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広告 アート 君の名は。

新海誠展@大岡信ことば館 の歩き方。静岡は遠かったが最高でした!(マジ、オススメ)

2017年7月20日

『新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで 』が静岡県の三島にある大岡信ことば館で開催されています。(8月27日まで) このデビュー15周年記念の新海誠展は、この後、長野会場を経て、11月に東京新美術館でも開催されます。関東在住であれば東京開催を待てばいいのですが、わざわざ三島まで駆けつける人も少なくないようです。僕もその一人です。

新海誠展 入り口

会期途中から、このガラス面にパネルが貼られました。

可能な限り多くの情報をお伝えしたい、と考えていますが、何よりも大切なことをお伝えします。

「三島に行っちゃおうかな?どうしようかな?」と思っている方、行ってください。

交通費などトータルで考えると(「君の名は。」のBlu-rayの高い版が買えそうな)そこそこの出費にはなりますが、三島会場には行った方がいいです。お金をかけることで、ゆったりとした鑑賞機会を得ることができるのです。そして三島観光もプラスされます!

僕が行った時には、会場内に5〜8人程度しかお客さんがいませんでした。(人数は推測です)

一つのスペースを貸し切りで占有できるようなイメージの状況でしたので、とてもゆったりと、じっくりと見学する事ができました。

もちろん、いつ行ってもこのような状況とは限りません。それでも、混雑状況(人口密度)については東京会場とかなり差が出るはずです。

長野会場(小海)の方が行きやすければ、長野でもいいでしょう。(小海は聖地巡礼なども兼ねられるため、混雑しやすいかもしれません。また駅からのアクセスもバスなので長野であれば車で行く方がいいでしょう)

いずれにせよ、東京会場よりも良い体験ができるのではないかと推測します。

逆に、東京会場は六本木などの聖地巡礼も含めて考えると魅力的なプランですね。

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東京新美術館での開催は11月なので、その頃にファンのマインドがどうなっているかはわかりませんが、「混まない訳がない」でしょう。

僕は、三島に行ってきて、支払った金額以上に良い体験をしたな、と思いました。(こういった事を自己満足というのかもしれませんね)

大岡信ことば館では「ことばの展示」がオリジナルだそうです。各会場でもそれぞれ展示の工夫があるでしょうし、東京会場にも行きたいと思っています!

新海誠展 大岡信ことば館(静岡)概要

新海誠展 静岡会場 の開催概要です。

会期:2017年6月3日(土)~8月27日(日)会期中無休
会場:大岡信ことば館
開催時間:10:00→18:00(入館は17:30まで)
入館料:大人 1300円/学生・シニア(60歳以上)1000円/小中高校生 700円/団体(4名以上)各100円引 未就学児 無料/障害者手帳ご呈示の方およびその付き添いの方1名 無料

チケットの購入について(会場では現金しか使えません)

僕は会場の窓口でチケットを購入しました。

購入時に、いくつかの割引に該当しないかが確認されました。(←やさしいです)印象に残ったのは JAFの会員についてです。JAF会員の方は割引があるようなので、電車の場合でもJAF会員証を持参しましょう。(普通は車でいくかな・・)

窓口での購入の他には、セブンチケットでもチケットが購入できます。セブンチケット限定特典として「新海誠オリジナルポストカード付き!」です。Z会CM「クロスロード」オリジナルポストカードが無料でプリントできるそうです。→サンプルページはこちら

セブンイレブンでチケットを発券するのが面倒でなければセブンチケットで購入するのもいいでしょう。(手数料不要です)

僕は、オリジナルのチケットの方に興味がありました。(チラシと同じ図柄だったのですが・・)

新海誠展 チケット半券

注意点としては、物販も含めて支払いクレジットカードが使えない事です。図録やグッズの購入のためにも現金を多めに持って行きましょう!

会場は JR 三島駅から徒歩2分!

会場はJR 三島駅北口から徒歩2分です。

三島駅では出口に注意しましょう! 北口です!

