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ガンダム展に行って、感動して涙を流したおっさんの話。

2015年7月24日

「機動戦士ガンダム展」に行ってきました。この「機動戦士ガンダム展」、英語で言うと「The Art of Gundam」です。ここの ”ART" が入っている事が結構重要です。

ガンダム展チラシとチケット

子どもの頃にファーストガンダムの本放送をリアルタイムで見て、おかげでアニメージュ等のアニメ雑誌を買うような重度のアニメオタクになってしまった僕。映画公開の時には、徹夜で並ぶ程好きになっていました。

当時、関西在住だった僕は、「東京に行って、俺もアニメーターになりたい!!」と思っていました。

結局は大学に行って、会社に入社して、結婚して子どもも出来て・・と、いわゆるサラリーマン人生を歩んでいます。アニメーターになりたいと思っていたのですが、それほど絵がうまいわけでも無かったので(オイオイ)、まぁ、アニメーターにならず、サラリーマン人生でよかったのかなぁ?と思っています。

その代わりに、生み出すモノが欲しくなっちゃってブログをやっていたりするのですが・・。

さて、六本木 森アーツセンターギャラリー で開催されている「機動戦士ガンダム展」に行ってきました。

休暇をいただいて平日に行ってきました!

会場内は基本的に撮影禁止だったため、写真少なめのレポートとなります。(2015/9/21 追記。余りにも感動したので、もう一度ガンダム展に行きました。別記事にて、まとめています。リンクは本記事最後の方で紹介しています)

この「機動戦士ガンダム展」は、昨年大阪で開催されたものが、東京でも一年後に開催されたという位置づけです。内容はほとんど昨年の大阪開催での「機動戦士ガンダム展」と変わりがないそうです。(実際には大阪に行っていないのでわかりません)

場所は六本木ヒルズ!

機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM は、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーです。

六本木ヒルズ ドラえもん

テレビ朝日のイベントのせいでしょうか、ドラえもんが大量に展示されています!

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「わーい、ガンダム!ガンダム!」と、歩いて行きま〜す。

六本木ヒルズ 入り口

この階段で上に登って、橋を渡り、チケットを購入してエレベーターで森タワーの62Fへ〜。
エレベーターの中で一緒になる方たちが皆ガンダム展に向かっているわけではありません。多くの方は展望台へいくようです。
そして、機動戦士ガンダム展会場へ〜。

ガンダム展 看板

ここからは、機動戦士ガンダム展の注意点や見所についてレポートします!

注意1:前売り券はもう手に入らない

前売り券は、開催されてからでもコンビニで買えるかなぁと勝手に思っていたのですが、前売り券は前売りのみ。

渋谷のチケットショップにガンダム展のチケットについて問い合わせてみました。
「あぁ、ガンダム?えーっと、1800円です」とのことです。まぁ、当日券の2000円よりも安いのですが、わざわざ買って行くほどではないと思いました。(電車代とか良く考えて判断を)

行くまでに日にちがあれば、ヤフオクでチケットを購入という手がよさそうです(相場は1200〜1500円?)
ヤフオクで買ってもう一度行こうかな・・。

アフター6の券も1500円で購入できるようですが(インターネットで事前等であり、現地での購入は不可)、安いので人が多い、かつ濃い人が多そう、終了までに2時間 となると、割引分と引き換えに自由度が減るので、良く考えた方がいいでしょう。夜にしか行けない人ならば、アフター6のチケットを購入して行った方がいいですね。

僕は会場のチケットブースで当日券を買いました。しかしまぁ当日券は味気ないデザインですねぇ。(ガンダムっぽさを期待していました)これは残念です。
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注意2:ガンダム展へは、大人だけで行くべし

この機動戦士ガンダム展に子どもを連れて行きました。子どもといっても中学生の男子ですのでそれほど文句は言いませんでしたが、「よかった〜」とも言ってくれません。

展示内容が、絵コンテ、原稿、原画、美術ボード、設定資料中心ですので、リアルなファーストガンダム世代でないと楽しめないと思いました。子どもを同伴するのであれば、「つまんないかもよ〜」とあらかじめアナウンスが必要な内容です。美術展と同じイメージです。まぁ、英語のタイトルが「THE ART OF GUNDAM」ですから、その通りの内容です。

注意3:音声ガイドのレンタルするチャンスは入場直後のみ

ガンダム展の入り口で、チケットにスタンプを押してもらって入場です。「パンフレット(だったかな?説明冊子と言われたかも)を一冊お取りください」と言われます。いただいた冊子には、初代ガンダムの簡単な説明と、その後のガンダムシリーズの紹介が描かれているだけであまり意味のある冊子では無いです。もっと会場内の説明があった方がよかったかと思います。

