「Bose QuietComfort Earbuds」を購入しました。完全ワイヤレスイヤホンとしてはボーズ初のアクティブノイズキャンセリングに対応したモデルです。Apple「AirPods Pro」、ソニー「WF-1000XM3」など既にノイキャン対応完全ワイヤレスイヤホンはリリースされており、既に珍しい存在ではなくなっています。アクティブノイズキャンセリングヘッドホンはボーズが先駆者だったのですが、フルワイヤレス化においては出遅れてしまいました。ボーズとして、満を持してのノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホンのリリースとなったのです!これは期待しかないです!
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目次
- 1 「Bose QuietComfort Earbuds」の特徴
- 2 「Bose QuietComfort Earbuds」の実機チェック!
- 3 「Bose QuietComfort Earbuds」の装着感について
- 4 「Bose QuietComfort Earbuds」のワイヤレス接続は?
- 5 「Bose QuietComfort Earbuds」で使えるアプリは?
- 6 「Bose QuietComfort Earbuds」のノイズキャンセリング性能は?
- 7 「Bose QuietComfort Earbuds」の音質は?
- 8 連続再生時間と充電時間について(軽く実測しました)
- 9 「Bose QuietComfort Earbuds」を他社のノイキャンイヤホンと比べると・・
- 10 「Bose QuietComfort Earbuds」のオススメ度は!?
「Bose QuietComfort Earbuds」の特徴
まずは「Bose QuietComfort Earbuds」の仕様・特徴についてチェックしていきます。
「Bose QuietComfort Earbuds」基本情報
Bose QuietComfort® Earbuds | |
発売日 | 2020年10月15日 |
価格(税込) | 33,000円 |
ノイズキャンセリング | あり |
イヤホンサイズ | 2.6 cm (W) x 3.9 cm (H) x 2.7 cm (D) (8.6 g) |
防水性能 | IPX4 |
充電ケースサイズ | 8.9 cm(L) x 5.1 cm(W) x 3.2 cm(D) |
バッテリー持続時間: | 最大6時間 |
バッテリーケースQi対応 | 〇 |
コーデック | SBCおよびAAC |
Bluetoothバージョン | 5.1 |
カラー | トリプルブラック、ソープストーン |
同梱物 | Bose QuietComfort® Earbuds x 2(ミディアムサイズのイヤーチップを装着済み) 充電ケース スモールとラージのイヤーチップ USB-C(A-C)充電ケーブル(30.5 cm) クイックスタートガイド |
ポイントは以下の通り!基本スペックはハイエンドらしく不足のない内容です!
- ノイズキャンセリング機能(強度調整可能)
- タッチコントロール
- IPX4の防滴仕様
- Bluetooth 5.1に対応
- 対応コーデックはSBC、AAC
- 最大6時間再生+充電ケースで12時間。トータル18時間。
- バッテリーケースが無線充電規格に対応
- USBコネクターはUSB-C
- 対応アプリは「Bose Musicアプリ」
「Bose QuietComfort Earbuds」の実機チェック!
それでは「Bose QuietComfort Earbuds」の実機チェックをしていきましょう!
