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耳スピ「nwm ONE」が快適な装着感で音もイイ!ただし注意点あり。

NTTソノリティ の耳スピ「nwm ONE」(ニュームワン) を購入しました!すでに発売から1年が経過したというタイミングにはなりましたが、かなり気に入っています!

購入のきっかけは、おじさん仲間に「これいいよ」と実機を見せられたこと。
その後、量販店での試聴にて音・装着感も好印象だったことから、購入するに至りました!

nwm ONE 本体を装着しようとしているシーン

想定通りの軽い装着感や文句のない音色に感動しつつ、使っているとどうしても気になる点もありました。

この記事では、nwm ONEの購入を検討されている方に、実際の使用感と気になる部分を整理してお伝えしていきます!

nwm ONE の外観をチェック!

NTTソノリティの直営サイトにて nwm ONE を購入しました。
購入手順などは一般的なECサイトと同じですが、日曜日は発送が休みなのか土曜日夕刻に注文しましたが発送されたのは月曜日でした。

nwm ONEの魅力はそのデザイン。
デザインに対するこだわりは箱にも表れていました。

nwm ONE の外箱
外箱は普通といえば普通。安定感のある形状です。
生産はタイです。
生産国はタイです

外箱を開けると内箱が!

nwm ONE の内箱
おしゃれデザインの内箱。これで販売してもよい気もしますが、さすがにこの形状では輸送時などに困るのでしょう。

この内箱を留めている紙がまるで巻物のようになっていて、セーフティガイドにもなっています!スゴイ!!

巻物状の説明書

内容物は nwm ONE 本体と USBケーブルのみのシンプルな構成。

内容物は本体とUSBケーブルのみ

ケースは付属しませんが、この紙の内箱をキャリングケースとして使えなくもありません…がさすがに…
▼ 純正ではありませんが、こちらの汎用ヘッドホンケースに nwm ONE が収まるそうです。

内箱を開けると nwm ONE とご対面!一部紙で保護されていますが、その保護紙が付いている状態もカッコイイ!!

内箱を開けるとnwmONE本体と、USBケーブルが出現

操作部材の機能については保護紙にブリントされていました。

保護紙にはさりげなく機能説明も掲載されていました

左下のQRコードからアクセスすると、クイックスタートガイドのページがスマホに表示されます。
(クイックスタートガイドについては、「nwm ONE クイックスタートガイド」で検索すれば確認可能です)

セット内容については nwm ONE 本体と USB Type-Cケーブル のみです。

セット内容は 
nwm ONE 本体と USB Type-Cケーブル のみ

USB Type-Cケーブルは両端Type-Cのタイプです。また、長さは1.2m。ケーブル自体は"比較的"柔らかいタイプ。

付属のUSBケーブルの端子形状は両端がUSB Type-C
ケーブル長は1.2m。ある程度柔らかいが若干腰があるケーブルだ

USBケーブルは充電および有線接続に利用します。ノートPCとの有線接続であればなんとか事足りる長さですが、余裕は少ないと考えます。余裕をもって2m長のUSBケーブルを用意したいところです。

そして、こちらが nwm ONE! カッコイイ!!この子、やたら写真写りが良い!

nwm ONE はビス(ネジ)を一つも見せないデザイン!スゴイ!

仕様によると 重量(本当は質量)は約185g。これまで使用していた Bose QC45 は 250gのため、26%減になります。
QC45でも装着感を含めて軽い!と思っていましたが、nwm ONE は本当に軽いです。

軽さもさぞかし追求されたのだと推測します。
その分、"ヘッドホン"として考えると物足りなさを感じたのも事実です。

まずはサイズ調整のためのスライダーです。
一般的なヘッドホンでは、金属のスライダーでノッチの感触があります。
つまりカチカチとしたクリック感のあるスライダーです。

スライダー部分の比較。上からnwm ONE、SONY MDR M1-ST、Bose QC45。他社はノッチがあるが、nwm ONEにはない。

nwm ONEの場合、上の写真の通り樹脂製のスライダーでクリックがなく、無段階に調整ができるタイプです。
耳の穴の位置にスピーカー部が来るように微調整が可能ですが、その分「いつも自分はこの位置」というような使い方は期待できません。

ヘッドバンドのクッションはシリコン素材で、クッションとしては薄めです。この薄さについては本体の重さを考えると問題ありません。フィット感のためにある部材と考えれば良いでしょう。