その冊子置き場の反対側に音声ガイドのレンタル場があります。

僕は結局レンタルしなかったのですが、音声ガイドも展示会の楽しみの一つですね。しかも、声優別に3種類用意され。毎日、先着10名には、シャア専用のモノが借りられるそうで・・。会場内では、みなさん楽しそうに音声ガイドを聞いていましたよ。ホント、途中でも借りに戻りたかった・・・。税込 520円ですが、「この価格も含めて入場料」と考えて借りた方が後悔が無いと思います!声優さん別ですが、僕はミライさんの声を聞いてほっこりとしたいところです。
オープニングシアターへの入場待ちまでの間が借りるチャンスです。二人で行くなら相方を並ばせておいて、借りて合流するのがいいのではないでしょうか。

注意4:「オープニングシアター 大気圏突入」 に突入する前の場所取りが重要

オープニングシアター 大気圏突入 は、まるでホワイトベースの艦橋にいるかのような映像体験ができます。シアター内では、前方に用意されている椅子(単なるボックス状のモノですが)の中央がオススメです!なぜなら、最も画面に近く、左右均等に視界が広がっていますので、最も臨場感が高いためです!

さて、この前方中央を陣取るにはどうするのがいいかというと、入場前に積極的に場所取りをすることです。入場口には約4名程度並列に並ぶことができますが、入場口(おねえさん)に向かって右側に陣取るのがいいでしょう。なぜなら、右側が画面正面のためです。入場開始後、スタートダッシュを決めて、場内前方中央のベストな席をゲットしてください!(ただし、後ろのブライトさんが見えなくなりますよ)

シアター入場前に並んでいる時に、全ての音声が丸聞こえなのが残念ですね。

具体的な映像は、CGのガンダム、あまり動きのないミライさん、セイラさん、そして後方にブライトさん という配置で、それほど楽しいモノでもありません。が!正直、おじさんは、ちょっとホワイトベースに乗っているような気になりました!
まずは、ここでうっすらと涙がでてしました。

ミライさんとセイラさんは絵が安彦良和じゃない、しゃべらない間は棒立ち(静止)というのが残念(微妙に動いて欲しい)でしたが、ホワイトベースからみるモビルスーツの移動等はちょっと臨場感があってよかったなぁ・・。

オープニングシアター以降は、淡々と資料が並ぶ。安彦良和の繊細な描画に涙!

オープニングシアター以降は、初期の企画段階からの資料、キャラクターの設定、メカの原案、中村光毅の美術ボード、安彦良和の原画と続いて行きます。当時、設定資料(確か1200円)を雑誌アニメックだったかに掲載されていたアニメショップの通販で購入した記憶のある僕からすると、その設定資料の原画が未だに存在する事に驚きましたが、さらに驚くのが、その線の細やかさ!鉛筆ってすげぇええええ!!!

設定資料だと、印刷の為に単純な白黒(線画)での表現になるのですが、その原画はすごいですよ!いや、すごい!としか言えないのですが、そうか、これ、鉛筆で書いているのかよぉ!!!なんて、意味不明な当たり前な事をぶつぶつと言ってしまいました・・。すげーなすげーな、安彦良和!さすが、俺の師匠!!(勝手に決めた)

原画も見て思ったのは、プロダクトとしてのアニメーションがいかに細かな描画をスポイルしてしまっていたのかを実感します。いかに原画の時点で(ラフさもありますが)鉛筆で細やかに描いていても、動画にする時点で線画にならざるを得ない。アナログをビット数の少ないデジタルに変換するため(二値化ですね)、そりゃぁ情報量は極端に減るワケですが・・ここまで違うとは・・。俺たちが今まで見ていたのはアニメとは何だったのか・・?

最終製品であるフィルムでは大きく違うし、アニメ雑誌や雑誌等の印刷物でも感じられない細やかさを安彦良和の原画は持っています。興奮して書いてしまえば、この原画は過去のディズニーアニメの原画以上の価値があると感じました。

展示では、アニメの原画の他に、ポスター等のイラストレーションの原画も展示されています。
初めて買ったガンダムのレコード、”戦場で” のジャケットの原画、ホント感動しました!何度も眺めてた画像の原画を見られるなんて・・本当に感動です!

さらに、めぐりあい宇宙 のサントラ盤のジャケット原画!これもよかった!!

その他劇場版ポスター等の原画も多数!ホントすごいわ!安彦良和!正直、ここでは本当に涙が出ました!
ありがとう!「機動戦士ガンダム展」!

本来ならば、この機動戦士ガンダム展に行く前に、以前開催されていたアニメーター安彦良和展に行っておくべきでした。そちら展示の方が安彦良和の原画のすごさをより堪能できたかもしれません。

(開催当時、安彦良和の講演会とか狙いすぎて結局行けなかったんですよね〜)

「機動戦士ガンダム展」における安彦良和の原画の辺りは、非常に混雑しています。ここが本当にポイントですので、じっくりと鑑賞しましょう!ホント、混雑していますよ〜。

なによりも、安彦良和の原画で見るセイラさんの美しさに感動する!セイラさんファンは絶対に見に行くべき!