パッケージは派手さのないシンプルなデザインです。
Bose QuietComfort Earbuds のセット内容は以下の通りです。
内容物:
Bose QuietComfort® Earbuds x 2(ミディアムサイズのイヤーチップを装着済み)
充電ケース
スモールとラージのイヤーチップ
USB-C(A-C)充電ケーブル(30.5 cm)
クイックスタートガイド
チャージャーについては付属しないためスマホ用を流用するなどご検討ください。
アンカーのAnker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)はなかなかオススメです。別記事にて紹介しています。
使い始めるにはクイックスタートガイドに沿って、アプリのインストール、装着の順に行います。
充電ケースはそれなりのサイズ感があります。
充電ケースを手に取ってみると、軽く、持ち運びに苦労するということはありません。
ケースの前面には開閉のロック解除ボタンとケースの充電状況を表すLEDが配置されています。
充電ケースの後ろ側には充電用のUSB-C端子が配置されています。
充電ケースの底面には各種規格認証関連のロゴなどが印字されています。また、ワイヤレス充電を行うことも可能です。
ボタンを押しケースを開きます。開き方は品があります。閉じるときのロック音は少し音が大きいです。
イヤホン本体は、ケースにマグネットによって固定されます。
イヤホンの間にはBluetoothボタンがあります。
イヤホンのサイズは2.6 cm x 3.9 cm x 2.7 cmです。LEDを境に広い面がタッチセンサーになっています。
右イヤホンのタッチ操作では楽曲の停止、再開が可能です。また、左イヤホンではノイキャンレベルの操作、ショートカットの起動が可能です。
音量調整はできません。(トラック送りは左ダブルタップのショートカットに割り当て可能)
Bose QuietComfort Earbuds では新しいイヤーチップ、StayHear Maxイヤーチップが採用されています。耳と接触する箇所にセンサーがあり装着検出しているようです。
「Bose QuietComfort Earbuds」の装着感について
「Bose QuietComfort Earbuds」の装着感については、正直ボーズらしくない印象です。
耳にしっかりと突きささり、歩くとドスドス響く状態です。
ボーズといえば耳につきささらない傾向にありましたのでここは想定外です。
また、耳の穴が少し痛い印象もあります。(イヤーチップをサイズSにも替えてみましたが変わらず)
購入の際には実際に装着して何歩か歩いて確認した方がよいでしょう。
「Bose QuietComfort Earbuds」のワイヤレス接続は?
Bluetoothのペアリングモードにし、Bose Musicアプリで接続設定します。
接続安定性について室内では問題ありません。
混雑した場所などでの接続安定性については未確認です。
自宅周辺、最寄り駅、電車内、品川駅などにて使用しましたが、スマホとの接続が途切れる事はほぼありませんでした。
ただし、JRのホーム上で電車を待っている際の電車進入時に左側イヤホンにノイズが入る現象が確認されました。
大きな問題はなく、ワイヤレスの接続安定性は高いと考えています。
「Bose QuietComfort Earbuds」で使えるアプリは?
Bose QuietComfort Earbudsは「Bose Music」アプリと接続できます。
Bose Musicアプリではイヤホンのコントロール、複数のBluetooth機器の切り替え、QuietComfort Earbudsのカスタマイズ(お気に入りのノイズキャンセリングレベルの設定、装着検出の設定、カスタムショートカットの作成、音声ガイドの言語設定など)、ソフトウェアアップデートが可能です。
残念ながらイコライザー機能はありません。(ボーズの場合イコライザー機能はありません)
低音の調整が欲しいので、アップデートでの提供を期待しています!!
「Bose QuietComfort Earbuds」のノイズキャンセリング性能は?
Bose QuietComfort Earbuds のアクティブノイズリダクションでは、イヤホンの内側と外側両方に音を検知するためのマイクが取り付けられています。マイクによりノイズを検知し、測定、比較、そして瞬時にノイズと逆位相のキャンセル信号を生成することでノイズがキャンセルされる仕組みです。
パッシブノイズリダクションとは、機構的に音を遮蔽していることです。これは、音響構造と独自のイヤーチップデザインの組み合わせによって実現されています。
実際にイヤホンを装着してみると、周囲の音がスッと消えます。
ノイズキャンセリング性能は高そうです。
「Bose QuietComfort Earbuds」のスゴイところはノイズキャンセリング量の調整が10段階で出来るところ。この調整具合が半端なく素晴らしいのです!
これだけはホント実物で試していただきたい!
「外音を取り込む」という単純な処理ではなく、実に自然にノイズキャンセリング量が調整されている印象なのです。ここについてはボーズスゴイな!というところ。
街中、マクドナルドなどの店内、電車内などでのノイズキャンセリングの効果は高く、日本語の映画なども楽しめるレベルです。
また、雨天時に傘をさしていたのですが、雨音がしないので「雨が弱いのかな?」と思ったのですが、ノイズキャンセリングの効果で雨音が消されていたこともありました!
左イヤホンのタッチ操作やBose Musicアプリによってノイキャンレベルの変更が可能なので、歩行時等はノイキャン強度を下げると良いでしょう。
「Bose QuietComfort Earbuds」の音質は?