三島の出口は北口

三島大社などの観光のメインは南口にあるのですが、会場は北口です。

なぜここまでクドクド言うのか?

南口=北口間の移動には、炎天下の10分の徒歩または構内通過の為の入場券が必要なのです。

三島 入場券

JRの入場券(140円)を購入すれば駅構内を通過でき、簡単に南口=北口間の移動ができるのですが、140円を支払わない場合には、連絡通路がないため、大回りして移動する必要があります。

僕は新海誠展の観覧後に、三嶋大社などに行くことにしていました。そのためには南口に行く必要があります。僕は、140円が惜しかったし、興味本位で実際に大回りしてみたのですが、夏場はかなりダメージを受けるので入場券を購入する事をオススメします。

三島周辺

真夏に完全アウェーな道を歩むのは辛い・・

万一出口を間違えた場合には、駅員さんに相談するか、素直に入場券を購入しましょう!

北口から会場までは非常に近かかったです。

三島駅北口風景

北口のイメージです

三島駅北口を出る。右に進む。

三島駅北口を出たところ

この方向に進みます。

すぐに着く。

Z会文教町ビル

このビルに大岡信ことば館が入っています

というイメージです。

駅からこの距離で着くのは暑い夏の季節には本当に助かります。

その他の会場情報

コインロッカー(無料)あります。

大岡信ことば館には、100円玉リターン式のコインロッカーが用意されています。

ロッカー

大きなロッカーと、通常サイズよりやや大きい印象のロッカーがあります。

大きなロッカーであれば、キャスター付きバッグも格納できそうです。

ロッカー内部

小さい方でもロッカーサイズは大きめです

ロッカーに入らない荷物のサイズの場合には係りの方に相談してみてください。(確認していませんが、多くの美術館等では預かってもらえます)

会場内の禁止事項(特に撮影・スマホNG)

会場内での禁止事項については、下記の内容があります。(会場で明示している内容)

  • 触れない
  • 撮影禁止(写真・動画)
  • スマホNG(スイッチオフ)
  • 飲食禁止

メモ書きについては鉛筆(wooden pencils)を使用の事。(=シャーペンもNG)

鉛筆については、係りの方にお願いすると貸してもらえます。

撮影については、物販コーナーも含めて撮影禁止。会場内の撮影はNGなので、2階休憩コーナーの新海誠展ロゴ越しに新幹線ホームが見える風景も撮影禁止です(非常に残念)。

音声ガイドなし

新海誠展には、音声ガイドはありません。

僕の希望としては、ぜひ新海誠監督のナビゲートで音声ガイドを作っていただきたい所です。

システムが大変かもしれませんが、David Bowie 展のように展示の近くに行けばそのパートの音楽が鳴るような仕組みなどもあるといいですね。

物販コーナーは入場券不要

物販コーナーは、展覧会出入り口の外にあります。

https://twitter.com/kotobakan/status/887585215807332352

(↑ twitter 埋め込み機能を利用しています)

このエリアについては、展覧会の入場を持たずに入る事が出来、商品の購入も可能です。

新海誠展 物販 グッズ

こちらは一部のグッズが展示されているショーケースです(建物駐車場側に展示)

商品欠品を心配するなら、入場前に購入し、無料のロッカーに入れておくという手もあります。

静岡会場では、2014年に大岡信ことば館で開催された「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。―」の関連グッズを再販売しています。当時のパンフレット、缶バッジ、ポストカード、クリアファイル を購入するのもいいですね。(このイラスト結構好きです)→こちらの公式サイトを参照ください。

「君の名は。」では僕のお気に入りのマッキーも販売されていました。

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再入場不可。会場内にトイレあり なので安心。

原則再入場不可です。

再入場不可と言われると、僕はいつもトイレが心配です。新海誠展(というか大岡信ことば館)では展示会場 2F にお手洗いが設置されているので安心です。(お手洗い、非常にキレイです!)

