Olasonic IA-E55BT について紹介します。IA-E55BTはハイレゾ音源に対応した高音質Bluetoothスピーカー。価格は31,900円(税込)。コンパクト、洗練されたキレイな音、設置自由度の高さ、左右の距離が最大1.5mとれ広がりのあるサウンドが楽しめます。モバイルバッテリーからの電源供給も可能です。今回、インターアクションさんから借用してのレビューなのですが、価格も安いですし、これは自分用に是非欲しい!(Olasonic製品はお借りするたびに惚れてしまう!)
なお、IA-E55BTは「VGP2020 WINTER ライフスタイル部門アクティブスピーカー(デスクトップ)」を受賞しています。(金賞は15万円のVECLOS SSB-380S)
元々は「卵型っていうのがちょっとね・・」と思っていたのですが、使ってみたら非常に良い製品で・・マジ、オススメです!!
目次
Olasonic IA-E55BT 仕様・付属品について
Olasonic IA-E55BT 仕様・付属品について確認していきます。
仕様一覧としては以下の通り。ハイレゾ、Bluetooth、NFCに対応した 10W+10Wのスピーカーです。
型番/カラー | IA-E55BT(B)(マットブラック)、IA-E55BT(W)(スノーホワイト) |
---|---|
周波数特性 | 45Hz~50kHz(アナログ再生時)、45Hz~45kHz(USB再生時) |
スピーカーユニット/マグネット | φ60mmコーン型フルレンジ/φ55mmフェライトマグネット |
スーパーツイーター/マグネット | φ25mmソフトドームツイーター/φ24mm超強力マグネット |
パッシブラジエータ | φ70mm平面振動版 |
オーディオ入力端子 | USB(TypeB)、AI/AUDIO IN(ステレオミニジャック) |
音声入力フォーマット | USB:~96kHz/24bit(リニアPCM) |
USB接続環境 | MacOSX10.1以降 Windows7/8.1/10 |
アンプ方式 | スーパー・チャージド・ドライブ・システム(SCDS) |
最大出力 | 10W+10W ダイナミックパワー |
電源 | USBバスパワー、推奨:USB2.0規格以上 |
消費電力 | 電源OFF時:0.02W以下、電源ON時:1.3W、最大出力時:5W |
外形寸法 | 113mm(W)×162mm(H)×117mm(D) |
質量 | 1,100g |
付属品 | USBケーブル(1m)×1、ステレオミニケーブル(1.5m)×1 |
Bluetooth | 【通信方式】 Bluetooth標準規格ver.4.2 【出力】 BluetoothPower Class2 【通信距離】 約10m 【使用周波数帯域】 2.4GHz帯 【変調方式】 HFSS 【対応プロファイル】 A2DP、AVRCP 【対応コーデック】 SBC、AAC、Qualcomm® aptX™、 Qualcomm® aptX™ HD、LDAC™ 【対応コンテンツ保護】 SCMS-T方式 【伝送帯域】20Hz~20kHz(44.1kHzサンプリング時) 20Hz~40kHz(LDAC96kHzサンプリング、990kbps時) 【NFC】〇 |
Bluetoothについては、AAC、aptX、aptX HD、LDACにも対応しハイレゾ級です。
フルレンジのスピーカー、ツイーター、パッシブラジエーターが同軸上に配列されています。これにより「シャープな定位とクリアな臨場感のある音場を再現」とのこと。まさにその通りだと感じました。
特徴的なのは、電源はUSB端子からの供給です。ワイヤレスなコンパクトスピーカーでは当たり前の仕様なのですが、PCでの利用を考えると嬉しい仕様です。一部のモバイルバッテリーからでも電源供給が可能とのこと。設置場所の自由度が半端ないです。
気になる価格は31,900円(税込)。実際に体験すると「安っ!」と思うのではないでしょうか。
付属品としては、1mのUSBケーブルと1.5mのステレオミニケーブルです。(説明書も)
説明書は公式サイトからダウンロード可能です。説明書を購入前に確認するのも良いでしょう。
Olasonic IA-E55BT 実機をチェック
Olasonic IA-E55BT の実機をチェックしていきます。
スタイルとしては特徴的な卵型。今回お借りしたのはブラックです。プラスチック筐体ではありますが、仕上げは良好。質感は良いです。
この卵型のキャビネットは同サイズの箱型キャビネットに比べ剛性が高く、箱鳴り等の不要音の発生や定在波を防ぎ、さらに吸音材を必要としないためボックス内容積を広く確保でき高音質再生の能力が向上するのに役立つとのこと。この特徴的な形状が音質に対する一つのポイントですね。
また、写真では確認できませんが、スーパーツイーター、フルレンジスピーカー、パッシブラジエーターが同軸上に配置されています。(ちょっと同軸に憧れていたのでうれしい(笑))
R側の背面に主たる端子が配置されています。左からAUDIO IN、USB、L側ユニットとケーブルで接続するためのSPEAKER端子です。
実際にケーブルを接続してみると↓このようになります。
スピーカー側のボリュームは右側に設置されている音量調整ダイヤルで調整します。説明書によるとPCとのUSB接続であれ、Bluetooth接続であれ、アナログ出力であれ、出力側の音量は最大にし、スピーカー側で音量調整するように書かれています。10W+10Wのパワーで、かなりの大音量で楽曲を楽しめます!
