「HUAWEI FreeClip」の良いところ
装着感
「HUAWEI FreeClip」の装着感は良好です!
付け心地も柔らかく、軽いため長時間の使用も苦になりません。
当初はCリングを水平に装着していましたが、20分程度で耳の軟骨に痛みを感じていました。
試しにCリングにやや角度をつけて装着することで痛みを感じることがなくなりました。
また装着を繰り返して感じたのは、インイヤー(カナル型)だとなんとなく耳穴への刺さり具合を調整したりしますが、この「HUAWEI FreeClip」の場合は ピッ とつけるだけでほぼ位置が決まる印象です。
この装着の楽さもポイントです。
「HUAWEI FreeClip」がメガネと物理的に干渉することはありません。
マスクについては、マスクの紐が絡む場合はありますが、多くの場合には問題なく使用できています。(マスクを外す際に「HUAWEI FreeClip」が紐に引っ掛かって飛んでいかないように気をつけましょう)
「HUAWEI FreeClip」を装着したままで丸首のTシャツやセーターを着たり脱いだりも可能ですが、落下リスクは皆無ではないため一度ケースに戻してから服を脱いだりした方が良いでしょう。
走ったりしても落ちないことはプロランナーであり「HUAWEI FreeClip」のアンバサダーでもある神野大地氏が証明してくれています。安心して使いましょう!
IP54の防塵・防水性能も安心感があります。
▼ 発表会における神野大地氏のコメントを動画にてまとめています。
デザインが良い
「HUAWEI FreeClip」のポイントはデザインにもあります。
ファッションとしてのイヤーカフを念頭に、丸みを帯びたデザインをうまくまとめあげ「本当にイヤホンなの?」と思わせる商品に仕上がっています。

イヤーカフなんて一生縁の無いモノだと思っていましたが、「HUAWEI FreeClip」で疑似的にイヤーカフを着用することになり少し喜んでいる自分もいます。
音質
「HUAWEI FreeClip」の音質については、オープン型らしいカラッとした明るい音です。低音もそれなりに鳴るため、大きな不満はなく、満足度の高い音だと感じています。
パンチのあるサウンドか?というとそうではなく、ナチュラルな印象です。
より深みのある音や、臨場感を味わいたい、没入感が必要、というような場合には別のイヤホン・ヘッドホンを選択するべきでしょう。
マイクの音質については、Bluetooth接続である点やさまざなシステム上でもノイズキャンセリングなどが働くため評価が難しいところですが、通話用だと考えると問題はありません。
例えば動画撮影時の音声収録に使うとなると、それは難しいです。(どのBluetooth接続のイヤホンも同じかと)
イヤホンの左右区別から解放!
「HUAWEI FreeClip」には左右の区別がありません。右耳につければ自動で右だと認識されます。
([左右の自動切り替え]設定がオン時)
左右を確認する必要がなくなりますし、片耳だけで利用する場合には、1つ目のイヤホンのバッテリーが切れて2つ目に交換した時にも同じ耳で続けて使うことができるというメリットがあります!意外とスゴイぞ!
では、片耳に2つ取り付けた場合にどうなるのか?
どうやら両方が同じ向きだったすると、勝手に判断して左右の音が振り分けられるようです。
(モノラルにもならないし、片耳で左右の音が鳴る状況になる)
プロダクトクオリティの高さを感じさせる充電ケース
既に外観の写真で紹介した通りですが、ケースのクオリティが非常に高い。
特にペアリングボタンとケース外装の面合わせの精度の良さを感じました。
ワイヤレスイヤホンのケースのクオリティは全体的に高くなってきていますが、この「HUAWEI FreeClip」については外装の質感・手触り・微妙な逆三角デザインなど非常に気に入っています。
イヤホンをケースにスムーズに戻せる!
例えば歩きながら、左手でケースを持ち、左のイヤホンを右手でケースに戻す際に何らかの回転が加わることがありスムーズに収納ができない商品がよくあるのですが(私が不器用なだけ?)、この「HUAWEI FreeClip」では迷うことなくケースに戻すことができます。
正直、これは感動的で日々の使いやすさを底上げしてくれます!最高!
ワイヤレス充電に対応!そして長時間再生可能!
最近のイヤホンではなぜか省略場合のあるワイヤレス充電に「HUAWEI FreeClip」は対応しています。
これが地味に便利。
最近愛用しているスタンドの上に置くだけでケースが充電されるのは、ホントうれしい。(ワイヤレス充電:最大2 W)
ただし、充電ポイントが若干中心からズレているようなので、ワイヤレス充電パッドに置くときにはチャージLEDを確認しながら微調整しましょう!

