。
渋谷のロフトに行って玉砕(店舗取り扱いなし?)
ロフトアプリのスタンプを貯めると、10%オフのクーポンが貰えるのです。このクーポンは、ロフトネットストアでは使えないので、渋谷のロフトに突撃しました!
全てのフロアをみて回ってレトロデザインラジカセを探したが、その姿が見当たらない。
あれだけロフトの「コトキジ」に買いてあって、置いていないはずはない・・。
勇気を出して店員さんに尋ねた。
僕「あ、あの、レトロデザインラジカセは・・・。(コトキジに載っていたからピントくるだろう)」
店員さん「ラジカセは取り扱っておりません」
僕「いや、その、ロフトのネットストアで・・」
店員さん「当店には置いていません」
僕「・・・(そんな筈はない!と思いつつ立ち去る)」
↓ よくよくコトキジを眺めると、「ご紹介した商品はネットストアで取扱いしています。」の文字が・・。これって、ネットストアだけって事なの???
他の記事を見ると「ご紹介した商品はロフト各店舗のほか、ネットストアでもお取り扱いしております。」という表記のバリエーションがある。だとすると「ロフト各店舗」と明示されていない場合には「店舗では取り扱っていない」という意味なのでしょう・・。
どーしても欲しかったので、ロフトネットストアでその日のうちに発注しました。
レトロデザインラジカセ サンスイ SCR-B2 仕様
SCR-B2の仕様について確認します。(ロフトネットストアのレトロデザインラジカセ商品ページから引用)
80’sテイストデザインが最新機能を搭載したアナログとデジタルの合体ラジカセ!
SDカード/USBメモリーのMP3再生やBluetooth接続でスマホの音楽も楽しめる多機能モデル!
ラジオ、SD/USBのMP3、Bluetooth接続した音源もカセットテープに録音できる!素材・原材料 (筐体)プラスチック
商品本体サイズ (約)幅31.7cm×奥行9.5cm×高さ11.5cm
(約)1.2kg(本体のみ)
原産国 ‐
使用電源 AC100V 50/60ZHz DC6V単1乾電池×4本
付属品 電源コード 取扱説明書 保証書あり・乾電池連続使用時間:
ラジオ受信時:約90時間
カセットテープ再生時:約50時間
USB/SC MP3再生時:約50時間
Bluetooth接続時:約75時間・定格出力:0.8W+0.8W
・USB端子:使用可能USB メモリー16GB以下
・SDスロットカード:使用可能SDカード SDHC16GB以下
・再生可能フォーマット:MP3・カセットデッキ部:ステレオ録音/再生 2ヘッド
セミオートメカタイプ・受信周波数:
FM:76.0-108.0MHz
AM:530-1629kHz・Bluetooth部:Ver.4.2(BLE)とVer.2.1+EDRに対応
対応プロファイル:A2DP、AVRCP
対応コーデック:SBC
原産国が記載されていませんが、中国製です。
"SDスロットカード"と記載されていますが、"SDカードスロット"の誤りでしょう。
Bluetooth において BLEという記載がありますが、Bluetooth Low Energy を使っているとは思えないので、ここも誤記かもしれません。
レトロデザインラジカセ SANSUI SCR-B2 をチェック
それでは、レトロデザインラジカセ SANSUI SCR-B2 をチェックしていきます!
実物の箱は、想像より小さくて軽いです。(そういえば、サイズを調べもせずに購入していたことに今更気付きました)パッケージには持ち手がついています。これなら持ち帰りでもなんとかなりそうです。(でも通販で購入した方が楽ですよ)
↓ 多機能をアピールしたパッケージです。
ボックスのフタを開けるとボタンやツマミが薄っすらと見えます。なんだかワクワクします!
ジャーン!
内容物はシンプルで、レトロデザインラジカセ SANSUI SCR-B2本体、電源コード、説明書だけでした。説明書の裏側が保証証になっているタイプです。
本体正面にはカセットデッキを挟む形でのステレオスピーカーの配置がカッコイイ!カセットの上部にはラジオの選局用周波数表示があります。
そういえば、今時の子どもたちはラジオの選局もなかなか行う機会がないでしょうね。
デッキ部をガチャリと開けてみます。「ガチャ!」という勢いのある開き方ではなく、「スーーッ」とゆっくり開きます。
磁気ヘッドは上側についているので清掃しにくいですね。
↓そういえば、クリーナーには湿式と乾式がありましたね!
注意!