R側正面下部にあるボタンでモードの切り替えが可能です。USB入力→Bluetooth→アナログ入力→電源オフという順で切り替わります。
Olasonic IA-E55BT 音の印象はどうだ!?
基本的にはポータブルなワイヤレススピーカーを使っています。
最近は20年以上前に発売されたSONY のパーソナルミニディスクシステム“MDIO(エムディオ)”『ZS-M5』を引っ張り出してアナログ入力で接続して楽曲を楽しんでいます。やはりコンパクトなワイヤレススピーカーでは得られない左右の距離がある程度欲しかった点と低音もしっかり出せる点がなかなか良いのです。
そんな僕が Olasonic IA-E55BT の音を聴いた印象は・・・。
とにかく音がクリア。
そして左右の距離によるステレオ感。最高!
MacBook Proの両側に置き、音楽をかけると、ど真ん中からボーカルがしっかり聞こえてきます。
音が気持ち良いので、ボリュームをついつい上げてしまいますが、まだ余裕があります。
音量をあげるとともに、低音もリニアに増してき、迫力のサウンドに到達。
多幸感がすごい。
正直なところ、もう少し低音が出てもいいなとは思いました。ソニーの“MDIO(エムディオ)”『ZS-M5』はソニーの得意技であるMEGA BASSにより低音の厚みを増すことができます。このMEGA BASSを0にした状態とほぼ同じ程度の低音の響きでした。
Olasonic IA-E55BT の音を聴いていると、この程度の低音がちょうどよいのかなぁとも感じました。出力側でイコライジングして低音をブーストすれば、それ相応に低音が出てきます。低音好きな方は試してみると良いでしょう。(つまり低音が出ないわけではないのです)
実は1998年10月に発売されたコンピューター用アクティブスピーカーSRS-Z750PC(当時価格 13,000円程度)も引っ張り出して聴いてみたのですが、SRS-Z750PCは完敗です。(価格からして大きく違うのですが)。やはりOlasonic IA-E55BTは解像感が高いですし、音にツヤがあります。
手頃な価格でデスクトップスピーカーを探しているなら Olasonic IA-E55BT はオススメです!
モバイルバッテリーでの駆動も可能!
Olasonic IA-E55BT の特徴で気に入っているのは、モバイルバッテリーでも駆動が可能な点です。
セットとして非常にコンパクトなのに高音質で、広がりのある音を楽しめるのは夢のようです。
設置の自由度が高く、持ち運んでアウトドアでの利用もできそうです。
今回試したモバイルバッテリーは「Anker PowerCore 10000」というベーシックなタイプです。
キャリングケースもオススメです!
今回、お借りした商品は「キャリングケースBタイプ TA-CS2(灰)」に入ってきました。
このキャリングケースがあればコンパクトに持ち運べます。小型プロジェクターなどと一緒に持ち運んで楽しむのも良いですね。(価格も2,200円(税込)で安いです)
Olasonic IA-E55BTは持ち運んで使うのもアリです!(防水・防滴対応ではないのでご注意を)
↓室内で狭い空間なので雰囲気がでませんが、プロジェクターとの組み合わせではこのイメージ。
プロジェクターは、「Anker Nebula Capsule II」。Bluetoothでスピーカーに接続可能です。
-
【レビュー】「Anker Nebula Capsule II」がかなり良い!解像度UP、明るさUP、Android TV対応で全く別モノ。
Anker Power Conference 2019 summer (APC2019)にてアンカー・ジャパン執行役員である猿渡氏(役職は当時、2020年8月からCOOに就任)が、発表された数ある新製 ...
続きを見る
Olasonic IA-E55BT レビューまとめ
Olasonic IA-E55BT の感想をまとめます。
卵型デザインは、見慣れました。またテクニカルに高音質に寄与していることもあり好きになりました。
とにかく高音がキレイ。ついつい音量をあげてしまいます。
セパレートタイプであり、ステレオ感半端ないです。
価格、サイズ感もよく購入意欲がそそられます!かなりオススメできるスピーカーです!
Olasonic IA-E55BTのオススメポイントは次の通りです。
ポイント
- USB入力でパソコンとダイレクトに接続可能
- Bluetoothでは高音質コーデックに対応
- アナログ入力に対応
- 自由度の高い設置が可能
- USBによる電源供給により、モバイルバッテリーでの駆動も可能
- ハイレゾ対応・高音質!