カードタイプの紛失防止トラッカー「Anker Eufy Security SmartTrack Card」を購入したためレビュー紹介します!これまでも AirTag、Tile、Eufy Security SmartTrack Link を使用していました。2023年3月にAnkerよりクレジットカードサイズの Eufy Security SmartTrack Card が発売されたため、お財布の忘れ物・失くし物防止のために購入しました!わずかに財布の厚みは増すものの、Eufy Security SmartTrack Card による安心感はかなりのもの。財布に入れるだけではなく、工夫をすれば、この薄い形状を活かした使い方もできそうです!
この記事では Eufy Security SmartTrack Card の実物を紹介するとともに、実際に使ってみた感想をお伝えします!
▼ この記事で紹介する商品はこちら!
目次
Eufy Security SmartTrack Card の仕様と特徴
Eufy Security SmartTrack Card の仕様と特徴は以下の通りです。
機能 / 性能:
紛失防止トラッカー / Apple対応 / Android対応 / カード型 / バッテリー寿命最大3年間 / 防水 IPX4 / デバイス共有
- なくしものが、無くなる
かさばらない約2.4mmの薄さで、財布やクレジットカードフォルダに収納可能です。
付属のメタルクリップでパスポートやクレジットカードフォルダ等にも取り付けることができます。 - Appleの「探す」に対応
iPhone、iPad、Macデバイスの「探す」ネットワークで、落とし物の位置を特定できます。
※一部機能は非対応。AppleおよびiPhone、iPad、Macは、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。Find MyはApple Inc.の商標です。
※「探す」機能はApple端末のみ対応。 - 紛失を未然に防ぐ機能も搭載
音を鳴らして置き場所を特定したり、置き忘れを防止する通知機能を備えています。
※位置情報の利用許可を「常に」設定する必要があります
※小雨や水滴などに対する防水。水没は故障につながる可能性があります
▼ Eufy Security には、SmartTrack Link という電池交換可能な紛失防止トラッカーもあります。比較としては以下の通りです。(右側が今回のカードタイプ)
Eufy Security SmartTrack Link | Eufy Security SmartTrack Card | |
サイズ | 約37 × 37 × 6.5mm | 約85 × 54 × 2.4mm |
重さ | 約10g | 約12.4g |
電池寿命 | 最大約1年間 (交換可能:ボタン型電池 CR2032) | 最大3年間 (交換不可) |
防水規格 | IPX4※ | IPX4※ |
価格 | 2,990円 | 3,990円 |
電池を交換しながら長く使えるのは、Eufy Security SmartTrack Link ですが、今回紹介する Eufy Security SmartTrack Card はカードタイプで最大3年間電池交換不要というのがポイントです。
最大24ヶ月保証で安心
Eufy Security SmartTrack Card は正規販売店からの購入で18カ月製品保証です。さらに、Anker公式オンラインストア会員を対象に、通常18ヶ月の製品保証を24ヶ月へ自動延長されます。
(出品者コメントより)
保証が長いため、万一故障しても安心です。
(電池持ちについては「最大3年のバッテリー寿命」とされており、確実に3年以上持つとは書かれていません。となると例えば1年で動作しなくなっても保証対象外かしら・・?交渉してみる価値はあると思いますが)
Eufy Security SmartTrack Card の実物をチェック!
早速、Eufy Security SmartTrack Card の実物をチェックしていきましょう!
▼ Eufy Security SmartTrack Card のパッケージは薄く、シンプルです。
▼ パッケージの裏側。
特徴として、以下の内容が記載されています。
- Appleの「探す」に対応 (iOS端末のみ)
- アラーム機能で置き忘れ防止
- 紛失時の位置情報を特定
- 裏面のQRコード読み取りで、拾得者から落とし主に連絡
▼ Eufy Security SmartTrack Card のセット内容は以下の通りです。
セット内容
- Eufy Security SmartTrack Card
- メタルクリップ
- クイックスタートガイド
サイズ感は「まさにクレジットカード!」
▼ こちらが Eufy Security SmartTrack Card の本体です。
左側にある円は「ボタン」、左下側の金色のドットは音を鳴らすための「ブザー」です。
▼ サイズは約85 x 54 mm。ほぼクレジットカードと同一。(クレカは 横85.60mm × 縦53.98mm、厚み0.76mmで統一されているそうです)
▼ 厚みに関しては、クレジットカードよりも厚く、クレカを 2枚重ねた厚みという印象です。
実際には、クレカの厚みが 0.76mm、Eufy Security SmartTrack Card の仕様上の厚みが 2.4mmですので、計算上はクレカの 3.16倍の厚みです。(そう考えると結構厚い)
▼ Eufy Security SmartTrack Card の重さは実測で12gでした。クレジットカードの一般的な重さが5g前後だそうで。重さとしてはクレカの倍程度です。
厚み・重さの数値としては、クレカを元に比較するとかなり違いがありますが、元となるクレカ自体が薄く軽いモノであるため気にするような事ではなく、逆にこの厚み・サイズ・重さで電池込の紛失防止トラッカーを実現したことに驚きです。
Eufy Security SmartTrack Card は財布のクレジットカード入れに入るか?
