2017年に新発売されたアマゾンのタブレット、Fire 7(Newモデル) と Fire HD 8(Newモデル) を購入したので比較レビューします!
僕は、2015年のFire、 2016年に発売された Fire HD 8 も購入した事があります。(Fireは手元から去りました)いずれもコストパフォーマンスの高いモデルで、今回の Fire Newモデルも気になる存在です。ついつい二機種とも購入しましたので、Fire 7とFire HD 8 とを比較し、オススメのモデルまで紹介できれば、と思います!
目次
Fire 7 とFire HD 8スペック比較
ここでは、旧モデルとの比較ではなく、2017年発売のAmazonタブレットの新モデルである Fire 7とFire HD 8とをスペックで比較します。
Fire 7 と Fire HD 8 とのスペック上の差は、価格、ストレージ容量、ディスプレー、スピーカー、バッテリー駆動時間、サイズ、重量です。
ストレージ容量と価格から考える購入ポイント
Fire 7 は 8GBと16GB のストレージ容量が、Fire HD 8 には 16GBと32GB のストレージ容量が用意されています。
価格は 通常/クーポン適用(上段との価格差) です。
- Fire 7 8GB・・・ 8,980円/4,980円
- Fire 7 16GB・・・10,980円/6980円(+2,000円)
- Fire HD 8 16GB・・・11,980円/7,980円(+1,000円)
- Fire HD 8 32GB・・・13,980円/9,980円(+2,000円)
ストレージ容量が倍になると、+2,000円がかかります。micro SDスロットがあるため容量の拡張は可能であり、容量の大きなモデルを購入する必要はないと考えます。micro SDカードの16GBであれば、1,000円程度購入が可能です。アプリによっては内蔵ストレージしか使えないケースもあるため一概には言えないのですが、Fireタブレットの主な用途であるプライムビデオやKindle本についてはカードへのダウンロードが可能であるためカードの購入&挿入が面倒でなければ容量の少ないモデルで十分だと考えます。
注目すべきは、同じ16GBで比較した場合に、Fire 7 と Fire HD 8 とで価格差が1,000円しか変わらない所です。本体サイズが大きくなる点で問題がなければ1,000円上乗せして Fire HD 8 16GB を購入する方が、満足度は高くはずです。(1インチ分大きな画面、高い解像度、ステレオスピーカー、長い稼働時間(+4時間))
Fire 7 を購入するのであれば、クーポン適用で 4,980円という格安感を味わえる 8GB モデルの購入が吉かと考えます。
まだ食べ物意外のモノを口にしてしまう子どもがおられて、タブレットをその子が手に取ったりするのであれば、micro SDカードを口にしてしまう可能性も考えられます。そのような環境の場合にはリスク回避のために、micro SDカードを追加する可能性の低い、大きいストレージ容量のモデルを購入した方がいいでしょう。
Fire 7/Fire HD 8 のパッケージ
Amazon Fire 7とFire HD 8 のパッケージについてチェックします。どちらも下側にマチのあるタイプのパッケージでした。Fire カラーがテンションをあげます!
側面から見ると、下側のマチ部分がよくわかります。
↓背面も基本的な記載事項は同じです。
↓ もう少し拡大してみると、大切な内容が上部にわかりやすいように表示されています。左端がディスプレイの違いでサイズと解像度が異なります。Fire HD 8の方が、ドルビー対応があるため一つ四角が多いです。
Fire 7/Fire HD 8 内容物
Fire 7/Fire HD 8を開封します!基本的にどちらも同じなので、代表してFire 7の写真で紹介します!
