「Anker PowerCore+ 26800 PD」は、USB Type-C 端子を装備し、さらにPD(Power Delivery)に対応することで、本体の充電及びType-C対応のパソコン(MacBookなど)への高速充電にも対応する大容量モバイルバッテリーです。
↓Amazonの商品ページでは MacBook及びMacBook Pro 13 を 1回以上、Samsung S8 を7 回以上、iPhone 7 を10回以上 チャージ可能と記載されています!かなりの大容量バッテリーです!(図では Samsung S6やiPhone 6s になっていますが)
USB-Cチャージャー、ケーブルも付属し、26800mAhクラスを求めている方にオススメのモバイルバッテリーです!
今回のレビュー記事は、アンカー・ジャパン株式会社様よりサンプルを提供していただきレビューしています。
目次
Anker PowerCore+ 26800 PD パッケージ内容について
「Anker PowerCore+ 26800 PD」は、大容量 26800mAh のモバイルバッテリーです。特徴としては、USB Type C 端子に対応し USB PD での充電、給電が可能な事とUSB PD対応のチャージャーが付属している点です。
パッケージ裏側には 品名が記載されています。「PowerCore+ 26800 with USB-C PD」、チャージャーである「PowerPort Speed PD 30」とケーブル「PowerLine USB-C to USB-C 2.0」が付属している事がわかります。セットとしての型番は、B1375111 のようです。
それでは、箱をあけてみます!乳白色のビニールに包まれた「PowerCore+ 26800 with USB-C PD」を目にする訳ですが、ここで他のAnker製モバイルバッテリーとは違う点があります。
それは、ANKERロゴがこのビニールの外からも明確に見える点です。うぉぉぉ!カッケー!!
「PowerCore+ 26800 with USB-C PD」を取り出すとチャージャーとトラベルポーチが確認できます。
付属のケーブルは、ポーチの下に入っていました。
「あれ?説明書は??」と思ったら、チャージャーとポーチが収められていたトレーの下に入っていました。(見逃す方が出てきそう)
内容物としては、↓ 下の写真の通りです。トラベルポーチ、バッテリー本体、チャージャー、USB-Cケーブル、Micro USB ケーブル、説明書(バッテリーとチャージャーそれぞれ)、サポートです。(保証は18ヶ月です)
説明書は日本語対応
説明書は日本語対応です。図で説明しているタイプなのですが、もう少し言葉で説明があってもいいのではないか、と思います。
キャリングポーチ
折角の付属ポーチですので、持ち運びなどでバッグに入れている間にバッテリー本体が傷つかないように活用しましょう!(端子にゴミが入っても危ないです)
付属のチャージャーが小さくてビックリ!
実物を見て驚いたのは、チャージャーが非常に小さかった事です。
Amazonでチェックはしていたのですが、↓この商品写真だったので結構大きいイメージを持っていました。
実際には非常に小さく、軽いチャージャーです。(重さは101g)
側面にはANKERロゴが入っていて、コンセントへのプラグは折りたたみ式です。
パチン、とプラグを跳ね上げて使います。
底面には基本スペックが記載されています。品番 A2014 で Made in China です。
ちなみに、「アンカー・ジャパン株式会社」の隣に表示されているPSEマークは電気用品安全法のマークです。
チャージャーの出力は、5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A です。(30W)
搭載されているポートは、USB-C が1ポートです。
このチャージャーを使えば、Anker PowerCore+ 26800 PD を高速で充電できる訳です。(4.5時間でチャージ可能)2Aで充電した場合には 11.5時間かかるのですが、これでは就寝前にセットし、目覚めた時に満充電されていない可能性が高いです。このクラスになると USB-C PDなどでの高速充電方法が必須です。
付属 USB-Cケーブル
両端がUSB-Cのケーブルが付属しています。
チャージャーとバッテリーとをこのケーブルでつないでチャージする他、「Anker PowerCore+ 26800 PD」からUSB-C機器へ電源供給する場合にも使います。
スペック上のケーブルの長さは90cmです。端子・モールドを除くケーブル部分は 84cmでした。
付属 micro USB ケーブル
Android機を充電する場合に使用する micro USB ケーブルも付属します。
スペック上のケーブルの長さは60cmで、端子・モールドを除くケーブル部分は 54cmでした。
Anker PowerCore+ 26800 PD 本体
Anker PowerCore+ 26800 PD 本体をチェックしていきます。
やはり重量 580gのバッテリー本体はズシリと重たい!