デッキ部からでできた一枚の紙。
「長年使用されていない、長時間使用されたカセットテープはご使用にならないでください」
・・いや、古いテープを聞きたくて購入したのだが・・。まあ、保証対象外となるし、テープがダメージを受けることは覚悟しておきましょう。
内蔵マイクはモノラルで右側に配置されています。
上面にはツマミ、ボタンが並ぶ
本体上面には操作部材が並んでいます。
操作部材が多くてなかなか良いのですが、残念なのは操作部材の全てがブラックなので、どれがどのボタンなのか少しわかりにくいところ。刻印もあるのですが判別しにくい。
レバーでの機能切り替えが良い
ラジオ、テープ、Bluetooth/SDカード/USBメモリーのどれにするかは、レバーで切り替えます。(↓FUNCTION で切り替える)
Bluetooth/SDカード/USBメモリーモードの場合には、カセットとは別のボタンで再生や送り戻しの操作が可能です。
ラジオのチューニングもダイヤル式です。
そしてメインのボリュームノブ。例えばBluetoothからラジオに変える等の場合には音量に注意しないと大音量になってしまう場合があるので要注意。モード切り替えの前にボリュームをゼロにしておいた方が安全です。
Bluetooth/SDカード/USBメモリーモードで動作中の場合には、青いLEDが点滅します。
また、ロッドアンテナとキャリングハンドルもあり、昔懐かしいハンドルを立てた時にアンテナに当たってしまう現象を再現出来ます!
電池駆動でアウトドアでも使用可能
背面には大きな出っ張りがあります。
この膨らみは、まさかとは思っていましたが、電池室です。しかも、単1電池を4個使用です。電池を装填するとかなりの重量になるはずです。
何とか魔改造でもしてモバイルバッテリーなどで給電できるようにしたいところだ。電池4本で6Vが電源だと推測されるため難しいか・・・。しかし、電池駆動の場合にはラジオ利用で90時間再生できるというスペックで、災害時には有用な情報源として期待できます!
型番はSCR-B2で、MADE IN CHINA です。
背面には電源コードの端子が用意されています。普通に考えればACアダプターにしそうな部分だが、一体化することでコストダウンにつなげているのかもしれません。
電源コードを接続するとコードのモールド部分が背面からかなり飛び出します。その為、壁にぴったりとつけるような設置ができないのは残念です。
↓ 側面からみたスタイルも素敵です。
↓ 右サイドには"PHONE"と書かれた端子があります。僕はてっきりスマホでも接続するのかと思いましたが、ステレオイヤホンの接続端子でした。(PHONE=電話だと思ってしまいました)
底面は滑りやすい
↓ 底面には大きな特徴はありません。滑り止めのラバーなどはついておらず、二本の突起があります。そのためかテーブルに置いた時に、電源ケーブルが引っ張られると本体も動いてしまいます。裏にはゴム足のようなものを自分でつけた方がいいかもしれません。
仕上げにはもう少しだけ丁寧さが欲しい
本体は全体的にプラスチック感が強いです。また、仕上げ自体も丁寧ではないところもあります。
でもそれがいいのです。
なんだかんだ行っても、この縦横比のフォルムは安定感があって大好きです。
レトロデザインラジカセ SANSUI SCR-B2 まとめ
冒頭でおすすめポイントや音質などについて書いてしまったのですが・・・。
このレトロデザインラジカセ SANSUI SCR-B2は「カセットテープをもう一度楽しんでみたい」という層と「カセットってなに!?かわいい!」という層の両方が、機能だけでなくデザインも含めて楽しめる素晴らしい製品だと思います。
もっとラジカセとして真面目なモノを!の場合には、↓このようなCDも聞けて、リモコンもついて、スピーカーも3Wx2(SCR-B2は0.8Wx2です)なのに価格が変わらない商品もあります。(Bluetoothには非対応)どちらが欲しいか!?という話になりますね。
アマゾンでのレビューもなかなかの高評価
レトロデザインラジカセ SANSUI SCR-B2はアマゾンで結構安く入手可能です。(アマゾンが販売ではなくマーケットプレイスでの販売です)
しかも本体色ブルーの方がさらに安い。
ニッチな商品なためかレビュー数は少ないのですが、最低点で3であり評価が高いです。塗装に傷が・・という方も複数名確認できましたがそれでも1などの低い点をつける方はおられません。
みなさん暖かい目でみている、という感じでしょうか。
購入先について
この レトロデザインラジカセ SANSUI SCR-B2 は何故か 価格.com にエントリーされておらず口コミ、価格情報が入手しづらい状況です。
どこで購入するかも含めて、モノと音楽を楽しんで行きましょう!