2017年11月にミステリーランチ 3-ウェイ ブラック(米国正式名称:3 WAY BRIEFCASE EXPANDABLE)を購入し、使い始めてから約3.5ヶ月が経過しました。当初は「ちょっとイマイチだなぁ」と思っていましたが、今や生活に欠かせないバディ(笑)となってしまいました。ミステリーランチ 3-ウェイ は通勤用として使っているのですが、非常に使いやすい為「休日もこれで出かけたい!」と思ってしまうほどです。
多くの方にとっては、細かい話はどうでもいいと思いますので、3.5ヶ月使って感じたことを紹介して行きます!(結局、細かい話になっていますが・・)
*今回掲載した写真の大部分は新品購入時のモノです。
「ミステリーランチ 3-ウェイ ブラック」の正直な感想。だが、それがイイ!
ミステリーランチ スリーウェイブリーフケース は、ミステリーランチの中で唯一ともいえるビジネスバッグです。
英語ではありますが、ミステリーランチ公式の紹介動画ありますので、お時間のある方は↓こちらをご確認ください。
「ミステリーランチ スリーウェイブリーフケース」は、
- 一般的なブリーフとしての手提げ
- 取り外し可能なショルダーストラップによる肩掛け
- 格納可能なバックストラップを使ってのリュックスタイル
という三つの使い方ができます。(だから3-WAYです)
「ミステリーランチ スリーウェイブリーフケース」には以下の特徴があります。
- メインコンパートメント内部のオーガナイザーで小物をすっきり収納
- 15インチまで対応するPCスリーブ
- ジッパーの開閉により容量調整可能(拡張時には容量が5Lアップ)
- バックパックストラップは背面に格納
- 取り外し可能なショルダーストラップ
15インチのPCが収まり、エクスパンダブルも可能。バッグとして、非常に良くできています。22Lの容量も生かして日帰り+アルファの出張もこなすことが可能です。
マテリアル | 500D CORDURA® fabric YKK® zipper |
重量 | 1.2kg |
容量 | 22L |
3辺サイズ | 43x30.5x25cm (拡張時: 43x30.5x32cm) |
「ミステリーランチ スリーウェイブリーフケース」は、オフィスが集まる品川駅周辺でも見かける機会が多くなってきています。
500Dコーデュラナイロンの素材感は、カジュアルさも感じる。
「ミステリーランチ スリーウェイブリーフケース」はTUMIのバリスティックナイロンのようなやや重めのイメージでもなく、500Dコーデュラナイロンにより、アウトドアバックパックブランドらしさとややカジュアルな印象を醸し出している絶妙なバランス感覚を持つブリーフケースです。
このちょうどよさが「休日も使ってしまおうかな・・」とも思わせてしまう原因でもあります。(実際に使うことも多々あります!)
今の時代のスリーウェイブリーフケースという印象です。
ビジネスバッグとして使いやすく、実用的なミステリーランチのスリーウェイだが、もし格調高い場であると、もう少し装飾されたバッグの方がその場にフィットする場合もあると正直に思う。
(幸い僕の場合には、そのような拡張高い場というのに呼ばれることはないので問題ないのですが・・)
コーデュラナイロンそのものが若干安っぽいのか?というと、そうでもないようです。マッキントッシュ・フィロソフィーもコーデュラナイロンであすが印象としてはなかなか上品なモノがあります。これはマッキントッシュ・フィロソフィーのバッグには 1260D が使われている為ではないかと考えています。
また、ミステリーランチ スリーウェイブリーフケースには装飾的な処理はあまりされていません。まさに実用的なバッグ!
