松屋銀座にて開催中の「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」に行ってきました。
事前情報で、展示数が300点、入場料が 800円であることから規模について過度な期待は禁物だなぁ・・。どちらかというと、限定ガンプラの販売がメインなのかなぁ?という気持ちで行きました。
同じフロアでは、「ひつじのショーン展」も開催されています。こちらは入場料が 1,000円です。まぁ外タレ(?)という事もあるかと思いますが、松屋銀座の力の入れ具合についても推して知るべし、というところでしょう!
朝一番の混雑・並び具合もチェックしたいところでしたが、午後からしか、「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」に行く時間が取れませんでした。
目次
開催初日午後の混雑具合は、適度な人数。
僕は開催初日の午後に行きました。混雑具合としては、会場内全体で50〜60人のお客さんが入っているかどうか、というイメージ。会場内の通路、展示物の間隔が広くないため、これ以上人が増えると大変ストレスがありそうです。
「招待券をいただきましたのよ」というような、どう考えてもガンダムには無縁な、お上品なおばさまも入場されていたのが印象的でした。
会場内撮影不可。音声ガイド無し。
残念ながら、会場内での撮影はできません。→ガンダム蔵書さん情報では、「1/10 THE ORIGIN版ガンダム」のみ撮影可能になったとの事。
音声ガイドはありません。
所用時間は、じっくり見ても1時間程度だと思います。
「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」開催概要
以下の説明書きは、公式ページより引用しています。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、1979年にTV放送された伝説的アニメ『機動戦士ガンダム』を、当時アニメーションディレクターとキャラクターデザインを務めた安彦良和氏がコミカライズした漫画作品です。親しみある繊細なタッチで、新たな解釈とともに描き出された長編作品は、全24巻で累計1000万部を超す大ヒットを記録しました。
アニメ『THE ORIGIN』は、2015年に第1話「青い瞳のキャスバル」が上映されました。シャアとセイラの幼少期の物語をひもとき、3DCGを採用したメカニックシーンは「新しいガンダム」として話題を集めました。「シャア・セイラ編」は今秋最終話がイベント上映され完結しますが、2017年には「ルウム編」の始動が発表され、『THE ORIGIN』の展開が継続します。
本展は『THE ORIGIN』のあらゆる魅力を紹介する本格的なアート展です。安彦良和氏による漫画原画にはじまり、設定資料・アニメ原画・背景画・3DCGなど、アニメ『THE ORIGIN』の制作過程をオリジナルの資料や映像で一挙紹介します。展覧会開催記念の限定ガンプラをはじめとするオリジナルグッズも多数販売します。
「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」
会場:松屋銀座 8階イベントスクエア
開催日時:2016年8月3日~22日 10時~20時(8/22は17時まで)
<入場は閉場の30分前まで・最終日は17:00閉場>
入場料:一般800円(前売600円)、高大生600円(前売400円)、小中学生400円
「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」展示内容と感想
展示内容について紹介していきます。
入り口には、ジオン・ダイクンの胸像が展示されています。(ガンダム展と同じもの?)そして、その隣には、安彦良和先生と池田秀一さんのサインがあります!
第1章 THE ORIGINの胎動
第1章 THE ORIGINの胎動では、コミックスの原稿が 70ページ分展示されています。個人的には、ここが最大の見所でした!
安彦良和先生の原画は、本当に綺麗です。
特にカラーのページの色がすごく綺麗なのです!
・アムロとお母さんとの別れのシーンの夕方の色
・「坊やだからさ」 のオレンジ
・ララアの独特の瞳の色
思い出深いシーンも展示されています。
・セイラが「キャスパル兄さん」と言ってベッドに倒れるシーン
・ラストシューティング
・アムロから見た、救命艇のみんな
などなど
第2章 アニメーションの誕生
第2章 アニメーションの誕生 では、2分半の映像が流れています。
もっとも印象に残ったのは、先生の・・。
第3章 product art of the origin
アニメ版 THE ORIGIN の各話において、それぞれ下記の内容が展示されています。
・絵コンテ
・脚本
・アフレコ台本
・キャラクター設定資料
・美術資料(複製)
・メカニカル設定資料(複製)
・原画
キャラクター設定資料の説明で、メインのキャラクターは安彦良和が設定資料を担当し、それ以外は、ことぶきつかさ が担当しているという事でした。
安彦良和の場合には、「YAS」マーク、ことぶきつかさの場合には「寿」が入っていて、どちらが担当したかがわかりやすいです。(一部額の問題で隠れているモノもあり分からない所もあります。
鉛筆の線でしっかりと描くと、あぁ、このように描けるのだなぁと再実感。
絵コンテも原稿で展示されています。これも非常に興味深く見ました。
それぞれ、以下のシーンがピックアップされています。
第1話からは、ガンタンクから逃げ出すシーン。
第2話からは、鉄甲胄と戦うシーン。
第3話からは、シャアが軍監に殴られるシーン。
枚数もそれほど多くはないので、シーンの説明書きを是非読んでいってほしいと思います。結構細かく指示、雰囲気の説明がなされています。
「あぁ、絵コンテの出来でかなり作品の出来が変わって来るのだろうなぁ」と改めて認識しました。
で、「パンツかわいい」ってどういう意味ですか??(笑)