ヘッドバンドのクッションはシリコン素材

耳当ての部分のクッション、イヤークッション(イヤーパッド)もシリコン素材です。

nwm ONEのイヤークッション。シリコン製でホコリが付きやすい

開封してしばらくすると、すでに多くのホコリが付着しています。しかもこのホコリが取り除きにくいです。

説明書には、以下の通り記載がありますが、ホコリ・チリは吸着してしまいなかなか取り除くことができないのが実情です。

イヤーパッドは取り外しできません。無理に外すと破損します。汚れた場合は乾いた柔らかい布でふき取ってください。

クッションとしては厚みは少ないという印象ですが、耳周辺に密閉させる必要がないことから側圧が軽いため、問題ありません。

後述しますがイヤークッション(イヤーパッド)については「自分では交換できない」という点については注意が必要です。

下の写真は右のユニット部です。装着後に耳穴の位置に合わせてスビーカーの角度を変えることができる構造になっています。

この角度の調整をしない場合とする場合とでは高音域の聴こえ方がかなり変わります。必ずスピーカー角度を調整しましょう。

内側には右左の指標があります。これがシボのあり・なしで表現されているため少し影になっているとこのLRのマークが全く見えません

見えにくい nwm ONE のR指標

使い初めの頃は左右を間違えて装着することが多々ありましたが、慣れてくると「ボタンのある方が左」ということがわかり、間違うことが無くなります。

左右が逆の場合、スピーカー部の向きが調整できない問題がありますし、通話時にはマイク位置が変わるため問題が発生するそうです。

本製品にはNTTが特許を取得した「Magic Focus Voice」を搭載しています。
L,Rを逆に装着してしまったり、マイクの穴をふさいでしまったりすると、マイクの性能を発揮できず、相手に声が届きません。
装着の際には必ず確認してからご使用ください。

左側のユニットの下部にUSB端子があります。充電時やUSB接続する際にはこの端子にケーブルを接続します。

nwm ONEのUSB端子

nwm ONEはUSBオーディオに対応しています。接続した機器からデジタル信号で音声データを受信します。その一方で、AUX接続(アナログ、主にヘッドホン端子やヘッドセット端子との接続)による有線接続には対応していません

操作部材は左の後方に集中しています。

nwm ONEの操作部材。マルチファンクションボタン、(+)ボタン、(-)ボタン

上側の短いボタンがマルチファンクションボタンで電源オン・オフやペアリング、再生一時停止などを1ボタンでまかなっています。
下の長いボタンが(+)ボタン、(-)ボタンになっています。また、マルチファンクションボタンの上側にはLEDによるステータスランプがあります。

マルチファンクションボタンの機能が多すぎるとは思いますが、操作についてはアプリから確認ができます。

ボタンの操作と機能の関係についてはアプリ内で詳細に説明されている

ブランドロゴや操作部材のプリントなどを一切廃した超シンプルなデザイン。シンメトリーなデザインも貫かれ、操作ボタンを除き左右・前後対称も貫かれ見た目として非常に美しいプロダクトです!

装着感は軽く、良好!

nwm ONE を実際に装着してみると、その付け心地の軽さに驚きます。

その一方で、一般的なヘッドホンであれば対応しているスイーベル(ハウジングを支えるアーム部分がヘッドバンドに対して回転する)に対応していないためでしょう、フィット感はやや欠け、ふわりと乗っかっているという印象です。

慣れていない当初はうつむいていると nwm ONE がズレていく現象もありました。これはスライダーの調整をしっかりおこなうことで印象が変わってきます。

装着して歩くと気のせいなのか風が発生するのか耳のあたりがスースー風が通ります。
この構造であれば、耳が蒸れることはないでしょう!

アプリは実にシンプル!

スマートフォンで使用する nwm Connect アプリ が用意されています。

nwm Connect アプリはAndroid OSおよびiOS版が用意される

nwm Connect アプリでは、ファームウェアの更新をはじめ以下の機能があります。

  • ファームアップデート
  • イコライザーの変更
  • 充電色の設定
    充電中のステータスランプを 6 色から選択することができます。
  • 接続状態でのオートパワーオフ時間の設定
  • Magic Focus Voice のオン・オフ設定
  • 360 Reality Audio 個人最適化設定
  • バッテリー残量の確認
nwm Connect のデバイスホーム画面
nwm ONE のホーム画面

