GRADO SR60e がムッチャいいので紹介します。GRADOって知っています?僕は全く知りませんでした。たまたま目にしたTwitterの「ナイコム フォロー&RT新生活応援キャンペーン」の狭き門を突破し、GRADO SR60e をゲットしてしまいました!僕にとっては無名の GRADO ブランドのオープンエアタイプ(開放型)ヘッドホン GRADO SR60e なのですが、試して見るとムッチャいい!これは紹介せねば!
この手の企業さん公式のTwitterキャンペーンには気づけば応募するタイプなのですが、たまーに当たることがあります。↓モトローラーのキャンペーンでTシャツをいただいたり(色はともかく生地感が好みで愛用!)やキングジムと井村屋のコラボの「あずきバーファイル」(笑)もいただきました!基本的に公式のキャンペーンのみ応募して、怪しい雰囲気の「○○プレゼント企画」のようなアカウント名のプレゼントは応募しません。
気をつけて応募していても、当選の通知が来ると「これは個人情報収集か何かのワナでは!?」と、ドキドキしてしまいます。
本題に戻ります。
プレゼントで届いた GRADO SR60e ですが、これが写真では表現しきれないほどのチープ感(笑)なのですが、音がすこぶる良い。
開放型であるため、バンバン音が外に聞こえますし、外の音も聞こえる特性があるのですが、音が本当に心地よい。実はこのヘッドホンが届く前にソニーのMDR-1AM2を購入したばかりだったのですが、GRADO SR60e が届いてからは SR60e ばかり使っています。厳密な「どちらが良い音なのか対決」の結果ではなくて(それぞれよい音を出します)、開放型の心地よさ・気軽さがGRADO SR60eを贔屓して使う主な理由でしょう。
僕は GRADO SR60e の音に爽快感を感じます。高音は尖り過ぎず、低音も誇張なく程よく響き、それでいて締りのある音が再現されます。
これは本当に気持ちがいい。
GRADO SR60e の価格は11,200円(税別)です。ワイヤレスではなく、太く長めのケーブルのついたヘッドホンです(アナログ感大)。
店舗などで試してもらいたい!と思いますが、周囲の音が騒がしいと堪能できない可能性が高いです。なるべく静かそうな店舗などでお試しを。(取り扱いディーラーはこちら)
GRADO SR60e 基本スペック
SR60e 基本スペック
価格:11,200円(税別)
形式 オープンエア
エアチャンバー 無共振ポリカーボネート
ダイアフラム 排気型
ダイアフラム口径 40mm
周波数特性 20~20,000Hz
チャンネルバランス 0.1dB
インピーダンス 32Ω
ヴォイスコイル OFC線(無酸素銅線)
感度 98.8dB
接続コード OFC線(無酸素銅線)
接続コード長 約2.1m
重量 約150g(ケーブル含まず)
総重量 約220g
入力端子 3.5mmステレオミニプラグ
ヘッドバンド 側圧調整板内蔵合成皮革貼
付属品 1/4インチ標準プラグアダプター
UPCコード 182092000851
- 新設計ドライバー採用
- ハウジングに使用するポリマー材を一新
- ケーブルに新たなOFC線(無酸素銅線)を採用
2014年に eシリーズとして発売されたモデルです。発売から何年か経っていますが、音の魅力は不変です。
GRADOの製品はニューヨークのブルックリンで作られているのですが、そのラボの紹介動画↓がかなり興味深いです。GRADOに興味を持ったら必見です。
気をつけたいのは、開放型という所と「今時のワイヤレスヘッドフォンではない」という点です。
注意点は簡単にまとめると・・
- 音漏れがすごいので公共の場では使用できません。
- ワイヤレスではありません。
- ケーブルが太いです。
- 価格に対して見た目がチープです。
それでも、この価格でここまでの音が楽しめるのなら購入する価値があります。
GRADO SR60e 実機を紹介
ここからは GRADO SR60e を写真で紹介していきます。GRADO SR60eは写真に撮るとついついカッコよく写ってしまうフォトジェニックなモノのようで、なかなか本来のチープさが伝わらないかも知れませんね。
パッケージを開けると、「・・・・?」
GRADOについて書かれた紙が入っていました。これが写真を含めてじわじわと来ます。
内容物については、ヘッドホン本体と説明書のみです。説明書には、「ブレークインが必要です」の文字が・・。約一ヶ月でブレークイン完了とのこと。(ブレークインとは「ならし」のことで、いわゆるエージングと同じでしょう)
↓ソニーのNW-ZX300と記念撮影。サイズ感がわかるでしょうか。
何がカッコいいかというと、このグリルですね。中にはドライバーユニットが見えます。
イヤーパッドはスポンジです。昔のウォークマンに付いていたヘッドホン・イヤホンを連想します。
イヤーパッドを取り外すと、↓このような表面になっています。パーツはほとんどプラスチックです。
若干ですが、ユニットの角度が調整できるような機構になっています。頭の大きさに合わせて長さ調整が可能です。段階のクリックはなく良い言葉で言えば無段階の調整が可能です。
ヘッドバンドは鉄の板に合皮がかぶさっただけで、クッションはありません。
板の曲がり具合を変えることで、側圧をある程度を自分好みに調整できます。スライドの機構がヘッドバンドに入り込んでいないシンプルな作りであるために可能な機能ですね。
↓ケーブルは左右のユニットに接続されます。この写真は分岐部分です。
購入時には「 1/4インチ標準プラグアダプター」がプラグに取り付けられています。
このアダブターを取り外せば、 3.5mmステレオミニプラグになります。周囲の盛り上がりが大きめなのでケースをはめたスマホなどでは機器と物理的に干渉する可能性もあります。
実物を見ると、「これに一万円は出せないわ」と思われるかも知れません。まずは一回でいいので試聴してみてもらいたいですね。予算のある方は、もっと上のクラスを狙えばいいのですが、予算が限られている場合にはなかなか良い選択でしょう。
くどくなりますが、開放型なので通勤通学には使えません。カフェでもNGでしょう。家で音楽を楽しむにはかなりいいと思います。