▼ このようにEufy Security SmartTrack Card を財布のカード入れに入れることができます。カードの約3倍の厚みであるため、ややキツイ挿入感です。
▼ ボタン側を他のカードと重ならないように挿入することで、差した状態でボタンを押すこともできます。
▼ カード入れが一杯、他のカードへの圧迫が気になるという場合には、札入れ部分に Eufy Security SmartTrack Card を入れておいても良いでしょう。
同梱のメタルクリップで失くしやすい持ち物にカードを留めることも!
Eufy Security SmartTrack Cardは財布に入れて使うだけではなく、幅広い使い方が可能です。
同梱のメタルクリップを使えば、失くしやすい持ち物にカードを留めることができるのです。
届いた Eufy Security SmartTrack Card が反っている・曲がっている?
私の Eufy Security SmartTrack Card は少し反っています。開封時に気になりましたが、実使用上は全く問題ありません。
このカードの曲がりについては、開封時のカードの取り出し方の影響も考えられます。(私の場合)
▼ トレーから取り出す際に、この写真のように力をかけて取り出した記憶があります。(指の位置にくぼみがあるためそこから取り出しました)この行為によりカードが反ったかなぁ?と思っています。
ひょっとすると製造工程やパッキング時に曲がった可能性もあります。実際のところはわかりません。
もし購入した Eufy Security SmartTrack Card が曲がっていてどうしても気になる方は、Anker に問い合わせると良いでしょう。
なお、公式サイトの Eufy Security SmartTrack Card のページ・Amazon の商品ページ におてい「カードの曲がり」に関して以下の記載がありました。
・使用環境にフィットしやすいように作られているため、初期状態で少し湾曲している可能性はありますが、製品の仕様に影響はありません。
仕様なのか何なのか微妙な表現です。使っているうちにまっすぐになったりするのかしら・・。
Eufy Security SmartTrack Card を iPhone に登録する
Eufy Security SmartTrack Card を使い始めるには、アプリダウンロード、ユーザー登録、アクティベーション、iOS の"探す"アプリへの登録が必要です。
▼ 簡単な手順については、クイックスタートガイドに書かれています。
詳細な手順については、アンカー公式の商品ページ の 取扱説明書 > 取扱説明書ダウンロード のドキュメントを参照してください。
Eufy Securityアプリ と Appleの「探す」アプリ の役割(対応機能)は以下の通りです。(https://www.ankerjapan.com/products/t87b2 より引用)
Eufy Securityアプリ | Appleの「探す」アプリ | |
持ち物を探す機能 | ✓ | ✓ |
現在位置の特定 (Bluetooth接続圏外の場合) | - | ✓ |
スマホを鳴らす機能 | ✓※1 | - |
置き忘れ通知 | ✓※2 | ✓ |
デバイス共有(複数アカウントでの情報共有※3) | ✓ | - |
※1:通常時でも、マナーモード設定時でも鳴らすことが可能です
※2:Android OSの「Eufy Security」アプリに対応
※3:SmartTrack (デバイス) 1個につき、最大6つのアカウントに接続でき、情報を共有できる機能。権限により一部機能に制限があります
Eufy Securityアプリ と Appleの「探す」アプリの両方に登録しましょう。
Eufy Securityアプリに登録
▼ Eufy Security アプリでデバイスを追加します。
▼ デバイスを追加時には、ボタンを操作します。
画面の指示に従えばOKです。
"探す"アプリに登録
▼ Eufy Security SmartTrack Card をiOSの"探す"アプリにも登録します。(持ち物を探すの+をタップ > [その他の持ち物を追加]をタップ)
Eufy Security SmartTrack Card のボタンを2秒間、音が鳴るまで押すと、iPhoneに追加するかどうかの表示が出て、追加できます。
▼ "探す"アプリでは地図上での表示の他、下の画面のような個別設定・操作が可能です。下側には Eufy Security アプリへのリンクもあり、使いやすいですね。
外出の際に家に忘れ物をすると、2,3分経過した頃に手元を離れたという通知が表示されるようになります。(家に戻るのが大変なので、もう少し早いタイミングで通知して欲しい気も)
また、Eufy Security SmartTrack Card のボタン操作で、家の中で行方不明になった iPhone から音を鳴らして探し出す事もできるようになりました。(これが一番役に立っている)
ぶっちゃけ Eufy Security SmartTrack Card ってどう?