例えば持ち手。
常に手に触れる部分であり、重要なパーツ。
少し手の込んだバッグであれば革をあしらう部分だが、ミステリーランチ スリーウェイブリーフケースのそれは、ミステリーランチの他のバックパック同様にナイロンむき出しだ。
もちろん手に持った時にじんわり柔らかい革も嬉しいが、持ち手は常に肌が触れ、最も劣化しがちな部分。このバッグには、この処理でいいのだろうなぁと思う。
僕は「さすがに本格ビジネスバッグと比較すると、少し安っぽいなぁ」と思いながら使っていますが、この印象はオヤジ世代が持つ特有のモノで、若者は別の印象を持つかもしれません。
若い世代にとっては、気取りのないブリーフケースとして、丁度良い存在感なのかもしれません。
後輩には「パイセン!Mystery Ranch なんて、カッケーすね」と思われるかもしれない。
地元の企業の社長には「チミ、革のもっとイイバッグにしなよ」などと言われながらも、カワイイ奴だな~、と思ってくれるかもしれない。
いや、そもそも僕がバッグにコダワリすぎているだけで、他の人は他人が持つバッグなんて気にしていないかもしれません・・。
バッグにこだわりを持ったTUMIのユーザーからは「安っぽい!」と思われるでしょう。
でも、そちらの自慢のTUMIは、ひょっとするとメンテするにも費用がかかるため、持ち手やショルダーストラップはボロボロのままかもしれません。
どちらが安っぽいかは・・個人の感覚ですね。
使う場面にもよりますが、ミステリーランチ 3-ウェイ を購入するなら、ブラックではなく「ギャラクシー」のカラーをチョイスしても良いかもしれません。
ショルダーストラップにはパッドがなく緊急用。
ミステリーランチ 3-ウェイには肩掛け用のショルダーストラップが付属しています。
このショルダーストラップがかなり微妙な存在です。僕はバッグの中に常駐させてはいるのですが使った事がありません。
このショルダーストラップ、長さは調整できるのですが、肩に優しく当てる様なショルダーパッドがありません。
僕の使い方の場合には、普段はリュックで仕方が無い時には手持ち という使い方です。
客先などの訪問が多い方の場合にはショルダーストラップでの肩掛けがメインで、リュックにする事がマレなのかもしれません。
ミステリーランチ 3-ウェイのショルダーストラップのイイところは、シンプルであるがゆえに非常に軽量であるところです。
僕は使わないショルダーストラップをバックの中に常時入れています。これはストラップがシンプルで軽く、持ち運んでも全く苦ではない為です。
金具類もゴージャスに見えるような光モノではありませんが、軽量でありながらも素材にこだわり強度が確保されている印象です。
もし、TUMIのAlphaのような金具がしっかりしたショルダーストラップだとすると「使わないのに重い」という事になります。商品のパッケージとしては優れていると思います。
バックパックストラップは十分なクッション性を持つ!
バックパックストラップは、リュックとして使う場合に満足のいく出来です。
肩に当たる部分のパッドの厚みも十分でしっかりしています。
ストラップの長さも、いつものミステリーランチと同じでワンタッチで調整できます。
ストラップの格納は、バックパックストラップ途中のバックルからストラップを分断し、バッグ背面の隙間に「するする」と格納します。
このストラップのおかげなのか、重いPCを入れても背負ってみるとあまり重くない印象なのが不思議です。
ミステリーランチ スリーウェイブリーフ は、バックパックとしてもなかなかのバッグだと思います。
フロントのリップジップポケットがムッチャ開けやすい!
今回のアップデートでフロントのリップジップポケットのバックルが変更され、マグネットタイプになりました。
実はこのマグネットタイプのバックルを試したくて、今回のミステリーランチ 3-ウェイ ブリーフを購入しました。
マグネットによるバックルのロックは、ギミックとしても楽しいです。100%一発でロックされるわけでもなくのですが、ピシッと決まった時には爽快感すら覚えてしまいます!
面倒なのは、リップジップポケットを閉める時にバックルのロックにプラスして二箇所のファスナーを閉めなければならない点でしょう。
当初、この二箇所のファスナーが閉めにくいと感じていましたが、今では一連の操作として手馴れてしまいました。
ただし少しコツがあります。
持ち手を持った状態ではフロント部分が引っ張られていてしまっていて、下までファスナーを閉められない事があります。そこだけ気を付ければ大丈夫です。
このリップジップポケットを開けるのは一瞬で、バックルのアンロックも含めて「ビヤッ」と開けられるのです。
どの程度「ビヤッ」と開けられるかというと、下の動画を見てください。(1:55 あたりからでしょうか。僕が作った動画です)
バックルを開ける動作により、両サイドのファスナーが同時に開くのです。
これはまさにミステリーランチのスリージップと同じ思想です!
