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オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展に行ってきた!美しい絵画を堪能!

2016年4月27日

2016年4月27日から国立新美術館で開催している オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展 に 開催初日の午後に行ってきました!感想、展示内容、音声ガイドの内容、大まかな所用時間、その他グッズなどの情報について紹介していきます!

ルノワールの絵画、とてもキレイでした!絵画にあまり興味がない方にもおすすめです!

同時期に京都の京都市美術館でもルノワール展が開催されているようですね。京都は、「光紡ぐ肌のルノワール展 -女性の美に魅せられた画家」。東京は、「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」です。開催概要をチェックすると、東京の方が圧倒的に有名な作品が揃っています!

サライの6月号では、P101から8ページにわたって「幸福な瞬間を追求した”絵の職人”」というタイトルで、ルノワール展を紹介しています。絵が多く紹介されていて、文字数は少ないのですが、ポイントを押さえた見どころが紹介されていますので、事前にチェックしておくのもいいかと思います。(「サライ美術館」)

日経新聞夕刊では、5月16日から 辻仁成さんの連載「生命のよろこび ルノワール展から」がスタートしました。電子版 有料会員であれば、電子版でも確認可能です。(こちら

先日、本屋さんを散策していたところ、ルノワールについて結構詳しく解説しているムック本がありました。「ルノワールへの招待」という本です。この本を買って、事前に学習しておいたり、展覧会に持って行って読みながら絵を見るのもいいと思います。(アマゾンレビューも高評価です)

6月29日に入場者数が30万人を超えたそうです。2ヶ月での30万人達成です。日数としては64日ですので、1日平均 4,688人です。若冲展は、44万6000人で平均入場者数は1万6000人だそうです。若冲展は毎日行列が出来ていたらしいです。ルノワール展は比較的ゆったりと見られていいですね!

会場は乃木坂が最寄駅の 国立新美術館

国立新美術館は、2007年に開館した、比較的新しい美術館です。

最寄駅は乃木坂。乃木坂駅からであれば国立新美術館までは直結です。

六本木駅からも5、6分です。乃木坂、六本木のどちらか都合の良い方を選択すればいいです。僕は日比谷線の六本木駅から歩きました。

六本木駅からは途中、少し下って、最後に少しだけ上る必要があり、全くの平地ではありませんが、比較的緩やかな道でした。天気がいいと気持ちいいと思います!

六本木から国立新美術館への順路を簡単に説明します。

六本木駅の2番出口から地上に出ます。そのまままっすぐ進み、右側にファミリーマートを通過した先で右折します。細目の道を進んでいくと、ベルサーレ六本木の看板が見えます。

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さらに進みます。右手に↓この道が見えたら右に入ります。

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道なりに進みます。

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途中の道ではお寺の方向に進んでください。

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登り坂に出たらゴール間近です。

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着きましたよ!

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門を入った先にチケット売り場があります。チケットを入手していなければこちらでチケットを購入しましょう!

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かなり、どんよりした天気でイマイチな写真ですが、↓ 国立新美術館です!

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円形の傘置き場もかっこいいです。

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館内の撮影は、三脚を用いなければOKです。ルノワール展の展覧会場内は撮影不可です。

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国立新美術館は、内部も非常にカッコいいです。↓まるで「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」のような・・・(どこが??)

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会場である 1E はちょっと分かり難いです。

どこでルノワール展が開催されているかが明示されていないので美術館に入ってちょっと迷いました。さぞかし大々的に、看板や案内標識が立っていたり、係員さんが「ルノワール展はこちらですよー!」などと迷わないようにしてくれているかと思いきや、静かな空間が広がっていて、どこでルノワール展をやっているのかがわかりませんでした。

ひょっとして、地下かな・・?と思ったくらいです。実際には建物の入り口から入って左側奥に進んでいくと、ルノワール展の会場があります。「1E」が会場です! ↓写真、暗くてスミマセン。

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ここが、「ルノワール展」の入り口です。

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この左側の、さりげない緑の投影がいいですね。後で気が付きました・・。

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ここでチケットをチェックしてもらい、ルノワール展の中に入っていきます。この室内で、音声ガイド(有料)も借りられます。

↓ 美術館入口から展示会場までの道順を、国立新美術館のフロアマップを引用し記しました。

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会場マップ・展示内容

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↑ 上の写真が展示会の配置です。右上の入口から入り、各章を回っていきます。

ネタバレになるので、別リンクとしますが、作品の配置図はこちらです。(記憶で書き上げたので誤りがあるかもしれません)

