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360°サウンドなSoundPEATS P5。これは結構オススメだ!

2017年5月13日

SoundPEATS Bluetoothスピーカー P5 を紹介します。Bose SoundLink Revolve のような円筒形デザインで、360°サウンドが特徴のスピーカーです。価格は、7,999円で、いつも紹介する低価格Bluetoothスピーカーより少し格上の存在です。結論から書くと、音に広がりがあり価格に恥じない音を出すスピーカーで、外観デザインも良好です。そして、非常にパワフル!反射物がなく大きな出力が必要なアウトドアなどでも音楽を楽しめる余裕のスペックです。

SoundPEATS P5

今回、SoundPEATSさんよりレビュー用としてサンプルを提供していただきました。

Special Thanks: SoundPEATS

先に評価・感想を書きます

全体的に音質がよく、質感も良い。僕は常に価格に対してのバリューを考えますが、このスピーカーは1万円以下の価格で考えると満足の行く仕上がりで、オススメできます!

同様に考える方も多いのか、アマゾンに投稿されているレビューでも評価が高いです。

 

僕がもっとも感じたのは、ステレオ感。通常タイプのスピーカーよりも音の広がりを感じました

SoundPEATS P5 ロゴ

12Wx2 でパワーもかなりありますので、屋外で広範囲に音を広げたい場合にも十分対応できるでしょう。

Bluetoothに対応していない機器とも接続できるように、AUXオーディオケーブルも付属しています。

IPX4の防水レベルで、シャワー時なども音楽を楽しむ事ができます!

技適マークもしっかりと表示されており、安心して使えるスピーカーです。

外観や操作感、Anypro Q1、Bose SoundLink Revolve との比較も後述します。

SoundPEATS P5 外箱と同梱品

外箱にはアウトドア感を感じる写真が印刷されています。結構いい感じ。

SoundPEATS P5 BOX

IPX4に対応しているため、その旨アピールされています。

SoundPEATS P5 IPX4

IPX4は”防沫形 あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない”という生活防水レベル。水につけてもOKな完全防水ではないのでチャポーンとしないように気をつけてください。

残念だったのは、届いた商品の外箱に若干ダメージがあった事。

SoundPEATS P5 BOX

外側のスリーブを外してダメージがあります。出荷梱包時に落下した可能性も考えられます。(僕は中に影響がなければOKです!)

SoundPEATS P5 BOX

内箱はシックな黒いボックスです。

SoundPEATS P5 BOX

箱を開けるとビニールに入った SoundPEATS P5 が見えます。

SoundPEATS P5 Inside

まずはSoundPEATS P5 本体を取り出してみます。

SoundPEATS P5

質感は非常によく、価格以上の質感でいい感じです!

内容物としては、SoundPEATS P5本体、USBケーブル、AUXケーブル、説明書です。

SoundPEATS P5

SoundPEATSロゴ風に、本体とケーブルを配置してみました(笑)

説明書は日本語です。低価格な商品でありがちな怪しい日本語ではなく、安心して読める日本語で書かれています。(素晴らしい!)

充電用ケーブルだけでなくTVと接続するオーディオケーブルが付属!

充電用のUSBケーブル及びTVなどBluetooth接続できない機器と接続するためのAUX3.5mmオーディオケーブルが付属します。

USBケーブルは、本体との接続を Micro USB(小さい方)で、充電器側を通常のUSBコネクターで接続します。ケーブル長は55cmくらいです。

SoundPEATS P5 USBケーブル

AUXオーディオケーブルの長さは、53cmくらいです。

SoundPEATS P5 オーディオケーブル

ケーブルについて、長さが足りないケースには別途購入しましょう。

充電器は付属されていません

AUXのオーディオケーブルが付属しているのはポイントが高いのですが、充電器は付属していません。充電器はスマホ用が流用できますが、就寝時に同時にチャージするケースもあるかと思いますので、複数の出力のあるチャージャーの購入がオススメです。

SoundPEATS P5 エクステリアと機能

SoundPEATS P5 の外観と機能をチェックしていきます。

手触りは申し分ないです。スピーカー部は布系です。水がかかると弾くような素材です。(この布で防水性を担保しているようです)