お手洗いがあるのは安心ですが、設置場所がほぼ展示の最後です。見学中にお手洗いに行きたくなった場合には全ネタバレ覚悟で行く必要があります。(裏道(笑)もありますので、係員さんに「ネタバレせずにトイレに行きたい」旨、相談してもいいかもしれません。どうしても見えちゃいますが)

やはり事前に済ませておくのがいいでしょう。

展示内容概要:絵コンテ、原画、パネル、映像、音楽を展示

新海誠展の展示は、今回の展覧会で取り上げる各作品について、共通しておよそ以下の内容です。

  • 作品の説明パネル
  • 絵コンテ(印刷)
  • 映像(ビデオコンテや作品映像)
  • 設定資料
  • 原画(レイアウト、作画監督による修正原画、原画、新海誠監督による修正原画、作品によってコンセプトアートなど)
  • 作中シーンのパネル
  • その他の資料(企画書、参考のため物品など)
  • ことばの展示(大岡信ことば館会場のみの展示!)
  • 音楽の展示(主題歌)

映像作品の制作資料がメインですので、それらに興味の無い方には退屈な展示かもしれません。僕にとっては大好きな内容です!

昨年 TeNQで開催された「新海誠が描く宙展」や、今年 松屋銀座で開催された「君の名は。展」での原画展示はプリントだった(と思う)ので、今回初めて「君の名は。」の原画を見られたのが本当によかったです。

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新海誠展では作品ごとに章立てされています。

第1章 ときのこえ
第2章 雲のむこう、約束の場所
第3章 秒速5センチメートル
第4章 星を追う子ども
第5章 言の葉の庭
第6章 君の名は。

新海誠展に足を運ぶ前に作品を観ておいた方が良いでしょう!

会場は二階に分かれています。第4章の星を追う子どもからが2階です。展示会場の吹き抜けや階段を使った立体感、それらを有効に使ったことばの展示も非常によかったです。

所用時間:2時間〜2.5時間が目安

僕の場合、新海誠展の所用時間は、2時間10分程度でした。個人差はあるかと思いますのが twitter のつぶやきを見ても、2.5時間が目安のようです。(比較的じっくりと堪能する場合)

新海誠展 ポスター

入場したものの内容に興味がない方もおられます。そのような場合には、さらりと見て終わりでしょう。

↓ みなさんにご協力いただき、滞在時間のアンケートを実施しました。投票数7票なので母数は少ないのですが、やはり2時間〜2.5時間が目安のようです。(投票してくださった方、ありがとうございました!)

作品毎の見学時間と展示分量の目安

僕の場合の各展示所用時間を紹介します。(時間がない場合の見学ペース調整の参考になるかもしれません)

ざっくりとした展示されている絵コンテのページ数と、原画(レイアウトや修正、監督指示のようなタップ穴の空いているようなモノを原画としてカウント)の枚数も併記します。他にもコンセプトアートなども多数展示されていますが、時間がかかるのは絵コンテと原画における監督の指示の読み込みだと考えます。

第1章 ときのこえ 18分(入場から) コンテ10,原画2
第2章 雲のむこう、約束の場所 6分 コンテ4, 原画15+5
第3章 秒速5センチメートル 16分 コンテ9,原画24
第4章 星を追う子ども 26分 コンテ24,原画24,コンセプトアート多数
第5章 言の葉の庭 25分 コンテ22,原画39
第6章 君の名は。 40分 コンテ55+α(一部カウントし忘れ),原画80
映像ルーム 5分(田舎、都市、空、四季、異世界が大画面で)

合計 136分(2時間16分)

当たり前ですが、見学にかかる時間はやはり展示の分量に比例する傾向にあります。

「君の名は。」の展示量が多かったですね!

図録:2,500円 購入しました!