製品購入した直後に確認したいのは、ファームウェアの更新です。

本体ファームウェア 1.0.7 から1.0.10 に更新された

私は2025年12月に購入したのですが、本体ファームウェアが2024年8月23日にリリースされた 1.0.7 でした。
その後のアップデートが 2025年3月14日の1.0.10 です。
かなりの期間、在庫が流動していない可能性がありますね。(または工程では旧バージョンの1.0.7のまま流している)

サウンド設定にてイコライザーの変更が可能です。

イコライザー Balanced の画面
Balanced
イコライザー More Bass の画面
More Bass

プリセットイコライザーからの選択および、オリジナル設定が可能です。
プリセットのイコライザーは Balanced、More Bass、More treble、Clear Voice、Dynamic の5種類です。

イコライザーのユーザー設定画面。かなり凝った内容になっている
ユーザー設定

オリジナル設定(ユーザー設定)では5つのポイントで周波数、ゲイン、バンド幅を設定できる「かなり凝ったカスタムイコライザー」です。

充電色の設定
充電中のステータスランプを 6 色から選択することができます。

充電中のステータスLEDの色を選択できる

残念ながら操作関連のカスタマイズは一切用意されていません。

必要最低限のシンプルなアプリという印象です。

nwm ONE 実際に使ってみた感想

モノとしてどうか?

装着時の快適さを追求した商品であり非常に軽いです。
そのため ¥39,600(税込)の商品ですが、非常に軽いため価格とのバランスが悪いようにも感じがちです。(質量が伴っていない感がある)

不満点としては以下の通りです。

  • ヘッドバンドは調整しやすいとは言えず微妙。
  • アーム部がスイーベル(回転)しない
    そのためフィット感の物足りなさや。収納時に小さくならない不満があります。
  • ステータスランプがわかりにくい
    電源オンしているかどうかが非常にわかり辛い。USB非接続時にはたまに点滅するだけ、USB接続時には充電中ランプとして点灯するため電源がオンなのかオフなのか私には理解できない仕様です。
PCとの組み合わせでは、オンしているのかオフなのかがわかりにくい

ちょっとした不満点はあるものの、やはり装着感の軽さ、デザインの美しさ、後述の音質によって、かなり満足度の高いオープンイヤーヘッドホンです!

The そうじろう
The そうじろう

コレ、いいよね~(笑)

音質はかなりイイ(好み)

音質についてはかなり印象がよく「これでいい!」と感じています。
もともとオープンイヤータイプは中高音のクリアさや音の抜けの良さがよく、印象の良い音になります。

低音も不自然ではない良い塩梅で再現されており不満がありません。
強調された低音を求める方には不向きな機種ではあります。

私はデフォルトのEQである「Blanced」を使用していますが、こだわりのある方はユーザー設定にてカスタムしたイコライザーを作成してみるのもよいでしょう。

オープンタイプのため周囲の音が丸聞こえです。nwm ONE の装着・非装着とで周りの音の聴こえ方はほぼ変わりません。
周囲の交通状況などが気になるウォーキングに最適です。
その他、他の方とのコミュニケーションを確実にとりつつ楽曲等を楽しむ用途にピッタリです。

音漏れについて

音漏れについては当然ゼロではありませんが、かなり抑えられています。

特にセリフやナレーションの「歯擦音(しさつおん)」については耳に付きやすいため、例えば電車の中でドラマを鑑賞している時に聞こえにくいからといって音量を上げると近隣の方に迷惑をかけることになります。注意をしましょう。

PCとのBluetooth接続では音声遅延が目立つ

PC(自作デスクトップ)とBluetooth接続してドラマなどを鑑賞するとリップシンクにずれが生じない場合と大きくズレが発生する場合が確認できています。
多くの場合、音声と口パクにかなりズレが生じるため音楽鑑賞であればともかく、ゲームプレイやドラマの視聴には問題があります。

iPhone の場合は、それなりにリップシンクがとれています。
Android(Pixel 10 Pro)の場合にはPC同様ズレが発生します。

私の環境・感覚では以下の通りです。(表内の「OK」はズレが少なく実用範囲と判断したという意味です)

接続デバイスBluetooth接続USB接続
PC (Windows)ズレ(OKな時もあり)OK
iPhone 15 ProOKOK
Pixel 10 Proズレズレ(少?)

