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GoPro カメラ機材

GoPro純正バッテリー内蔵ミニ三脚「Volta」に iPhone を取り付けて給電しながら動画撮影したい。試した結果!

2022年にGoPro Hero 11 のクリエーターズキットを購入しました。このキットに含まれる「Volta (外部電源グリップ / 三脚 / リモートコントローラー)」はバッテリーを内蔵した三脚にもなるスティックであり、非常に使いやすい製品です。この GoPro の Volta に iPhoneを載せて使えると給電しながら撮影でき、非常に便利なのではないかと考えました。さまざま試行の末、Volta から iPhone に給電・充電しながら撮影できる環境が整いましたので紹介します。

正直なところ、日本国内で何人の方が Volta と iPhone を充電したい!という方がおられるかというとほぼ 0人 だと思います。
だれの役にも立たない記事ですが、私のような奇特な方のお役に立てれば!と存じます!

今回試した結果としては、以下の通りです。

確認結果

  1. Volta USB Type-C出力 → USB Type-C = Lightning アダプター → iPhone 11 Pro の組み合わせ :充電せず
  2. Volta USB Type-C出力 → USB Type-Cメス=USB Type-Aメス変換アダプター → USB-A=Lightningケーブル → iPhone 11 Pro の組み合わせ :充電する(最大5V 2.2A程度の出力)

▼ 充電出来た組み合わせで使用したアダプター・ケーブルは以下の商品でした。

なぜ私は Volta を使って iPhone で動画撮影したいのか?

GoPro はコンパクトで記録用には非常に便利なカメラです。4Kが撮影できるし、記録メディアやバッテリーの交換も可能。さらに Volta を使えば便利に撮影できます。
しかし、使っていくなかで、展示会や新製品発表会などの取材で「会場風景」、「商品」を写すにはGoProの画角では使いにくい部分が見えてきました。
経験の中で、時間の流れの記録などの用途(おさえで撮影しておく)には 体に固定した GoPro を使い、インタビューや商品などの主たる動画撮影には iPhone を使う方針としました。

取材時のカメラ使い分け方針(2023年5月時点)

  • 記録用途 → GoPro (もちろん YouTubeにも部分的に使う)
  • YouTube用の動画撮影のメイン → iPhone 11 Pro

メインとする iPhone で動画撮影するには自撮り棒やミニ三脚などの、何かスティック状のモノを取り付けなればなりません。(片手で動画を、もう一方の手を使ってカメラで静止画撮影もしたい)

これについても、Ulanzi のミニ三脚を購入して試しています

しかし、悪くはないのですが、上部に取り付けた iPhone の方が重く重量バランスに悪さを感じたり(疲れそう)、ボール雲台であるがためスティックに対して垂直にカメラを固定することが面倒であったりしました。
また、GoPro を記録用として割り当てることから、購入していた バッテリー内蔵のスティックである Volta が使われなくなることがもったいない、という思いもあり Volta に iPhone を接続して使えないか?と考えました。(Voltaの操作ボタンは使えませんが、内蔵しているバッテリーでiPhoneに充電ができると便利!)

私の考える GoPro Volta の良さは以下の通りです。

  • GoPro Volta の適度な重量が上部に取り付けたスマホとのバランスがよい。かつ重すぎない。
  • ポール雲台ではないためスティックに対する傾きの心配がない
  • GoPro Volta がバッテリーを内蔵している(これで iPhone に充電・給電ができれば!)
    Voltaの仕様としては バッテリー容量:4900mAh、出力:5V/2.4A (最大12W)、入出力タイプ:USB-C
  • GoPro Volta は握りやすく、また三脚にもなる
  • ストラップが付いており落下防止になる。

また、GoPro Volta から iPhone に充電ができると、モバイルバッテリーを持ち歩かなくても Volt だけで済むケースも出てきそうです。

今回 Volta を iPhoneで使うために試したこと。

今回 Volta を iPhoneで使うために試したことは以下の通りです。

iPhone を Volta に固定する

iPhone を Volta に固定するためには ① 三脚穴を持つスマホホルダー ② GoProマウント=三脚座 アダプターを使いました。

▼ スマホホルダーには Ulanzi製の低価格のモノを使用。

GoPro=三脚アダプターには、別のアクセサリーを購入したときに付いてきたモノを使用しました。

▼ 例えばこのようなアダプターです。

VoltaにiPhoneを取り付ける点については、物理的に適合すればなんとかなります
難しかったのは、VoltaからiPhoneへ充電・給電することです。

Voltaから USB-C=Lightning変換でiPhoneへ充電・給電する(できず)