SoundPEATS P5

側面に電源及びモードの物理ボタン

電源ボタンは側面のパーツに埋め込まれています。この側面には電源ボタンの他にマイク、モードボタンが配置されています。

SoundPEATS P5 ボタン

ボタンはカチッとしたクリックを持つタイプで、しっかりと押下した事を認識できます。

電源のオン、オフは、電源ボタンの長押し(2秒)です。さらに押し続けるとBluetooth接続のためのペアリングモードに入ります。

SoundPEATS P5

電源オン、オフ時にはクラシックギターのアルペジオのようなサウンドがなります。いいサウンドだとは思いますが、少し音が大きいです。

電源ボタンについては、SoundPEATS P5 を持ち運びのために手に持った時に意図せずに押してしまう場合があります。誤って押しても、楽曲が一時停止するだけですので、再度押せば問題ありません。

モードボタンで、インドアモードとアウトドアモードとが切り替えできます。どちらのモードに設定されているかは、上面パネルに表示されます。

「インドアモード」と「アウトドアモード」とでは、イコライザーの具合が変わります。

アウトドアモードは低音が控えめになる印象です。バスルームでのシャワー時にラジオを聞く場合には、アウトドアモードの方が聞こえやすくなりました。

モードの名称にこだわらず、曲や環境によって切り替えてみればいいと思います!

上面の操作パネルはタッチスイッチ

上面中央の”・・・・”の部分が、曲送り、曲戻しのタッチスイッチになっています。"-VOL+"の印刷は、上面パネルの下側についているロータリースイッチの回転方向が記されています。上面パネルには、INDOOR、OUTDOORのモード表示もあります。中央のSoundPEATSロゴ部がLEDの色によるステータス表示部になっています。(青、赤、緑×点滅で表現)

SoundPEATS P5

操作イメージとしては、右端から左端に向かってスワイプで曲戻し、その逆で曲送りです。

タマにですが、このタッチスイッチに意図せず触れてしまい、誤操作につながる場合がありました。(タッチですから仕方ないですね)

出荷時にはタッチパネルの表面に保護フィルムが貼られています。

SoundPEATS P5 フィルム

(僕は貧乏性でギリギリまでフィルムを剥がさないので(笑)、本レビューでの写真は全て保護フィルムありです。本当はもっとキレイなのですよ)

ボリュームはロータリースイッチ!

ボリュームの変更は、回転式のスイッチで行います。(SoundPEATS P5 で僕が気に入っている部分の一つです)

SoundPEATS P5 ダイヤル

回転させると、カチ、カチとクリック感とともにボリュームが変わります。

本体ボリュームはスマホのボリュームとは連動していません。スピーカー側にアンプがあり、ボリュームの調整ができるわけです。これはメリットでもあり、デメリットでもあります。

スマホから大きな音で出力し、本体側のボリュームを小さめに設定した方がホワイトノイズは少なります。このような部分がメリット。

ある音量でバスルームに移動し、その場で音量をさらに大きくしようと思ってもスマホのボリュームが小さい場合には大きくするにも限界があります。ここがデメリット。

うまくボリューム調整をすればいいだけの話であり、低価格スピーカーにありがちな最低音量がデカイ!という問題の心配がなく、僕は好きです。

若干の不自然さを感じたのは、無音部分では音をミュートしてノイズを抑えているようです。(推測)耳を近づけてホワイトノイズを確認する時に気づいたのですが、実使用上は問題ないでしょう。

TVの音をスピーカーで出力できるAUX端子あり

SoundPEATS P5 の後部には、ゴム素材によるダンバーと各種認証マーク表示、そして充電用のUSB端子及びAUX入力端子があります。

SoundPEATS P5

SoundPEATSの製品はしっかりと技適マークを表示しており、安心して使えます。

SoundPEATS P5

Designed  by SoundPEATS in USA、Assembled in China です。USAの文字に惹かれてしまいます。

SoundPEATS P5

防水モデルなので、USB及びAUXの端子部分は厚めのフタでカバーされています。開閉は簡単です。

SoundPEATS P5

AUXはAUXケーブルを接続するとBluetoothから強制的に切り替わります。AUXからBluetooth接続に戻すには、AUXケーブルを抜く必要があります。(TVとAUXで接続しておいて、スマホとBluetooth接続するにはケーブルを抜く必要があり面倒ではあります)