アニメーション原画については、誰が担当したものかは掲示がなく少々残念です。「あぁ、このアニメーターの原画は、こんな感じなんだ〜」と、いうように見せてもよかったと思います。
ガンプラ及びCG、1/10 THE ORIGIN版ガンダムの展示もありました。
イラストレーションとしてカラー原画展示
最後に、安彦良和先生のイラストレーションが展示されています。作品数は12点。最近のカラーイラストの原画です。
昔は、安彦良和先生の油絵調のカラーイラストに感銘を受けていたのですが、このイラスト展示を見て感じたのは、「ん?何か違う」という思いでした。昔はよかったのに今はイマイチという理由は自分でもよくわかりません。
今は、このカラーイラストよりもコミックスのカラー原稿の方が綺麗で大好きです。
会場外では、ルウム編の予告、複製の原画の展示がありました。
グッズ販売
ガンプラ
一会計で購入可能なガンプラの数は、一種類につき5個までです。
Aのガンダムは、「GUNDAM PRODUCT ART限定」その他は「イベント限定」という扱いのようです。素人の僕には、違いがわかりません。
ローカットスニーカー
靴が並んでいてちょっと驚きました。STRICT-G というところがガンダムアパレルを展開しているのですね。
オルゴール
オルゴールは、シャア・アズナブルモデルで三倍速い・・訳はないですね。曲目は「星屑の砂時計」のようです。
食器 (Noritake)
安彦良和xNoritake の食器です。
シャア&セイラ編完結メモリアルプレートです。こちらはプレミアムバンダイでも販売されています。(2017年2月発送って・・しかし、スペック的にもかなり良さそうです)
↓ ↓ プレミアムバンダイサイトでは、かなり詳しい情報が載っています。
安彦良和×Noritake 機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア&セイラ編完結メモリアルプレート【2次 2017年2月発送】
純プラチナ 1gプレート「GUNDAM PRODUCT ART限定」
プラチナのプレートです。プラチナは1gあたり4,000円前後で推移しているようです。
ポストカード「GUNDAM PRODUCT ART限定」
ポストカードはかなりの種類がありました。と、思いましたが、よく見ると同じ図柄のポストカードが並んで配置されていました。合計18種類でしょうか?バラ売りの他に、ポストカードセットも存在します。
↓ 左側
↓ 中央
↓ 右側
↓ポストカードセット。セット内容については、少し確認した方がいいかもしれません。(本当に全種類入っているの?)
缶バッジ及びステッカー
32mmと75mmサイズの缶バッジが販売されていました。
ジオン・ズム・ダイクン肖像、ムンゾマーク、黒い三連星、シャアエンブレム、シャア・アズナブル、ルシファ&ランバラル、ジオン党バッジ、クラブ・エデン(ネオン管)
75mmは、ジオン党バッジ(ダイクン専用)、クラブ・エデン のみです。
個人的には↓これがいいですね!
ステッカー・チケットファイル
ミニタオル・手ぬぐい・トートバッグ
ミニタオルは三種類。
↓手ぬぐいは2種類。トートバッグは3種類。
キャップ、ソックス、Tシャツ
キャップは2種類。キャップを見るとどうしても富野監督が思い浮かんでしまいます。
靴下は3種類。
Tシャツ4種類。カラーのダイクンのみ値段が高いです。
汎用フリップケース
スマホケースですが、特に機種を限定していません。対応機種については確認ができるようです。(ユニバーサルフリップカバー)サイズ適合表はこちらです。
リングノート
A4クリアファイル
本当は4種類あるのですが、アルテイシア版しか撮っていなかったという・・。
その他 食品等
CANDY SHOW TIMEの金太郎あめ。ソーダ、ブルーベリー、レモン、グリーンアップル味です。
名セリフクッキー
ハロ クランチチョコ。ハロの缶バッジ付きです。
THE ORIGIN 複製原画あります。
少し解りにくい場所に、THE ORIGINの複製原画が展示されていました。
図柄は6種類あります。「イベント限定・受注販売」です。価格は送料込みです。額付きのようです。なお、シリアル番号、サインは入らないそうです。
まさに展示されていた作品の複製です!(まぁ、単なる印刷物ではあるのですが・・)
安彦良和イラスト 複製原画1(勢ぞろい)
かなり大きな作品です。価格は、55,000円(税込)です。
安彦良和イラスト 複製原画2(ガンダムとアムロ)
価格は、32,000円(税込)です。*スミマセン写真撮り忘れたので切り出した解りにくい写真です。
安彦良和イラスト 複製原画3(シャアとセイラ)
価格は、32,000円(税込)です。
安彦良和イラスト 複製原画4(シャア)
価格は、32,000円(税込)です。
複製画 コミック原画1(ララア)
価格は、32,000円(税込)です。
複製画 コミック原画2(シャアとセイラ)
価格は、32,000円(税込)です。
シャアとセイラの再会シーンが欲しいかな・・。でも、ララアのコミック原画も綺麗だなぁ・・。
先ほどまで、生の原画を見ていたので、残念ながら食指が動きませんでした。
まとめ:
行った方がいい人は、機動戦士ガンダム THE ORIGIN ファンと安彦良和先生のファンです。入場料 800円分の価値はありますし、僕個人としてはコミックスの生原稿の美しさが感動的でした!
入場券は金券ショップにて、600円で購入できました。有楽町から向かうならば、大黒屋に立ち寄りましょう。(有楽町駅近くのイトシアという商業施設にあります)
アニメ化においては、スタッフの力を安彦良和先生も強調されています。機動戦士ガンダム THE ORIGIN を俯瞰する為にも、この展示は必見です!
下記サイトでは、写真入りで展示内容が紹介されています。
アニメ!アニメ!:『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN展』安彦良和と池田秀一も来場「スタッフの息吹を感じてほしい」
http://animeanime.jp/article/2016/08/03/29791.html