まず、GoPro Volta からiPhoneへ充電・給電するために、USB-C = Lightning 変換アダプターを使って電源供給することを考えました。結果的にはうまく行きませんでした。

① USB-C=Lightning アダプター

USB Type-Cのコネクターを iPhone に接続できるように変換アダプターを購入しました。

▼ 購入したのはこちらの商品です。

非常にコンパクトなアダプターです。この系統の商品は他にも多数バリエーションがありますが、メタリック感がよいかな?と思いチョイスしました。

USB Type C & Lightning 変換アダプタ-

▼ Lightning端子と逆側は USB Type-C の受けになっています・。

USB Type C & Lightning 変換アダプタ-

▼ USB Type C & Lightning 変換アダプタ-の重量は 3.0gでした。

USB Type C & Lightning 変換アダプタ-の重さ

② USB Type C の短い延長ケーブル

GoPro Voltaのカールコードだけでは短いため、短いUSB Type-C の延長ケーブルを購入しました。長さは約20cm。

使用したUSB延長ケーブル
片側が USB Type-Cのプラグ、もう一方が USB Type-C の受け(レセクタブル)。

ケーブルはやや硬い印象です。

重量は実測で13gでした。

使用したUSB Type C延長ケーブルの重量

▼ 購入した延長ケーブルはこちら。

▼ USB延長ケーブルに変換アダプターを接続すると、このような状態です。

USB Type C & Lightning 変換アダプタ-とUSB-C延長ケーブルを接続

実際に Volta と iPhone を接続してみる→NG

早速、iPhone 11 Pro と GoPro Volta とをケーブルで接続してみました。

▼ 接続した姿はカッコイイのですが、iPhoneには充電されませんでした!OMG!

アダプターを介してVoltaとiPhoneを接続。充電できず。

何が悪いのかを突き止めるため、以下の通りチェックしました。

USB Type C & Lightning 変換アダプタ-は機能するのか?→OK

Voltaではない別の USBチャージャーに両端がUSB-Cのケーブルと USB Type C & Lightning 変換アダプタ-を接続し iPhone に充電できるかを確認しました。→OK。

通常のチャージャーに変換アダプターを付けて動作確認

チャージャーにはアンカーのチャージャーを使用しています。

USB Type C & Lightning 変換アダプタ- そのものは機能するようです。

USB Type-C 延長ケーブルが機能するのかを確認→OK

念のため、USB Type-C 延長ケーブルが機能するのかを Volta に延長ケーブルを接続し GoPro Hero 11 に接続して確認しました。→ OKです。

変換アダプターなしで確認。

Volta + Lightningアダプター + iPhone では?→NG

接続をシンプルにするために、延長ケーブル無しで確認しました。→NGです。

Volta+USB-C=Lightningアダプターで接続

Voltaでその他の機器は充電できるか? → OK

そもそもVoltaの電源出力が GoPro以外の機器の充電に使えるのかどうか?という疑問がわいてきました。

第6世代 iPad mini + Volta → 充電可能
Pixel 4a + Volta → 充電可能
Bose QC45 + Volta → 充電可能

基本的には充電が可能なようです。

どうやら Volta の USB Type-C 出力を単純に Lightningコネクターに変換しても何らかの理由によりうまくいかないようです。

一旦、USB-Aに変換してみる → できた!(ケーブル選びが重要)

ここまでであきらめようと考えていたのですが、さらにもう1パターン試しました。

これまでの試行でわかったことは、GoPro Volta の USB Type-C による出力とアダプターを仲介したiPhoneとの相性がよくない という点でした。(QCとかPDとかの関係かしら?)

ならば、iPhone からみて接続先が USB Type-A となるように、USB Type-C メス = USB Type-A メス のアダプターで中継して iPhone に接続する方式を試すことにしました。
結果的に、この方法でうまく行きました

▼ 今回使用した USB Type-C メス = USB Type-A メス のアダプター はこちら。

3個入って、560円でした。(安い!)

