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ソニーワイヤレススピーカーSRS-XB22を購入。SRS-XB21から音質は向上したのか?

2019年6月9日

SONYのBluetoothスピーカー SRS-XB22(2019)を購入しました。SRS-XB20(2017)、SRS-XB21(2018)に続いての3台目の購入になります。

SRS-XB22、XB21、XB20の比較

青がXB20、中央がXB21、手前がXB22です。

SRS-XB2Xシリーズはポータブルサイズのスピーカーです。今回のXB22へのアップデートでは「前面グリル開口部の大きさ・配置を改善し、従来機種に比べ開口率を約12%アップ。さらに、ボーカル等の中高域もよりクリアになりました。」に注目。手元に届く前までは、SRS-XB21に対して外装をチェンジしただけかと思っていましたが音の味付けも変わってしまっていて、単純な音質比較はできませんでした。SRS-XB22の音質も良好ですが、個人的には全体的に低音が強めのSRS-XB21の方が好みでした。

SRS-XB22、XB21の比較

左がSRS-XB22、右がSRS-XB21。どちらもレッドを購入。

価格としては SRS-XB22に対して昨年モデルのSRS-XB21は2割以上安いです。
機能差もほぼ無いため、デザイン・色に問題がなければSRS-XB21をオススメします!
SRS-XB21@Amazon.co.jp

ただし、低音少なめが好みなら2019年モデルのSRS-XB22を選択したほうが無難です。デザインとしてはXB22の方が好きです!
SRS-XB22@Amazon.co.jp

SRS-XB22と昨年モデルのSRS-XB21。機能面で差はあるのか?

SRS-XB22と昨年モデルのSRS-XB21とを比較した場合、機能面で差があるのかを確認します。結論としては「差はほぼ無い」です。

以下それぞれの製品ページからの機能抜粋ですが、どちらのページにも同様な文言が並んでおり、機能差はほぼありません。

  • Φ約42mm口径のフルレンジスピーカーユニットを2基搭載
  • 低音を強化する「EXTRA BASS」モードを搭載
  • 圧縮された音源で失われがちな高音域を効果的に補完する「DSEE」
  • 推奨サウンド設定を実現する「ClearAudio+」
  • ライブ会場にいるような臨場感「ライブサウンド」モード
  • 迫力の重低音を体感「デュアルパッシブラジエーター」
  • 高音質デジタルアンプ技術「S-Master」を搭載
  • 高音質コーデック「LDAC(TM)」対応
  • SBC/AAC対応
  • ワンタッチ接続(NFC)機能搭載
  • マルチデバイスコネクション 最大3台まで同時接続可能
  • 防水・防塵・防錆(ぼうせい) IP67に対応
  • 耐久性に優れたソニー専用ファブリック素材を使用
  • 雰囲気をさらに盛り上げるライティング機能を搭載
  • 4時間の充電で最長12時間再生できるバッテリーを内蔵
  • スピーカーを叩いて音を出すことで楽しむ「パーティーブースター」
  • 大勢で盛り上がるワイヤレスパーティーチェーンに対応
  • スマートフォンでワイヤレス操作ができる「Music Center」に対応
  • バッテリー残量などがわかるボイスガイダンス機能
  • スマホが無くても本体操作ができる機能を搭載
  • 2台つなげて、ステレオでも楽しめるSpeaker Add機能
  • 部屋のレイアウトを気にしない、マルチレイアウト(縦、横置き)対応
  • SiriやGoogle アプリが使えるボイスアシスト機能に対応
  • オーディオ入力端子

基本的にSRS-XB21とSRS-XB22とでの機能差はなく、SRS-XB22では外観の変更、音質のチューニングが施されている程度のようです。

詳細なスペック比較はソニー公式にて確認可能です。(再生時間の表記程度しか変更ありません)→こちら

機能面だけで考えると、特に差がない旧製品のSRS-XB21がオススメです。

SRS-XB22のエクステリアをチェック!

それでは早速「SRS-XB22」のパッケージ、外観をチェックしていきましょう。

SRS-XB22のパッケージは、夏の季節感、防水性能アピール、EXTRA BASSアピールがなされています。

SRS-XB21の箱

パッケージ外観

SRS-XB21のセット内容は、本体、充電用ケーブル、説明書などのドキュメント類だけのシンプルな構成です。ケーブルはMicro USBタイプ。充電器は付属しません。

SRS-XB22のセット内容

SRS-XB22の付属品など

iPhone付属などの500mA出力のアダプターでは充電に10時間以上かかるそうです。1.5A以上出力できるアダプターであれば約4時間で充電できます。(説明書からの情報)ANKERのPowerIQ系のアダプターでも1A程度しか電流が流れませんでした。(間に入れているUSBチェッカーの影響もあるかもしれません・・)純正のアダプターAC-UD20なら1.5A出るのかもしれませんね。

SRS-XB22は、上面に操作ボタンと各種LEDを配置。SONYロゴの近くにはNFCのアンテナも配置されています。

SRS-XB22の上面

SRS-XB22の上面。

操作ボタンは右から電源ボタン、音量+ボタン、音量-ボタン、再生通話ボタン、LIVEボタンです。Bluetoothのペアリング開始は電源ボタン長押しです。

SRS-XB22の上面ボタン

SRS-XB22の操作ボタン

SRS-XB22の良いところは電源ボタンに対するレスポンスが良いところです。多くのワイヤレススピーカーでは、電源ボタンを長く押す必要があるのですが、SRS-XB22の場合電源オンもオフも両方ともポチっと押すだけです。これは本当に便利です。