SoundPEATS P5

SoundPEATS P5 にUSBケーブルとオーディオケーブルを接続した状態

USBでの充電時には1.8Aの電流が流れます。例えば iPhone 付属のチャージャーでは1Aまでしか流せず、充電に時間がかかるため、大容量の流せるチャージャーを購入した方が良いでしょう。

充電時間は約4時間。再生可能時間は8時間です。(スペックより)

パッシブラジエーターを搭載

SoundPEATS P5 の、スピーカー部は左右に別れており、パッシブラジエーターで低音を増強しています。

SoundPEATS P5 配置

(縦設置時の)底面にはスピン処理されたパッシブラジエーターが搭載されていて、デザイン的にもポイントになっています。

SoundPEATS P5

縦置き時に底面が設置面に密着しないように、底面には段が設けられています。

SoundPEATS P5

↓ 右サイドのスピーカー配置。面積の大きい方がパッシブラジエーターです。

SoundPEATS P5

↓ 左サイドのスピーカー配置。左にはパッシブラジエーター非搭載です。

SoundPEATS P5

個人的には、この左右のスピーカー配置のずれによって、音の広がりをより感じられるのではないかと推測しています。

SoundPEATS P5 音質

Bose SoundLink Revolve との比較

SoundPEATS P5と同様に、360度サウンドがポイントの Bose SoundLink Revolve と比較しました。(Bose SoundLink Revolve、Revolve+ は借用品です)

SoundPEATS P5 and Bose

 価格帯が大きく異なるため、比較する事自体がナンセンスではあります。全体的に質感(解像感)が SoundPEATS P5と Bose SoundLink Revolveとでは異なり、Bose SoundLink Revolve では伸びやかな中域、深い低音を感じる事ができます。

予算があれば、当然 Bose SoundLink Revolve をオススメします!

ただし、Bose製品は価格的に4倍以上です。ボーズにこだわらない方は、SoundPEATS P5 で十分必要な内容を満たすと考えます。(僕はボーズ製品大好きです!欲しい!)

SoundPEATS P5 and Bose

Anypro Q1との比較

SoundPEATS P5よりも若干価格が低く(2,000円の差)、同じく防水タイプのスピーカーである Anypro Q1 との比較は気になるところです。

SoundPEATS P5 and Anypro

デザインやエクステリアの質感については、SoundPEATS P5 が好印象です。

音質の比較となると、「個性」の領域だと感じました。高域についてはAnyproの方が好印象ですが、SoundPEATS P5 の方に音の広がりを感じます。つまり、SoundPEATS が訴求している360° サウンドの個性が出ています。

Anypro Q1の方が高音もカリッと出しつつ低音も鳴らすイメージで僕は好きではあるのですが、SoundPEATS P5 から切り替えた時の Anypro Q1 には、音が細い印象を受けます。また、Anypro Q1の方には楽曲が静かな時にノイズ感を感じました。

どちらも低価格で良いスピーカーです。予算が許せば、設置時のフットプリント(面積)も小さく、スタイルの良い SoundPEATS P5 がオススメです!

まとめ

SoundPEATS P5 はエクステリアの質感がよく、低音も出て広がりを感じるサウンド、IPX4の防水で魅力あるワイヤレススピーカーです。

今回初めてSoundPEATSの製品を体験しましたが、結構いいですね。オーディオケーブル付属、技適マークの明確な表示などにより、真面目な製品作りの姿勢を感じました。

SoundPEATS P5

他のワイヤレススピーカーでより低価格な商品は多数ありますが、SoundPEATS P5 の12Wx2のパワフルで、360度の音の広がり、高いデザイン性をみると十分価値のあるスピーカーです。縦にして設置すれば場所も取らない所もいいですね。

小さめサイズの P4 もラインナップされています。P5 の12Wx2 に対して、P4 は 5Wx2 です。(僕の方では試せていないのでオススメかどうかは残念ながらわかりません)



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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