安彦良和先生の特別講演会「漫画で描く歴史~古代から現代まで~」 に行ってきました。
この講演会のポイントは、安彦良和先生のお話しが聞けて、サインが貰える事!
参加費が3,888円で、若干高いかな・・・?
今回の講演会の開催を知ったのが開催前日の9月12日でした。
行くかどうか悩みましたが、直前に知ったのも何かの縁!と思い参加することにしました!
目次
昨年 6月8日開催(前回)の講演会の情報を集めた!
昨年6月8日にも同じような内容での講演会が開催されており、その時のブログ等を拝見すると・・何と写真も撮れるようです・・。(前回は参加者150名程度?)
ガンダム蔵書 分家:安彦良和先生の講演会に行ってきたぁ
日々ガンダム:安彦良和 特別講演会『漫画で描く歴史 ~古代から現代まで~』
日々ガンダムさんの安彦良和先生とのツーショット写真はかなりうらやましい!
みなさんサインの為に持って行かれる本は、やはり・・
この安彦良和アニメーション原画集、かなり重いのですが・・。僕も持って行きました!
講演会内容は・・・。中国・韓国・日本の歴史について深〜い話で、あっという間の90分。
正直、歴史とか興味がないタイプなのですが、安彦先生の語りが良くて、こんな僕でもかなり楽しめました!
参加者は、約90名(80人強だと思います)。多いのかどうかは良くわかりませんが、教室一杯に人がつまっていました。この人数の中で、通常のNHKカルチャーの講座として受けられている方もおられます。(講演会終了後、サインをもらわず帰られた方がそれに該当するかと思います。約10名弱)
椅子、机が若干小さく、僕も含めたモノ持ちのおたく(失礼!)の方には若干手狭な感じでした。
安彦先生は、中国・韓国・日本について自身の思いを述べられ、かつ人物についても好き・嫌いをはっきりと述べられます。(きわどい発言も多いような・・)
先生は手持ちの資料写真をOHP(オーバーヘッドプロジェクター)を通して表示させながら、説明や考えを述べられて行きました。
講演会メモ
以下、安彦先生がお話しになられたことを「」(カッコ)付きで掲載しますが、メモ書きから起こしたため、僕の脳内補間が入っています。正確でない場合が多々有りますので、あまり厳しい目で読まないでください。
昨年の講演会が好評だったということで、「今年の5月頃に、秋に開催ということで引き受けた。大分時間があると思っていたが秋がすぐに来てしまった。もう少し秋が深まってからだと思っていたが、秋が来てすぐだったので、あわてて今日をむかえた。」(要は準備があまりできていない、と・・・)「まぁ、時間があっても同じなのですが・・」(笑)
「90分の講座がメインですが、サイン会については時間がゆるすかぎりやります。」
「資料は、吉川弘文館の年表。忘れっぽいので、確認の為に使ってください。」「ケータイの番号もいまだに覚えられません。これでもメアドもあるんですヨ」(笑)
「天の血脈は現在6巻ですが、8巻で終了します。1年少々でおわります。自分の年齢も考慮して、連載はこれで最後だろうと思っています。」(それは寂しい!)
「天の血脈の1巻の装丁が気に入ったので、全巻この色調で行っています。」
「この6巻の表紙、右上の 安重根 は似ていません。」
「中扉の安重根は似ています。どうしてもイラストにしちゃうと・・。」
「左の黒ずんだ人は内田良平、右翼の方です。」
「この1巻の表紙のニコライ2世。これは似ています。」(笑)
「安重根について今までまともに描いた人はおそらくいません。」
「今回は日中韓について話をしたい思う。
中国、韓国は、日本に比べて圧倒的に歴史の深みが違う。これを認めなければならない。」
安彦先生は昨年ソウルに(初めて)行かれたそうです。日韓未来対話に参加されたそうです。
(途中、ツルタ君(←安彦先生の呼び方のまま)がOHP表示のお手伝いで登壇。ツルタ君は以前一緒に仕事をしていたが、今は他社の人 という事です)
韓国の光化門(こうかもん)と 朝鮮総督府 との話などをされました。詳細は割愛しますが、歴史ある国に対して、日本は失礼な事をしてきたのではないか。
当時の事実について「モノで治めようとしてもダメです。心が伴わなければ。」という気持ちを先生は持たれています。
質問コーナー!