低音の響きはボーズ感あふれる鳴り。
高音もキレイであり満足いく音質だと感じた。
もう少し音にひろがりが欲しいという印象もあるが、ノイズキャンセリングモデルではそこまで求めるのは酷かもしれません。
iPhone に接続し(AACで接続されているはず)、今どきの音楽を聴いてみましょう。
最近お気に入りの YOASOBIの「群青」を聴いてみます。(Spotifyですが・・)
いや、出だしから低音の迫力がスゴイ。耳にズンズンと響く印象です。
そして特徴的なボーカルも気持ち良く伸びていきます!
あぁ、気持ち良いです。
ちなみに、音質としてはノイキャンのない「Bose Sport Earbuds」とほぼ同等の印象です。
「Bose Sport Earbuds」にノイズキャンセリング機能が付いたのが「Bose QuietComfort Earbuds」だと考えてよさそうです。
購入したらOfficial髭男dism の「I LOVE…」を聴いてみて比較して欲しい!
Official髭男dism の「I LOVE…」を聴いてみる。
「I LOVE…」非常に作り込まれた楽曲です。低音で響かせている部分は、マジで響きがスゴイ。
ここまで図太くキレのある低音が楽しめるのは Bose だけかもしれません。
「あぁ、ライブでもこんな響きなのだろうなぁ・・」と思いながら楽しみました。
一方、楽曲の中で随所で織り込まれているカリッとした音の再現も実にイイ!!
この曲は Bose QuietComfort Earbuds を購入したら是非聴いてみて欲しいです!!
音量を下げても残る楽曲のボディ感
そして、音量を絞ってもボディ感のある音で楽曲を楽しめるのも Bose QuietComfort Earbuds の魅力です。
これは"アクティブEQ(イコライザー)"により小さな音でも音楽を楽しめるようになっているのです。
以下は製品ページでの記載から引用しました。
このイヤホン内部の音響設計は、どんな音量でも、深みのある低音と生き生きとした臨場感あふれるサウンドを再生できます。
これは小さなことのようで、大きな違いをもたらします。
ほとんどのイヤホンでは、音量を下げるにつれて低音が小さくなる傾向があり、音楽がチープで弱々しく聞こえてしまいます。
ボーズでは、音量に合わせて最適化されるアクティブEQテクノロジーにより、この問題を解決しました。
このイノベーションは、自動的に低音と高音を調整します。
音量を変えたときにも、音楽、ビデオ、人の声などが常にバランスが取れた状態で聞こえます。
なかなかボーズらしい音を楽しめるイヤホンです!(個人的には大好き)
その一方で低音が響きすぎるという評価もありそうです。
試してみないと好みかどうわからない、という部分はありそうです。
連続再生時間と充電時間について(軽く実測しました)
連続再生時間は 7時間程度!
Bose QuietComfort Earbuds の連続再生時間について確認しました。
仕様としては連続再生時間 最大6時間です。
試した結果では、7時間程度持ちました!
音量・環境など条件によって変化すると思われます。
iPhone 11 Pro と接続。
音量はiOSのゲージで30%程度。
ノイキャンはMax。
環境は室内。
途中耳から外し鳴らし続けた期間もあります。
メモ
AM10:00からスタート
3時間後( PM 1:00) 60%
5時間経過(PM 3:00) 30%
6時間経過(PM4:00) 15%
6.5時間経過(PM4:30付近) 10%
6.75時間経過(PM4:45付近) 5%
7時間程度で接続が途切れた模様(明確には確認できず)
イヤホンの再充電時間は 1.3時間程度!