使いやすいですよ!!
バックルとしては、FIDLOCK社のV-Buckleを使っている様です。
エクスパンダブルなのはエライ!
ミステリーランチ 3-ウェイは容量の拡張が可能なエクスパンダブル。これがまた便利なのです。
エクスパンダブルなバッグは、
「今日はいつもより少し荷物が多い・・」場合や、
「大阪に出張に行った帰りにお土産を買ったら荷物がちょっと増えちゃって」という場合に助かります。
エクスパンダブル用のファスナーをぐるりと開くとマチが広がります。これで5リットル程容量が拡張されるのです。
行きに書類でパンパンだったバッグでも帰りに拡張することで関西のお土産である「面白い恋人」や「おたべ」をバッグに入れて持ち帰る事ができるでしょう。
エクスパンダブルになると、その分の生地が増え、拡張用のファスナーも必要になるため重量が重くなりがちです。
しかし、ミステリーランチ 3-ウェイは500Dのコーデュラナイロンであり生地も軽く、ファスナーも金属ではないためさほど重量は重くない。
「容量があるのに重くない」は正義です。
守るところは守る。
ミステリーランチ 3-ウェイは、背面、メインコンパートメントとPC用コンパートメントとの間、そしてPC用コンパートメント周囲の下半分の三箇所に保護材が入っています。(=PC用コンパートメントのほとんど、が保護材に囲まれている)
このクッションのような、ガードのような素材によって、PCを保護するとともにバッグとしての型が崩れにくくなっています。
バッグとしての生地は薄いが、守るところは守る。という意志を感じます。
また、ある程度荷物を入れていればブリーフケースとして自立できるところもいいですね。(ただし、クニャっと寄りかかり気味です)
縦持ち用の持ち手はありません。なくても問題ありません。
「あれ?無いの?ありえねぇー!」と思ったが縦持ち用の持ち手です。
ほとんどのスリーウェイバッグには付いていると思われるパーツです。
リュック状態からおろし、手に持つ時には縦の状態で手に下げたい。そう思っていました。
当初は縦持ち用の持ち手がない事がとてもストレスだったのですが、しばらくしたら見事に気にならなくなりました。
結局、実際にはさほど必要なモノではなかったという事だと思っています。
バッグ内部が色々と工夫されている
ミステリーランチ スリーウェイブリーフ の内部は、色々な工夫が施されていおり、バッグ内を整理出来る人には便利かもしれません。(僕は整理出来ない派なので・・)
リッブジップポケット
リップジップポケット(フロントポケット)には、お財布やスマホが入るポケット、ペン差し、そしてメッシュポケットがあります。
僕の場合には、バッグの中で最も開け閉めしやすいこのリップジップポケットに大切なお財布や会社のネックストラップ(IDカード)を入れています。スリにあってしまいそうですが、今の所大丈夫です。
メインコンパートメント
前側の気室には大きな仕切りポケットの他に、PC用コンパートメント側の壁にも複数のポケットが用意されています。
例えば ↓ この様にポケットを利用して、iPad(9.7インチ)や iPhone をバッグの中に整理する事ができます。
PC用コンパートメント
PC用コンパートメントには、↓体に当たる側(外側)にパッドが入っていて、さらに薄いポケットも用意されている。このポケットには iPad のようなタブレットの格納が想定されている。
このコンパートメントには、15インチのMacBook Pro が余裕で格納できます!
さらに内側の壁にはポケットがあれます。ポケットにはPCのACアダプターやモバイルバッテリーなどの小物を整理して入れることもできます。
【結論】使い勝手のよい実用的なスリーウェイバッグ!もう手放せない!