今回注目を集めている、「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」および「田舎のダンス」「都会のダンス」については図のやや左側の 【 】が横になったマーク部分に展示されています。

この周辺部分はとても広く、また足元に柵のない本当に広々とした空間です。このスペースの中央にはベンチが設けられていて、好きな絵画の前でゆったりとした時間を過ごせます。本当に贅沢な時間をだなぁ〜と思いました。みなさんも是非、試してみてください。

年表コーナーが途中に設けられています。(上の写真で中央やや上側)そこでは ルノワールが映っている映像が上映されています。ルノワールが実際に絵を描いているところを 1分x2本 の超短編ではありますが、見ることができます。本当に指など動かないような映像に衝撃をうけます。

開場の展示スペースは非常にゆったりとした空間になっています。
途中の映像コーナー・休憩室ではスペース休憩スペースでは、オルセー美術館の映像が上映されています。上映時間は約5分と短いのですが、実際に現地で展示されている状態を知ることができます。
この映像を見るのもオススメです。

一部のスペースでは、会場の雰囲気作りのためもあり、足元に柵もステージも無く、床にグレーの線が書かれているゾーンがあります。基本的にはグレーの線の内側は入ってはいけないそうです。足元にご注意ください。

額については、基本的に現地での展示のまま持ってきているそうです。

ルノワールとルノワール以外の作者との見分け方

ルノワール以外の作者の絵画も展示されています。簡単な見分け方としては、
絵画のタイトルの上に「人物名(18XX〜19XX)」と記載されている場合には、ルノワール以外の方の作品です。人物名が書かれていなければルノワールの作品だと考えてください。

音声ガイドは、おすすめ!

音声ガイドは、入場後すぐの所に借りる場所があります。料金は、550円です。収録時間は30分です。宝塚歌劇団宙組出身の大空祐飛さんナビゲートしてくれます。解説ナレーションの担当は、緒方賢さんです。スペシャル解説として、シルヴィ・パトリさんも含まれています。

日本語・英語・中国語に対応しています。

総じて、緒方さんの声がいい感じでした。

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このルノワール展の音声ガイドは、借りた方がいいです。やはり、作品の背景について語られていて、鑑賞の際に非常に参考になります。

解説にBGMがあるトラックがあり、これが秀逸です。BGMは、下の5曲です。

  • モーリス・ラヴェル 「ピアノ三重奏曲」第4楽章ファイナル
  • ガブリエル・フォーレ 「舟唄第4番」変イ長調 作品44
  • ジャン=バディスト・アーバン ポルカ「ル・コルネ(コルネット)」
  • ウジューヌ・ダマレ ワルツ「つむじ風」
  • クロード・ドビュッシー 前奏曲第2集「ヒースの荒野」

BGMとして使用された一部の曲は、音楽のみのトラックが用意されています。これを会場で聴きながら鑑賞するのがすごく素敵でした。
音楽のみトラックは、「つむじ風」と「ヒースの荒野」の2つです。

ドビュッシーのピアノ曲を聴きながら 「ピアノを弾く少女たち」を見るのがとてもいいですよ。

グッズ販売

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ルノワール展 グッズ販売所はチケットがなくても入場可能です。
グッズ販売所では、限定グッズや複製画などの販売が行われています。

ルノワール展の展示スペースでは撮影ができませんが、このグッズ販売所での撮影は可能です。(係の方に確認しました)

人気グッズは「顔ハメのフチ子」

グッズの中で注目なのは、「顔はめのふち子」です。全4種類あり、ルノワールの絵画に顔ハメしています。

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ふち子は共通かと思いきや、それぞれフチ子の服の色が異なります。結構人気で、4種類をまとめて購入される方も多いそうです。

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一つ800円で、4っつで・・3,200円!

結構印象に残ったのは ↓ このクッションカバーです!「田舎のダンス」・・ちょっと印象が違うのですが・・。

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ルノワール展オリジナルフラン製ミニキャンバス&イーゼルセット(プリントは日本製です)という面白いグッズもありました。1,500円です!

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この他にも、マスキングテープがあったり・・柄としては、ルノワール、ネコ、帽子、風車がモチーフのようです。

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お菓子があったり・・プティット・ガレット・ブルトンヌ。ちなみにヨックモック製です。

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ブルードネージュ 650円。

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ネコのぬいぐるみ 1,200円。結構小さいです。

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所用時間

100枚程度の絵画が展示されているルノワール展です。全体を早足で見るだけであれば、45分程度でぐるっと回れるのではないでしょうか。

僕のように 音声ガイドを聞いて、さらにメモを取ったり、じっくりと見たり・・という見方で1時間15分程度でした。(会場内は空いていました)

その後、展示を何度か行き来し(=お代わり)、僕は合計で 2時間30分を費やしました。もっと中に居たかったのですが・・。

荷物は預けられるか?