使い切ったイヤホンを充電ケースで再充電しました。
ボーズ公式のFAQでは「イヤホンの満充電には約2.5時間」との記載がありました。
今回試してみた結果としては、1.3時間でした。
連続再生時間測定のテストで使い切った(と思われる)イヤホンを満充電状態の充電ケースに戻して充電をスタートさせました。
FAQの数値よりもかなり速く充電が完了したことになります。(バッテリーを使い切れていなかったのかもしれません)
メモ
45分後 90%
60分後 95%
80分後には 100%になっていました
連続再生時間、充電時間ともにスペックを大幅に上回る結果でした。
一度だけのトライですので、参考値として取り扱いください。
「Bose QuietComfort Earbuds」を他社のノイキャンイヤホンと比べると・・
「Bose QuietComfort Earbuds」を他社のノイキャンイヤホンと比べると・・
まず価格の面で「Bose QuietComfort Earbuds」は高いです。
価格の安い順では以下の通りです。
ソニー 「WF-1000XM3」 28,468円(ソニーストア価格)
Apple 「AirPods Pro」 30,580円(Appleストア価格)
「Bose QuietComfort Earbuds」 33,000円(ボーズ公式ストア価格)
充電ケースのサイズにも個性があります。
ソニーのケースは結構大きいです。Appleはケースも小さいです。
イヤホン本体のサイズを比較すると、ボーズが最も大きく、Appleの小さなサイズ感は魅力です。
Apple 「AirPods Pro」は、小型なイヤホンが特徴です。正直、音質的にはムッチャ満足!という存在ではないのですが、装着感も軽く、気軽に使えるノイキャン完全ワイヤレスイヤホンとしては魅力的な存在です。(音も低音の響きはほぼ感じられません。軽く楽しむのには持ってこいなのですが、気持ちよい音ではないです)
ソニー 「WF-1000XM3」は発売から1年以上経過し、さらに価格がこなれてきています。機能面、サイズ感で考えるとボーズと同等でもあり、コスパの高いモデルです。音質もストレートにキレイな音が鳴ります。(太い低音というイメージではありませんが、クリスプ感のある切れの良い音が魅力です。)
この状況を考えると低音を重視の方にはBoseがオススメです!
「Bose QuietComfort Earbuds」のオススメ度は!?
Bose QuietComfort Earbuds は優れたノイズキャンセリング性能、響く低音が魅力の完全ワイヤレスイヤホンです。ボーズの最新モデルという部分も魅力です。
ボーズファンならマストバイです。
これまで低価格のイヤホンを使ってきた方なら「こんな音が鳴っていたのか!感動!」という印象を持つでしょう。
また、初のノイズキャンセリングイヤホンの体験であれば「ノイキャンすげぇ!」と感じられるモデルです。
その一方で、
- イヤホン本体のサイズが意外と大きめ
- 装着感(これは実際に身に着けてみないとわからない)
- ケースの大きさ(重量は軽いです)
- 楽曲によっては響きすぎる低音(しかも調整できない)
といった、人によっては実際に使ってみて「ん???」となる部分がありそうです。
twitterなどで状況を見ていると耳に全くフィットしない方もおられるようです。
また、「カフェで勉強する!」という場合に低音が響きすぎて気持ちが落ち着かないというような事もあるかもしれません。
(蛇足ですが、Bose QC Earbudsには、ノイキャンは効かせてBluetoothをオフにするノイキャンのみ使える機能もあります!)
個人的には Apple、Sony よりも Bose がオススメ!です。
是氏、ボーズのノイキャンと低音のすごさを試してもらいたい!と思っています。
しかし、その一方で楽曲によっては低音が響き過ぎると感じる方もいるハズです。
これは万人受けしない可能性もあるぞ、という印象を持っています。
提案としては、使った後でも気に入らなければ送料着払いで返品が可能なボーズの公式オンラインストアで購入することをオススメします。
PayPayモール(Yahoo!ショッピング)や楽天市場のボーズ公式ストアであれば、30日間返品返金保証で使っても返品が可能なのです。
ボーズ商品のポイント還元率は、家電量販店で5%です。Yahoo!も楽天も同様もしくは条件によってはそれ以上にポイントが付く場合もあります。
購入条件が変わらず返品の自由が得られるなら、公式ストアでの購入がオススメです!
↓ Yahoo!ショッピング PayPayモールのボーズ公式ストア
BOSE QuietComfort Earbuds ワイヤレス ノイズキャンセリング イヤホン ボーズ公式ストア
↓ 楽天市場のボーズ公式ストア
BOSE QuietComfort Earbuds 完全ワイヤレス ノイズキャンセリング イヤホン ボーズ公式ストア 10月15日(木)発売予定/初回入荷分完売(入荷次第出荷)
もちろんボーズに慣れている方で自己都合による返品の可能性が低い方には、入手しやすいアマゾンなどもオススメです。
アマゾンの場合5年保証(自然故障対応) に ¥1,560 で加入ができるのも安心です。
Bose QuietComfort Earbuds 完全ワイヤレス ノイズキャンセリング イヤホン トリプルブラック
Bose QuietComfort Earbuds 完全ワイヤレス ノイズキャンセリング イヤホン ソープストーン