↓パッケージは、ビリビリと引き裂くしかありません。
↓ 中からFireタブレット本体が乗っている紙製のトレーを引き出します。
↓このような状態でパッケージから取り出せます。
↓ Fire HD 8 も並べてみますが、基本的にサイズが違うだけです。
↓ 内容物としては、本体、説明書(クイックスタートガイド、黒い冊子)、安全に関する情報(白い冊子)、USBケーブルとチャージャーです。
↓ 片側がmicro USBコネクターになっているUSBケーブルです。USBケーブルの長さは 93.5cm程度です。
↓ チャージャー(ACアダプター)は、Model:FANA7R です。出力は5V、1Aです。(Fire 7/Fire HD 8どちらも同じチャージャーでした)
クイックスタートガイドは、図で説明がされています。こちらも図としてはFire 7/Fire HD 8共通でした。
低価格のタブレットですが、チャージャーが同梱されているのが嬉しいですね。
Fire 7/Fire HD 8 エクステリア
Fire 7
手にフィットするサイズが特徴のFire 7です。
フロントにはインカメラがついています。VGA画質なので(640x480)画質には期待できません。
↓ 右から電源ボタン、USB端子、マイク、イヤホンジャック、音量ボタンです。
↓ 背面にはアマゾンのロゴが掘られています。
↓背面の左下にモノラルスピーカーが搭載されています。Fire 7 の音質は、あまり期待できません。
モノラルであるだけでなく、背面へのスピーカー配置では、テーブルの上に置いた場合などに音が聞こえにくくなってしまいます。
↓ 背面のメインカメラは、2Mピクセルです。こちらも画質への期待は難しいところです。
Fire HD 8
Fire HD 8 の紹介ですが、Fire 7 と同じような写真が続いてしまうので、少し間引いて紹介します。
↓ 上端のボタン、端子類の配置はFire 7とFire HD 8 とで同じ順番で並んでいます。パーツも共通でしょう。
↓ 大きく違うのは、サイドに配置されているステレオスピーカーです。
Fire 7 と聴き比べると、ステレオ音声の大切さを再認識します。音の広がりが全く違います。ステレオ感は重要です。
↓ 左のFire 7は背面にスピーカーがありますが、右のFire HD 8では側面にスピーカーが配置されているため、背面は非常にシンプルです。
↓ リアカメラのスペックも、2MピクセルでFire 7と共通です。
Fire 7とFire HD 8との違いは、画面サイズ、解像度、スピーカーです。
Fire HD 8では、側面にステレオスピーカーが装備されており、プライムビデオなど映像の視聴の場合には、Fire 7 よりもFire HD 8 の方が広がりのある音が楽しめます。
ヘッドホンでの再生では、Fire 7/Fire HD 8 どちらでも大きな違いはなさそうな印象です。(明確に変わるソースがあるかもしれませんが、うまく比較ができそうもありません)
映像も楽しむぞ!という場合には、Fire HD 8 の方が良いでしょう。ただし、次の項で書きますが、色合いが地味なのがFire HD 8の注意点です。
ディスプレイの解像度は大きく異なる。発色はFire 7の方が好印象
パワーオンして気づいたのは、Fire7/Fire HD 8 におけるディスプレイの発色の違いです。
Fire 独特のオレンジ色の発色が明らかに異なり、Fire HD 8 が地味な発色なのです。
この傾向は明確で、Fire HD 8はどちらかといえば黄色っぽいディスプレイなのです。これは2016年モデルでも気になっていた部分です。
Fire HD 8の地味な発色に対して、Fire 7 は一般的に好まれそうな発色をしています。
Fire 7の黒の締まり、白の輝度の見た目が良く、ディスプレイの色としては Fire 7の方が好印象です。
ただし、映画っぽさを考えると Fire HD 8 の方が映画鑑賞に適した色合い・コントラストなのかもしれません。
比較すると色の違いが目立ちますが、Fire HD 8 だけを使っていてディスプレイの色が気になって仕方がない、という事は僕の場合は感じません。
一方、解像度の観点では、ppiの高い Fire HD 8 の方が高解像度です。
僕の場合には、日経新聞の紙面ビューワーを使うのですが、紙面全体表示ではどちらも同じ程度(Fire HD 8の方がやや良好)です。(すみません、写真を撮り忘れてしまって・・)
記事を一度拡大した状態では、Fire HD 8 の方は記事が読めるレベルですが、Fire 7ではフォントが崩れてしまうため記事を読むには少し難しい状況です。
しかし、さらに拡大した状態の場合には、どちらも差がないレベルになります。
結局ある大きさまで拡大してしまえば、Fire 7 でも十分ということになりますが、途中までの拡大率では、高解像度のFire HD 8の方が絶対に読みやすいです。
別の記事でもう少し確認してみます。
このアマゾンの記事で文字を比較するために画面を切り取ってみました。
↓ こちらが、Fire HD 8 の画面です。
↓ こちらが、Fire 7 の画面です。
文字の大きさの違い、解像感の違いが認識していただけたでしょう。(米国のプライムサービス料金は日本の倍以上です。日本もいつか年間1万円程度になるのでしょうね・・)
実際の動作については、思い込みのせいでしょうか?Fire 7の方が若干突っかかるような印象を受けますが、ほぼ同じレベルかもしれません。
Fire 7/Fire HD 8 どちらがお得?