新海誠展の図録は、2,500円です。

サイズも大きく(長い!)、分厚いため持ち運びに難ありです。

購入時に透明ビニールの袋(多分専用)に入れてもらえます。このままでは持ち帰りが恥ずかしい為、(縦方向に)大きなリュックや紙袋を持参した方が良いです。

展示で実物の資料を見た後なので、印刷だとどうしても実物よりも小さいのが残念ではありますが、カラーが多く、インタビューや対談も多数掲載されています。(じっくり読もうと思います)

図録を見る場合には横長なのですが、僕は見づらい・扱いづらいと感じました。

一部のページでは紙面全体を使ってプリントされており、その部分は非常に嬉しいのですが、インタビューなどは読みにくいです。(読みにくいのでまだ読んでいません)

若干の不満はありますが、普段は図録を買わない僕が初めて購入しました。満足しています。

よくよく図録の内容を見ていると、展示物が全て掲載されているわけではありません。印象的だったレイアウトなどが結構削られていますので、「あとで図録でチェックしよう」などと油断せずに展示を見ましょう!

先に図録を購入して、図録チェックをしながら展示を観るのもアリです。(ミュシャ展では有効な手段でしたが、新海誠展では解説が多い図録ではないので、必要はないと思います。重いし・・)

三島への行き方(電車など公共交通機関)

新海誠展の静岡会場に行こうかどうか悩んでいる方は、特に交通費を心配されていると思います。車でグループで、というのがコスパ最強です。

ここでは、電車などの公共交通機関を使った、三島までの交通費例を紹介します。(品川付近を起点としています)

新幹線 品川=三島 片道 4,000円(30〜48分)

品川->三島だと新幹線ひかりで 4,000円 30分です。

こだま利用で48分です。

とにかく乗車時間が短いのがメリットです。

在来線 片道 2,270円 約2時間

新幹線を使わず、在来線の場合、東海道線で向かいます(熱海で乗り換える場合が多いようです)。費用は片道 2,270円 で、約2時間の時間がかかります。

青春18きっぷを使ってグループで行く、または複数回行くのもいいですね。

高速バス 2,060円 約2時間(時間帯が合わず実質ムリ)

高速バスは安いです。例えば 渋谷→三島間は 約2時間で 2,060円です。しかし、東京発は夕方と夜の2便しかありません。逆に三島発は朝しかありません。バスの場合には、二泊する必要があり、実質使えないようです。

僕は新幹線を使った!

なるべく費用をかけずに行きたかったのですが、在来線で2時間、往復4時間は少し厳しいと考え、新幹線で往復しました。(倍近くの料金がかかっています)

新横浜駅

短い時間で移動する事で、より三島を楽しめばいいじゃないか!と考えたわけです。(お金で時間を買う!という発想ですね!なんと大人な(笑))

今にして思うと、行きは在来線、疲れた帰りには新幹線 という考え方もありましたね。ただ、在来線に2時間って・・個人的にはトイレが心配なのです。(車両のトイレには抵抗があるし・・)

電車での移動時間では、ぜひタブレットなどに新海誠監督の作品をダウンロードしておき、直前に作品のチェックをするのもいいですね。

こだまで向かう

僕の場合、お金で時間を買った割には、出発が遅くなったり、そうそうに疲れてしまって早めに帰ったり・・という事もありましたが、まぁ満足です。

僕は新横浜駅を使ったのですが、こだまの自由席で行きも帰りも座れました。

三島到着

また、新幹線の場合にはチケットショップで回数券を購入しておけば若干安くチケットを購入できます。

三島の南口側には、回数券の自動販売機がありましたので、帰りだけでも少し安いチケットを買うのも良いでしょう。

格安チケット自販機

格安チケットの自動販売機

僕の場合、新横浜なので、3,390円が3,060円になり330円お得です!(帰りの分を購入しました)

格安チケット料金表

新海誠展の他に三島で何をする?