今回のSRS-XB22では、LIVEボタンが追加になりました。LIVEボタンを押すたびに「LIVE SOUNDモード」(臨場感)と「EXTRA BASSモード」(重低音)とが切り替わります。「STANDARDモード」にLIVEボタンで切り替えることはできません。

SRS-XB22とXB21ボタンの比較

操作パネルの比較。上がXB21でボタンが少ない事がわかる。

後ろ側には「パッシブラジエーター」の開口部と端子へのアクセスの為のカバーが配置されています。

SRS-XB22の後方

防水キャップを開けると、充電ポート、3.5mmの音声入力端子、RESETボタン、バッテリー/ライティングボタン、パーティーチェーンボタン、ADDボタンが配置されています。

SRS-XB22の端子類

他のメーカーであればスマホのアプリに任せればいいや、と考えそうなところですが、本体だけでもある程度の操作ができるように多数のボタンが配置されているのは好感が持てます。

底面には大きなSONYロゴと脚となる突起があります。

SRS-XB22の底面

底面の大きなソニーロゴが嬉しい!

SRS-XB22は全体的にさらりとした樹脂製でとても触り心地が良いのが印象的です。デザインも洗練されていて好きです。

SONY SRS-XB22の音質はどうか?

SRS-XB22の音の傾向についてSRS-XB21と比較しながら紹介します。

SOUNDモード「STANDARD」ではSRS-XB21比低音軽め

STANDARDでの比較ではSRS-XB21は低音がブリブリ出る。それに対してSRS-XB22はかなりライトな低音でした。
印象としては、背面のウーハーがほとんど鳴っておらず、低音パートはしっかり聞こえつつ深めの響きがないようなイメージです。

STANDARDでの比較であればSRS-XB21の印象の方が良いです。

低音が好きでない方や夜間周囲への響が気になってしまう方でも安心して楽しめる低音を抑えた設定なのだと感じました。

SOUNDモード「EXTRA BASS」ではSRS-XB22が良い

EXTRA BASSモードに変更すると、また印象が変わってきます。
SRS-XB22の方が確実に音がクリアで仕上がりが良い印象です。
SRS-XB22と比較すると、SRS-XB21の方は低音は響くがギターサウンドなどの音がこもり気味。ここはSRS-XB22で工夫された前面グリルの開口率約12%アップの効果なのかもしれませんし、単なる音のチューニングの影響なのかはわかりません。

低音で言えば、SRS-XB22の方がやや軽めの印象です。(十分だとは思いますが・・・)

SOUNDモード「LIVE SOUND」ではSRS-XB21に音の広がりを感じた

コンサート会場のような臨場感を再現する「LIVE SOUND モード」の設定での音の広がりは、SRS-XB22よりもSRS-XB21の方が広い表現だと感じました。このモードの意図は音の広がりと迫力だと考えます。低音強めのSRS-XB21の方が「LIVE SOUND モード」の意図に沿っていると考える。
僕はこの「LIVE SOUND モード」を使いませんが、気分転換やパーティーシーンなどではいいのではないでしょうか。

音質について全体的に・・

SRS-XB22は前モデルのSRS-XB22よりも低音が軽めでした。そもそもSRS-XB21の低音が強すぎだったので今回のSRS-XB22で低音の出し方を整えたという印象です。

購入者に対して、低音少なめのモードとしてSTANDARDを提供するようにしたのだと考えます。

SRS-XB21のレビューで僕はSTANDARD推しだったのですが、今回のSRS-XB22ではEXTRA-BASS推しです。

音の傾向はモデルごとにチューニングが入りますが、悪くはないのでご安心を。今回のSRS-XB22では幅広い層に受け入れられる音になっていると感じました。

Music Centerアプリ。二台の切り替えがうまくできない。

SRS-XB22を最大限に活用するためには、Music Centerアプリを使います。アプリではSOUND設定やイコライザー設定が可能です。

このアプリケーションが本当にひどい。本当にひどいと思う。

SRS-XB21と22との二台を比較するために、アプリで設定変更しようとするのですが、一方が接続されるともう一方のスピーカーの接続ができない事が多い。

メーカーとしては「まぁいいじゃんアプリがなくてもそのためにハードスイッチをつけているんだから」という思いがあるのかもしれません。もう少しなんとかしてもらいたいです。

SRS-XB22のオススメ度はどうだ!?

SRS-XB22のオススメ度について最後に書きます。

オススメポイント

  • デザイン、手触り
  • ソニー製という信頼感
  • IP67 防水・防塵、そして「防錆(ぼうせい)」
  • 良好な音質

完成度は高く、購入しての満足度も高いと考えられます。

素直にオススメ!!と言えないのは価格の問題。
旧製品の在庫が流通しているのであれば割安なSRS-XB21の方がオススメになってしまうのです。

正直な事をいうと、SRS-XB21の音の方が厚みがあって良いと感じる時も多々ありました。

コスパで考えると価格の下がったSRS-XB21がオススメです。ただ、低音の響きが気になる可能性のある方にはSRS-XB22をオススメします!

在庫があり、価格差(コストメリット)があるならSRS-XB21 がオススメ!

低音が気になってしまう方、旧製品との価格差がなければ最新の SRS-XB22 がオススメ!

↓過去のSRS-XB21のレビュー記事はこちら。

SONY SRS-XB21
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  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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