Eufy Security SmartTrack Card を使うことで安心できるようになりました。
置き忘れや盗難が完全に防げるわけではありませんが、紛失防止トラッカーを使うかどうかで安心感がかなり違います。
財布の盗難などを想定した場合、犯人は現金のみを抜き出し財布は草むらに捨てるシーンが浮かびます。
そのような行動であれば、Eufy Security SmartTrack Card がお財布に入っていれば財布自体を見つけられる可能性が高くなります。
個人的に最も役にたっているが、自宅のなかで「iPhone どこに行った?」というシーンが結構あり、Eufy Security SmartTrack Card または キーホルダーに取り付けた SmartTrack Link から iPhoneの音を鳴らして見つけることが多いです。
(バッグの中でさえ iPhone が行方不明になり、Eufy から音を鳴らすことも…)
Eufy Security SmartTrack Card の電池持ちは 3年間。価格は ¥3,990(税込) と少しお高いのですが、単純計算では 1年あたり 1,330円です。(月あたり 111円)
「財布が無い!!」に対して"安心を買う"行為としてはリーズナブルな価格だと考えます。
特に海外旅行などでは、AirTag、SmartTrack Link に Eufy Security SmartTrack Card を追加することで、かなり安心できました。(バッグに入れたり、財布に入れたりしておくと安心)
会社勤めの方は「社員証(失くすとヤバイ)」のホルダーにEufy Security SmartTrack Cardを入れておくと安心なのではないでしょうか?
(会社に出勤したが、社員証がない!家に忘れたか?途中で落としたか?が iPhone から確認できる可能性が高いです。確認できれば1日安心して仕事ができます!)
カードサイズ・薄さ・電池最大3年持ちを活かした活用を。
私は2023年2月末に購入してから、お財布に Eufy Security SmartTrack Card を入れていることで非常に安心しています。(執筆時点で2.5ヶ月が経過)
キャッシュレスが浸透し財布を持たないライフスタイルの方も増えていますし、財布に現金が入っていない方も多いでしょう。
財布が重要視されない時代になっており、Eufy Security SmartTrack Card を使う価値がないという考えられる方も多いはず。
Eufy Security SmartTrack Card は忘れ物防止、忘れ物発見に役立つ紛失防止トラッカーです。
薄く、軽く、電池交換が不要で最大3年のバッテリー寿命が活かせる使い方があるはずです。
財布に限らず、バッグ、手帳、書類ケース、ノートPC、社員証、パスポートなど「失くすと困るモノ」と 「Eufy Security SmartTrack Card」 とを一緒にしておきトラブルを防止しましょう!
カード形状にこだわらないなら別の選択肢も
カード形状である必要がなければ別の選択肢もあると考えます。
家の鍵、車のカギの紛失防止を考えるのであれば、キーホルダーなどにぶら下げやすい Eufy Security SmartTrack Link もオススメです。
Eufy Security SmartTrack Link はコスパ抜群で電池交換も可能です。
▼ Eufy Security SmartTrack Link については、こちらの記事で紹介しています。
Androidユーザーは Tile製品 の方がメリットあり?
ここまで書いてきたのは iPhone・iOS で Eufy Security SmartTrack Card を使った感想です。
Androidをメインに使っており、Androidと Eufy Security SmartTrack Card を組み合わせて使った場合には、iPhone、iPad、Macデバイスの「探す」ネットワークが使えません。
Androidと組み合わせた場合には 落とし物(手元から見失ったEufy Security SmartTrack Card) の位置が特定できないのです。
Tile社のカードタイプ紛失防止トラッカー 「Tile Slim」であれば、探し物が他のTileユーザーのBluetooth圏内に入ると、アプリで位置を通知してくれるため、自分のBluetooth圏外にあっても「落とし物」が見つかる可能性があります。(Appleの"探す"ネットワークと同様)
Androidユーザーや iPhone のシェアの低い国での使用であれば「Tile Slim」も検討するとよいでしょう。
(Tileは置き忘れ時の通知対応のためにはサブスク(Tile プレミアム)加入が必要です)
自分の用途に適した紛失防止トラッカーを購入して、使っていきましょう!
手に入るハイテクは使わなければ損ですよ!
▼ 今回紹介した商品はこちら!