新海誠展を見に三島に行くのですが、せっかく行くので観光も行いたいでしょう!さて、三島で一体何をしましょうか?ここでは電車で三島入りした場合のケースで考えます。

三島で秒速5センチメートル

三島駅の北口から南口に向かう途中に出会った秒速5センチメートル的風景。

新海誠展は10:00からオープンします。10:00から見学スタートしたとして、2.5時間見学(グッズの購入を含む)すると12:30です。ここでお腹が空いてきます。

食べる!

人間お腹が空くものです。ぜひ何か三島で食べましょう!

三島といえば、”みしまコロッケ”か”うなぎ”ではないでしょうか?

コロッケは食べ歩きの感覚なので、どこかで当然つまみ食いするとして、やはり”うなぎ”を狙いたいところです。

しかし!うなぎは高かった!

うなぎ店の価格をチェックすると、3,000円スタートなのです。

さ、三千円カァァァ・・。(個人的には予算オーバー)

うなぎ すみの坊 三嶋大社前店

三嶋大社前のうなぎ すみの坊三嶋大社前店。どうせお高いんでしょ・・?

でも大丈夫!The そうじろう は 1,500円でうなぎを食べられるお店を発見しました!うなぎの量は少ないですが、味は間違いないのでオススメです!

うなぎすみの坊 三嶋大社前店

(他にもあるかもしれませんが・・)三島大社の前にある、「うなぎすみの坊 三嶋大社前店」では「うな太郎丼」が 1,500円(税込)で提供されていました!

うなぎ すみの坊 メニュー

通常のうな丼に対して、うなぎの量が半分ですが、ムチャクチャ美味しかった!

うなぎ すみの坊 うなぎ太郎丼

ご飯の見える量が多いので見た目のバランスは悪いですが、うまい!

表面パリッと中はふんわりのうなぎに、ほどよい硬さのお米です。

うなぎ すみの坊 うなぎ太郎丼

じっくりと焼いてくれました。

しかもご飯は大盛り無料!テーブルにはうなぎのタレがあるので・・タレでお米を食べるのもアリです!

もちろん予算のある方は、よりうなぎの量の多いメニューを注文すれば良いと思います。

三島に来たらうなぎを食べた方が良いので、予算少なめな方は諦めないで「うな太郎丼」を楽しんでください!

それでも予算が・・という方は、同じお店のテイクアウト商品で、「うなぎむすび」(結び!)220円(税込)や「うなぎたい焼き」520円(税込)というチョイスも良いかと思います!(こちらを参照)

店内には、「うなぎコーラ」というドリンクも用意されていましたので、ネタとして飲むのも良いでしょう!

うなぎ すみの坊 うなぎコーラ

観る!

三嶋大社参拝

三島といえば三嶋大社です。ぜひ参拝しましょう。

三島神社 鳥居 君の名は。

三嶋大社には、天然記念物である樹齢1200年の金木犀の木や、たたり石など興味深いポイントがあります。

三嶋大社 金木犀

また、福太郎茶屋ではこしあんでくるんだ草餅「福太郎」を食べる事ができます。(駅でも売っています)

福太郎餅

新海誠展で、君の名は。で舞の設定なども観た後ですので、三嶋大社の舞殿にも注目です。

三島の君の名は。舞殿

佐野美術館でアートを楽しむ

佐野美術館にも足を運びました。

「ミロコマチコ いきものたちの音がきこえる」という展覧会を開催中です(9月3日まで)。

ミロコマチコさんは、”今、話題の絵本作家”さんだそうです。

僕は全くミロコマチコさんの知識を持っていなかったのですが、結構面白かったです。特に猫の絵が好きです。猫好きな方は行ってみてもいいでしょう。

入場料は 1,000円。ただし、近隣の三島田町駅では割引チケットが890円で販売されています。駅を通過するのであればチケットを購入してから行きましょう。

三島本町

三島田町駅も非常にいい感じです。

音声ガイドなし、基本的には撮影不可ですが、一部の作品は撮影可能です。

国宝となる、刀剣や国指定重要文化財の仏像も常設として展示されています。

庭園もあるので、そこで言の葉の庭のような風景にも出会う事ができます。

三島の言の葉の庭

無料のシャトルバスでクレマチスの丘に行く

北口のバス乗り場から無料のシャトルバスが出ている「クレマチスの丘」に足を運ぶのもいいでしょう。(片道 約25分)