音の出だしで大きなノイズが発生する(USB有線接続)

ズレが気になるシーンではUSB接続を使用しますが、USB有線接続においてもも気になる問題があります。

以下、Windowsでの確認結果ですが…

音の出だしで「バッ」というノイズが発生し、その音が大きい、びっくりしますし、耳にダメージを与えられてしまいそうです。
(音の大きさは音源の音に左右される傾向です)

例えば、ブラウザでYouTubeを再生し一時停止、15秒経過してから再生を再開した場合 再生先頭は無音が少しあり、その後ノイズが発生してから音が鳴り始めます。
この挙動は耳を痛めそうですし、かなりストレスです。

USBのチップ(IP?)や設定などに依存する可能性もありますが、私のデスクトップ環境・LenovoのノートPCではそのような現象が発生しています。

また、Windows+USB接続の場合には音量が大きく「音量4」程度が良く、非常に使いにくいです。

WindowsとのUSB接続については特にノイズ発生について改善してもらいたいと思います。

マイクの音質はどうか?

マイクの音質については、かなり良い印象です。Bluetooth接続・USB有線接続については音声レベルの違いはありましたが、音質に差がほぼなく、所有している他のイヤホン・ヘッドホンよりもノイズ感の少ないクリアな音声でした!これはスゴイ!

バックにBGMがある状況でも、Magic Focus Voice がオンの場合にはかなりBGMが小さくなり(ほぼ聞こえない)効果あり!です。
ただし、若干音声には影響がでるようでクリア感(明瞭さ)がわずかに減少します。
音質にこだわりがある場合で、周囲にノイズがなければ マジックフォーカスボイスの設定はオフにした方がよいでしょう。

気になるイヤーパッドの修理対応

NTTソノリティのプロダクトは発売からまだ日が浅く、修理対応に関するクチコミは現時点では非常に少ない状況です。 一般的に、イヤホン・ヘッドホンの修理は、保証期間内の自然故障であれば現物交換、有償修理の場合も新品やリフレッシュ品への交換対応となるケースが主流です。nwmシリーズにおいても、同様の対応となる可能性が高いと考えられます。

一方で、特にそれなりの価格のヘッドホンであればアクセサリー(交換用パーツ)として供給されることの多いイヤーバッドについては、ユーザー側での修理ができません。

nwm ONE のイヤーパッドを交換する場合には、8,000円での修理対応になります。(価格は2025年12月現在のもの)

少し高い印象はありますが、往復の送料や作業費用も含まれると考えるとそりなりにリーズナブルとも考えられる価格です。

交換が必要になったときには新モデルが登場しているかもしれませんし、その時に考えればよいかなぁと思います!

nwm ONE は買いか!?

nwm ONE を購入して以来、メインのヘッドホンとして使用していて満足しています。
クーポンや値引き・ポイントによって、ある程度実質的な支払いを抑えられますし、よい商品だと考えます。

nwm ONE のスピーカー部。
どこを撮影してもサマになる nwm ONE。デザイン性はかなり高い!

その一方で「オープンエア?オープンイヤー?そんなの必要?」という方には不要な商品です。

The そうじろう
The そうじろう

nwm ONE 好きです!

メインで使用していますが、やはり時にはアクティブノイズキャンセリング(いわゆるノイキャン)に対応したイヤホンやヘッドホンが必要なケースもあります。特にカフェでの作業や電車や飛行機での動画鑑賞が該当します。

使い分けると非常に便利ですし、nwm ONE だけでやりこなすとなると諦めが必要な状況がどうしても出てきます。

nwm ONEは「できるだけ耳を解放しておきたい!」という方にオススメなヘッドホンだと考えます。


【参考】nwm ONE の主な仕様

参考として nwm ONE の主な仕様を掲載します。

通信方式:Bluetooth標準規格Ver.5.3
出力:Bluetooth標準規格Power Class 1
最大通信距離:見通し距離 約10 m ※1
使用周波数帯域:2.4 GHz帯(2.4000 GHz ~ 2.4835 GHz) ※2
変調方式:FHSS
対応Bluetoothプロファイル:A2DP, HFP, AVRCP, ​TMAP, PBP
対応CODEC:SBC, AAC, LC3, CVSD, mSBC
対応コンテンツ保護:SCMS-T方式
電池持続時間:連続通信 最大20時間(音楽再生時間含む)
充電時間:約1.5時間
電源:DC3.7 V内蔵充電式リチウムイオン電池
質量:約185 g
イヤーパッド:シリコン

スピーカー部

型式:ダイナミック型
使用ユニット:Ø 12 mm+Ø 35 mm 2way
再生周波数帯域:40 Hz 〜 20 000 Hz(Bluetooth接続時)

マイク部

型式:MEMS × 2
指向特性:無指向性

付属品

USB Type-Cケーブル 1.2 m



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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