Fire 7 と Fire HD 8 で、どちらもタブレットとしてコストパフォーマンスに優れたモデルだと考えます。
The そうじろう としては、HD液晶、ステレオスピーカーを搭載し、プライムビデオを存分に楽しめる Fire HD 8 の 16GBがオススメです。(クーポン適用で7,980円)Kindle本を読むにも、解像度が高いモデルの方がいいでしょう。容量が足りなければ、micro SDカードを追加購入しましょう。
一方、とにかくコストを低く抑えてタブレットを増やしたい!という意図であれば Fire 7 8GB が狙い目です。今回は質感もアップしており、悪くない仕上がりになっています。ただし、解像度が低い事には注意してください。
タブレットについては他のメーカーでもそれなりに安いモデルがありますが、クーポン適用によってここまで安く購入できるモデルはなかなかありません。プライム会員で、クーポンが使えるのであれば購入していいと思います。
アマゾンFireタブレットは、Google Play Store が使えず不便な印象もありますが、主要なアプリはある程度揃っているので、大きな問題はないと考えます。
解像度は高くありませんが、手頃なサイズ、軽量ボディを採用したFire 7をとりあえず購入してみる、というのも手かもしれません。
Fire 7 を使ってみて、アマゾンのタブレットで使えそうだな!と判断できれば、Fire HD 8などを購入するのも良いでしょう。(買い増し)
2万円程度の予算があるのであれば、ファーウェイやASUSのタブレットなどもあるのですが、Amazonのタブレットと価格差がかなりありますので、なかなか満足度が得られにくそうです。どうせなら iPad mini や低価格の iPad を購入した方が良いかもしれません。
僕はコスパに優れた、Amazon タブレットが面白い!と思います!
↓ Fire タブレットを購入したら、キャンペーン情報の表示オフと端末名の変更を行いましょう!
-
4,980円のアマゾン Fire タブレット(無印) キャンペーン情報を消す方法と端末名表示を変更する方法を紹介。
衝撃価格の4,980円で購入できるタブレット、アマゾン Fire タブレットを使って3日経過。使う中で最も気になっていた事が二つあります。 ロック中の画面にアマゾンのキャンペーン情報が表示されてカッコ ...
↓ Android機があれば、アプリの移植も可能です。(面倒なので最近はやっていません。制約もあるかも・・)
-
アマゾン Fire HD 8 (2016)に dマガジン アプリを入れてみた。すんなり進んで拍子抜け(自己責任で)!
先日購入した アマゾン New Fire HD 8 (2016とか第6世代とか呼ばれています)。それなりに気に入って使っているのですが、AndroidやiOSであれば用意されているのに、アマゾンのアプ ...
AmazonのFireタブレットを大切に長く使おう!と思っている方は、延長保証の購入をオススメします。なんと、Fire の保証期間は3ヶ月なのです!2年間の事故保証が購入できますので、購入の検討を行いましょう。→ Fire 7用事故保証・Fire HD 8用事故保証
事故保証なので、落下時にも対応してもらえますよ!(これは嬉しい!)
あとはカバー、ケースをどうするか・・?僕なら事故保証(必ず規約内容を確認してください)をつけて、カバーなしで運用。スタンドは別途安価なものを購入し持ち運びという形で考えます。→ 例えばこちら。
Fire は、プライム会員なら一台は持っていて損のない タブレットです!(用途にもよりますが、どうせ買うならFire HD 8 の方がオススメです!)