YFFSFDC USB-C メス to USB-A メス 変換アダプタ パッケージ外観

▼ 表面には"デザインされた感"のないフォントによる USB3.1 のプリント。

YFFSFDC USB-C メス to USB-A メス 変換アダプタの外観

▼ 一方が USB Type-C(受け) で、もう一方が USB Type-A(受け) になっています。

YFFSFDC USB-C メス to USB-A メス 変換アダプタの端子 USB-C側
YFFSFDC USB-C メス to USB-A メス 変換アダプタの端子 USB-A側

▼ USB-A to Lightning ケーブルには 長さ10cmのエレコム製ケーブルを購入しました。Apple認定、5V 2.4A 対応、スリムコネクタ採用 という安心感。

▼ 今回の一連の購入品からすると、"ブランドモノ"という位置づけのケーブル。パッケージもキレイです!

エレコム USB-A to Lightning ケーブル のパッケージ

ケーブル長は10cm。コネクター形状も大きくなく満足。

エレコム USB-A to Lightning ケーブル 外観

早速、Voltaと接続してみます!

VoltaとiPhoneの接続。YFFSFDC USB-C メス to USB-A メス 変換アダプタ、エレコム USB-A to Lightning ケーブルを接続。

早速 Volta と iPhone を接続すると、キターーーー!! 充電マーク!

iPhoneに表示される充電マーク。

▼ 電圧・電流を計測すると、4.8V 2.39 =11.515W で充電されています!

Voltaからの出力電圧・出力電流

他のケーブルも試してみましたが、古いケーブルの場合には、5V 0.5A しか出力しないケーブル(約10年前のモノ)や 5V 1.55 A =7.7W で出力するケーブル(過去の iPhoneに付属していた純正ケーブル)もありました。
せっかくなら、2.4A出力対応のケーブルを使うとよいでしょう!

今回の組み合わせで充電したところ、iPhoneのバッテリー状態が 53%→98になるまでが約70分でした。

Volta + iPhone の組み合わせで、給電しながら撮影できる!

前述の通り、USB Type-C メス = USB Type-A メス のアダプターで中継して iPhone に接続することで、Volta から iPhone に給電しながら撮影できることがわかりました!

▼ ケーブルの長さも機器に負担をかけないちょうどよさそうな塩梅です。

Volta + iPhone が完成

▼ Volta ならこのようにミニ三脚のように置くこともできます。

Volta + iPhone デスクの上にも設置できる

GoPro用に購入した Volta を iPhoneに流用する方法を見つけることができました。

Volta のバッテリー容量は4900mAh。バッテリーセルの電圧が 3.7Vだとすると電力量としては 18.13W。
USBで5Vの出力になるため使える換算容量は 3626mAh。
iPhone 11 Pro のバッテリー容量は 3046mAh。
その他のロスを考えても、VoltaでiPhone を一回は満充電できる計算になります。

充電しながらの動画撮影になると、高温によるバッテリーへのダメージも気になりますが、使い込んでバッテリーが劣化したならば有償でバッテリーを交換すればよいだけです。
撮影・取材用の機材だと割り切れば、納得できる部分です。(コスパは悪い)

【今回使用したアクセサリー】

▼ GoPro の Volta、

Volta 以外の選択肢

手元にあったVoltaが非常に使いやすいためVoltaを使いましたが、バッテリーを内蔵して給電・充電できるスティックであれば、Volta 以外にも販売されています。

▼ 例えばこちら。

ただし、三脚が外付けだったり、10000mAhだと重かったり、ストラップが無かったりという点が Volta とは異なる部分です。

▼ リーズナブルな撮影アクセサリーをリリースしてくれている Ulanzi からもよさそうなバッテリー内蔵自撮り棒が販売されています。

こちらの商品の場合、スマホの角度調整のためには雲台などが必要になります。また、ストラップの対応がありません。

Volta はあまりにも高価であるため、iPhoneの手持ち撮影を安定させつつ、給電・充電したい場合には上記の商品も選択肢ですね。



  • この記事を書いた人

The そうじろう

モノ系ブロガー。2014年から「モノ好き。ブログ」を運営。製品レビュー歴は10年を超えます。長年とあるメーカーに勤務し製品設計・開発に従事してきた経験を活かし、独自の視点でその製品の良さ紹介しています。

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