このまま、永久にすげー、すげーと言い続けてしまいそうですが、ホント安彦良和の原画には感動しました

中でも、セイラさんの美しい事!!これはスゴイ!
やはり、安彦良和の繊細なタッチで描かれるセイラさんはスゴイですよ。セイラさんファンは絶対に足を運ぶべきですね。

個人的には、めぐりあい宇宙編の、セイラさんのあのシーンの原画が見たかったのですが・・。

実物大頭部モデル!これはカッコいい!

撮影可能コーナーでは、大河原邦夫のイラスト、各種ジオラマと共にガンダムの実物大の頭部が展示されています。
撮影可能なコーナーの全体↓
ガンダム展内部

↓ ところどころに名セリフが書かれています。

serifu

そうです、頭部と言ってもメインカメラがやられただけなのです。
_gundam_Head

なんだかんだ言って、↓この最後のナレーションにジーンと来ますね。
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(安彦良和の原画に痺れた僕の個人的な意見)物販コーナーの注目は複製原画

一通りの展示を見た後は物販コーナーです。

ここまでの展示で、安彦良和の原画に痺れている僕が欲しくなるものは!やはり複製原画でしょう!

複製原画(安彦良和のサイン入り!) が 25,000円または30,000円で売っています。
ガンダム(二種)、アムロ、シャア、アムロ&シャア、ザク とありますが、既にシャアは完売!!
もう、金額なんてどうでもいいので、欲しいなぁと思いましたが・・子どもを同行している都合もあり、断念。

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何より、セイラさんがいない!あれば、即買いで部屋に飾ったのに!!
複製原画も一つだと絵にならないので、複数購入した方がよさそうですね〜。

会場限定のガンプラも多数ありましたが、僕はプラモデルに興味が無いためスルーです。

仕方がない、複製原画は買わずにミニ原画集を切り取って額に入れるか・・?

複製原画が買えなかったので・・。
そういえば ガンダムエース 2013年7月号には、ガンダムの原画集(ミニ)がついていたんですよね・・。
これを切り取って、額に入れれば複製原画風になるかなぁ・・。

でも、やっぱり印刷物はちょっと違うんだよなぁ・・。
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2015/09/21 追記 ↑ これ、後日談があります。(東京ってところはチャンスがあってスゴイですね!)
安彦良和 講演会 漫画で描く歴史vol.2~古代から現代まで~ に参加して、サインを頂いてきた!

結論:君は、機動戦士ガンダム展に行くべきか?

個人的には興味のある人には、是非行ってもらいたい展示会です。
ただし、ディズニーランドやユニバーサルスタジオのようなアトラクション性を期待すると失敗します。
これは、初代ガンタムに関する資料の展示です。「THE ART OF GUNDAM」という英語名の通り、絵ばかりと思って間違いないです。

正直、制作の資料だけではなく、社会現象と呼ばれたような内容にもスポットをあてて貰いたかったとは思います。
この辺りについては、下の「ガンダムを創った男たち。」が非常に参考になりますし、みなさん懐かしいと思います。
ここで語られたような制作現場の流れ、社会現象も取り上げてもらいたかったな〜。



↑安彦良和ファンの方には少し抵抗のある図柄かと思いますが、この本は結構読めますよ!

↓??? ドム??? ドムを創った男たち というマンガもあるようで・・。

ガンダム展のメインは、「安彦良和の原画」であると僕は思いますが、資料を見て思うところは個々人それぞれだと思います。
あなたは、何を感じて、何を思い出して、何を知って会場を後にするでしょうか?

是非、思いのある方は、見に行ってください

35年経過して、僕が思った「ガンダム大地に立つ!!」の意味

これは、個人的に今回の展示を見て思ったことです。
第一話のタイトルは、「ガンダム大地に立つ!!」ですが、なんともまぁ、かっこの悪いタイトルですよね。
主題歌も「立ちあがぁ〜れ」ですので、立つところには意味がありそうですが、今回の展覧会を見ている中で、「大地って言っても、しょせんはスペースコロニーの内壁であって、本当は大地じゃないじゃん」という事に今さらながら気づきました。スペースコロニーは第二の故郷になっていて、この内壁が大地というしかないんですね。何とも皮肉なタイトルだということに気づきました。(そこまでの意味はないかもしれませんが)

もう一つ興味を持ったのは企画段階で「ガンボイ」または「永遠のアムロ」というタイトルを考えていたようですが、この「永遠のアムロ」にどのような意味があるのでしょうね?エンディングは「永遠にアムロ」なのですが、何故ここまで”永遠”にこだわるのか・・?どなたか教えていただけませんか??

と、いうように、みなさんもガンダム展で何か思うところが出てくるかもしれませんね!
とにかく、僕は安彦良和の原画に涙しましたよ!!

2015/9/5 追記
もう一度、ガンダム展に行ってきました! ガンダム展@東京六本木、再び。そして再び涙。音声ガイドはミライさん推し。



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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