さらにうれしいのが、イヤホン単体で最大8時間の連続音楽再生が可能な点。
実際には途中ケースにしまうことが多いため、1日24時間以上、余裕で戦えるという印象だ!
(充電ケース込みで最大36時間の音楽再生が可能)
手ごろな価格
ここまでに紹介したとおり、ファッション性を兼ね備えた外観、快適で新しい装着感、納得のサウンド、左右入れ替え可など「HUAWEI FreeClip」の魅力は多数あります。
何よりも「圧倒的に日常に溶け込む、見た目も新しく使いやすいデバイス」という点で素晴らしい製品だと感じています。
もうこれは手放せない存在です。
そして「HUAWEI FreeClip」の市場想定価格は 27,800円(税込)。
人により価値観はそれぞれですが、装着時間の長さや幅広い利用シーンを考えると個人的にはかなりコスパのよいデバイスだと感じています。
「HUAWEI FreeClip」のイマイチなところ
音漏れや周囲の音が聞こえる事について
音漏れすることが「HUAWEI FreeClip」の欠点としてあげるべきではないと思います。(漏れる事実はあるため扱いが難しいところ)オープン型という特性を理解していれば欠点とは言い切れないし、実際の音漏れは問題とは感じていません。これは、他の人に近くで確認してもらった結果でも、音量をよほど大きくしなければ聞こえない傾向です。
ファーウェイとしても 円形のアコースティックボールから外側に向けて逆音波を出力することで音漏れを防止する逆音波テクノロジーを採用していますが、過信は禁物です。
混雑した電車内やエレベーター内など、気心の知れない人が隣に居続ける場合には楽曲を停止するか、かなりボリュームを下げる必要がありますが、それ以外の状況で常識の範囲で利用するならばトラブルになることはなさそうです。
購入後に、どの程度音漏れしているかを把握した上で音量調整をしましょう。音漏れ具合を確認する場合には、耳からイヤホンを外しても楽曲再生が停止しないようにアプリにてスマート装着検出をオフにし、耳から外してどの程度聞こえるかを試したり、家族や友人に音漏れ具合をチェックしてもらうとよいでしょう。
また、周囲の音が聞こえて楽曲が聞き取り難いという事実もあります。これもオープン型の特性ですし、周囲の音を聞きたい、という目的があって使用しているため問題とは言えません。(要求された機能の一つでもあるわけです)
「HUAWEI FreeClip」に追加で欲しかった機能としては、周囲の状況に応じて音量を調整してくれる自動音量調節機能でしょうか。
ボーズの新製品(Bose Ultra Open Earbuds)にはそのような機能が搭載されています。(価格差はかなりありますが)
ケース裏の銘版シール
残念なのは裏面の銘版シール。
目立たない箇所へレーザー刻印されることが多いのですが、「HUAWEI FreeClip」では何故かシール…。ここだけは残念です。(今後改善されたりするのかも)
マルチポイント接続に対応するも、何につながっているのか確認できない
「HUAWEI FreeClip」は複数のデバイス(例えばスマホとタブレット)に接続できるマルチポイント接続に対応しています。これ自体は非常に便利な話ですが、どのデバイスに接続しているのかをイヤホンでもアプリでも確認できません。
ポーズの製品だと、接続時に接続機器名をアナウンスしてくれたり、アプリ上で接続先を確認したり、接続先のオン・オフが可能です。
「HUAWEI FreeClip」でも、せめてアプリ上で接続先を確認したり、接続先のオン・オフができるようになると嬉しいです!
「HUAWEI AI Lifeアプリ」がアプリストアからダウンロードできず、少し不安
ファーウェイの「HUAWEI AI Lifeアプリ」がスマホの各アプリストア(Google Play、App Store)からダウンロードできない点はやはりイマイチなポイントの一つです。
【追記】2024/6/5現在、iOSのApp Store からダウンロードが可能です。
事情があるとは思いますが、やはりダウンロードやインストール時に警告が表示されるのはユーザーとしては不安です。

これについては、早く解決して欲しい!と切に願っています。
またアプリ起動時に表示されるタイトル(智慧生活)も日本語化して欲しいです!(できれば)

「HUAWEI FreeClip」まとめ
「HUAWEI FreeClip」について感想も含めて紹介してきました。イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンといえば「アンビー サウンドイヤカフ AM-TW01」などもありますが、デザイン的にもファーウェイの方が圧倒的に好み。また、3月にはボーズからも「Bose Ultra Open Earbuds」(39,600円)が発売されます。ボーズファンでもあるため、ボーズのイヤーカフ型にも期待はしているのですが、正直イヤーカフ型なら 27,800円 の「HUAWEI FreeClip」で十分かな~と思っていますし、デザインとしてもやはりファーウェイの方が好みです。(決着はボーズも試してみてからです!)
個人的なところでは、これまで嗜好が 完全ワイヤレス(Boseなど)→骨伝導イヤホン(Shokz)→耳かけ式オープンイヤー(Soundcore) と変わってきて、今回、イヤーカフ型「HUAWEI FreeClip」を試し、完全にイヤーカフ型へと移行しました。マジで気に入っています。
「HUAWEI FreeClip」の良かったところとイマイチだと感じたことをリストにしておきます。

「HUAWEI FreeClip」はほとんど欠点のない商品でした。「HUAWEI FreeClip」は使いやすく、デザインもよく、音もキレイ。周りの音を聞きながら、音楽を楽しみたい方におすすめのオープン型イヤホンです。
- イヤホンの長時間の着用で耳が痛くなる
- 通勤中にイヤホンが落ちてしまう
- なかなか自分の耳にフィットするイヤホンが見つからない
という悩みをお持ちの方は「HUAWEI FreeClip」を使用してみてはいかがでしょうか!
女性へのプレゼント(男性も)としても絶対に喜ばれる商品だと思います!
今後はイヤーカフタイプのイヤホンが各社からリリースされ種類も増えくると思いますが、「HUAWEI FreeClip」の上を行く商品の誕生には時間がかかるかもしれませんね!