僕は水曜日に行ったので、クレマチスの丘がやっておらず、行く事ができませんでしたが、バスで丘を登るので、結構眺めがいいはずです。

自然を感じるにはいいのではないかと思います。

レストランやカフェで食事を楽しんだりもできますし、美術館を楽しむ事もできます。僕が注目したのは、Tree house の ガレット or フレンチトーストです。(平日限定メニュー)また、チャオチャオのジェラートも良いのではないかと思います。

詳しくは、こちらの公式サイトを確認してください。

グループならボランティアガイドをお願いするという手も(要予約)

三島観光に関するページを見ていると、グループであればボランティアガイドをお願いする事もできるようです。

三島を確実に知り、楽しむにはちょうど良いでしょう。(2.5時間)

以下のようなコースです:

三島駅→楽寿園 →白滝公園→せせらぎのみち→柳並木→三嶋大社→佐野美術館→三島駅

1週間以上前に予約しておく必要があります。

三島のポスト

ところどころに赤いポストが。(郵便物は投函できません)

最後に:新海誠展感想

最後に The そうじろう の感想を述べます。

ひょっとすると、ネタバレかもしれません。こんな部分を読む人も少ないかと思いますが、ネタバレ注意です。

僕の中で「君の名は。」から大ブレークした新海誠監督に関する展覧会でした。

各映像作品の制作資料を展示していました。インスタ映えするようなフォトスポットがあるわけでもなく、制作過程に興味のない方にはつまらないかもしれません。

これまで新海監督作品の生の原画などを見ていなかった僕にとっては、とてもとても感動的な展示内容でした。(実物を見るまでは、生じゃないんじゃない?と疑っていました)

作品の規模が変わって行く中での制作スタイルの変化や、各作品における新海監督の狙い・思いも知る事ができました。(想像していたよりも周りの状況を分析し、狙いを定めていますね)

新海監督によるレイアウト修正やライティング指示などを読んでいると、「あぁ、ここまで考え、こだわりを持った結果の映像なのだなぁ」と感じました。ストーリーのアイディアがあるだけで誰でも同じモノが作れるわけではなく、深いところでのこだわり・思いが必要なのだ、と再認識しました。

また、関係するスタッフさんに感謝の気持ちをしっかりと ことば で伝えているのが印象的でした。チームプレイの潤滑油、「ありがとう」はやはり大切なのだなぁと・・。

通常のサイズよりも大きなサイズのレイアウトや原画もあり、非常によかったです。風速5センチメートルのカナエ(図録にない!)、言の葉の庭のユキノなど印象に残りました。

そして、「君の名は。」のラストシーンの部分の監督修正におけるコメントが印象的でした。

「カットいっぱいやさしく風を吹かせてください」

・・・やさしいです。

どうもあのシーンは「はっ」とか「うっ」とかぎこちない部分に引っかかりを感じていて、今ひとつ僕は気持ちが入りきらなかったのですが、次回見るときには、監督の指示の「やさしい風」がどのように表現されているのかを注目したいと思います。

この部分の監督修正は、図録に載っていないのでじっくり見ておきましょう!(「君の名は。」の図録掲載量は展示内容に対して少ないです! 奥寺先輩のデート登場シーンも無い!)

新海誠展 入り口

展示の始めと終わりに「ほしのこえ」と「君の名は。」のPC作業環境がそれぞれ展示されています。道具のスペックは上がっているのですが、基本構成は同じ。これまでの一連の作品作りに通じる”何か”を伝えているように思いました。

ゆっくり観られる静岡会場、オススメです。



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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