他のバッテリーと異なり外観が金属のようです。モノとしての質感、存在感がスゴイです!(結構好き)
↓チューブ状の金属外装にバッテリーを入れ込んでいるのでしょう。側面にパーツの合わせが無い事も特徴です。(第2世代 Anker PowerCore Speed 20000 との比較)
↓アンカーロゴはプリント。
↓ ボタンと表示を兼ねたロータリーボタン。(物理的にクルクル回る訳ではありません)
一つのLEDが10%を表します。細かく残量を表示してくれるのが嬉しいです。
iPhone 7 であれば10回以上チャージ可能なので、1回 1LEDのようなイメージです(←概略です)。
↓ ポート部分です。右側が最大30Wの USB PD 出力に対応した USB-C端子(入力時は27W)、左側2つのType A が最大5V/3A出力のポートです。
Anker PowerCore+ 26800 PD のスペックとしての入出力は以下の通りです。
入力:5V=3A,9V=3A
出力:type-C 30W(5V=3A, 9V=3A, 15V=2A,20V=1.5A)
type-A 5V=3A (3A Max Each Port)
↓ 反対側の面には、スペックやシリアルが書かれています。モバイルバッテリーのModelは A1375 です。
Anker PowerPort Speed 1 PD30 でチャージする
付属のチャージャー、Anker PowerPort Speed 1 PD30 でバッテリーを充電します。
チャージャーは、コンセント部に直接差すタイプです。付属のUSB-Cケーブルでバッテリーと接続します。
チャージャーをコンセントに差す前にバッテリーと接続すると、バッテリー側から電源が廻ってくる為か、チャージャーの青く光る部分がゆっくりと点滅します。推測ですが、エラーを表示していると考えられます。一度接続を解除し、チャージャーをコンセントに差してから再度バッテリーに接続しましょう。
充電中のLDEの動きを見ていると、どうやら充電済みの容量分のLEDがまず点灯し、そのあとに回転するようなアクションでLED表示されます。満充電になるとLEDが消えます。
↓ 音声はノイズのようになってしまったので、オフしていただけると助かります!
Anker PowerCore+ 26800 PD は、PDに対応したチャージャーが必要な部分が一つの制約ではあります。満充電していればスマホの充電に利用する場合など、しばらくは充電が不要なのですがUSB-Cのケーブルと、チャージャーは一緒に持ち運んだ方が安心でしょう。
容量ゼロの状態からのバッテリー本体への充電時間を実際に確認してみました。結果、スペック通り 約4.5時間で完了しました。(4時間27分で充電完了。付属のチャージャー、ケーブルを使用)
短い時間でチャージできますし、インジケーターも10段階なので充電の進行具合が細かく確認できるのがいいですね。(安心感があります!)
Anker PowerCore+ 26800 PD まとめ
Anker PowerCore+ 26800 PDは、USB-C PDに対応した大容量モバイルバッテリーです。重さが 580g とかなり重いのですが、26800mAh の容量を持ち運べ、MacBookのようなUSB-C対応のノートパソコンへの充電ができます。今後は PD対応デバイスも増えると考えられますので、今後も使っていけるモバイルバッテリーだと考えられます。
10.5インチ iPad Pro など、2017年に発売された iPad Pro であれば 純正の USB-C=LightningケーブルにてiPad Pro に付属のアダプターに対して高速で充電できるそうです。
僕は、9.7インチの iPad Pro しか持っておらず、この辺りを検証できないのですが、今後の流れを考えても USB PD 対応の最大30Wのポートがあるのは大きなアドバンテージです。
USB-C PD対応のデバイスを持っていなくても、26800mAhという大容量のモバイルバッテリーの充電を USB PD により4.5時間で充電ができる点だけでも大きなメリットのある製品だと考えます。
26800mAh という大容量(iPhone 7で10回充電可能)を考えると、災害時の非常持ち出しとして備えておいても安心です!