ロッカーは無料です。ただし、100円硬貨が必要です。(取り出し時に返却されます)ロッカーに入らないスーツケース等の荷物についてはインフォメーションにて預かっていただけます。また、両替もインフォメーションで対応してくれます。

美術館は、荷物に対して優しいのがいいですね。

安くチケットを入手するには、金券ショップかオークション。

すでに公開が始まっているため、前売り券は終了しています。当日会場でチケット購入で並ぶことを考えると、事前にコンビニや少し安い金券ショップで購入しておく方がいいでしょう。

チケットとしては、半券に絵柄がついたモノの方が嬉しいですよね。コンビニでは、そっけない印刷されたチケットになります。金券ショップやヤフオクで購入すれば綺麗な絵柄の半券になるので記念になりますね。

どのように入手するかは、手間とコストとで考えるしかありません。安い券を探し求める手間賃が割りに合うかというと・・・。ねぇ。

観に行く前に勉強しておいたほうが楽しめます!事前学習のススメ

絵画を見ただけで何かを感じ取るのは難しいです。絵の展覧会に行って、特に興味を持っていなければ、「すーっ」と見て回って”はい、おしまい”となってしまいます。

その絵が描かれた時代背景を事前に学んでおくことは、決して無駄ではなりません。

それをカバーするために、当日、音声ガイドを借りるのはオススメです。

僕はまず、ルノワール展のウエブサイトをチェックしました。

ここでは、展示内容全般について比較的丁寧な解説がされています。(「見どころ」「展覧会の構成」)さらに、たどり着き難いのですが、「ルノワールとパリのモード」というコーナーでは当時の女性のファッションの変遷を中心に解説されています。時間があれば、これらの記事に目を通しておく方が、当日、より楽しめるはずです!

他に、関連イベントも開催されます。これらに合わせて観に行くのもいいでしょう。

各種解説のイベントもいいのですが、個人的には、新倉瞳さんのチェロの演奏を楽しみたいですね。

絵を平面的に観るだけでなく、時代背景、描いた人、描かれた人の人物像等を含めて立体的な視点で作品を楽しみたいものです!

行く前の準備

メガネの方はメガネクリーナーでレンズを綺麗にしましょう。僕は、バッグにクリーナーを常備しています!ロッカーに荷物を預ける際にクリーンな状態にしました!

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関連過去記事 → メガネクリーナー 対決!優れているのは小林製薬の「ふきふき」か?アイリスの「メガネふきシート」か?

今回は、モノキュラー(単眼鏡)を使って鑑賞されている方がおられました。「それ、どのように見えるのですか?」とは、ちょっと聞けなかったです。今非常に興味があります!詳細なタッチを確認したりできるのでしょうね!

単眼鏡購入しました→https://monosukiblog.com/vixen_multimonoculars_20160727

今回、ルノワールが描いた女性の肖像画で指にはめている指輪が光っているように見えました。絵の具を盛っていて、上からの光で光っているのか、光ったように見える画材なのか、単なる白なのかをもっと近くに寄って確認したかったのですが、このようなモノキュラーがあれば確認できたのでしょうね・・。小型で軽量なので、バッグに常備していてもいいですね。コレ欲しいです。

展覧会基本情報

【会 期】2016年4月27日(水)– 8月22日(月)

【休館日】毎週火曜日 *ただし5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館

【開館時間】10時−18時 金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20時まで
*入場は閉館の30分前まで

【会 場】国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
http://www.nact.jp/

感想とまとめ

ルノワール展は、ルノワールによる美しい絵画が一度に見られる良い機会です。

印刷物やWebなどでそれぞれの絵を見ていましたが、本物はすごいです。

大きさが違う、油絵の凹凸がすごい、色がとても綺麗です。「すごい」としか言いようがありません。

何よりも、通常であればオルセー美術館、オランジュリー美術館それぞれに展示されるルノワールの絵画が並べられて展示されているところがスゴイのです。

公式ホームページの「見どころ」ページが参考になります。

いやー、この展覧会、おすすめですよ!

フランスに行くことがあれば、オルセー美術館とオランジュリー美術館に行きたいですね〜。

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  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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