うまく伝えられるかはわかりませんが、ミステリーランチ スリーウェイブリーフ はむちゃくちゃ使いやすいバッグです。
残念ながらビジネスバッグとして考えると、威張れるような高級感はありません。
見た目重視であれば別のバッグを選んだ方がいいです。
その点(本来求めるべきではないポイント)を除き、
「仕事や通学で荷物を運ぶツール」として考えるとミステリーランチ スリーウェイブリーフは 最強のバッグなのです。
正に、Mystery Ranch が掲げているステートメント、Built For The Mission に基づいて設計されているのです。
「便利なバッグ」の場合、正直カッコ悪くなりがちなのです。
例えば「すぐに必要なものを取り出せる様に、外にジッパー付きのポケットを沢山用意しました。」というようなバッグです。
その様なバッグが必要で、それが便利な方もおられるでしょう。
ミステリーランチ スリーウェイ はデザインされた使いやすさが意識されていると思います。
「ブリーフ」というカテゴリーの中で、デザインと使いやすさ、そして価格をうまくバランスして仕上げられたバッグなのです。
「デザイン」についてはひょっとすると好みではない方もおられるかもしれません。僕はこのデザインが好きです。
使いやすさについて
「ミステリーランチ スリーウェイブリーフ」の「使いやすさ」について今一度整理します。
ポイント
- 軽量である(持った感じがとても軽い)
- スリーウェイである(手持ち、肩がけ、リュックで使える)
- マグネットバックルで開けやすいフロントポケット
- PC用コンパートメント(15インチも余裕で格納。パッドも入っている)
- 豊富な内部ポケット(荷物を整理できる)
- バックパックストラップは背面にスッキリしまえる
- 軽量だが強度が確保されたショルダーストラップ
- 5Lの容量拡張可能(エクスパンダブル)
若干使いにくいのは、フロントポケットを閉めるときにファスナーを二箇所閉めなければならない所ぐらいです。
価格について
価格は 21,000円(税抜)です。米国価格は $150 で内外価格差はあるものの、目くじらを立てる程ではありません。
他社のスリーウェイをチェックしてみます。
例えば、ブリーフィングのスリーウェイであれば・・3万円後半です。
モノとして全くチェック出来ていないので出来栄えはわかりませんが、MA-1等で有名なアルファ インダストリーズ のスリーウェイの価格は安いです。
この他にも ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング が取り扱っているキレイ目っぽいスリーウェイも販売されています。
バッグなので、安いモノから高いモノまで幅がありますが、この価格傾向・モノとしての作り・ブランド感から考えると ミステリーランチ スリーウェイブリーフ の価格は決して高くなさそうです。
(僕は「安いなぁ!ホントコスパ最強!」と思っているのですが、感覚は人それぞれでしょう・・・)
ミステリーランチは、モデルチェンジ、廃番色とならなければ安く購入できない傾向にあります。
オススメの購入方法は、輸入代理店である エイアンドエフのYahoo!店 での購入です。ここで購入すれば、確実に国内正規品であり、商品に問題があった場合にもしっかりと対応してくれるでしょう。(あと・・リアル店舗も営業している小さなお店だと店頭に並べられていた商品が送られて来る可能性が高そうです。エイアンドエフが必ず倉庫の未開封品を送ってくれる訳でもないでしょうが、キレイな商品を送ってくれる可能性が高いです)
また、Yahoo!ショッピング であれば Tポイントが貯まります。結構な頻度でポイントアップキャンペーンをやっていたり、ソフトバンクユーザーが優遇されたり、クーポンがあったり、と人やタイミングで還元率が変わります。
購入前に何%のポイントがつくかをチェックするのがオススメです。(キャンペーンによらず欲しい時に買うのが一番だと思います。用途が限られた期間限定ポイントがつくと、それを消化するために余計な買い物してしまう傾向があります!)
↓ ブラック
↓ ギャラクシー
↓ コヨーテ(これが意外と良い)
↓ 1000D シャドー。素材感が良いのかもしれません。(未確認です)
並行輸入品が安い!
検索していると「ミステリーランチ スリーウェイ」の並行輸入品が非常に安い事がわかりました。
保証の問題はありますが、コスト優先で並行輸入品を購入するのもアリです。
実は過去に、ミステリーランチの並行輸入品を購入し満足した経験がありました。
Mystery Ranch インベーダー(並行輸入品)が届きました!写真で詳しくレポートします。
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【レビュー】Mystery Ranch インベーダー(並行輸入品)が届きました!写真で詳しくレポートします。
Amazon で Mystery Ranch の並行輸入品が販売されていました。(Amazonが販売、発送)興味があったこともあって購入しましたのでレポートします!今回購入したのはインベーダーです。ス ...
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↓ アマゾンでも並行輸入品が販売されています。
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