いくつかディープな質問がありましたね。
その中で「歴史の話ではないのですが・・」と断って行われた質問がすごい!
「先生は、当時(ガンダム 哀戦士のパンフのようなモノを提示し) キャンソンボード、ハイユニ、ホルベイン、ガッシュを使われていますが今も変わらないでしょうか?」(もっと細かく質問されていましたが、ニュアンスだけ伝えますね)
安彦先生「えー、(あなたは)イラストを描かれていますか? 変わりません。一色の原稿の場合は、墨汁ではなくカラーインクを使っています。これはにじみができるから」(すみません、意図が捉え切れていません。間違っているかも)
「昔は油絵にあこがれていた。なんか油絵みたいだなぁといい気になっていた(笑)」「この絵の具はしっかりと水で解いて使うものだからと変えていった」「(油絵調の絵を)今見ると雑だったなぁと思うが、いろいろな人からその頃がよかった と言われる(笑)」
その他業務連絡:安彦先生「ジュンク堂の○○さん来られていますか?」「あ、そこにおられましたか・・。公演中に気づかなくてよかった・・。緊張するから・・」「はいコレ」と手渡されたのは、絵の描いてある小さな紙! 多分、安彦良和先生の直筆POPだったのかな・・?
さて、サイン会です。マジでうれしい!
サイン会は、受付時に配布された番号順に参加できます。
特に最初がいいとか、最後がいいとかいうことはありませんので、急ぎの用事がなければ番号にこだわる必要はないでしょう。
僕の番号は、"No.78"。RX-78 ガンダム をイメージさせるじゃないですかぁ!!
渡されていた番号表の空欄に名前を書いておけば、「○○さんへ」という形で入れてもらえます。宛名を入れるかどうかは悩むところですが、今回は宛名なしでお願いしました。
みなさん、思い思いの本等にサインをしてもらっていました。
私はガンダム展を見に行った後に購入した ガンダム の原画集を持って行きました。
サインを入れる箇所に非常に悩みました・・。普通に表示の裏に入れてもらうのもいいのですが、安彦先生にサインを貰うのですから、やはり、画のあるところにサインが欲しいなぁ〜と思いました。散々悩んだ結果、セイラさんのページへサインをお願いしました!
本当はもっとキリッとしたセイラさんがいいのですが、適当な画が見つかりませんでしたので、これでお願いしました。
ガンダム展に行った時の記事に、複製原画が買えなかったのでミニ原画集を額に入れようかな・・なんて書いていたのですが、図らずも複製原画相当のモノをゲットすることができました! ガンダム展一回目の記事:ガンダム展に行って、感動して涙を流したおっさんの話。
安彦良和先生は、子どもの頃からの本当に憧れで、僕は絵が下手でしたけど、かなりマネして絵を書いていました。ガンダムのポスターや、それ以前ではさらば宇宙戦艦ヤマトのポスター等も部屋に貼っていました。まさか35年後に実物の安彦良和先生にお会いできて、サインをいただいて、握手までできるとは・・(涙)。
2時スタートして、講演会・質疑の終了が3時50分頃。そこからサイン会を開催して、最後に先生が去ったのが5時20分頃。本当にお疲れ様でした〜。
いや〜、今回は勉強にもなったし、憧れの安彦良和先生に会えて握手できて、本当にいい体験をさせてもらいました。
先生!長時間、ありがとうございました!
次回は、LPレコードのジャケットにサインしてもらいたいな〜。
いや、クラッシャージョウのアルフィンもいいな・・。